【カオ転三次】最速で出会った俺らのガイア連合活動記録 作:Lilyala
書きたいネタは無数にあれど、ダラダラ動画を見てたら休日が無くなる不具合ががが
こんな意志力や集中力で良く毎日連載出来てたな自分
岡山駅で有名な場所と言えば、間違いなく東口広場の桃太郎通りだろう。
鬼の金棒を模したポールが立っていたり、終末前では人気の記念写真スポットだった桃太郎の銅像があったり、とにかく桃太郎を県を上げてプッシュしていた場所だ。
そんな場所故に【幻魔 モモタロウ】が普通に街を徘徊し、無力な人間の守護者をやっている事には納得しかないが……
「普通に襲われるのが納得いかん」
「ボクらは岡山県民じゃないからねぇ」
俺達は人類ではないのかと小一時間説教したい。
とはいえレベルとしては20から30なので俺達の敵にはなり得ない。素材が欲しいなら桃源郷で狩れば良いのでわざわざ狩る意味も無く、とりあえず【
「凄い今更な話なんだが、死にかけの人間を探すなら大規模シェルターに行くべきだったな」
「いや、セツニキ。本題を忘れてるよ」
「本題……?」
「元々の依頼を思い出してぇ!山梨で受けたでしょ!」
「……おお、そういやそうだった」
元々は黒札が手を引いたシェルターの現状確認の為に山梨を出たんだったな。すっかり忘れてたぜ。
「全くもー……君たちは目の前の楽しい事に目移りしすぎ。初志貫徹って言葉を知らないのかい?」
「初志貫徹……確か不可能って意味の言葉だったか?」
「待って!ボケなのかガチなのか分からないんだけど!」
「少なくともガイア連合は人類の守護者ポジに居るが、初志貫徹は出来てないぞ☆」
当初の予定だった第三者の強キャラポジの予定は何処に行ったのやら。香川支部と自衛隊が分岐点だったかねぇ。
「あ〜……そう言われてみればそうか。君達は流れに流れて今の地位に居る事になるんだね」
「各自が責任から逃げて好き勝手した結果、気がついたら人類の守護者に追い立てられてるとか笑うしかねぇよな」
「いや、君もその一人でしょ?」
「岩手は俺の手を離れてるし、星祭も俺抜きで回るように作り上げてある。ガイア連合もショタオジが居る限り問題ない。だからすでに責任から逃げ切ってるんだなコレが」
好き勝手口だけ挟む老害ポジは最高だぜ。死ぬまでこの特等席にしがみつく覚悟もあるぞ!
「なんというか怠惰を求めて勤勉になるって言葉通りの動き過ぎて、怠惰を司るボクとしては乾いた笑いしか出ないよ」
「ま、二度目の人生だからな。そりゃ効率良く生きられるようにもなるさ」
それから暫く街を走り、感知に何も引っ掛からない場所でバイクを止める。ベルフェゴールが作り出したバイクとはいえ、流石に無茶しすぎたからな。点検も兼ねてメンテナンスの時間だ。
「改めて見るとマジでキメラだなコイツ」
ベースはたぶんスズキのGSX750S──だと思うが、モヒカンのドロップ品は形状に統一性が無く、【アナライズ】結果も一律で〝
というかエンジンの形をしたドロップが無かったので、心臓部と言えるエンジンはベルフェゴールが
「……意外に頑丈だな。何処も壊れてねぇわ」
「昭和の設計って何故か知らないけど頑丈になるんだよね。ちゃんとメンテしてたら長く使えるというか、正規の手段で付喪神化出来るぐらい壊れない品が多いよ」
「あ〜……」
日本の物を大切にする文化のお陰もあるだろうが、前世でも令和まで動く昭和家電とか普通にあったな。
湾岸戦争ゲームボーイ*1とか何故壊れていない?というレベルの品だし──
「ちょいといいかい、お二人さん?」
カチャリ、という音と共に投げつけられた言葉には欲望の〝色〟が混じっている。人数は──八人か。中々大所帯だな。
「セツニキ。どーする?」
「んー……俺達に喧嘩を売る意味を理解してない辺り、ただの一般人だろう。無視一択だ」
「りょーかい」
という訳で無視してメンテナンスを続行していると、頭より軽い引き金が引かれ、俺のすぐ隣の地面に穴が空いた。
「次は頭だ」
「やってみな」
間髪入れずに二発目の銃声が響く。終末後にかなりの経験を積んだのか、平和な日本ではあり得ないレベルの射撃によりセツニキの頭には見事な風穴が空いた──なんて事はなく。
「は────!?」
「なんだよ……それ……!!」
俺の頭には
「効かないのは予想してたけど……どういう仕組み?」
「修羅勢にはあんまり効果無いから忘れてるヤツも多いんだが、実は俺の権能の一つに【タルンダオート】があるんだわ*2」
仏教系の大悪魔として【輪廻転生】に関係する権能があり、日本の仏として【鎮魂】の権能があり、世界三大宗教に数えられる宗教としての側面から【カリスマ】の権能を所持しているのが俺の根源だ。
ゲーム風に言うなら【輪廻転生】が回復、破魔、祝福、呪殺、呪怨、魂へ干渉する吸収系の素質。
【カリスマ】が魅了、混乱、睡眠、幻覚系統の素質。
そして【鎮魂】に関係しているのが浄化やタルンダの素質な訳だが……今回はこの【タルンダ】が悪さをした感じになる。
というのも、実は【タルンダ】にはエネルギーの減衰効果があるのだ。
いや、そんな馬鹿なと思うかも知れないが、これは紛れもない事実だ。というか権能ならともかくスキルの段階で
これは他のバフ、デバフスキルにも言える事であり、たぶんスキルの段階ではエネルギーへの干渉、権能化したら概念への干渉に切り替わっているのだと思う。悪魔にも効く以上、間違いなくMAGにも干渉してるしな。
ちなみにこれと【耐性】を揃えている俺の防御を簡単に貫いてくるのが
向こうにも【オートタルカジャ】や各種ブースタみたいな権能がある?その通り過ぎて何も言えねえ。
「なんというかセツニキの権能って言葉に困るね。弱くはないんだけど……」
「まぁ、戦闘向きではないわな」
メンテナンスを終え、工具箱を霊符に仕舞いなおした後、ゆっくり立ち上がる。
「さて、それじゃ〝授業〟の時間だ。──高位悪魔の恐ろしさをその身で味わうといい」
薄皮一枚下でコントロールしていた霊力を解放。ただそれだけの事で、敵対していた八人全員がその場で崩れ落ちた。
「容赦ないねぇ」
「黒札に手を出した以上、生かしておくわけにはいかんしな」
心臓、筋肉、血流。その全てが【タルンダオート】の効果によって停止した以上、再び動き出す事は無い。
これがあるから俺は隔離施設として星祭を作る必要があった訳だ。なにせ【タルンダ】の俺ですらこうなってしまう。
蛮ニキとか素の霊力に毒が混じるし、覚醒する前から霊能の根幹の影響が現れるヤツも居る*3。
そいつらが高位霊能者となった時の影響力を考えれば、先手を打って作りたくもなるだろう。まぁ、大半の黒札は才能の暴力で霊能をコントロールしやがったので、あんまり隔離施設として役立たなかったが。
「それじゃ行くか」
「ういうい」
後ろにベルフェゴールが乗った事を確認した後、再びバイクを走らせる。
このまま道が繋がってくれてると良いんだが。
◇
本編とは全く関係無いですが、去年の大晦日に知り合いが『貧乳好きを公言してるヤツの大半はロリコンを隠す為で、本当に貧乳好きなヤツは少ない。ソースはFA◯ZAの貧乳タグで引っかかるロリ本の多さ』ってLINEが頭から離れない(笑)