【カオ転三次】最速で出会った俺らのガイア連合活動記録   作:Lilyala

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氷の神の少なさに驚きを隠せない。

この話は後半で時間が結構飛びます。

具体的には前半が本編 オレとシキガミがレボリューション!IV のかなり前、後半はその最中のお話です。


以下、感想返し

主人公はどうせショタオジが説明するだろで投げました。後、俺らは強くなるなら喜んで投げ込むだろうなって諦めもあります。

探求ネキを始めとする他の三次主人公が頑張ってる間、戦闘たのしー♪でマッカ集めてるせいで微妙に行動範囲ががが。

後、すでに書き終わってる新話で俺らが酷い事になってるので、よそ様のお子さんをこんな目に合わせるのは駄目では?って理性が邪魔して中々使えない……!




少しづつ整う環境

 

 個別の相談に乗って数日後。俺と俺らの代表ポジションに居るグラ爺とシエラ婆*1の二人と共にショタオジの部屋へ向かう。

 

 

「待ってたよ。さぁ、座って座って」

 

 

 ショタオジの正面に座って少し待つと、ネコマタが御茶を持ってきた。最近はネコマタニキから逃げる為に神主の周りに居る事が多いのはザマァ。

 

 

「にゃんかムカつく事を言われた気がするにゃ」

 

「気のせいだろ」

 

 

 何食わぬ顔でそう言いつつ御茶を飲む。うむ、美味い。

 

 

「さて、一息ついた所で本題に入るね。まだ俺達には情報公開してないけど、異界の調整に目処が付いた。そろそろ鍛練ばっかりで飽きてきただろうし、俺らで入ってみてよ」

 

「ふむ。ついに実戦か。腕が鳴るのう」

 

「ワシらも実戦は初じゃからの。油断せずに行こうぞ」

 

「設定はどうなってる?後ムラサキ達はこっちで使って良いのか?」

 

「ムラサキ達についてはそっちで大丈夫。俺達の中の一部が【転移】に適正があって、新しく作る『輸送課*2』として仕事を任せるつもりだから。設定については好きな人は好きらしいよ?」

 

「ん?どういう事だ?」

 

「コンセプトは億回遊んでも楽しめる!だったかな?アイデアを俺達に募集したら草案を作ってくれてね?それを元に出来そうなのを全部実現してみた☆」

 

「要約」

 

「初級、中級、上級*3って感じに別れてて、不思議なダンジョン形式で罠あり仕掛け(ギミック)ありだよ!ちゃんと付与効果付きの装備も落ちるようにしておいた☆」

 

「おいぃぃぃ!?お前を楽にする為の異界だった筈だろぉぉぉ!?」

 

「手伝ってくれるなら少しでも楽しんで欲しいじゃん?」

 

「だからって──いや、俺らも俺達だしな。長く続けるなら楽しみも必要か」

 

 

 少なくとも俺は最強装備を作るまで通う自信がある。

 

 

「一応、死んでも大丈夫な様に俺の式神を監督役として派遣するけど、暫くはセツニキもお願いね」

 

「分かった」

 

「後、そろそろ星()神社に集まってる除霊関係の仕事を回せると思うから、やる気のある俺らはちひろネキに話せば受け付けてくれるよ」

 

「大丈夫か?異界はピンキリだぞ?」

 

「受けてくれる人には優先的に式神を回すし、非覚醒者のちひろネキが向かった場合()()()()()を占術で占ってるからそう酷い事にはならないと思うよ」

 

「あーだからちひろネキは覚醒しないのか」

 

 

 ショタオジの右腕に等しいのに何で覚醒しないのかと思ったら……炭鉱のカナリア役もやってくれてるのか。

 

 

「給料やその他諸々弾めよ?これから大きくなる組織には必須だろ、あの人」

 

「分かってるよ。俺の出来る範囲で最大限には優遇するつもり」

 

「なら、良いけどな。俺も〝俺ら〟には厳しく言っておくわ」

 

「お願いね」

 

 

 ただでさえ俺達は纏まりが無い上に地味な事務仕事なんてやりたくないんだ。事務仕事やってくれる人間は大切にしないとな!

 

 

「詳しいことはこれに書いてあるから取り敢えず試してみて。報告上げて貰えれば改良は出来るから」

 

「了解了解。あ、そういやこの異界は俺達にも解放するのか?」

 

「いや、式神派遣だけで済ませる俺達も居るだろうし、そっちとは分けるつもりだよ。そっちは俺ら用になると思う」

 

「まぁ、俺らの中には下手すればずっと潜る奴も居るだろうしな」

 

「三ヶ月潜った人も居るしね?」

 

付与効果(良いオプション)が出ないのが悪いんや……」

 

 

 だから俺は悪くない!

 

 

 

 

 俺ら用の異界解放からそれなりに経った。龍の卵から孵った奴はやはり龍だった。最初の頃こそ保護者付きだったが、すぐにそれも無くなり、今ではオンギョウキ達は()()用の異界へ派遣されている。

 

 ずっと異界に籠りっぱなしの奴。時々、外の異界へ依頼に行く奴。外での霊能者の扱いに味を占めた奴。

 

 俺らの人数は増えたり減ったりしたが、俺と共に厳しい修行を越えた奴等は変わらずここに居る。

 

 そんな俺達は今──

 

 

「はい、始まりました。今週の真の『アイスソード』決定戦!皆、良OPの『氷の剣』は拾ってきたかー!?」

 

 

『『『うぉぉぉぉぉ!!』』』

 

 

「司会は私、ミナミィネキと解説の秋雨ニキでお送りします」

 

「宜しく頼む」

 

「さて、今回の結果発表の前にこうなった経緯の説明をします」

 

「新顔も増えたし、良い事だと思う」

 

「あれはほんの二ヶ月前。多くの俺らが上級に辿り着き、ついに最奥のボスを拝んだ時の事です。『堕天使 クロケル*4』の右手には決して溶ける事の無い氷の剣が!」

 

「あの時はセツニキを始めするサガ愛好家*5が周回を始めていたな」

 

「百を越える周回で漸く一本落ちた時は名セリフと共に襲われてましたね」

 

「まぁ、あれはジャンヌネキも悪い。念願のアイスソードを手に入れられたら殺してでも奪い取らなければな*6

 

「でも新顔達がノリで挑んでガメオベラ*7されてたのは流石です」

 

「ジャンヌネキは最古参の一人だし、相性で有利を取れる程度では勝てない。レベルが同等でも厳しいだろう」

 

「そうですね。さて、経緯の説明は以上です。そんな訳で真の『アイスソード』決定戦、今回で八回目ですが第五回から負けなしの『アイスソード』を越える『アイスソード』は現れるのか!それとも新星が現れ、絶対王者を地に落とすのか!注目ですね」

 

 

 ちなみに『アイスソード』はショタオジ謹製の武器式神を越えないし、製作班の古参組が作った武器にも負ける。

 

 【氷結攻撃*8】が極小から大までの間で確定で付く上、時々【氷結耐性】と【氷結ブースタ*9】が付く事もあるので一本あると何かと便利枠ではある。

 

 ついでに言っておくと、真の『アイスソード』以外は(俺らルールで)『氷の剣』呼びになるので注意が必要だ。

 

 

「おっと、これは中々の『氷の剣』ですね」

 

「これから始まる組織のガチャ景品*10予定よりは全然強いのですが。残念ながら越えられませんね」

 

「真の『アイスソード』は今回で殿堂入りらしいですからね。流石の貫禄です」

 

 

「さて、お次の『氷の剣』は──おお!これは判定が難しいのが来ました!」

 

「これは……絶妙な塩梅ですね。【氷結攻撃】は大、【氷結耐性】持ちまでは王者と同じですが【氷結ブースタ】が10%*11、その代わり王者の【ブフ】では無く【マハブフ】ですか。良い仕事してますねぇ」

 

「【氷結】持ちのニキネキにとっては王者の方が便利そうですが、それ以外の人にしてみれば霊力を流すだけで【マハブフ】使える方が便利ですからね」

 

「という事は……最後は俺ららしく実力勝負になります」

 

「ではディフェンディングチャンピオン──グラ爺ぃぃぃ!」

 

「宜しく頼む」

 

 

 『アイスソード』片手に広間に降りるグラ爺。レベルもすでに現在の上限である二十に到達し、本人も鍛練を怠っていない、俺らの中の最上位。

 

 

「対して挑戦者は──この人だ!」

 

「この時を待っていたぞ!」

 

 

 ノリが良い俺らが焚いたスモークを切り払い、現れたのはジャンヌネキ。レベルはもちろん二十に到達していて、実力の方も最上位に届く上の上。その手にはもちろん今回の『アイスソード』が。

 

 

「さて、ルールは簡単。お互いの『アイスソード』か持ち主が死んだら偽物!勝った方が『アイスソード』の称号を手に入れます!」

 

「もちろん蘇生要員は居るので安心してくれ。死ぬだけで死ぬ訳じゃない」

 

「そうですね。そんな事を気にする人間はこの場には居ないでしょう」

 

 

 まぁ、グラ爺も含めて死にかけた経験はたくさんあるし、死んだ経験もあるからな。というかショタオジ、ダークゾーンに魔封ゾーンとモンスターハウス作るの駄目だろ。

 

 そんな事を考えていると、ショタオジから念話が飛んできた。……これはこの場で知らせた方が良いな。

 

 

「それでは試合開──」

 

「ストップ」

 

 

 完全に二人が動き出す前に割り込み、試合を止める。

 

 

「セツニキ?なんかありました?」

 

「ショタオジからほんの少し前に連絡あってな?喜べ、お前ら。()()()()()()()()()()()()

 

 

『『『お……おぉぉぉぉぉ!!』』』

 

 

 爆発の様な歓声が上がる。そりゃそうだ。俺らは足止め食らってたもんだしな。

 

 

「マジか!やっと二十以上に上げられるのか!」

 

「最近は嫁貯金しかやることなかったしな!」

 

「セクロス出来る式神が待ち遠しい!」

 

「一反木綿の生体移植もな!」

 

 

 何時も通り自身の欲望を語る俺ら。この場に居る()()も慣れたもん──というより、彼女達も自分の欲望に素直なので一緒になってはしゃいでる。まぁ、お互い見たこと無い部位とか無いしな。内臓まで見た事ある仲だ。

 

 

「あ、セツニキ!今回のは幾つまで上げられるの?それと新アイテムとかあるの?新モンスターは?」

 

「落ち着けって。今回の敵は二十から三十まで。上げられる上限は三十五辺りだろう。んで、レベル三十以上になったらショタオジの面接受けて、許可が出た奴から契約書にサインして、俺が特別な場所に案内する形になると思う。新アイテムや新モンスターは居るらしいぞ」

 

「特別な場所?もしかしてセツニキの修行場?」

 

「ああ。あそこは組織にとって大切な場所でな?信頼が無い奴は連れて行けないんだよ」

 

「その信頼って何判定?賄賂効く!?」

 

「ちひろネキを筆頭にした組織の事務方の評価とショタオジの【真偽判定】らしい。お前ら大丈夫か?」

 

 

『『『た、たぶん……』』』

 

 

「俺、別に高圧的な態度とか取ってないし大丈夫だよな?」

 

「塩漬け依頼を優先的にやってた俺、コロンビア」

 

「俺も呼ばれたら基本的に行ったし、俺達の救援もやった事ある」

 

「私もレベルカンスト*12してからは塩漬け依頼で理想の彼氏貯金したから大丈夫……な筈」

 

「むしろ三長老*13から事務方に失礼無いように言われて失礼する奴なんて新顔くらいじゃないか?」

 

「俺ら、基本的に長老衆の門下生みたいなもんだしな」

 

 

 この分なら弾かれる俺らは居なさそうかな。

 

 

「セツニキ、次の階層は何時から入れるのじゃ?」

 

「明日からだな。だから各自準備して備えろ──」

 

「セツニキ!俺らの組織名がヤバイ!ガイア連合山梨支部だって!」

 

「………………は?」

*1
本人から頼まれた。ネキ呼びは少し恥ずかしいらしい

*2
ブロウタス様の ガイア連合武器密輸課 から設定をお借りした部署の総称。製作班の中にスケベ部や式神製作班があるのと同じ

*3
初級は1~5、中級は6~10、上級は11~15程度。まだガイア連合創設後の中層に該当する場所は無い

*4
レベル15の劣化分霊

*5
サガシリーズの愛好家。

*6
ロマサガ1またはミンストレルソングのガラハドの台詞から

*7
Game Over をローマ字読みすると……?

*8
通常攻撃が氷結属性になる

*9
氷結属性の攻撃が1~15%上昇する

*10
外れの『氷の剣』は売り払われてガチャに流れている

*11
王者は確認済み上限の15%

*12
20

*13
主人公、グラ爺、シエラ婆




時間をキンクリしてやっとガイア連合になったぜ!
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