七人で墓穴掘る(じゅじゅ✕幽白クロス)   作:墓守

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ゲームマスターボツ案Ver2 前編

 今日は傑が学校へ来ない。休みの連絡は受けてない。

 

「珍しいな。夏油が無断欠席か?」

「あ。傑から電話きました」

『悟。あの……トカゲ島ってゲームは得意? もしくは、ゲーム得意な友人とかいる?』

「なにそれ。今どこ?」

『そろそろ良いかな? 敗者の皆さん、毒ガス流しまーす!!』

 

 明るい女の声に、五条たちは身を強張らせる。

 

「!!」

『ゲームで勝負を挑んでくる素人の呪術師がいる。ゲームルールが絶対になって、ゲームで勝つしかなくなる。場所は新宿! 大丈夫、生き残ったら開放するって言われてる。……うっ……』

「傑! 大丈夫か、傑!」

 

 そこで、電話が奪われた。

 

「人質を開放してくれたら、1億出す!」

 

 合図をされ、慌ただしく逆探知の準備をする。

 

 教師の大声は届いたらしく、電話が奪われたようだった。

 

『1億って、マジ?』

「マジだ。他に要求はあるか。人質を開放するなら、出来る限り飲もう」

『んー。1億。高くて実感わかないや。どうしよっかなぁ……。でも、開放してほしいのって電話口のこの子でしょ? この子、ひときわ苦しそうだったし、一番毒ガス効きそうだし、開放したくないなぁ……』

「苦しむ者を見るのが目的なのか?」

『んーん? 化け物になる毒ガスの実験♡ 多分、大丈夫だよ! 一週間後には返してあげるからさ! ちゃんと食料もあげるし。一週間ぐらい果物生活でも、死なないよね?』

「君がやっていることは犯罪だ」

『こっちだって生半可な覚悟でやってね―よ。化け物の数が足りねーんだ』

「刺客が行くぞ」

『大丈夫、私、ゲームだったら誰にも負けないの♡』

 

 電話が切れるが、場所はわかった。

 

「俺、行ってくる!」

 

 一足先に、俺は転移をする。傑……! 何やってんだよ!

 

 それから、必死に探すが見つからなかった。

 傑……!!

 

 

 

 

 

 

 

 その後、先生から開封済みの手紙を渡される。

 

「夏油から手紙が高専に届いた。捕まっていた人達の開放場所と、毒ガスの副作用についてだ」

 

 ガバっと手紙を見る。

 そこには、心配させることについての謝罪と、引き続き囚われている旨、なんとか今後も隙きを突いて連絡するので、人々を保護してほしいと書かれていた。

 なお、傑のカードからは全額引き落とされていたらしい。

 それから、度々傑から連絡があった。

 犯人は中々捕まらず、高専で保護する特殊能力者は増えていく。

 傑からストックホルム症候群について相談された時は犯人を殺したいと思った。

 実際、その後から傑が手を貸したという痕跡が多くなっていった。

 

 そして、必死の捜査の甲斐あって、とうとう犯人と傑の居場所を突き止めた!

 

「悟……! すまない……」

「傑のテリトリーか……!」

 

 

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