七人で墓穴掘る(じゅじゅ✕幽白クロス) 作:墓守
俺は囚われの身になっていた。
「ええっ!? 食べる事で術式を取り込む術式!? 名前もそのまま!?」
「名前もそのままってなんだよ」
「幽遊白書のグルメだよ、巻原 定男! 名前も外見も術式もまんま」
「何こいつ、漫画に出てんの? 硝子も知ってんの?」
「意外だな、硝子も少年漫画読むんだ」
「たまにはね」
それから、しばらく放置されて、ざわめきが戻ってきた。
「質問に答えてもらう。今まで漫画のキャラに会ったことある?」
「ある」
どよどよどよ。3人だけではない気配がする。
「はぁ!? 仙水? 幻海? 浦飯幽助?」
「五条先生、外道すぐるメロンパン、あと忘れた回復のやつ。さしす組。お前らだよな?」
「知らねーよ! 俺先生じゃねーし。どの漫画!? なんて題名?」
「外道すぐるって酷くないかな!? あとメロンパンって何!?」
「忘れてんじゃねーよばーか!」
「呪術……かいせん? 漢字忘れた」
なんだったっけ。
「海鮮丼ではなかった」
「「「そうだろうな」」」
「検索したけどねーぞ。どんな漫画だよ」
「宿儺の……二重人格……? 器で……ああそう! 伏黒が宿儺になるやつ! 五条先生が次元斬で真っ二つになる! いや、趣旨は違った気がする……。おかしいな。五条先生を愛してたはずなのに、今はどうでも良くて野薔薇たんに興味を持っている……。あれ、そもそも俺は男……? 女だったような……? どうでもいいか。どうでもいいな。海鮮丼食べたい。七海でもいい」
「誰だよ伏黒。俺が負けるっていうの? というかお前はもっと自分を保てよ。あと俺や七海に触れるな殺すぞ」
「私は? 私も宿儺にやられたのかい?」
「メロンパン入れは仙水った後にメロンパン入れになっただろ」
「だからメロンパン入れなんだよ!? 仙水ったってなんだよ!?」
「お前悪堕ちしたんじゃね? そういえば仙水みたいにクソ真面目だし。ほら、極端は極端に走るって」
「走らないよ!」
「脳みそだけの不思議生物……? はっそうだ!! これだけははっきり覚えてる! 聞いて驚け!! 度肝を抜かれろ!!! 生まれ変わってなお忘れられぬ大事件!!!!」
「なんだよ?」
「物を挟むと五条と夏油が離れ離れになる仕様のクリアファイル!」
「「「何それ!?」」」
「自分のイラストを書いた紙を挟むと寝取り感が出て非常にGOOD!!」
「「寝てないからな!?」」
「メロンパンが食べたくなったな」
「お前は食うことばっかかよ。ふざけてんの? で、お前。人間食った事ある?」
「ない。今まで能力者に会えなかったからな」
「食うつもりある?」
「ある」
「あんのかよ……厄介な奴」
「厄介さで俺の上をいく物はないぞ。何せ特防隊すら殺せず追放した設定の男だぞ、俺は」
「かわいそう……でもねーか。念入りに封印して情報搾り取って抹殺かなー」
「なあなあ、いつ夏油闇堕ちすんの?」
「理子ちゃんを守れなかったことを拍手で賞賛された時」
「それって傑の彼女?」
「……なんだっけ? 護衛してた気がする」
「これは総監部で預かる」
「俺たちのこと言われてるけど?」
「情報は後ほど渡そう」
そうして、3人の声は遠ざかっていった。
「さて、グルメよ。我らに仕える気はあるか?」
「喰わせてもらえるなら」
「よかろう」
なんだか喰わせてもらえる事になった。
すごい愚かなキャラにしちゃってごめんね巻原。
バカなオタク女→ぼーっとした男で元が良くないのにさらに思考にデバフが掛かってます。
それはそれとして、もう少し感想いただけると励みになるかなって。