七人で墓穴掘る(じゅじゅ✕幽白クロス) 作:墓守
完結してますよっ 完結して完結したもの区分に移動してるんですよっ
続きは存在しないんですよっ
他へ投票し直してくれてもいいんですよっ
ということで、沢山の投票頂きました、シーマン4更新です。
投票ありがとうございます!
後、スナイパー大人気ありがとうございます。
あれは話が作りづらいんだ……記憶を読める妹を入れてもなお話が作りづらいんだ……
ということで、しばしお待ちください。
ゲームマスターも大人気ありがとうございます。もうちょいお待ちください。
引き続き、感想やここ好きお待ちしてます。
沢山の誤字報告や評価、お気に入りありがとうございます!
幽遊白書の知名度の高さに恐れ慄いてます。だいぶ昔の漫画なのに知らない人はいないのか……。
まあ、幽白クロスって題名についててそもそも知ってる人しか読んでないのもあるでしょうが。
「なんや急に、お泊まり会しようなんて。このこ、もしかして甚爾くんの子供?」
「津美紀が危ないって、どういうことなの。俺が戻らなければ津美紀に危害を加えるってこと?」
「あ、あの、あの、あの。恵に危ない事はさせませんから!」
五条家で、直哉くんは不信感半分、戸惑い半分で聞いてくる。
恵くんと津美紀さんは警戒心バリバリだ。
五条くんは、ジュースとお菓子を並べて、言った。
「じゃ、第一回、御三家次世代会議、始めようぜ。10年後の加茂家乗っ取りと全員家の滅亡と傑の秘匿死刑を避けるために! 約束通り雁首揃えたんだから、さっさと話せよな、清志」
「うん。じゃあ、本来の歴史を簡単に説明するから、しっかり聞いててね。ちなみに、10年後にこの中で生きてるの、この加茂憲紀君と恵君のちびコンビだけでーす!」
そして、夏油傑をピッと指さす。
「呪詛師堕ちして五条悟に秘匿死刑! その後呪詛師に体乗っ取られて五条君を封印!」
驚く夏油君より、五条君の反応の方が早かった。
夏油君を庇う立ち位置に移動し、そんな未来ぶっ壊すとか、俺達最強だろ? なんて元気付けている。夏油君は夏油君で、悟を封印? なんて呟いてる。
「次、直哉君! 殺されて呪霊になって祓われる!」
「ぶっ殺すで!!」
本当に手を出そうとするのを五条君が止める。
なんで庇うんやとか、情報全部吸い取ってからとか不穏な事を言っている。
「津美紀ちゃん! お化けに乗っ取られて、同じくお化けに乗っ取られた恵くんと殺し合いさせられて死ぬ!!」
「っ!」
ぎゅっとめぐみを抱きしめる小学生の姉と、姉を庇おうとする幼児。
「恵君は死なないけどお化けに乗っ取られて大量虐殺やりまくるよ!」
そしてビシッと五条君を指さす。
「お化けに乗っ取られた恵君に次元斬で真っ二つ!」
「ありえない!」
夏油君が叫ぶ。
「あ、憲紀君は直哉君の呪霊にボッコボコにされて瀕死でかろうじて生き残るから、死ぬ可能性は低くないね」
「ひゃっ」
「お前はどうなんだよ」
「僕はこの後割とすぐにボロ出して殺されるかな……」
「はぁ。つまり全滅って事やな? 御三家が。話聞こか。出鱈目やったらぶっ殺すで」
「じゃあ、話長くなるけど、大まかな流れね。1000年は前から暗躍する呪詛師がいて、そいつが六眼抹殺依頼等々、五条家にバリバリ攻撃し掛けてるんだけど、そいつと宿儺が問題の根幹かなー」
僕は一所懸命に流れを説明した。
津美紀さんと恵君は頑張って聞いてたけど、うとうとして寝てしまった。
話し合いは三日程続いた。
心配してくる五条家、禪院家、加茂家の付き人は片っ端から追い返した。
「んー。とりあえず、裏取りしよか。完全な嘘ってわけでもなさそうやし」
「美々子ちゃんと菜々子ちゃんもそうだけど、乙骨君の恋人の事故も防げるなら防ぎたいよね」
「五条家の子が弱くなる分には歓迎や。真依ちゃんどうするかやな……。自分は正直、天与呪縛だろうが力は力やと思っとる。真希ちゃんが甚爾君みたいに強くなるなら、そんで力が必要なら、迷わへん。殺す」
気遣わしげに言った夏油くんに冷や水を浴びせるのは直哉君だ。
「その時、真依さんには真希さんの呪力を持っていってもらわないといけないんですけどね」
物騒で自分勝手な言葉がポンポン飛び出して、恵君は自分なりに一生懸命考えたようだった。
「俺が死ねば、みんな死なないの?」
「恵君はほんまにすぐ死ぬ言うんやなぁ。宝の持ち腐れやな、マジで。人手がなくても死ぬんやで。何せ相手は1000万の呪霊と千人の受肉体を用意しとるんやから。宿儺の器は他にもいるみたいやし、恵君以外にもいるかもしれへんし」
「虎杖悠仁は宿儺の檻。この情報が本当なら、こっちが主導して15本くらい飲ませた方がいいな」
「宿儺の指じゃなければ、悠仁は呪力の塊に昇華できるほど強いですよ」
「その、受肉をさせたら、私とにてる術式で毒があって血の量に制限のない子がいるの?」
「まあ、そう」
「っていうか、加茂家って皆敵なの?」
「まあ、スムーズに乗っ取りできるであろう状態ではある」
「なっとく」
納得するんかい。可愛い。
「せやったら、憲紀君も危ないんちゃう?」
「縛りで会合のこと忘れてもらおうかなって」
「清志君は?」
「生かされると思います?」
直哉君が気遣ってくれることに驚きながらも答える。
生かしてもらう筋道が見つからないのよな。
「尋問……記憶も読み取れるんやったらそれする必要もなく抹殺やなー。使える術式やし……亡命する?」
「通ると思う?」
「夏油君とトレードなら行けるんちゃう? 乗っ取られとるんやろ? 加茂家。目的の夏油君と引き換えなら、のしつけて売り渡してくれると思うで。理由はほら。術式で似てる部分があるから、集中して特訓するとかで」
「ざけんなよ!」
「傑君はチリ一つ残さず火葬してあげたい派なので。黒幕にのしつけて渡したくはないので」
「ああ!?」
「悟。落ち着いて。天元様を呪霊操術で操れちゃう事、真人って呪霊を使えば呪術師が増やせちゃう事は理解した。じゃあ、相手の思惑に乗っちゃうのはダメかな。私は呪詛師になるよ」
「何言ってるんだよ、傑!」
「私達は、味方が必要だ。これほど強大な敵が相手で、大人が役に立たないっていうんだ。じゃあ、下を育てていくしかないじゃないか」
「それでどう呪詛師に繋がるんだよ」
「話を聞いてると、総監部はいずれ革命しなきゃダメってことだろ。なら、革命した後で秘匿死刑取り消してよ。大丈夫。戻って来れるように殺しはしないようにするから」
「加茂家に放り込むよりは、まあ……マシ、なのか? でも呪詛師にならずとも普通にフリーの術師って事でもいいだろ」
結局、殴り合いを含めた話し合いは一週間続き、その後、目のクマ真っ黒ボロボロの状態で全員で御三家の前で宣言した。
「次世代の御三家は仲良くします!!!」
どよどよどよどよどよ。
「その証に、恵君と津美紀ちゃんは五条家に預けたるわ」
「俺は大事な親友の傑を加茂家に預ける」
「清志を禪院家に預けます」
「「「返却は10年後とする」」」
そして、三人は仲良くすると言った側から、仲悪そうに言い合った。
「「「丁重に扱えよ!!!」」」
この言葉に、直毘人は勝手な行為に怒りながらも冷静に考える。恵を奪われるはずが、期間が10年後に限定されるなら、まあいいかもしれない。
加茂家にしても、もとより清志は部外者でもあるし、五条悟の人質になりうる夏油が来るなら悪くはない。懐柔出来たらなお良い。
「「「後、連名で呪具と死刑囚の引き渡し、受肉を要請する。受肉体は10年後まで五条家預かり、それ以降は加茂家が引き取る事とする。禪院家はそれを容認する」」」
なお、ここでは宣言しないが、虎杖、乙骨の確保も五条家の仕事である。
唯一陥落しなかった家なので人員保護の仕事が多い。とはいえ五条悟が死んだ後問題もあるので、乙骨には次期当主候補として是非とも頑張ってもらいたい。
「直哉よ。呪具を態々受肉させて保護するとはどういう事だ?」
「受肉させればわかるわ」
とにかく、全員で押し通してなんとか受肉を飲ませた。
その間に、乙骨と虎杖の保護者や当人も説得。
精力的に動くが目的の見えない子供達の行動に、大人はひたすら戸惑っていたのだが……。
本当に揉めたのは、受肉がなってお披露目をした時だった。