七人で墓穴掘る(じゅじゅ✕幽白クロス)   作:墓守

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シーマン パラレル5.5 その2

「とりあえず、美々子と菜々子から聞いて、首謀者らしき人物は倒したけど詳細はさっぱりなんだよね。すっきりしないなぁ。まあ、こっちのゴタゴタのひと段落はついたから、詳細改めて聞こうか」

 

 全員で、逃げ遅れた特級呪霊や呪詛師を祓った後、五条は言った。

 尋問の場には、総監部、加茂家、禪院家の当主も来ている。

 

「自分らとしては面倒やから、五条家で一術師させて貰えばええんやけど」

「それか、新しい人材派遣会社作っちゃう? それぞれがフリーの術師やるのも面倒でしょ。俺、社長な!」

「元気ありますね。私はないですので、五条家で一術師コースでもいいかなぁと」

「そう、だね……。術師もありですが、お金貯めて好きな事を探すのもアリでは? 僕たち、頑張ったし、なんなら術師やめてのんびりしても許されませんか?」

「術師以外の生き方か……」

 

 全員考え込む。

 

「何を愚かな事を言っておるのだ!」

 

 加茂家の当主がぷんぷん丸で唾を飛ばした。

 

「直哉よ。真希が当主になったり、相当色々あったようだが。何をしておったのだ」

 

 直毘人が酒を飲みつつ聞いてくる。

 

「せや! 領域展開まで使っとるのに真希ちゃんに当主譲るとか、復讐されるとか、何やっとるんや。あんな半端もんに負けるなんて恥やろ、恥」

「真希ちゃんは強いやろ。自分だけやなくてこのメンバー全員追放した首謀者、真希ちゃんやで? 禪院家の当主を侮辱するんやったら戦うで。領域展開できへんくせに」

 

 自分に突っ込まれて、直哉は噛みつき返した。

 

「直哉、並行世界なのだ。真希の術式が違う可能性もあるだろう」

「天与呪縛のフィジカルギフテッドや。甚爾くんと同じ。甚爾くんより捨てた分だけ強いねんな」

「はぁ!? 甚爾くん最強に決まっとるやろ!!!」

「せやかて真希ちゃん実際強かったもん」

 

 殴り合いでも始めそうな雰囲気になる。

 

「自分と喧嘩すんなよ、直哉」

「領域展開か。君らなかなか強いよね。僕は言わずもがな、傑は特級呪霊の真人と花御を従えてるし、直哉は領域展開できるし、真希も甚爾より強いんだろ? 清志は面白いね。晴れの日四級、雨の日一級とか。雨を降らせる領域を使えるんだから、晴れの日4級は余計だ思うけど。後、特級呪霊を無力化する手腕は素直に特級クラスと言ってもいいんじゃないかな」

「雨降らせられるのは隠してましたから」

 

 清志は涼しい顔でいう。

 

「脹相は憲紀の上位互換だし、壊相、血塗もやるみたいだし、悠仁も術式複数持ってるし。あ、悠仁、そっちでは加茂を名乗ってるんだってね」

「でも俺、馬鹿だから使いこなせてねーんだ。術式と相性悪くてさ。俺は術の勉強したいかも。今までやる事いっぱいあってゆっくり勉強出来なかったし。名乗ってるも何も、俺とにーちゃん達は呪術的に実の兄弟だし。親が一緒なんだ」

「は?」

「悠仁は夏油を乗っ取っていたメロンパンが作ったデザインベイビーで、脹相達もそうなので、複雑ではあるが、全員私の弟だ。受肉するまでの年齢は赤ちゃんだったからノーカンだし」

 

 憲紀は胸を張っていう。

 

「んん? そうなの、悠仁?」

「いや、俺、両親のこと全然知らねーし……」

「伊地知、調査お願い」

「はい!」

 

「ならば、憲紀、虎杖、脹相は加茂家に引き取られるべきではないか!」

「あっはっは。もっかい殺すぞバーもごっ」

 

 暴言を吐いた憲紀を傑は抑える。

 

「憲紀、こっちでまでゴタゴタに巻き込まれたくないだろ? 何も知りませんって顔しとけばいいんだよ」

「そうだぞ憲紀、話をややこしくすんな」

 

 

「そういえば、君ら革命したら革命されたって言ってたっけ。うーん、呪術師は自称で呪詛師?」

「それはないやろ!! 確かにパパとか総監部のジジイ共とか、メロンパンの目的知らんかったけど、それでも協力してたんや、知らんから無罪ですなんて無理やろ! メロンパンの目的、呪霊操術で天元様を操ってムー!!」

「ああ、ひょっとこ計画な。完全にアウトだよな」

「実際、若い世代も上の世代の抹殺までは協力してくれたわけだし、その辺りについては正当な行為だったと胸を張って言える」

「その後、強引な改革の責任取らされて纏めて追放されたけどねー」

 

「へぇ。つまり、直毘人は傑を操ってたやつと繋がっていたと?」

「待て。並行世界の話だし、正しいかどうかもわからんだろう」

 

「私たちはもう、巻き込まれたくはないんだ。頑張ったし、一応当面の問題も解決したし、あとはゆっくり余生を送りたいだけなんだよ。だめかな」

 

 満場一致でだめだという判決が出て、本格的に尋問されることとなってしまった。

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