七人で墓穴掘る(じゅじゅ✕幽白クロス)   作:墓守

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番外編 俺らの友情は永遠だ!(なお初対面) 途中まで その2

 東京でビッグなコスプレコンテストが開催だと!?

 しかもしかも、優勝者には賞金100万円とオーダーメイド衣装プレゼントだと!?

 うわああ出る! 絶対出る!!

 五条先生洒落になんないほどブチギレてたし、しばらく潜ってた方が吉だしな。

 変装は見える程度の人をコピーで問題ないだろ。もちろん可愛い女の子で! ちょっと邪道だが、万が一五条先生と出会って術式が見えるとまずいからね。もちろん、普通の人に変化の選択肢はない。呪霊が見えないとか死亡フラグだし。

 カメラ持ってこー☆

 

「俺も行きたい!」

「しゃーねーなー」

 

 なお、虎杖は既に仲間に引き込んでいる。

 最悪の最悪、日本が大変なことになった時。やっぱり宿儺の器の力が必要なんじゃ、と思ったからだ。

 実は宿儺の指を封印して近くの山に隠してあるのだが、もしも日本が大変なことになった時、虎杖にはそれを使うように言ってある。後は、そこへの移動系の呪具も持たせてある。めっちゃ作るの大変だった。

 

 もちろん、それを使うと両面宿儺というすげー悪くて怖い奴を取り込むことになること、俺とは別口のヒーロー達に抹殺されかねないということは伝えてある。

 若干情報を改竄してあるけど、大体事実である。

 それから、虎杖と俺は仲が良い。呪霊を見る眼鏡もプレゼントしてる。

 俺の使命も済んだし、後は呪術師の問題として俺は一般人をすればいいと思う。

 高校卒業したら、美容学校に通って美容師になる予定である。

 まさか五条 悟が同人活動の場とかに来るはずもないし、そもそも俺、化けていくし。バレル要素がない。

 バレたらもう全て諦めて虎杖に託すしかないんだけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 結論から言うと罠だった。

 そんなことある?????

 

 大勢が参加しているコスプレイベントやぞ??????

 めっちゃ参加者閉じ込めて呪霊暴れさせてるじゃん。

 五条……はありえないから、メロンパン??? 主催者調べればワンチャンメロンパンの居場所がわかる?????

 

 問題が一つある。

 俺が虎杖をとっさに庇って被弾してしまってテリトリーが使えないことだ。やっべ。

 

「ヤナッ ヤナッ」

「悪い、虎杖。助けて」

 

 そして俺は自分の身が可愛い。日本を救おうってのも、そもそも俺が死にたくないからってだけ。虎杖よりも自分が大事な俺は、当然虎杖に助けを求めた。

 そもそも、庇ったのだって俺の意思ではない。姿を借りた人の性格の結果である。これ、要訓練だな。コピー先の人格に負けないようにならないと。

 虎杖一人なら転移の呪具で逃げれるけど、転移の呪具は一つしかない、それも呪霊が引き寄せられているかもしれない森の中への一方通行消耗品。実質虎杖専用装備だ。

 

 でも、用心深い俺は、武器系の呪具と俺のもとに転移する呪具を用意していたので、虎杖にそれを託して戻ってきてもらって守ってもらうという寸法だ。

 

 抵抗したり逃げている人は何人かいて、その人が一箇所に纏められて保護されている。

 そしてそこが襲撃されている。

 

 これは両方の陣営が関わってるな。舐めてましたわ。引っかかった俺のバカ!

 

 

「大丈夫かな? 怪我をしているね。すぐ避難させる」

「あっ」

 

 

 腕章をつけた五条先生が、コピーが溶けて女装した状態の俺を抱き上げる。

 

 

「ちょっ そっちは悪の怪人がめっちゃ攻撃しているじゃんか! 一体何なんだよ!!」

「大丈夫。僕が守るから。テロの重要参考人が混じっているかもしれないんだよね。で、それを狙ったテロリストが攻撃中ってわけ。君と君もその重要参考人の容疑者ってわけだ」

「そんなことある?????」

 

 こんな犠牲の出るやり方許されるわけがないだろ。

 だれ? 許可したの誰? このザルな作戦!!!

 

「ふざけんなよ、つーか護衛の人押されてるし!!」

「うーん、その重要参考人ってすっごく強いんだよね。今襲ってきているテロリスト兼悪の怪人も簡単に倒せるくらい」

「だからなんだよ、意味わかんねーよ!」

 

 虎杖が食って掛かる間にも移動させられ、呪霊の総攻撃のさなかに真人発見。

 怖い怖い怖い。なんで真人までいるんだよ!

 

「俺!! 急に女の子から男性になって消える人見ました!!!」

 

 虎杖が叫ぶと、すぐさま虎杖が呪霊に貫かれる。

 

「それほんと? 本当は君じゃない?」

「となると、倫理観はないタイプかな。面倒な……」

 

「虎杖!! 虎杖! 虎杖!! 虎杖!!!」

 

 五条先生が、更に俺を攻撃しようとした呪霊を防ぐ。

 

「それほんと? 仕方ないな……。でも、ま。傑を攫った方も無事釣れたからいっか」

 

 そして、五条先生と呪霊達と真人との戦いが始まった。

 その間、虎杖が治療される。よ、良かった生きてる。

 今度、宿儺の指を引き寄せる術具を作ろう。何で俺は失敗してから思いつくんだ。

 戦闘終了して、どうにかこうにか息を吐く俺達に、絶望の声が掛けられた。

 

「君と君と君と君と君。術式があるみたいだけど、登録してる? コレが終わり次第順番に面談ね」

 

 これは終わりましたわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君の術式は呪具を作る術式だね。呪専に転校っと」

 

 は???

 まってそんな勝手なことある???

 

「お、俺も行く! ヤナだけ連れて行かせない!!」

「君、呪霊見れないでしょ?」

「メガネを使えばいい!」

「うーん。ま、いいでしょ」

 

 よくねーよ!!

「ところで、君、術式にたいして呪具の性能が良すぎるね。せいぜい4級呪具を作るのが精一杯のはずなんだけど、2級いや、1級と言っていい効果が見える」

「そりゃまあ、色々工夫してますし」

 

 五条家の知識に加え、様々な呪術師の呪力を使っているのだ。

 特に五条先生の呪力は呪具にするにもよしである。

 ただし、もうそろそろストック無くなりそう。

 

「ふぅん」

「もちろん、門外不出ですよ」

「わかってるよ。師でもいたの?」「さあ?」

「僕の髪の毛欲しい?」

「呪具に使ってもいいなら」

 

 正直めちゃくちゃ欲しいです!!

 

「姿と術式をコピる呪具って作れる?」

「無理です」

「ほんとにぃ?」

 

 口に手を入れて引き寄せられる。ひぃぃ。顔がっ顔が近い!

 俺の口は持ち手ではございません!

 

「はわわいふぇめん……じゃねぇっ しゃすぐぁにむりふぁって」

 

 いかん、コスプレ大好き女の子だった前世が騒ぐ。

 でもま、そうだよね。虎杖の言葉を信じたわけじゃないよな。虎杖、早く俺を逃したがってたし。口からでまかせや庇うため、って線も十分に有り得る。

 

「あー。だよね。コピーも呪霊一味も早く見つけないとな」

 

 手を外してもらってホッとする。余裕ないな。当然か。

 

「上手く行ってないんですか?」

「しっちゃかめっちゃかだよ。本当に。疑心暗鬼の非難合戦だし、僕もそれに率先して参加してるしね」

「不毛……」

「ま、姿と術式を奪い取れる術者が最低二人だからね。しょうがない。あざ笑うかのように盗難事件も起こったしね」

 

 すみません、片方俺です。えええ。そんなのあり? なんだか原作より大変そう。

 なんで交流会って隙が出るタイミングでもないのに盗まれてんの?

 

 あっそうだ、メカ丸の件もあったんだった。

 

 なお、順平は順当に七海に保護されている。実験台になった後、始末される前に七海が助けたらしい。出来る男である。

 

 ……交流会の時に接触してみるか。

 でもメカ丸ってコピーできるのか……? 無理だな。無理か。体の痛みですぐに戻るな。

 なら、七海で交渉を持ちかけてみるか。

 

 ……。その前に、宿儺の指が一本だと心もとないから、五条の姿で回収しとこ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 のこのこと呪専に潜入した俺は、しっかり呪術師達に囲まれていた。

 やばっ

 

「君はコピー? かな? 二回目の盗みは許すはずがないんだよね。色々吐いてもらおうか♡」

「いいね。君の髪の毛一房に値する情報をあげるよ♡ 捕まえないって縛るんならね♡ それともここで暴れて欲しい?」

「髪の毛ってことはコピーね。どうしよっかなぁ♡ 僕高いよー?」

「だいじょーぶ、僕かいしょーあるから、そこは信じてよ♡」

「【僕の髪一房を渡す代わりに、嘘偽りなくそれに匹敵する以上の情報を提供する。提供する情報の価値は僕が決める。価値に満たなかった場合、僕の髪は渡さない。髪は後払い。どちらにしろ、君の後は追わない。代わりに君が有益と信じる情報を最低3つは話す。僕の髪は悪用しない。ただし、逃亡に関しては制限を外す】。これでどうかな♡」

「【受けた】。ん、じゃサクサク行こうか。優先して聞きたい情報ある?」

「君の最終目標を聞きたい」

「僕はオタ活動とかして平和に暮らせれば別に……」

 

 天使が通る。

 

「……マジで?」

 

 少々面食らった様子で五条悟。そんなに驚くことかな?

 

「まあね。ただ、その為には邪魔者を排除しないといけない。メロンパン一味の排除が当面の目的かな。この前も言ったけど、平和にコスプレする為には人類滅亡は困る」

「……普通に呪専に来るって選択肢はなかったのかな?」

「平和に暮らせればっつったろ。社畜一直線のブラック業界とかふざけんな」

 

 少しむっとしたようだけど、更に質問が飛んでくる。

 

「じゃあ、ココへは何の用で来たの?」

「宿儺の指を盗みに来た」

「何で? 悪用しか思いつかないけど」

 

 それは確かに。

 

「保険が欲しかった。諸刃の剣ではあるけれど、宿儺の器をこちらで保護している。まだ受肉はさせてないけど、ゆっくり馴染ませれば少なくとも10本位までは楽々自我を保てそうでね。というか、20本も行けると思う。器ってより檻かな。メロンパン一味に勝てなそうなら、使う予定。まあ、受肉させたら他の指が活性化して呪いが活発になっちゃうかもだし、宿儺の一味も動き出すだろうけど。その代わり、器が死ねば指も永遠に始末できるし、後顧の憂いも少なくなる。僕としては、器が寿命で死ぬまで放っておいてほしいかなぁ。ま、それは後々器を使わざるを得ない状況になったら交渉するよ。どう、かいしょーあるでしょ、僕って」

 

 五条 悟は厳しい顔になって考え込む。

 

「僕ー? もう良いかな? 逃げていい?」

「!! そうだね……。でもやっぱり、僕の欲しい情報じゃないかなー」

 

 残念。かなり大きな情報だけど、本人の主観に沿った縛りだから仕方ない。

 

「任せてよ。なにせ僕、かいしょーあるから。君の欲しい情報って言うと、やっぱりメロンパン関連かな?」

「わかってんじゃん。ちなみに君が傑を狙ってたのは何で?」

「あれば欲しいけど、あれはあてつけだよ。傑が生きてないとイマイチ利用し難いし、今は君の方が欲しい。メロンパンは断然夏油 傑だろうけどね。日本で呪霊サバイバルさせたり、真人吸収して脳みそ改造しまくって術師を増やしたり、天元様を操ったり。夢が広がるね? あ、津美紀もね。細工されてるよ。メロンパン、呪具を日本中にばらまいてるし。さて、メロンパンの情報か……。下っ端のスパイ情報でいい?」

「……確かに凄く甲斐性あるね。君。いいね。教えて」

「メカ丸、真人だったら治せるんだよね。メカ丸が呪力全部捨ててでも元気になりたいって悩んでたの知ってた? もうスパイになってるかどうかは知らないし、メカ丸の情報を売ったであろう人は知らない」

「……いっそ本拠地教えてよ」

「それは駄目。でも、夏油一味の残党を吸収してるから、ミゲルに聞いてみたら? 夏油の為なら協力してくれるんじゃない?」

「聞いてみるよ」

「後、僕が差し出せるのはメロンパン一味のうち一部の能力くらいかなぁ。とりあえず、あげてくね」

 

 思い出せる限りの情報をあげていく。

 

「そうだ。メカ丸に言っておいてよ。もしも真人を取り込んだ後の夏油に触れるか髪の毛を貰えたら、僕が君の体を癒やしてあげるよってね。じゃ、髪の毛頂戴」

「待って。術式開示しない? 君の能力の詳細が知りたい」

「嫌だ。お察しの通り、欠点や縛りが多くてね。死活問題になるから知られたくない」

「最後の質問。協力はできないかな? メロンパン打倒までだけでも」

「ブラック業界は嫌かな……。でもまあ、呪物のばらまきとかされててクソほど大変だろうし、気が向いたら手伝ってあげてもいいよ。呪詛師の抑止力になってる僕が過労死したら困るしね」

「あと、宿儺の指も置いていってね」

「ちぇー」

 

 そうして、僕は髪の毛を貰って転移した。

 

 結果的に髪の毛補充できたし、情報は渡せたし、万々歳だな!

 でも次は渡せるものがないから、しばらくおとなしくしてよっと。

 

 宿儺の指は漏瑚を狙うしかない、のかなぁ。憂鬱。

 

 

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