七人で墓穴掘る(じゅじゅ✕幽白クロス)   作:墓守

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ダークエンジェル Ver2 その3 ←★NEW

「それでは救済会議を始めます。子供達を救う為には!」

「わん!」

「はいポチ!」

「わんわんわん!」

「その意気や良し!」

『はい!』

「はい、ナル!」

『素直に全知識ブッパすればいいと思います!』

「話は聞いていますが、今は従うしかない時期です。厳しいのではないですか?」

『ニードトゥノウ。事前に知って防げなかったら、あの子達はきっと傷つく』

『カズヤ。お前の言いたいこたぁわかる。だけどよ、あいつらもう、一端の戦士だぜ。備えさせてやれ』

『とりあえず、甚爾ってどれくらい強いのかな。それ次第じゃない?』

『うーん……』

 

 

 連日会議をしているが、中々話が纏まらない。

 そんな折、なんと直哉が東京校に入ってきた。

 原作ではそもそも学校に通ってなかったはずである。

 

「仙水さーん!!! サインちょーだい♡ 七人全員! あと戦お♡」

「君のご期待には添えられないと思うよ? 仙水ほど強くないし」

「直哉お前、仙水に会うためだけに東京来たの?」

「せやで」

 

 ぐっ 無邪気すぎか……!

 直哉にも情が映ってしまいそうで、仙水はぐぬぬする。

 

「直哉。甚爾ってどれくらい強いのかな? 俺と悟と傑の三人がかりなら倒せそう? 駄目?」

 

 ミノルが火の玉ストレートをぶち込む。直哉はぱぁぁっと顔を輝かせた。

 

「わかってるやん。甚爾くんはとっても強いんや!!!」

「知ってる。手合わせして、甚爾に勝てそうか見てくれないかな」

「ええよ。ま、甚爾くんには絶対勝てんと思うけどなぁ!」

「ああ?」

「それは聞き捨てならないね」

「それと直哉。一つ、大事な事を聞きたいんだ」

「大事な事?」

「甚爾と東京、いや日本、どっちが大事?」

「……それ、真面目に聞いとる?」

「この上なく真面目だけど?」

 

 直哉は警戒した様子で口を開く。

 

「とーじくんや!!」

「まじか」

「でも、日本を優先するわ。自分、禪院家次期当主やもん……」

「とてもえらい」

 

 ワシワシとミノルは直哉の頭を撫でる。

 

「禪院家次期当主の直哉を信頼して、相談したい事がある」

「はぁ!?」

「もちろん、悟や傑、硝子達にもね。大事な話なんだ。いいだろ、忍。やっぱり話そう」

『そう、ですね。誠実が一番です』

 

 そういう事で、俺達は会議室に自作のTRPGをするという名目で集まった。

 ちなみに自作というのは嘘である。だって遊ぶのは呪霊逃走だからね!

 

「ここからは、僕、ヒトシが説明します」

「おお、レアキャラじゃん」

「皆にとっては、僕は漫画キャラですが。僕らにとっては、皆が漫画キャラです。あと、10年後に硝子以外皆死んで、東京消し飛んで、日本が超ヤバイ事態になります」

「「「「は?」」」」

「主人公は誰やん? 悟くん?」

「虎杖悠仁」

「「「「誰それ」」」」

 

 それから、ヒトシの説明は続いた。

 

「嫌だ」

「悟」

「嫌だ嫌だ」

「未来が変えられないとは限らないよ」

 

 傑にひっつき虫になった悟。

 ヒトシは気遣いながらも現実を突きつける。

 

「修正力がどうこうって話は言わない。でも、メロンパンが裏で糸を操っている以上、夏油が集中攻撃を受ける事は変えられない。君は強いから、心を削りに来る事もね。訳のわからない超常の力じゃなく、政治と思惑の力によって、君は離反する方向に持っていかれると思う」

 

 ぎゅっと悟が傑に抱きつく。

 そうやって子供っぽい事をするのは、今の五条は子供で、そんな子供っぽい事をすることしかできないからだ。

 任務の選択権など、当たり前のように学生に存在するはずがない。

 

 後輩を守るというのは、とても難しい。

 

「五条くんが甚爾に勝てたのは、本当にギリギリ。一回負けてると言ってもいい。運命が五条を生かすはず? それだったら五条は宿儺に負けてない。そんな奇跡に賭けるつもりはない。で、直哉。厳しい事を言う。甚爾に勝つにはどうしたらいい?」

「……甚爾くん、は」

「夏油くんはまだ離反前だからどうにかなるかもだけど、甚爾はもう術師殺しをしてる。それでも味方に引き入れられる? ねぇ直哉。真希と恵を殺す? 10年後、2人は君の敵になる」

「仙水さんは嘘つきや! パパがそんな計画に手を貸すわけないやん!」

「そうだね。誘導されただけだと思う」

 

 そうこうしている間に、7ターン目。

 五条くんは獄門疆に封印された。(呪霊逃走は七ターン以内に呪霊を倒せないと五条が封じられるのだ。買ってね!)

 

 負けた直哉は崩れ落ちる。

 

「僕、ゲームとか好きで。日本壊滅すると困るから、力を貸してほしい」

「自分、甚爾くん死ぬとか嫌や!」

 

 そうして、直哉は涙を拭う。

 

「せやけど、自分は禪院家次期当主やから、考えたる。それはそれとして、今度自分が悟くん役やりたい」

「じゃあ俺、漏瑚にしよ」

「私は真人にしようか」

 

 実は割と余裕だよね君ら。

 

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