雷霆の巨人 ーRuler of Titansー   作:マルシア

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話は847年の訓練兵団の入団式から始まります。
少しばかり本作の主人公が少しばかり影が薄くなると
思います

では、どうぞ!

11月17日 主人公の一人称を少し変更


プロローグ
第一話 雷落ちる曇り雲


 

人類は巨人の脅威から逃れる為に端へ端へと追いやられる。

それを当時のフリッツ王は三重の壁を築いて、

民を引き連れ、壁の中に逃げ込んだ。

 

そこから100年間ー

壁内には巨人の脅威がない平和な時が過ぎていた…

 

しかしー

 

845年、三重の壁の1番外側、ウォール・マリアの

突出部、シガンシナ区に50mの壁を越える60m級の

巨人、『超大型巨人』が出現し、外門を破壊ー

そこから壁内に巨人が侵入して、シガンシナ区は

地獄とかすー

 

さらに人類の生存領域を減らそうと、体表を硬い鎧の

ようなもので覆われた巨人、『鎧の巨人』により、

内門の壁が破壊される。

 

これにより、人類の生存圏は三分の一を消失したーーー

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「と、それにより溢れ出たウォール・マリアの難民を

領地奪還と名の口減しを行ったー

やはり、今の政府では駄目です…」

 

豪華なクッションに豪華なデザインの馬車の内で一人の

12歳の黒髪の少年は手に持った本を閉じて、

目を瞑った。

 

(母上は今の現状でよいと言われていたが、今の政府に

壁内に流れた民衆を助けるだけの力はない!

これでは壁外からの侵攻に耐えられない…

始祖の力さえあれば……)

 

目を開けた少年は自分が3年近く学ぶ『訓練兵団』の兵舎

を見た。

そして、馬車は坂を降りて、兵舎の前に着くと、一人の

頭がスキンヘッドに立派な顎鬚の男性が立っていた。

 

「君がカール・ヘッシャー君だな

私はキース・シャーディス、君たちの教官になる者だ」

「カール・ヘッシャーです

3年間よろしくお願いします」

 

少年、カールは男性、シャーディス教官と握手をした。

数秒から握手をすると、カールは手を離して、更衣室

はどこかと聞いた。シャーディス教官は更衣室の場所を

正確に教えてくれた。

そして、訓練兵の服装に着替える為に更衣室に

向かおうとしようとすると、

シャーディス教官はカールにある質問をした。

 

「入団式で聞こうと思ったが……

貴様は何者だ⁉︎そして、何をする為に訓練兵になった⁉︎」

「僕は外の世界をこの目で見る為です」

「そうか…」

 

そういうと、シャーディス教官は兵舎の中に

入って行った。

シャーディス教官の姿、足音が完全に消えると、カールは

不敵な笑みを浮かべ、

 

「俺が入団した理由は始祖の力を使い、壁外の人類、

マーレ人から我々エルディア人の土地を奪い返すことですよ」

 

カールは言い終わると、兵舎の更衣室に向かった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「オイ…あの芋女

まだ走らされてるぞ」

「え?」

 

坊主で小柄の少年、コニー・スプリンガーは入団式、

通過儀礼て蒸かした芋をシャーディス教官の前で頬張り、

そのうえ、シャーディス教官の質問に対して、

食いかけの蒸かした芋を舌打ちしながら半分にして、

半分を渡した少女、サシャ・ブラウスが走られてる

のを見て、驚いていた。それに対して金髪の少年、

アルミン・アルレルトと兵舎に向かおうとしていた

少年、エレン・イェーガーが反応して、驚いていた。

 

そこにカールが通りかかり、二人に話しかける。二人は

振り向いて、カールの方を見た。

 

「お前は確か…カールだったか?」

「それであってるよ、イェーガー君…

ん?あれかあ〜確かあれはシャーディス教官の前で

満面の笑みを浮かべながら蒸かした芋を渡して、

教官から死ぬ寸前まで走られって言われたブラウスさんかな」 

「アイツ、5時間もぶっ通しで走ってるぜ

でもアイツ、今日のメシ抜きって言われた瞬間の方が

今の顔より悲壮な顔してたな」

 

コニーは走られてるサシャの顔を見ながら、通過儀礼

の時の事を思い出しながら呟いた。

 

「ダウパー村ってのは確か人里外れた山奥にある少人数

の狩猟のだよな」

「まだそんな村があったなんてな…」

 

そこにコニーと一緒にサシャを見ていたそばかすの少年、

マルコ・ボットがコニーの発言に返していた。マルコは

何か思い出したかのような顔をエレンとカールの方を見た

 

「そういえばキミ達は出身地を聞かれなかったけど…

どこに住んでいたんだい?」

 

通過儀礼の際、カールとエレンは質問をされていなかった

ので、マルコはそれに対して、質問をした。

 

「僕はウォール・ローゼ生まれだ」

「こいつと同じシガンシナ区だ

そこから開拓地に移って…12歳になるまでそこにいた」

 

カールが当たり障りの際のない答えたのに対して、

エレンの答えで周りはザワザワとしだす。

 

「…そうだったのか

それは……」

「ってことはよ

『その日』もいたよなシガンシナに!」

「お、オイ!」

 

マルコはコニーが何を聞こうとしているのかを悟り、止めようと

するが、コニーは質問をしようと、身体をエレンの方に

近づける。

 

「見たことあるのか?"超大型巨人"を!」

「あぁ……」

 

エレンが答えると、コニーはエレンの手を引っ張って、

兵舎の食堂に向かう。それをカールは優しそうな表情から

険しさそうな表情に帰る。

 

(なるほど…イェーガー君が夢の中の彼か……)

 

カールは食堂に向かう。そして、それを見ている長髪の青年がいた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「……だから…

見たことあるって…」

 

おおぉおおおーーー!

 

「本当か⁉︎」

「どのくらい大きいんだ⁉︎」

 

エレンは食堂で他の訓練兵から超大型巨人の質問攻め

にあっていた。エレンは質問の答えを返す。

 

「壁から首を出すぐらいだ…」

「何⁉︎俺は壁を跨いだと聞いたぞ!」「私も‼︎」

「俺の村でもそう言ってた!」

「イイヤ…そこまででかくはなかった」

「どんな顔だったの?」

「皮膚が殆ど無くて、口ががでかかったな」

 

超大型巨人の特徴を答えていると、内門を破った巨人

の話になった。

 

「ウォール、マリアを破った『鎧の巨人』は⁉︎」

「それも見た」

 

おぉおおおーーー!

 

「でも、そうは呼ばれているけどオレの目には普通

の巨人に見えたな」

 

エレンが普通の巨人と言っていたのを聞いた訓練兵は

エレンに質問をした。

 

「じゃ、じゃあ………”普通の巨人"は⁉︎」

 

カラン‼︎

 

「ウッ…」

 

エレンは普通の巨人について質問られると手で口

を押さえて、木のスプーンを落としてしまった。

そして、その場はシーンた静かになってしまう。

それを見たマルコは意を決して周りに静止を呼びかける

 

「…みんな!もう質問はよそう

思い出したくないこともこともあるだろう」

「す、すまん!

色々と思い出させちまって…!」

 

「ハッ!

違うぞ…」

「え?」

 

エレンは静止しようしたマルコと謝罪したコニー

に対して、エレンはハッと息を呑んで、マルコの考えを

否定する。

 

バリッ!

 

「巨人なんてな…実際大したことねぇな

オレ達が立体機動装置を使いこなせるようになれば、

あんなの敵じゃない!」

 

エレンは一筋の汗を垂らしながら、マルコの方を見た。

 

「石拾いや草むしりじゃなくて、やっと兵士として訓練

できるんだ!

さっきは思わず感極まっただけだ!」

「そ、そうか…」

「そんな調査兵団に入って…この世から巨人共を駆逐

してやる!そして…」

「オイオイ、正気か?

今お前、調査兵団に入るって言ったのか?」

 

エレンが『調査兵団』という組織に入ると言おう

としたら、薄い茶色の刈り上げの少年、

ジャン・キルシュタインがエレンの発言に非難の

声を上げた。

 

エレンは驚きつつもジャンの方を見て、質問の答えを返した。

 

「あぁ…

そうだが…!

お前は確か…憲兵団に入って楽したいんだったっけ?」

「オレは正直者なんだね…

心底怯えながらも勇敢気取ってやがる奴より、

よっぽどさわやかだと思うがな」

「そ、そりゃオレのことか」

 

エレンがジャンの嫌味ったらしい発言が気に障り、

自分の事かと問うと、ジャンは両手を挙げる。

 

「あーすまない

正直なのはオレの悪いクセだ

気ぃ悪くさせるつまりも無いんだ」

 

カン!カン!カン!

 

「晩飯は終わりだ!片付けるぞ」

 

ガヤガヤ

 

エレンが器を持って、立ち上がろうとしたら、

ジャンがエレンのそばまで寄ってきた。

 

「あんたの考えを否定したいんじゃない…

どう生きようと人の勝手だと思うからな」

「もうわかったよ

どれも喧嘩腰だったな」

「あぁ、これで手打ちにしよう」

「はいよ」

 

ポンッ

 

エレンはジャンの手のひらの軽く叩くと、

食堂を出て行った。

そして、エレンを追うようについていく黒髪長髪の少女、

ミカサ・アッカーマンがジャンの前を通り過ぎた時、

ジャンはミカサに声をかけた。

 

「な…なぁ

アンタ…!」

 

ミカサはそれに気づいて、ジャンの方に振り向く。

 

「?」

「あ…あぁ、えっと…

見慣れない顔立ちだと思ってな…つい…」

「……」

「すまない…

とても綺麗な黒髪だ…」

「どうも」

ミカサはエレンの元に駆け足で向かった。

それをジャンは眺めるだけしか出来なかった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

(やはり、あの彼とイェーガー君では思想が全く

違いすぎる…

巨人の真実に辿り着いた考えるべきか…)

 

カールは残したパンを持って、就寝時間を過ぎた真夜中に

男性寮から出ていた。

 

(流石に走らされ続けても、死ぬことはない……と思いたいな)

 

カールは先程、走らされ続けている少女、

サシャを可哀想に思って、食事を少しばかり残して、

何も食べていないサシャにあげようと思いつつ、

彼女の元に向かっていると、一人の少女と出会った。

 

「あれ?貴方は確か…」

「カール・ヘッシャーだ

君はレンズさんだったかな…

それ、彼女にあげようとしてるのかな?」

 

カールは金髪長髪の少女、クリスタ・レンズが持っている

パンと水入りの革製の水筒を指差した。

 

「流石に走らされ続けて、そのうえ食事も無しなんて、

かわいそうだと思って、パンを取っておいたの!」

「君は優しい子だね。」

 

(やはりレイス卿に顔立ちがよく似ている…でも姓はレンズ…

何かを隠してるだね…レイス卿…!)

 

カールはつい先日会ったばかりのロッド・レイスの顔を

浮かべながら考えていると、クリスタは歩き出していた

ので、カールはクリスタの後を追った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「きゃっ!」

「レンズさん!大丈夫!」

 

カールはクリスタを追いかけていたが、

突然悲鳴が聞こえて、クリスタの元に駆け寄ると、

尻餅をついているクリスタとパンを見て驚いている

サシャを見て、状況を察した。

 

「ブラウスさん、レンズさんは君にパンと水を

持ってきて、くれたんだよ」

「パンを喜んでくれたのは嬉しいけど…まず先に水を

飲まないと…」

 

サシャはクリスタの発言を聞いて、

クリスタの方を見たまま固まってしまった。

そして、クリスタの肩をガッチリ掴み始めた。

 

「神様ですか⁉︎」

「え?」

「あなたが⁉︎」

「し、静かにしないと!」

 

ザッ!ザッ!ザッ!

 

「オイ⁉︎」

 

クリスタがお大声を出しているサシャを止めよう

としたら、足音がして、二人に声をかけた。

そこには黒髪ショートの少女、ユミルがいた。

サシャは「神ぃいいいいいい」と奇声を発しながら、

クリスタの膝の上でパンを食べ始めた。

 

「何やってんだ?」

「えっと…この子は今まで走りっぱなしで」

 

バク!バク!バク!

 

「芋女じゃない…

お前だ…お前、何やってんだ」

「私?」

「晩飯のパンを隠してる時からイラついてた…

親に内緒で飼ってるペットに餌やるみてぇな…

なぁ…お前…『いいこと』しようとしてるだろ?」

 

ユミルはクリスタを蔑みながら、更に続ける。

 

「それは芋女のためにやったのか?

お前の得た達成感や高揚感はその労力に見合ったか?」

「え……」

 

ユミルがクリスタを質問攻めにしている間にサシャは寝て

しまっていた。先程まで質問攻めにされていたクリスタは

言い返す。

 

「私は…私が…こうしたかったのは…

役に立つ人間だと思われたいのなら……なのかな…?」

「は⁉︎

知るかよ…

まっ、とにかく…この芋女をベットまで運ぶぞ」

 

ユミルはクリスタの反論が疑問符で返ってきたのに

驚き呆れていたが、サシャの前で腰を下ろして、

クリスタにサシャを運ぶように提案して、

ユミルは今も無言で立ったままだいるカールの方に向く。

 

「お前じゃ…こいつを担ぐのはしんどいはずだ

それにそこのお前にも手伝ってもらうぞ…」

「えぇ…わかった」

 

カールは手に持っていたパンを私服のポケットに入れて、

サシャの元に近づき、サシャをおぶる準備をする。

 

「えっと…

あなたは何で…『いいこと』をするの?」

「こいつに貸し作って恩に着せるためだ…

こいつの馬鹿さには期待できる」

 

そして、カールがサシャを女子寮の前で運んで、

翌朝を迎える………

 

 

 




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