雷霆の巨人 ーRuler of Titansー 作:マルシア
トロスト区の訓練兵団に入ったカール・ヘッシャー訓練兵
はエレンと出会う
初めて会ったはずのエレンを知っているような口振りを
する…
少し遅くなりましたが、第二話です!
2024年2月9日 誤字報告がありましたので訂正しました
(これは安定されるのが難しいが、できないというわけ
ではない!)
訓練兵達は立体機動の際に必要となるバランス
を取れるかどうかの検査を行われている。
これが出来なければ、唯の歩兵に等しく、
巨人を殺すことはおろか、囮にするらなれない。
(僕はできたが…他のみんなは…
アッカーマンさんは全くブレがなく、スプリンガー君と
キルシュタイン君はプルプル震えているが、
出来ている…ブラウスさんは完璧にできている
イェーガー君は…)
「何をやってる、エレン・イェーガー‼︎
上体を起こせ‼︎」
(どいうことだ…彼は調査兵団に入っている…
つまり、立体機動はできたはずだ…
しかし、イェーガー君はできていないこれは…)
エレンは逆様になったままで、必死に上体を
起こそうとするが全くできず、エレンからロープが
外されて、エレンは再検査を行うことを告げらて、
解散となった。
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「レンズさん!」
「もう!カールはいつになったら私のことを
『クリスタ』って、呼んでくれるの?」
「ごめん、クリスタ!
ところで、エレンがどこにいるか知っているかい?」
「エレンなら……」
「エレン!大丈夫かい⁉︎
意識をしっかりなった保つんだ!」
カールがクリスタにエレンの居場所を聞こうとした
ところに頭から血を流したエレンとエレンを抱えた
ミカサとアルミンがいた。
そして、エレンは医務室に入って行って、すぐ出てくる
ことがなかった。
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「昨日、巨人を駆逐してやると堂々と宣言していた
エレンは立体機動の姿勢制御訓練すらできなくて、
囮にすらなれない…皆んなはどう思う?」
「ジャン!流石に言い過ぎだよ!」
「だってよ〜、マルコ
昨日まで…」
(エレンは昨日の発言からやはり今日の事は流石に
注目の的になるよな…
エレンに今日の立体機動の試験について、聞かな
ければいけないな…)
カールはエレンが心配になり、ミカサやアルミンと
一緒に話をしているエレンの元に向かった。
エレン達の机は異様な雰囲気をしていた。
「え、エレン!額は大丈夫か?」
「あぁ…大丈夫だ…」
「カールはエレンに兵士の素質があると思う?」
「お、おい!」
カールがエレンに怪我の安否を聞いて、
エレンが答えていると、ミカサがエレンの兵士の
素質を聞いたので、エレンは立ち上がった。
「兵士になれるかどうか…
判断するのはエレンじゃないから…」
「う…」
エレンは立ったまま固まってしまい、動かなくなって
しまった。
カン!カン!カン!カン!カン!
ガタッ!ガタッ!
「私は…エレンだけ開拓地に戻れと言ってるん
じゃない…
その時は私も一緒に行くので…
だから………そんなことに心配しなくていい…」
ミカサがエレンに何か言おうとしていたが、エレンは
アルミンと一緒に帰ってしまって、エレンがいた
場所にはサシャがいて、ミカサのパンを指さしていた。
それを見たミカサの目は先程までとは打って変わって、
光が失われていた。
「ん?えーと?つまり?
それ、もらってもいいってことですか?」
ミカサはパンを手に取り、サシャの前で持って行って、
サシャがもらおうと手を伸ばすと、ミカサは食べて
しまった。
その時のサシャの目にはハイライトが失われていて、
シーンとした空気が流れていたら…
「オイ何やってんだ、サシャ!」
「ハ、ハイ!」
ガタッ!
ユミルがサシャを呼ぶと、サシャは立ち上がって、
ユミルの元に向かった。
ユミルはサシャにクリスタと自分の分の水汲みのする
ように言ったことを再確認させて、肩に手を回した
それをクリスタは心配そうにしながらもカールの方を
見て、微笑んだ。
そして、食堂には、カールとミカサだけなった。
「ミカサ、君はエレンが死んで、離れ離れになる事が
嫌なのをエレンに伝えられない……そんな所だろ」
コクッ
「でも、それがエレンを傷つけうる可能性があるという
事も知っているな」
コクッ
「なら少しそっとしておいてやれ…
親か兄弟かは知らないが、誰かを失っているのだろう…」
カールが男子寮に戻り、エレンに助言でもしてやろうと
思い、歩き出すと、カールの服の袖はミカサに
掴まれていた。
「ミカサ…どうして、寮に帰ろうとしている僕を
掴むんだい?」
「エレンの事を……聞いて欲しかった…から……」
それを聞いたカールはその場に席に座り、話を聞くことに
した。
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「なるほど……
シガンシナから逃げる時に母親を巨人に喰われ…
父親はどこへ行ったか消息不明と……
で、エレンは母親の仇である巨人達を駆逐してやると決心
した…と」
「そう…」
(おそらくエレンの父親は巨人の継承者で間違いない…
845年にエレンの父親は内地に診察…同時期にレイス家が
当主のロッド以外が全滅…これはエレンの父親で
間違いないな…その後、行方不明なのとエレンに注射を
したのを見ると、彼はもう……この世にいないな
この時点でエレンは始祖の継承者だったのか…)
「カール、大丈夫?」
「いや、何の問題もない
本題ですが、ミカサはエレンに残った最後の家族なんですから、
エレンが助けを求めてきたら助けてやってください…」
「わかった」
ミカサはカールの顔を見て嬉しそうに喜んでいた。カールは
立ち上がり、今度こそ寮に向かおうと歩き出すと、ある事を
思い出して、カールはミカサの方を振り返った。
「俺はエレンみたいにお前の拠り所にはならないかもしれ
ないが、いつでも頼ってくれ…
後、お前はマフラーが似合う女の子だよ……」
「え?」
「や、やっぱり今の忘れてくれ…頼む…
でも、頼って欲しいのは本当です…」
カールは駆け足で食堂を出た。そこには驚いたまま
動かないミカサが一人だけいた。
(ミカサを悲しませないように…そして、彼女と
同じような事を繰り返していけない…)
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エレンを探していると、二段ベットの上で見知らぬ二人と
四人で話していた。カールは木の梯子を登る。
「エレン!こんなとこにいたのか…
で、二人は誰だい?」
「カール、さっきはすまない!ちょっと焦ってて、
返事ができなくて…
こいつらはライナーとベルトルトだ!」
エレンは先程の無視を謝罪して、金髪の少年と黒髪の少年、
ライナー・ブラウンとベルトルト・フーバーの紹介をした。
「こいつら、故郷が巨人にやられて、逃げてきたんだ
俺とアルミンと一緒だ」
「君も彼らとは違うだろ?」
「?」
「さっきまでウォール・マリア出身者以外は巨人の恐怖を
知らない者だってベルトルトが熱弁していたんだ。」
「なるほど…」
「で、俺はヤツらを一匹残らず、殺さなきゃならねぇと
思ったよ…って答えたら、そしたらライナーが故郷に
絶対に帰りたいって言って、ベルトの調整をしたらどうか…
って助言してくれたんだ…
こんな話をしていたんだ」
カールはエレンに助言を貰って、しっかりとした目に
なっていたので、教える必要はないと思い、首を横
に振った。
「俺もライナーと同じ事を言おうとしていただけだ」
「そうか…
でもありがとよ、カール」
「大丈夫だよ」
そして、また1日が終わる……
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その後、エレンのベルトの金具が破損していて事により
姿勢ができなかっただけで、交換したから直ぐにできた。
そしてそれから2年後……
「エレン、昨日の対人訓練で何があったんだ?
ライナーが一回転された状況だったけど
それに夜にしたあの格闘技は…」
「カール、やめてくれ…
昨日のことは思い出したくもないんだ…」
「すまない、エレン」
座学の講義を終えて後、次の訓練である対人訓練の為に
講義場に向かおうとしているエレンにカールは昨日の
出来事を聞いた。
「エレン、今日は一緒に訓練してもいいか?
昨日のエレンの技を見てな…」
「アニがいいなら多分いいと思うぞ」
「そうか、ありがとう」
エレンとカールは講義場に向かう。
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金髪に髪を後ろで留めている少女、アニ・レオンハートは
今日の練習相手のエレンに昨日までいなかったカールを
方を見て、質問していた。
「エレン、なんでカールと一緒なんだい」
「コイツがアニの格闘技を習いたいって言ってきたから」
「そうかい…私は別に問題ないよ…
エレン、あんたも教えてやってもいいけど?」
「え?やだよ
足蹴られんの痛いし…」
「遠慮なんかしなくていいって」
アニは一言言うと、エレンの片腕と顎を掴み、足を蹴って、
一瞬のうちに一回転していた。
「すごいですね…」
「あんたも今からするんだよ」
「流石に今すぐには勘弁ですよ…
アニ、今日の夜…寮から抜け出して、講義室に来て
くれますか?」
「相引きなり結構だよ…
それに、あんたには、クリスタがいるでしょ?」
「相引きではなく、重要な話なので、二人きりで話が
したいので…後、クリスタに対して、そんな感情
はありません」
カールの真剣な顔を見て、アニは了承すると、早速カール
の片腕と顎を掴み、一気に蹴り上げた。
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「アニ、昼間のは流石に痛かったですよ…」
「それは悪かったね
で、話って何…」
ガバッ!
「⁉︎」
「昼間の対人訓練で、僕がそこまで技術がないと分かると、
そこまで警戒してこないと分かっていました…
それに"巨人化"する際に必要な自傷行為も出来ないのは
確認済みです…それに巨人化出来たとしたら……
俺も巨人化するけどね」
アニはカールに床に組み伏せられて、動けない状態でいた。
(迂闊だった…指輪付けてくれば……)
カールはポケットからロープの出して、アニの
両腕を縛る。
そして、アニの前で腰を落とす。
「アニ、壁外から来たのですか?」
シーン……
「では、貴方は『九つの巨人』という言葉は知っていますか」
「⁉︎」
「流石に僕がそこまでは知らないと思ってたでしょうが、
僕はこれでも王家の血筋の『ヘッシャー家』の当主ですよ、
巨人の秘密を知らないと思っていまさか?」
そして、静かな講義室には手を縛られた少女と
ニコニコとしている少年がいた。
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「なるほど、君とベルトルト、そしてライナーは
マーレという国のスパイで、始祖の力を奪うのが任務…と
話してくれてありがとう、アニ」
「ウッ!ウゥ………
私、裏切っちゃった……ごめんなさい、お父さん」
「そんなに泣かないでよ…僕が辛くなるよ」
先程まで行われていたカールの詰問の恐怖と任務の失敗に
対する自責の念と父のもとに帰れない悲しさで無表情の
ア二が涙を流し出してしまった。
それを見たカールはどうにかしようとしたが、何も
思いつかず、アニを抱き締めた。
「アニ、君に恐怖を与えてしまったのは本当に
申し訳ない…
でも、僕は壁の外の同族のエルディア人を助けたいんだ!
そして、この世から差別を無くすんだ!
だから、アニ……僕に協力してくれる?」
カールはアニの顔を再度確認すると、アニはすでに
泣いてはいなかった。むしろ、何かを決心した顔だった。
「それでお父さんは差別されなくなるの?」
「ああ……始祖の力で巨人の力を無くして、
エルディア人がダダの兵器として有用ではなくなる」
アニは嬉しそうな顔をして、カールの頬に手を置いて……
キスをした。
カールは驚いてはいたが、されるがままだった。
数秒して、キスをやめる。
「あんたはどうして私がマーレのスパイだと思ったの?」
「私の巨人の能力は進撃の巨人と少しばかり被りますが、
少しばかり自分の未来を見れるので、貴方の事も知っています
そして、貴方を選んだのは貴方が一番裏切らないと
思いましてね」
「そうかい……でも、私が裏切らない確証はないのに、
どうして巨人の能力を話してくれたんだい?」
「貴方は私を必ず選ぶ…という未来の結果が分かっている
ので、話しました。」
カールはアニにもう一度キスをして、アニは
寝てしまった。
それをカール抱き止める。
(アニ、すまない…
俺はお前の父親を殺さざる負えないかもしれない…)
日が昇る前にアニは身体を起こして、二人は
それぞれの寮へ向かった。
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そして、そこからさらに一年が過ぎて、
ウォール・マリアを放棄してから5年が過ぎた850年…
訓練兵団を卒業する季節を迎えようとしていた。
「……その時こそ諸君らはその職務こして『生産者』
の代わり、自らの命を捧げて、巨人という脅威に立ち
向かってゆくのだ!心臓を捧げよ!」
「「「「「「「ハッ‼︎!」」」」」」」
「本日、諸君らは『訓練兵』を卒業する…
その中で最も訓練成績がよかった上位10名を発表する
呼ばれた者は前へ
首席 ミカサ・アッカーマン
2番 ライナー・ブラウン
3番 ベルトルト・フーバー
4番 アニ・レオンハート
5番 エレン・イェーガー
6番 ジャン・キルシュタイン
7番 マルコ・ポット
8番 コニー・スプリンガー
9番 サシャ・ブラウス
10番 クリスタ・レンズ
以上10名だ!」
眼鏡をかけた教官に呼ばれた10名は前に立った。
「本日を以て、訓練壁を卒業する諸君らには
3つの選択肢がある
壁の強化に努め、各街を守る『駐屯兵団』、
犠牲を覚悟して、壁外の巨人領域に挑む『調査兵団』、
王の元で民を統制し秩序を守る『憲兵団』
無論、新兵から憲兵団に入団できるのは
成績上位上位10名だけだ!
後日、配属兵科を問う!
本日はこれにて第104期『訓練兵団』解散式を
終える…以上!」
「「「「「「「ハッ!」」」」」」」
訓練兵が心臓を捧げよの態勢をとると、そのまま解散に
なった。
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「いーよな〜
お前らは10番以内に入れてよ!
ど〜せ、憲兵団に入るんだろ?」
「ハァ?」
ジャンは他の訓練兵に声をかけられて、後ろを
振り向いた。そして、椅子を少し傾けながら、話し
かける。
「当たり前だろ
何のために10番内を目指したと思ってんだ」
「オレも憲兵団にするよ」
ジャンの話にマルコが間に入った。そして、それを
眺めるカールとカールに必死に声を掛けるクリスタが
いた。
「何でカールとユミルが10番以内じゃなくて、私が
10番以内なの!」
「クリスタにそれだけの実力が有ったってだけだろ、
なぁ、カールさんよ〜」
「僕もそうだと思いますよ」
「もう!」
クリスタは納得できないと言わんばかりに頬を
膨らませていたが、隣に座っていたカールがクリスタ
の肩を掴んで、座らせた。
そこに隣に座っているユミルがクリスタの口にパンを詰め
込んだ。
カールがそれを微笑ましく見ていると、ジャンが座って
いた方向から大きな音がした。
カールがそちらの方向を見ると、いつもの恒例行事
となっていたジャンとエレンの喧嘩が始まっていた。
カールはため息をつきながら、ライナーやベルトルトと
一緒にいるアニの方向を見ると、アニもそれに気づいて、
頷いた。
そうしている内にミカサがエレンを担いで、外に出ていった。
カールはクリスタに挨拶をしてから、食堂から出ると、
アニがいた。
「カール、今日も講義室でいいよね?」
「それで大丈夫ですよ」
カールとアニは講義室に向かって歩いた。
「明日、調査兵団が壁外遠征に出発したら、
ベルトルトが巨人化して、壁を壊す…そして、巨人が
トロスト区内に多く入ったら、ライナーが内門の壁を
壊す…これで座標を持っている者を炙り出すって
寸法だよ」
「ありがとう、アニ」
カールが感謝を述べると、アニはカールにキスをした。
数秒すると、お互いの唇を離し、互いの顔を確認した。
そして、カールは明日に起こるであろう出来事を
心待ちにしながら、ニヤけてしまった。
「アニ…絶対に死なないでね」
「あんたこそ、ヘマしてしないでね…
私は貴方が見える未来に賭けたんだからね」
「君との約束を違える気はないよ、アニ」
カールは嬉しそうに微笑みながら、アニは
もう一度キスをした。
そして、壁内の人類を驚かせる大事件が起こるーー
読んでいただいてありがとうございます!
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※投稿頻度は遅いですが、よろしくお願いします!