雷霆の巨人 ーRuler of Titansー   作:マルシア

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あらすじ

アルミンはエレンの巨人の力を使い、トロスト区内の大岩を使い、
外門の大穴を塞ごうと提案をした。
それを南領土の最高指揮官、ドット・ピクシスは賛同した…

エレンは巨人化には成功した……しかし、
その巨人には知性がなかった…………

では、五話をどうぞ!


第五話 個々の行動

「ミカサ‼︎」

 

パシュン! プシュウゥゥゥゥゥ!

 

カールはミカサがいる屋根に向かって移って、ミカサに

近づこうとすると、ミカサはエレン巨人の顔を飛び付く。

 

「エレン‼︎私が分からないの⁉︎

私はミカサ‼︎

あなたの…家族‼︎

あなたはこの岩で穴を塞がなくてはならない‼︎

エレン‼︎あなたは人間‼︎

あなたはーー」

「避けろ、ミカサ‼︎」

 

エレン巨人は止まっていたミカサに拳を振り抜いた。

幸いにも、ミカサは避けれていたが、エレン巨人は頭部を

酷く損傷してしまった。

ミカサが屋根に降り立ったと同時にカールがミカサの肩を

思いっきり掴んだ。

 

「ミカサなんであんな危険なことをしたんだ!

それに顔に深い傷が出来てしまって……」

「………カール、ごめんなさい……」

 

ミカサがカールに謝っていると、後方に降り立っていた

精鋭班が巨人の報告していた。

 

「ミカサ、僕は巨人の討伐に行きます…」

「待って……」

 

パシュン! プシュウゥゥゥゥゥゥゥゥ!

パシュン! プシュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!

 

(見えた!あれが巨人か…!)

 

パシュン!パシュン! プシュウゥゥゥゥゥゥゥゥ!

 

スパーン!

 

(まずは一体!次は…)

 

カールは巨人のうなじを削り取り、もう一体の巨人の

方向の身体にアンカーを刺して、ガスを噴射した。

 

パシュン!プシュウゥゥゥゥゥゥゥゥ! スパーン

 

(これで前方の巨人は狩った……

でも、このままじゃガスとブレードが無くなって、

こっちが全滅する!)

 

パシュン!プシュウゥゥゥゥゥゥゥゥ!

 

カールはエレン巨人に近づいている15m級の巨人を

見つけると、アンカーをその方向に刺して、その巨人の

うなじを削り取った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

(これで8体目……か

一度、エレンのところに戻ろう…)

 

エレンが気を失っている大岩の方向にアンカーを刺して、

進んだ。

大岩の近くの建物の屋根の上に飛び乗ると、前方から

屋根を伝って、巨人がエレン巨人に近づいていた。

 

(このままではエレンが巨人に喰われてしまう…

間に合え……)

 

プシュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ! カチャ!

パシュン! プシュウゥゥゥゥ! スパーン

 

前方の巨人を打ち取り、巨人の頭の上に立つ。

すると、後ろからカールを呼ぶミカサの声がした。

 

「カール、大丈夫‼︎血が……」

「これは全部巨人の返り血です

ミカサ…リコさんと言い合っていたようですが…」

「エレンを守ることに不満を言っていたけど、

イアン班長が説得してくれて、エレンを守ることで納得

してくれた………カール‼︎」

 

ミカサはカールに近づいて来る巨人に気づいて、カールを

突き飛ばしたが、ミカサが捕まってしまった。

 

「痛い‼︎」

「ミカサを話せ、このクソ野郎‼︎」

 

カールは巨人の指を切り飛ばして、そのままアンカーを

巨人の肩に刺して、切り刻みながら、肩まで辿り着き、

ガスの噴射の勢いのまま巨人の背中に回り込み、

そして、うなじにアンカーを突き刺して、一気に

削り取った。

 

カールはアンカーの先程の家の屋根に刺して、飛び

登り、膝をついているミカサに駆け寄る。

 

「ミカサ‼︎大丈夫か‼︎」

「カール…ちょっと経てば……治るから…」

「ダメだ‼︎早く離脱してくれ‼︎」

「カール‼︎ミカサに何かあったの!」

 

エレンの身体の上に乗っていたアルミンは屋根で踞る

ミカサとそれを介抱するカールを見て、アルミンは

大きな声を上げて、語りかける。

 

「アルミン!僕とミカサは大丈夫ですが、

エレンの巨人化は失敗しました!

エレンをどのように救出したらいいのか分からず、

エレンの置いてはいけないから僕達はエレンを守り

ながら、巨人と戦っています!」

 

カールの発言を聞いたアルミンは鞘からブレード付きの

操作装置を取り出すと、エレンの身体にアンカーを

突き刺した。

 

「アルミン⁉︎」

「僕がエレンをここから出す‼︎

カールとミカサはここを巨人から守ってくれ‼︎

巨人の弱点部分からエレンは出てきた…

これは…巨人の本質的な謎と恐らく無関係じゃない

大丈夫…真ん中さえ避ければ!

少し痛いだけだ‼︎」

「アルミン‼︎」

 

アルミンがエレン巨人のうなじにブレードを向けるのを

見て、カールは止めようとしたが、そのままうなじに突き

刺した。

 

刺されると同時にエレン巨人が暴れ出した。

ミカサも驚いて、上半身を起こして、アルミンの方を見た

 

「カール!ミカサを連れて、巨人の討伐に向かってくれ!

エレンは僕に任せろ‼︎行くんだ‼︎」

「わかった‼︎行くぞ、ミカサ!」

「わかった……」

 

カールはミカサの腕を掴んで、持ち上げて、立たせた。

二人は屋根伝いに精鋭班の所に向かった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「カールとミカサ戻りました!ミタビ班と合流します!」

 

パシュン!プシュウゥゥゥゥゥゥゥゥ!

 

「ミカサ、右の一体を頼む!俺は左の2体を殺る…」

「カール!あなた一人じゃ無理………!」

 

カールは左に方向転換して、巨人の元に向かう。

巨人達はカールの存在に気づいて、2体同時に向かって

来た。

 

(2体の一体ずつ倒すのは厳しいですが……

同時に!)

 

パシュン!

 

カールは2体の巨人の奥の巨人にアンカーを刺す。

そして、操作装置を逆手に持って、身体を捻りながら

ガスを噴射を強める。

 

プシュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!

 

スパーン!  スパーン!

パシュン! シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ……カチャッ!

 

カールは噴射中に捻りを加えることで身体が回転し出し、

流れるように、2体の巨人のうなじを削り取った。

削り取ると同時に民家の壁にアンカーを刺して、壁に

止まる。

 

(初めて成功した……これを使えば、格段に巨人

を殺せる!)

 

「ミカサは…大丈夫でしょうか……ハァ…ハァ…」

 

パシュン! プシュウゥゥゥゥゥゥゥゥ!

 

カールは息切れを起こしながらも、アンカーを民家の壁に

刺しながら向かうが、目の前に大型の12m級の巨人が

現れるが、すぐにアンカーをうなじに刺して、

ガスを噴射しながら、一瞬のうちに削り取る。

すぐに屋根にアンカーを刺して、屋根の上に立つ。

 

肩で息をしながら急いでミカサのいる方に向かって歩き

出して、アンカーを民家の壁に刺して、そのまま

飛び降りる。

アンカーを次の地点に刺しながら、移動する。

 

移動して数分すると、兵士を喰っている巨人を呆然と

眺めている精鋭班が屋根の上で立っていた。

 

「ミカサ‼︎どうしたんですか?」

「班長が…巨人に喰われた………!

カール、額から血が出てる!」

「これは返り……血じゃありませんね…

さっきの巨人が壊した瓦礫の破片が額を切ったのかも

しれませんね…」

「早く治療をしないと………!」

 

ズシン! ズシン! ズシン! ズシン! ズシン!

 

ミカサとカールは音のする方向を見ると、エレン巨人が

大岩を持って、外門の方向に歩いていた。

 

「エレン!」 「エレン…」

「後方から巨人多数接近‼︎」

「「アルミン‼︎」」

 

二人がエレンが動いているのを驚いていると、先程まで

エレンを説得しているアルミンが巨人の報告をしに

来ていた。

 

「二人とも!エレンが勝ったんだ‼︎

今…自分の責任を果たそうとして…‼︎

エレンを扉まで援護すれば‼︎僕らの勝ちだ‼︎」

「………死守せよ‼︎

我々の命と引き換えにしてでもエレンを扉まで守れ‼︎」

 

アルミンの報告と共にイアンは命令を下した。

 

「お前達三人はエレンの元に向かえ‼︎

これは命令だ‼︎わかったか⁉︎」

「「「…了解‼︎」」」

「……ミタビ班‼︎何を⁉︎」

 

イアンが驚いている先を見ると、ミタビ班が地上に

降りて、巨人を引きつけていた。

ミタビ達が巨人に近づくと、巨人はミタビ達を追って

行った。

 

「そんな…‼︎

地上に降りるなんて自殺行為だ‼︎馬も建物も無いんじゃ

戦えない‼︎」

「イヤ…もう…あれしかない………

ミタビ班に続け‼︎無理矢理接近してでも目標を俺達に

引きつけろ‼︎」

 

イアン班長が民家から飛び降りると、他の班員も飛び

降りる始めたので、三人は互いを見合って、飛び降りる。

 

「ミカサ‼︎前方から巨人だ!

僕がやる‼︎」

 

カールは巨人のアキレス腱にアンカーを刺して、

削り取り、切り終わると言うアンカーを抜き取ると、

すぐさまうなじにアンカーを刺して、ガスを噴射して、

うなじを削り取る。

 

カールは地面にアンカーを刺して、ゆっくり降りると、

周りを見回すと、カールはあるものを目にする。

 

「イアンさん‼︎」

 

カールが大声を上げる先には、巨人に喰われている

イアンがいた。

イアンはそのまま首を巨人に喰い切られ、頭部だけが

地面に落ちる。

 

驚いたまま固まっているカールを巨人は捕食するために

手を伸ばしたが、

カールは巨人の手をブレードで切り刻むと、そのまま

回転しながら、腕を真っ二つにして、肩まで辿り着くと、

ブレードを巨人の体内から抜き取り、

ガスで一回転すると、アンカーを巨人のうなじに刺して、

ワイヤーを巻き取りながらうなじを削る。

 

カールは巨人の身体から離れて、カールは地面に落ち

ようとしているのをガスを噴射して、ゆっくりと

降りると……

 

ドオォォォォォォォォォォォォン! ビシッ!

 

(やっと終わったのか……ガスは切れたし、ブレードも

なまくらだ………ん?あれは‼︎)

 

カールは自分の立体起動のガス管を叩くと、軽い音が

響いた。

さらに操作装置に付いたブレードを見ると、

折れていてとても使えるような状態ではなかった。

カールはエレンの方向を見ると、エレン巨人のうなじで

焦っているアルミンを見つける。

 

ダッ!ダッ!ダッ!ダッ!

 

「アルミン!ミカサ!

何があったんだ‼︎」

「エレンが巨人と一体化しかけていて、抜けないんだ‼︎」

「切るしかない!」

「ま、待ってください‼︎」

 

カールがうなじの部分のを見ていると、エレンを抱えた

アルミンが落ちてきたので、カールが駆け寄ると、

アルミンが後ろを振り向いた。

 

「アルミン…何が………⁉︎」

 

そこには大型巨人が歩いて来ていて、エレンとアルミンに

手を伸ばしていた。

 

(クソッ!ガスは切れている俺にはアイツらを狩らない…

ミカサでも間に合わない………)

 

プシュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ! 

スパンッスパーン!

 

ズシィィィン!

 

「ミカサ⁉︎

………え?」

「あれは……」

「自由の翼……か…」

 

いきなり現れた黒髪の兵士をアルミンはミカサだと

思っていたが、ミカサが隣にいて、驚いていると、

目の前のマントには大きな、巨人の正体を知ろうと、

命懸けで、壁外調査を行う者が付けている……

青と白の翼だった……

 

「オイ…ガキ共…これは……

どういう状況だ?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

850年、超大型巨人が初めて出現してから5年の歳月

を経て、人類は巨人の侵攻を阻止した快挙であったが……

それに歓喜するには失った人々の数があまりにも

多すぎたーーーー

 

 

 




今回は短かったと思いますが、
読んでいただきありがとうございます!

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