デザイア!(仮題)   作:ココリンク

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XⅧ(仮題)

「時間厳守に」

 

「一騎当千!!」

 

タイパーとブッサシーの2人はダンクルオステウスジャマトを指差し、意気揚々と決め台詞を発する。

 

「エエインオビル」

 

ダンクルオステウスジャマトは、それに迎合することなく、地面に潜った。

 

地面を泳ぐようにして移動し、猛スピードで2人に向かう。

 

「くるよ!」

 

「ああ!!」

 

『POISON CHARGE』

 

タイパーの声掛けに合わせ、ブッサシーは右手に持つゾンビブレイカーのカバーを足で下ろして、必殺技のチャージをする。

 

「ピアーブ」

 

ダンクルオステウスジャマトが攻撃しようと、大剣を振り上げながら、地上へ顔を出した瞬間

 

「今だ!!」

 

「そりゃ!!」

 

『TACTICAL BREAK』

 

タイパーの掛け声に合わせ、ブッサシーはゾンビブレイカーのトリガーを押しながら、ダンクルオステウスジャマトの大剣を必殺技で、薙ぎ払った。

 

「ジャ…!?」

 

ダンクルオステウスジャマトはカウンターをくらい、後ろにのけぞる。

 

「そりゃ!!」

 

ブッサシーはその隙を見逃さない。

 

ホルダーからシングルブレードのニンジャデュアラーを取りだし、ゾンビブレイカーとの二刀流で、腹部を斬り付けようとした。

 

が、

 

「いっ……!!

硬ぁ!!?」

 

頑丈な外骨格を持つ、ダンクルオステウスジャマトには傷一つつかない。

 

むしろ、勢いよく振り下ろした衝撃が反発し、ブッサシーの動きが止まってしまった。

 

「クンビラサ」

 

体勢を立て直したダンクルオステウスジャマトは、ブッサシーを蹴りつける。

 

「うわ……!!」

 

吹き飛ばされ、地面に転がる。

 

幸い、武器は落とさずその手に持っている。

 

「ブッサシーくん!!」

 

タイパーはジカンギレードのジュウで、エネルギー弾をダンクルオステウスジャマトに発射。

 

ブッサシーの体勢を立て直すための陽動をしようとしたが、

 

「イズカカビビ」

 

ダンクルオステウスジャマトは一切怯みなく、エネルギー弾に歯牙にもかけない様子だった。

 

「ロヴイズケポロチャ」

 

そして大剣を振り上げ、倒れるブッサシーを見据える。

 

「まずい」

 

『タイムチャージ!』

 

パートナーのピンチにタイパーはジカンギレードのボタンを押して、走る。

 

『REVOLVE ON』

 

そして、デザイアドライバーの天面のボタンを押し、側デザイアドライバーを半回転し、側転した。

 

『5』

 

すると、上半身に身に着けていたジオウフォームの装甲が、下半身へと移動。

 

両足で着地した瞬間に、ジクウドライバーレイズバックルのクレストを押し込み、勢いのまま、高くジャンプする。

 

『4』

 

『ZI-O STRIKE』

 

「はああ!!」

 

ジオウフォームの必殺技を発動。

 

タイパーの足裏からは、無数の“キック”の文字のエネルギーが軌跡のように放出される。

 

『3』

 

その到達地点は

 

「ラサラチャ?」

 

ダンクルオステウスジャマトだった。

 

「はあっ!!」

 

『2』

 

ダンクルオステウスジャマトが反応したときには、タイパーはもう目の前にいた。

 

「デデイズ……」

 

装甲を下半身に集めたライダーキックの威力は、ダンクルオステウスジャマトを怯ませるのに十分だった。

 

『1』

 

「ブッサシーくん! 早く立って!!

一気に仕留めるよ!!」

 

『ゼロタイム!』

 

タイパーがキックから着地した瞬間、ジカンギレードのチャージが終わった。

 

正確な時を刻む時の王者の力のジクウドライバーレイズバックルと、時間を大切にするタイパーはまさに相性抜群だ。

 

「いてて……わかってるって!

連戦なんだから仕方ないだろ!!」

 

ブッサシーは文句を言いながら、ゾンビブレイカーを支えに立ち上がると、足でカバーを下ろして必殺技のチャージを始めた。

 

『スレスレ撃ち!』

 

「はあ!!」

 

タイパーはダンクルオステウスジャマトが体勢を立て直す前に、ジカンギレードの必殺技を放つ。

 

「ツスオツピキョ」

 

ダンクルオステウスジャマトは連撃を前にして、遂に踏ん張りが効かなくなり、地面へと倒れた。

 

「っしゃー!!」

 

それを好機と見たブッサシーは、ゾンビブレイカーを構えながら向かう。

 

「あ、これチャージしといて」

 

その途中で、タイパーに、ニンジャデュアラーを投げ渡した。

 

「えっ!!?

あ、もう! わかった!!

頼んだよ!!」

 

『ROUND 1』

 

タイパーは困惑したが、ブッサシーになにか狙いがあるのではと思い、信じて手裏剣ディスクを回して、必殺技チャージを始めた。

 

「そりゃ!!」

 

「ジャ……!」

 

ブッサシーは振り上げたゾンビブレイカーをダンクルオステウスジャマトの脇腹へと下ろし、密着させた。

 

『TACTICAL BREAK』

 

「りゃー!!!!!」

 

そして、ゼロ距離から必殺技を発動。

 

「ジャ……!!?」

 

ゾンビと毒の破壊力が、ダンクルオステウスジャマトの脇腹を襲い、ダンクルオステウスジャマトは悲痛な叫びを上げる。

 

「ふははははは!!

俺達に勝とうなんて無駄無駄無駄!!」

 

「だからどっちが悪なんだか」

 

『ROUND 2・3

FEVER』

 

ブッサシーの言い方にツッコみながら、タイパーはニンジャデュアラーのチャージを最終段階まで済ませた。

 

「ブッサシーくん!

終わったよ!!」

 

「お! サンキュー!!」

 

「……ジャッ……!?」

 

タイパーの呼びかけに反応したブッサシーは、外骨格が抉り取られ、中身が剥き出しに破った部分に、ゾンビブレイカーをぶっ刺すと、走ってニンジャデュアラーを取りに行った。

 

「さあさあさあさあ!!

面白くなってきたぞー!!」

 

ブッサシーは嬉しそうにそう言うと、デザイアドライバーにセットされているニンジャレイズバックルのレバーを引き、ゾンビレイズバックルのレバーを回した。

 

『NINJA ZOMBIE VICTORY』

 

すると、ダンクルオステウスジャマトの周囲の地面から無数のゾンビの手が生え始め、ダンクルオステウスジャマトを取り囲んで動きを封じる。

 

「おー! ブッサシー君やる気だね。

私も負けてられないか」

 

『タイムチャージ!』

 

『SET

ジオウ!!

ARMED SHIELD

READY FIGNT』

 

『5』

 

ブッサシーに合わせるように、タイパーもジカンギレードのボタンを押してから、シールドレイズバックルをセットして、ジオウ アームドシールドにフォームチェンジする。

 

ブッサシーは一瞬にして姿が消えたと思いきや、ダンクルオステウスジャマトの左右と真上に分身。

 

『4』

 

『ZI-O SHIELD VICTORY』

 

タイパーはジカンギレードを地面に刺すと、デザイアドライバーのジクウドライバーレイズバックルと、シールドレイズバックルのクレストを押し込む。

 

『3』

 

「そりゃ!!!」

 

そして、ニンジャデュアラーのトリガーを引き

 

『TACTICAL FINISH』

 

抵抗できないダンクルオステウスジャマトに、特大の必殺技を纏った刃で、三方向から斬り付けた。

 

『2』

 

「ジャッ……!!」

 

ダンクルオステウスジャマトはまた悲痛な叫びを漏らす。

 

強力な攻撃に、外骨格のあちこちにヒビが入り、今にも割れそうになっている。

 

「よっしゃー!!

もう一発!!」

 

『ROUND 1』

 

ブッサシーはまた手裏剣ディスクを回しだし、必殺技のチャージを始めた。

 

『1』

 

「はあ!!」

 

タイパーはレイズシールドを外して、ブーメランのように空へと投げると、それに向かってジャンプ。

 

レイズシールドを踏み台のようにして更にもう一段階高く飛び、高度をつけてると、足裏からキックの軌跡を繰り出す。

 

「ラサリガラサ!!

ボピダオズビビ!!!」

 

ダンクルオステウスジャマトは、持てる全ての力を開放し、ゾンビの手の拘束から脱出、大剣を振り上げ、必殺技を阻止しようとしたが

 

『ゼロタイム!』

 

ちょうどカウントダウンがゼロになったジカンギレードに、踏み台にしたレイズシールドが落ちてきて、そのトリガーを引いた。

 

『スレスレ撃ち!』

 

「デデバコ…!?」

 

不意な攻撃に対処できず、ダンクルオステウスジャマトは体勢を崩し、倒れた。

 

「はあああああ!!!」 「そりゃ!!!!」

 

『ZI-O SHIELD VICTORY』 『TACTICAL FINISH』

 

タイパーは、ダンクルオステウスジャマトに刺さりっぱなしのゾンビブレイカーにライダーキック。

 

更に奥へと押し込み、内側に大きなダメージを与えた。

 

ブッサシーは目にも止まらぬ連続の斬撃を与え、外骨格のひび割れを加速させた。

 

「ジャ……ジャ!!!!!!」

 

その2つの衝撃は大きく、ダンクルオステウスジャマトを中心に大きな爆発が起こった。

 

2人は爆発に巻き込まれないよう、後ろに飛び退く。

 

「っしゃ!!

やったな!!」

 

「うん! でもまだ油断できないよ。

ミッションクリアの通知が来るまで、私達の勝ちが決まったわけじゃ

 

「でももう俺達の勝ちだろ!!

ふはははは!!」

 

「……もう」

 

タイパーは呆れた声を出しながら、爆煙を見つつ、ジカンギレードを拾い上げた。

 

そのとき

 

「ピアーブ!!!」

 

と爆煙の中心部から雄叫びが聞こえると思ったら、ダンクルオステウスジャマトが、ボロボロになった外骨格をなんとか保ちながら、大剣を振り上げていた。

 

「ダンガポラ!!

ケポロオズチャダイズ!!」

 

「もー! ほんとしぶとい!!

そろそろ終わらせるよ!!」

 

「おう!!」

 

タイパーとブッサシーはとどめを刺そうと、武器を構えた。

 

そのとき

 

『TACTICAL BLAST』 『COMMAND TWIN VICTORY』

 

背後からけたたましい銃声が聞こえたと思ったら、木々を揺らす凄まじい衝撃波が迫り、2人の間とわきを三本のビームが通過していった。

 

「……え」

 

タイパーがそれに気付いたときにはもう

 

「ジャ……!!!」

 

ダンクルオステウスジャマトが粉微塵に消えた後だった。

 

(なにが……起こったの?)

 

タイパーは困惑する。

 

「おー! やっとかったー!!

次のステージだー!!」

 

ブッサシーは次のステージへ進めると思い浮かれているが、タイパーはブッサシーの肩をつかみ、状況を整理しようとする。

 

「待って、今の何?

もし今のビームが他の参加者のものなら……

!!?」

 

“脱落”と言おうとした瞬間、タイパーの目に、マグナムシューター40Xを持っているキャノンモードのコマンドフォームをしたハイエズが目に入った。

 

「出し抜かれた」

 

タイパーがそう呟いた瞬間、

 

「!!?」

 

自分の体にノイズがかかりだした。

 

「え? なにこれ?

え? 俺達勝ったんだよな?」

 

ブッサシーは何もわかっていない様子である。

 

「ここまで案内してくれてありがとな」

 

そんな2人にハイエズは変身解除し、マスクの下のしたり顔を見せた。

 

タイパーも変身解除し、ハイエズ──唯一を睨みつける。

 

「相方が飛んだ役立たずだったから助かったぜ。

おっと……恨むなよ。

欺きと裏切り、これもデザイアグランプリの1つの華だろ」

 

勝ち誇る唯一。

 

タイパー──恵都は睨みつけたまま、言い寄ることも、攻撃することもなかった。

 

ノイズが強くなる。

 

「確かに。

あなたの言う通り。

そういうゲームだから、誰もあなたを責めたりしない」

 

デザイアドライバーにセットされているジクウドライバーレイズバックルを手に持ち

 

「でも」

 

と続けた。

 

「いつかの未来。

天罰をくらうかもね」

 

そう言うとノイズは全身にかかり、デザイアドライバーを残して消滅した。

 

「え? なあ、俺達勝っ

 

ブッサシーも何もわからないまま消滅した。




刃 総人/仮面ライダーブッサシー
 失格
 願い:刀を使える!


金成 恵都/仮面ライダータイパー
 失格
 願い:待ってる時間がなくなる世界



天王 唯一/仮面ライダーハイエズ
 R コマンドジェットバックル
 L コマンドキャノンバックル
 H ブーストマークIIレイズバックル
   レイジングソード
 願い:すべてが俺の望み通りになる世界


朝田 陽菜/仮面ライダーピピヨ
 R マグナムレイズバックル
 H 聖剣ソードライバーレイズバックル
 H マグナムシューター40X
 願い:わたしの引っ込み思案が直った世界


傾木 心/仮面ライダースケープ
 脱落


???/仮面ライダーサクリ
 失格


立上 秀/仮面ライダーシンバル
 R ブーストレイズバックル
 H マグナムシューター40Xレイズバックル
 H マグナムシューター40X


古 力/仮面ライダーボークン
 H モンスターレイズバックル




R(デザイアドライバーの右側にセット (上半身))
L(デザイアドライバーの左側にセット (下半身))
H(レイズバックルホルダーにセット)
空白(手に持っている)
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