デザイア!(仮題)   作:ココリンク

4 / 20
Ⅳ(仮題)

『DUAL ON

GET READY FOR

BOOST & MAGNUM

READY FIGHT』

 

ライオン型のマスク。

 

デザイアドライバーには《マグナムシューター40Xレイズバックル》と《ブーストレイズバックル》が装着されている。

 

「今回も運が回ってきていますね」

 

達観しているような落ち着いた声は、王の余裕が感じられた。

 

その背後では、10mはあるのではないかというほどの巨大なナイトジャマトが斃れていた。

 

彼の名は立上 秀(たてがみ しゅう)。

 

またの名を仮面ライダーシンバル。

 

 

 

 

 

 

草原地帯。

 

爆発に巻き込まれたブッサシーとハイエズは、10mくらい大きく吹き飛ばされた。

 

その勢いで2人は武器を離してしまい、宙をまってからレイジングソードは地面に刺さり、ジカンギレードはそのまま落ちた。

 

「だから余計なことするなと」

 

ハイエズは顔を上げ、ブッサシーに苦言を呈そうとしたが

 

「ジュラピラ」

 

『JYAMATO』

 

と蕾から声とシステム音が聞こえた。

 

「ジャマトか!!」

 

戦いたくてうずうずしているブッサシーは、ジャマトの声に嬉しそうにした。

 

そして、勢いよく立ち上がると

 

「借りるぜ!!」

 

地面に刺さってるレイジングソードを引っこ抜いた。

 

「あ! お前!!」

 

ハイエズも立ち上がり、奪い返そうとしたが、すでにブッサシーは蕾まで走っていた。

 

「そりゃあ!!」

 

そして、慣れた手付きで煙が蔓延する蕾の中にレイジングソードをトリガーを握りながら振るった。

 

「セスポス」

 

『JYA-JYA-JYA STRIKE』

 

同時にまた声とシステム音が聞こえると、煙をすべて振り払う、ツルをまとった拳の一撃が現れた。

 

「なに……!?」

 

他のジャマトとは格段に違う拳の重さに、流石のブッサシーも押されてしまう。

 

「デザイアドライバー……

ジャマトライダーか……」

 

ハイエズはジャマトの腰に付くデザイアドライバーに気が付き、呟いた。

 

稀にジャマトは脱落した参加者のデザイアドライバーを奪い、自らのIDコア──《崩壊したIDコア》と専用のレイズバックル──《ジャマトバックル》を用いて、仮面ライダーに変身する。

 

その強さは普通のポーンジャマトの何十倍にも及ぶ。

 

「うわっ!!」

 

ジャマトライダーの必殺技には、力負けしてしまい、ブッサシーは弾かれてしまった。

 

「強え……!!」

 

だが、ブッサシーは強敵を目の前にして逆に闘志に火がついていた。

 

「倒してやんよ!!」

 

そしてまた、無鉄砲に正面から突っ込んで行った。

 

「手強いが……ポイントも高そうだな」

 

ハイエズはそう言いながら、落ちているジカンギレードを手に取った。

 

「……?

これ、剣だったはず」

 

だが、ハイエズは違和感を覚えた。

 

ブッサシーは剣として使っていたはずだが、手に取ったのは明らかに銃の形をしていた。

 

武器本体にも丁寧に“ジュウ”とデザインされている。

 

「まあいい。

こっちのほうが都合がいい」

 

ハイエズは考えている暇はないと思い、銃口をジャマトライダーに向けて、エネルギー弾を発射した。

 

「ボト」

 

だが、ジャマトライダーはツルを匠に編み、盾を形成してエネルギー弾を防いだ。

 

「隙ありぃ!!」

 

注意がハイエズに向いているところへちょうどブッサシーが間合いに入り、再びレイジングソードを振るった。

 

「スガ」

 

ジャマトライダーはすぐに反応し、ツルを伸ばし、ブッサシーの右腕に巻き付けた。

 

「なにぃ!!?

そりゃ!!」

 

ブッサシーは驚いたが、咄嗟に手首を返して、ツルを切り、なんとか拘束を免れた。

 

「レレテピルクピピゼラロアガラサ!!!」

 

ジャマトライダーは怒ったような声を出すと、ジャマトバックルを押し込み、右足と左手にツルを巻き付けた。

 

『JYA-JYA-JYA STRIKE』

 

そして、ブッサシーに飛び蹴りを仕掛ける。

 

「うわっ!!?

ちょっ……!!」

 

ブッサシーはレイジングソードでガードするが、やはり押され気味だ。

 

それと同時に左手のツルを編みながらハイエズに伸ばした。

 

「なに…!?」

 

ハイエズはエネルギー弾で対抗するが、まったく勢いは弱まらない。

 

「ぐわっ!!」 「うあ!!」

 

2人はまた大きく吹き飛ばされる。

 

「ピワスオキョゼラスオズチャ」

 

変身解除はしなかったが、ダメージ量は厳しい。

 

「いてて……!

アイツ、強えな!!

おっと……と」

 

ブッサシーはジャマトライダーの強さに、心弾ませていた。

 

そして、また立ち上がろうとしたが、足がもつれてしまった。

 

そこへ、ハイエズがブッサシーの手を掴み、無理やり立ち上がらせた。

 

「サンキューな」

 

ブッサシーはハイエズの肩をトンと叩き、お礼をいうと、また突っ込んで行こうとした。

 

「待て」

 

そこへ、ハイエズはブッサシーの肩を掴み、引き寄せた。

 

「なんだよー?

邪魔するなよ」

 

不満をいうブッサシーに、ハイエズはホルダーからレイズバックルを差し出した。

 

「お前、剣が得意と言ったな」

 

ハイエズが出したのは炎の剣士の力を秘めるバックル──《聖剣ソードライバーレイズバックル》だった。

 

ハイエズが最初に支給されたバックルだったが、シークレットミッションを予想し、ホルダーにセットしたままで未使用だった。

 

「使ってみろ。

剣士のバックルだと」

 

「いいのか!?」

 

「ああ」

 

「じゃあ、遠慮なく」

 

剣士と聞いて、興奮したブッサシーは奪い取るようにしてバックルを受け取り、デザイアドライバーの左側にセットした。

 

《聖剣ソードライバー》

 

「へんし……!

あ、じゃあお前にはこれやるよ」

 

ブッサシーはフォームチェンジしようとしたが、交換条件と言う形にして、ホルダーからシールドレイズバックルを投げ渡した。

 

ハイエズは受け取るとなにも言わず、デザイアドライバーにセットした。

 

《SET》

 

「変身!」 「変身」

 

《DUAL ON》 《DUAL ON》

 

《ライダータイム!! 《GREAT ARMED SHIELD》

仮面ライダージオウ!!

烈火抜刀!

ブレイブドラゴン!

烈火一冊!

勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時真紅の剣が悪を貫く!》




刃 総人/仮面ライダーブッサシー
 R ジクウドライバーレイズバックル
 L 聖剣ソードライバーレイズバックル
   レイジングソード


天王 唯一/仮面ライダーハイエズ
 R コマンドジェットバックル
 L シールドレイズバックル
   ジカンギレード


立上 秀/仮面ライダーシンバル
 R マグナムシューター40Xレイズバックル
 L ブーストレイズバックル
   マグナムシューター40X


朝田 陽菜/???
   クローレイズバックル
 願い:わたしの引っ込み思案が直った世界


傾木 心/仮面ライダースケープ
 R アローレイズバックル
 H フィーバースロットレイズバックル
   レイズアロー



R(デザイアドライバーの右側にセット (上半身))
L(デザイアドライバーの左側にセット (下半身))
H(レイズバックルホルダーにセット)
空白(手に持っている)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。