『READY FIGHT』
「はあ!」
ブーストフォームマークII アームドクローに変身したピピヨは、50体のジャマトの群れに向かっていく。
「うわっ…!?」
そのスピードは圧倒的。
50mくらい離れていたジャマトの前に一瞬で躍り出ていた。
ピピヨ自身もそのスピードに驚き、一瞬動きが止まるが
「ツバ……!?」
「ラサラチャ……!?」
あまりの爆速に衝撃波が発生し、ジャマト達も怯み隙が生まれていた。
「やあ!!」
ピピヨは脚を一振り。
「ツバコ!!」
ジャマト1体を蹴飛ばすと弾丸のようにブッ飛ぶ。
近くにいたジャマトたちを4体巻き込み、纏めて討伐した。
「強い……!」
ピピヨはその様子を見て、自身が得た力に驚き、恐れ、そして喜んだ。
「ビデテテピン!!」
浸っているピピヨに、1体のジャマトが、棍棒を振り回しながら、向かっていった。
「えい!」
ピピヨは勢いよく脚を伸ばすと、爪先が鶏の鈎爪のようになり、それが勢いよく伸びた。
「ラサツーム……!?
デデバ……!」
アームドクローとのデュアルオンにより、強度が上がった鈎爪は、武器持ちジャマトを突き刺す。
「ええい!!」
そして、ジャマトごと、飛びた爪を振り回し、ジャマトたちを20体くらいまとめて薙ぎ払った。
(動く……!
たおせる!)
ピピヨ──陽菜は体力が高い方ではない。
そのため、激しい動きは苦手としていたが、ブーストマークIIの力により、軽やかな動きを可能にし、やりたい動きに体が付いてきてくれていた。
「これで決める!」
それは大いなる自信に繋がり、ハキハキした元気な声で宣言すると、ブーストマークIIレイズバックルのグリップを捻った。
『CROW BOOST VICTORY』
「はあ!!」
両腕両足に付くマフラーから炎が吹き出し、ただでさえ高いスピードを高める。
ジャマト達が反応できない速さで、5体で纏めていたジャマトを1体1体パンチやキックで討伐すると、レイズクローの力を込めた鈎爪を回し蹴りの要領で振ると、エネルギーが飛び、固まっていた武器持ちジャマト3体を討伐。
必殺技の効果が切れる直前で距離を取る。
マフラーの炎の出力が終えた瞬間
「デデバコ!!!」
ようやく自分が攻撃されたことを理解した8体のジャマトが断末魔を上げ、爆発四散した。
「これで一気に決める!!」
手応えを感じたピピヨは、再びグリップを握ると、今度は2回捻った。
『BOOST TIME』
ブーストタイム。
ブーストレイズバックルを2回捻ることにより発動する一時的なパワーアップ効果。
これを発動すると、内部の動力が何倍にも向上し、スペックが大いに高まるのだ。
再びマフラーから炎が吹き出すが、その火力は高く炎の長さも2倍くらいになっている。
「はあ!!!」
ピピヨはジャマトの群れを残像で囲うように走ると、外側からジャマトを蹴り、残りの18体のジャマトを中心地点に一箇所に集める。
「これで終わり!!」
ピピヨは大きくジャンプし、集まったジャマトに狙いを定めるとブーストマークIIレイズバックルのグリップを捻った。
『CROW BOOST GRAND VICTORY』
「はあああああ!!!!」
ピピヨの体の5倍くらいに噴き出した炎の推進力を活かしたライダーキックは、一瞬にして、ジャマトの中心へと届き、深いクレーターを作り上げた。
ピピヨは落ちないよう、すぐ高速移動で脱出。
「……ジャ?」
ここで初めて1体のジャマトが攻撃を受けたことに気付いた。
その瞬間。
クレーターの中心部から大爆発が起こり、ほとんどのジャマトが自分が攻撃され、倒されたことが認識できないまま、斃れていった。
「うわあっ!!」
その爆発音や衝撃波があまりにも強かったため、それを起こした張本人のピピヨも驚き、思わず身を屈めてしまった。
衝撃波が止むとピピヨは顔を上げ、そして、後ろを振り返った。
(すごい……
これが、ブーストマークIIの力……)
ピピヨは自分が作り上げたクレーターを見て、手に入れた力が強大なものだと確信した。
(変われる。
わたし……この戦い、勝てるんだ)
ピピヨは掌をギュッと握り、デザイアグランプリの優勝を真に目指すことに決めた。
そのとき
『WORKING WORKING』
「わあ!!」
スパイダーフォンからけたたましい警告音が流れ出した。
ピピヨは驚き、あわててスパイダーフォンを手に取ったとき、
周りが暗くなった。
「……?
なん……
ピピヨはふと空を見上げると、
「だ!!?」
巨大な塊が降ってきた。
「わあ!!」
ピピヨはブーストの力で高速移動し、避けられたが、生身の体だと避けきれずに潰されていただろう。
「な……なに?」
それは腕がウツボカズラ型の大砲になっている、10mくらいある巨大なルークジャマトだった。
「ファツゼラデバテウルクバイオスラビ」
「ジャ……ジャマト……!!」
ピピヨは急いで木の陰に隠れスパイダーフォンを取り出し、通知を見る。
内容にはこう出ていた。
『警告。巨大ジャマト出現。
突然、巨大ジャマトが現れました。
討伐した方には100ポイントの報酬。
危険ですので腕よりのライダーの挑戦を』
「巨大ジャマト…………」
ピピヨはその文書と今目の前に落ちて来た巨大な蕾を交互に見た。
「……え?
えっと……これのこと!?」
ピピヨは今通知が来たものが、目の前に現れたことに驚いた。
「ビビキョエダンツデピピファチャ」
巨大ルークジャマトは下を見ながらなにかを探して歩き始めた。
(まずいよ……あんなのかてっこ……
ない……ことも……ない!)
ピピヨはその大きさに恐れをなしたが、すぐに今持っている自分の力を思い出した。
(あのジャマトを討伐する!
わたしなら……できる!!)
ジャマト50体を無傷で討伐したピピヨは無敵だった。
気分が昂ったピピヨは巨大なジャマトにも臆せずに戦うことを決めた。
「いくよ!!」
ピピヨは木の陰でブーストマークIIレイズバックルのグリップを2回捻った。
『BOOST TIME』
「一撃で決める!!」
ピピヨはすぐにブーストタイムを発動し、巨大ルークジャマトの前に躍り出ると、大きくジャンプする。
まだ巨大ルークジャマトはピピヨを認識できていない。
その間に必殺技を叩き込み、一撃で討伐しようとした。
ピピヨは必殺技を発動するため、グリップに手をかけた。
そのとき
(……あれ…なんだか……意識が…………)
突然目の前がぼやけだし始めた。
瞼が重くなり、目を開けずにはいられなくなる。
(……ね……ねむ…い……)
ピピヨは敵の目の前だというのに、眠気を覚え始めてしまったのだ。
「レレスダト」
巨大ルークジャマトは大砲をピピヨに向ける。
(きめ……な…きゃ……)
ピピヨはグリップを捻ろうとしたが、眠気によって力が入らない。
「ピアーブ」
丸腰のピピヨに巨大ルークジャマトは、大砲から極太ビームを発射した。
「……え?」
ピピヨはその発射音で目が覚め、意識が戻ったが、もう遅かった。
ブーストの力でも間に合わないほどビームは目の前まで来ていた。
ピピヨは空中で何も身動きがとれず
「きゃああああああああああ!!!!!」
ビームに直撃した。
刃 総人/仮面ライダーブッサシー
R ジクウドライバーレイズバックル
H シールドレイズバックル
ジカンギレード
天王 唯一/仮面ライダーハイエズ
R コマンドジェットバックル
L コマンドキャノンバックル
H 聖剣ソードライバーレイズバックル
H レイジングソード
願い:すべてが俺の望み通りになる世界
朝田 陽菜/仮面ライダーピピヨ
R ブーストマークIIレイズバックル
L クローレイズバックル
レイズクロー
願い:わたしの引っ込み思案が直った世界
傾木 心/仮面ライダースケープ
R アローレイズバックル
H フィーバースロットレイズバックル
レイズアロー
立上 秀/仮面ライダーシンバル
R マグナムシューター40Xレイズバックル
L ブーストレイズバックル
マグナムシューター40X
R(デザイアドライバーの右側にセット (上半身))
L(デザイアドライバーの左側にセット (下半身))
H(レイズバックルホルダーにセット)
空白(手に持っている)