デザイア!(仮題)   作:ココリンク

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第2回戦。

ゴール到達ゲーム。

街のジャマトを駆逐した仮面ライダー。

だが、脅威はまだ終わっていない。

徘徊する4体のジャマトライダー。

ジャマトが落とす秘密の地図。

謎を解き明かし、隠されたゴールへ目指す。


このゲームでは、勝ち残った8人が二人一組のペアで挑む。

先にゴールへ到達した二組が次のステージへとコマを進められる。



Ⅸ(仮題)

各ライダーは街の四隅へと転送された。

 

 

市街地。

 

仮面ライダーブッサシーこと、総人が転送された。

 

その隣に、知的そうな女性も送られる。

 

「あなたが私のパートナー?

よろしく。これもなにかの好。

一緒に最終戦まで勝ち進みましょう」

 

女性の名は金成 恵都(かねなり けいと)。

 

総人の方を向くと朗らかな笑顔を向けて、総人に手を差し伸べた。

 

「おう!

さ! 一気にゴールへと行こうぜ!!」

 

総人は軽く頷いただけで、道なりに一目散に駆け出した。

 

「…………え?」

 

残された恵都は唖然とし、そのままのポーズで、目を丸くして静止した。

 

「いや、まって!」

 

そして、置いていかれたことを理解すると、総人を追い掛け始めた。

 

2つ目の交差点を通ったとき、総人はようやく走るのを止めた。

 

「あなた……いきなり走らないで。

どこがゴールだか分かってるの?」

 

恵都は総人の後ろに立ち、文句を言った。

 

だが、総人は恵都には振り向かず、前をずっと見ていた。

 

「とりあえず、まっすぐ行けばいいんだろ?

ラクショーだ!」

 

どこから溢れてくるのかわからない自信に恵都は溜息をつく。

 

「あのね。

手探りな行き当たりばったりは時間の無駄。

街の地図はスパイダーフォンで見られるし、そこから作戦を立てて

 

「わかった!

じゃあまずはあいつらからだな!!」

 

恵都の言葉を遮り、総人は嬉しそうにジクウドライバーレイズバックルを片手に持った。

 

「あいつらって?」

 

恵都は総人の隣に立ち、総人の視線の先を見る。

 

「……!!

ジャマト……!! あんなにたくさん……!?」

 

そこにはジャマトの大群が押し寄せてきていた。

 

全部ポーンジャマトだが50体程もいる。

 

恵都はあまりの多さに息を呑んだ。

 

「よっしゃー!!

一騎当千!!」

 

『ジクウドライバー』

 

反対に、総人は多くのジャマトを倒せると意気込み、ジクウドライバーレイズバックルをデザイアドライバーにセットした。

 

「変身!!」

 

『ライダータイム!!

仮面ライダージオウ!!

READY FIGHT』

 

そして、ジクウドライバーレイズバックルのクレストを押し込み、仮面ライダーブッサシー ジオウフォームに変身した。

 

ジカンギレードを右手に持ち、

 

「うおー!!」

 

ジュウモードの銃口でジャマトの頭を引っ叩いた。

 

「キョジ!」

 

ジャマトは痛がる素振りを見せたが、決定打にはならず、まだ耐えている。

 

「ラサツームアラチャファ!」

 

そして、ジャマトは攻撃に怒り、手に持っている棍棒でをブッサシーを突いた。

 

「うわ!」

 

ブッサシーは吹き飛ばされ、恵都の目の前に転がる。

 

「なにしてんの?」

 

恵都は呆れたような目でブッサシーを見下ろす。

 

「なにって!

壊されたんだよ!!」

 

ブッサシーは怒るように言うと、ジカンギレードを構えて、再びジャマトへと挑んだ。

 

「ジオウフォーム。

あなたには宝の持ち腐れ。

あれも壊れてるわけじゃないのに」

 

恵都はそう呟きながらホルダーから、ニンジャの力を内包したバックル──《ニンジャレイズバックル》を取り出した。

 

『SET』

 

「変身」

 

恵都は特にポーズは取らず、デザイアドライバーにニンジャレイズバックルをセットした瞬間、レバーを引いた。

 

『NINJA

READY FIGHT』

 

そして、恵都の体は真っ黒の素体に包まれ、カッコウ型のマスクが装着された。

 

上半身には、緑を基調としたニンジャのような鎧が装着される。

 

《仮面ライダータイパー》。

 

それが、彼女のもう一つの名だ。

 

《ニンジャフォーム》に変身し、手に《ニンジャデュアラー》が装備される。

 

『TWIN BLADE』

 

タイパーはニンジャデュアラーを2つに分解し、《ツインブレード》にした。

 

「きっちり行くよ」

 

タイパーは駆け出し、ジャマトの群れへ突っ込む。

 

「どいて!」

 

『ROUND 1』

 

タイパーはニンジャデュアラーの手裏剣ディスクを一回転させながら、ブッサシーに叫んだ。

 

「えっ!?

て……うわ!!」

 

ブッサシーは棍棒ジャマトと競り合ってる最中だったが、返事しようとした瞬間に、体制を崩して、突き飛ばされた。

 

「ちょうどいい!」

 

タイパーはブッサシーをジャンプで交わすと、ニンジャデュアラーのトリガーを引いた。

 

『TACTICAL SLASH』

 

「はあ!!」

 

すると、分裂した2つの刃から、衝撃波が放たれた。

 

「ラサツーム!?」

 

棍棒ジャマトは対処できず、直撃。

 

「ツバコ!!」

 

後ろで様子を見ていたジャマトも5匹くらい、流れ弾に斃れた。

 

「大丈夫?」

 

タイパーはニンジャデュアラーを構えながら、横目で倒れるブッサシーに声をかけた。

 

「いてて……

おう!

って、お前それ!

ニンジャデュアラーじゃねえか!!」

 

ブッサシーは勢いよく立ち上がると、タイパーの横に立ち、ニンジャデュアラーに目を輝かせた。

 

「でもツインブレードか……

お前、センスねえな」

 

だが、形状を見るとこばかにするように言った。

 

「ジカンギレードを使いこなせないあなたに言われたくない」

 

タイパーはジャマトへの警戒を怠らないまま、言い返した。

 

「使いこなせないていうか、壊れてるんだよ!

さっきは“ケン”だったのに、今は“ジュウ”だぞ!

壊れてるんだ!!」

 

「壊れてるんじゃなくてそういう武器。

あなた、自分が持っている武器くらいちゃんと調べなさいよ」

 

「でもケンはどこいったんだよ!

俺はジュウは嫌いだ!」

 

「だからそういうのはスパイダーフォンで!

……っていうか今、話し掛けないで!

気が散る!!」

 

タイパーは言うことを聞かないブッサシーに、苛立ち、怒鳴ると、手裏剣ディスクに手を掛けた。

 

『ROUND 1・2』

 

『TACTICAL SLASH』

 

そして、2回回すとトリガーを引き

 

「はあッ!!」

 

刃の衝撃波をジャマトの群れへ飛ばした。

 

「ツバ!!」

 

ジャマトは怯み、動きを止める。

 

「こっち!!」

 

その間にタイパーはニンジャデュアラーをホルダーにセットし、ブッサシーの手を引いて、さっきの交差点を曲がって、ジャマトの群れから逃げた。




刃 総人/仮面ライダーブッサシー
 R ジクウドライバーレイズバックル
 H シールドレイズバックル
   ジカンギレード(ジュウモード)


金成 恵都/仮面ライダータイパー
 R ニンジャレイズバックル
   ニンジャデュアラー(ツインブレード)


天王 唯一/仮面ライダーハイエズ
 R ブーストマークIIレイズバックル
 H コマンドジェットバックル
 H コマンドキャノンバックル
   レイジングソード
 願い:すべてが俺の望み通りになる世界


朝田 陽菜/仮面ライダーピピヨ
 R 聖剣ソードライバーレイズバックル
 L クローレイズバックル
   レイズクロー
 願い:わたしの引っ込み思案が直った世界


傾木 心/仮面ライダースケープ
 R アローレイズバックル
 H フィーバースロットレイズバックル
   レイズアロー


立上 秀/仮面ライダーシンバル
 R マグナムシューター40Xレイズバックル
 L ブーストレイズバックル
   マグナムシューター40X



R(デザイアドライバーの右側にセット (上半身))
L(デザイアドライバーの左側にセット (下半身))
H(レイズバックルホルダーにセット)
空白(手に持っている)
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