GUILTY BLOOD   作:gpアナガキ

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初めましてー思いつきでまた新しく出しました。もし良かったらよろしくお願いします〜


最初の夜

真夜中の夜、この日俺は大学の帰りにコンビニのバイトを終わらせて帰っていた時のことだった。早く帰りたくて路地裏を通って近道しようとした時にその時は現れた。

 

 

目の前にいるのは、小さな子供だった。小さな子供?……なのか?

 

 

 

 

薄い灰色の服を着たフードの人とすれ違った瞬間それは起きた。

 

 

俺の腹には赤く染まった鋭い刃が刺さっていた。

 

「なんだよ、コレ…俺死ぬのかよ………ハハッ」

 

 

 

 

そこからは余り覚えていない。目の前が真っ暗になりその場で倒れ伏してしまった。身体から出ていた出血はいつの間にか止まって……あれ?腹に刺さった刃が消えてる?いや、今はそんな事より家に帰ろう。バイトも今日は休んで……その時のことだった。路地裏に倒れていたから身体に変化が無かったんだろう。日陰から出た瞬間体から煙が立ち上がった。

 

「アチィ!?………あーー!!!身体が!?干からびて!?」

 

その時だった。路地裏から出ようとした時太陽の直射日光に当たった瞬間肌が腐れていったのだ。

 

「おい、早く日陰に入れ」

 

気がつくと後ろから引っ張り出されていた。日陰に入った瞬間腐れていた身体がどんどん元に戻っていく。この時思い知らされていた、自分の身体が人間から逸脱されていた事に嫌でも思い知らされた。

 

「それで、何があったか聞いて良いかな?アンタ何者?」

 

俺に聞いてきたのは学生服を纏った女子高生だった。日本刀を腰に携えていた事だけを除けば……コイツ怖!?

 

 

「わかんねぇ、俺が今分かることは自分の身体が人間じゃねえって事だけだ。今度は俺の質問だ。君も一般人じゃねえだろ?何者だよ」

 

「私は常世志保と言う者だ。常世一族の末裔にして、今はただの下っ端って所かな」

 

「俺は赤井蒼堵だ。香焼大学2年生で昨日バイトの帰りにここを通って人とすれ違った時に刺された筈?だったんだがいつの間にか傷が塞がってるし、凶器も見つかんねぇ。次第にこの日陰から出る事もできねぇしよ、まるで吸血鬼にでもなった感じだよ」

 

「ふーん、此処で待ってて。聞きたい事は私の知り合いの家で聞くから、まずは此処を出ないとね。夜まで此処にいる訳にもいかないし」

 

「いや、お前学校はどうすんだよ。学生だろ?」

 

「私みたいな銃刀法違反してる学生が一般的に通学する訳ないでしょ。この制服は一般人を装う為の服ってだけよ。ちょっと待ってなさい」

 

そう言って常世は小走りに外へ向かって行ってしまった。暫くすると何かを持って戻ってきた。

 

「日傘か、成る程ね」

 

「後で日傘代貰うからね」

 

そこはちゃっかりしてんのね。まあ、どこの世界に歳下に奢って貰う年上がいるのかって話だけど今回限りはサービスして欲しい。夜しか動けないこっちからしてみれば死活問題なんだ。

 

少し歩くと山の中に薄暗い入り小さな小屋がポツンと建ってあった。

 

「ここよ」

 

「マジで?なんか汚くね?」

 

「中は外よりマシだから、それより行くわよ。いくら日傘を持っていてもずっと外にいるよりかはマシでしょ?」

 

「ヘイヘイ」

 

チャイムを鳴らすとズンガラガッシャー!?って音が響いた。一体此処になにがあんだよ。住んでるやつも只者じゃねえってか?

 

「いらっしゃーい!お?志保が男連れてる!ヤルネーでもお姉ちゃんアイでは志保ちゃんの彼氏としては少し大人っぽく見えるのですが?」

 

「彼氏な訳ないでしょ?路地裏で見つけたのよ。それより血液パックある?話はそれからよ」

 

なんだコイツ?お姉ちゃんって言ってるから姉妹なのか?確かに顔つきは似ているけど

 

「一応言っておくけどあの人は従姉妹よ、同じ苗字だけど全然関係ないから」

 

「お、おう?」

 

それから中に入ると一般的なピンク色の壁紙で染まった部屋がそこにはあった。よく見ると金属やら鉄やら女の子らしからぬ物も色々置いてある。

 

「ほら、血液パックだよ志保ちゃん」

 

「サンキュ、赤井さん。これ口に入れてみて」

 

「他人の血液を口にそのまま!?俺なんの実験されてんの?」

 

「私の見立てでは太陽を好まない生物は吸血鬼くらいしかいないからね。ほら、さっさと口に入れるのよ」

 

「うぁぷ!?」

 

常世は血液パックの蓋を開けて俺の口に突っ込んできた。口の中に入る血液は俺の喉を通り粘ついた感触が舌触りを包み気持ち悪い。暫くすると何故か美味しく感じてしまう。

 

「プハ!?ゲホ!ゲホ!テメェ何しやがんだチキショウ!」

 

「それで?美味しく感じた?人間様の血の味は」 

 

「嗚呼、不思議と美味しく感じまった。でもなんでいきなり口に突っ込んでくんだよ。自分で呑めるっつの」

 

「アンタが私達の身体を抑えて血を吸われでもしたらたまったもんじゃないからね。コレくらいの不可抗力があって良いじゃない。それよりも問題なのは血液パックが美味しく感じてしまったって事よ、コレで確定ね。弥美さん、この人に例のヤツを」

 

「ハイハーイ」

 

ガチャって音と共に俺の両手に錠付けた。

 

「おい!いきなり何すんだよ!」

 

「例え誰かの陰謀なのかも知れなくてもあんな町にアンタみたいな怪物を置くわけにいかないでしょ。暫くここで大人しくしておきなさい。別に危害を加えるつもりも無いし、私の実力じゃ赤井さんを殺すことも出来ないわ」

 

「なんでだよ?太陽の光に吊るしたら終わりじゃねえか」

 

「吸血鬼ってのはそんな単純な生き物じゃないのよ。それに路地裏での事覚えてないの?腐った身体が元に戻ってたのよ。アンタの細胞はアンタの血が全部無くなるまでは再生されていたじゃない。ってことは身体を切ったり殴ったりした所で同じことよ」

 

「なるほど!志保ちゃんはサンドバッグを吊るす為に男を連れてきたのね!」

 

弥美さんはシュッシュとシャドウボクシング((⊂(`ω´∩) をしている。

 

「そんな訳無いでしょ?それより赤井さん。せっかくあの場で助けたんだからさ」

 

「なんだよ?ここまできて言うこと聞けってか?錠なんざかけなくったって助けて貰ったんだから動いてやろうと思ったのによ」

 

「流石にここでは錠を外す事は出来ないけど、どうだ?助けた恩に報いる形で私の活動に力を貸してくれないか?」

 

「何させるつもりだよ」

 

「異界から流れてくるゴミの清掃活動(ボランティア)だよ」




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