重装転生者はゲマトリアで何を思う。   作:焼け野原主任

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どうも、焼け野原主任です!

はい投稿が遅れてるー!(目標午前九時)

では、どうぞ…。


ペロロジャンキーは慌てない

「ここが…ブラックマーケット……」

 

「わぁ〜☆、すっごい賑わってますね?」

 

 

 ブラックマーケットの入り口、雑多な建物が乱立するこの昏い雰囲気の漂うこの場所、その暗い雰囲気とは裏腹にそこは人の喧騒に満ちていて、通りに座る銃火器を売る露天商同士の会話に、戦車を値切ろうと交渉している客に、それに応じようとしない厳つい店主。飲んだくれと思える奴と柄の悪そうな生徒がぶつかって喧嘩し、商店の店内音楽が混じり、聞き取りにくい不協和音として鳴り響く。

 

 僕にとっては別段驚く事もない見慣れた風景だが、後ろにいるアビドスの皆は初めて感じるアングラで、かつアビドスにはない賑わった風景に皆は少しだけ驚き、忙しなく回りを見渡す姿が見えた。

 

 僕は調査だったり、黒服のビルに行く都合上よく通るしいろんな絡んでくるスケバン共をしばき回したりしたりしたこの空間。

 

 人の喧騒と、店舗から流れる音の混じった雑多で、煩雑な音の波。辺りを漂う異質で妖しげな空気。僕にとっては聞きなれ、嗅ぎ慣れたそのどれもがアビドスの皆にとっては新鮮だった。

 

 そんな空気に包まれた空間で、何となく警戒した皆は自然と先生を囲む様な布陣を組んだ。

 

「ん…、小さな市場を想定していたけど、街一つぐらいの規模だなんて…、想像だにしなかった」

 

《まぁ、連邦生徒会の手が及ばないエリアがここまで拡大してるなんて思わないよね》

 

「うへ~、普段私たちはアビドスにばかり居るからね~。学区外は結構変なところが多いんだよ~」

 

「ホシノ先輩、ここに来たことがあるの?」

 

「いんやぁ~、私も初めてだね~。でも他の学区にはへんちくりんなモノが沢山あるんだってさ~」

「ちょーデカい水族館もあるんだって~、アクアリウムって言うの~! 今度行ってみたいな〜、うへ…お魚…お刺身…」

 

 ホシノが珍しく心の底からの笑顔を浮かべ、飛び上がってはしゃぐ。

 

「よくわかんないけど…、アクアリウムってそういうものじゃ無い様な…」

 

「…じゃあ、今度皆で行きますか? 水族館」

 

「え〜? 本当〜? アキラちゃん大好き〜!」

 

 僕がそういうと、ホシノが満面の笑みを浮かべて僕の体にロケットの如く抱きついてくる。前までの僕だったら抱き付かれるだけで色々と生理現象が凄まじいことになってただろうが、今は違う、昔とは違うのだよ昔とは! 

 

 まぁそれはそれとして、水族館も一応ここから行けない距離ではないし、ミレニアムやトリニティにも大きなのはあるからそこならまぁ…行けるか、D.Uシラトリ区経由ならミレニアムはすぐ着くし。…まぁ最近は、色々な事で根を詰めているからね、休息も必要だろう。

 

 すると、アビドスに待機しているアヤネから通信が入り、スマホのホログラムにアヤネの姿が映し出される。

 

『皆さん気を付けて下さい、そこは違法な武器や兵器が取引される場所です、何が起こるか判りません』

『先生は銃弾一発で致命傷になる体ですので、細心の注意をお願いします』

 

「了解です…、まぁ、大丈夫でしょうが」

 

 アヤネの注意を話半分に聞き、僕はいつもの如く近くの商店に目を向ける、すると其処にはM2ブラッドレー戦闘車が二億円で販売されていた。現実では四億近い値段がするがブラックマーケットではまだ割と安い部類に入るのが酷い。

 

 僕も黒服からのお小遣いで一両だけ中古のT−34−85を3000万で購入したことがあったが…、安いのか…? コレは。

 

「ん、先生、あまり離れないで」

 

「じゃあ、ちゃんと守らないとね」

 

「ですね☆」

 

 シロコ、ノノミ、セリカが先生の側へと寄り、守りを固め、より一層警戒を強める。

 ンンンンン、面白いことになりそうですぞ〜? 

 

「うへ〜、みんなお熱いね〜」

 

「ですね、混ざらなくていいんです?」

 

「ん〜、まぁ、おじさんはアキラちゃんと一緒にいる方がいいからね〜」

 

 僕とホシノがそうして先生とシロコたちの後で後方彼氏彼女ヅラを決め込んでいると、不意にパパパパと近くで破裂音が連続して鳴り響いた。銃声だ、それも9mmSMG系統の取り回しのしやすいやつ。

 

「銃声…」

 

 その音に周囲に居た人らが少しざわつく。シロコがポツリと呟いたのが聞こえ、その場の皆が周囲を見渡した。

 すると、ゴテゴテといろんなアクセサリーの付いた重そうにたれ下がったバックを揺らし、こちらへ駆けてくる一人の金髪の少女が皆の目に入る。

 

「待て!」

 

「う、うわあああ! まずっ、まずいですー!! つ、ついて来ないでくださぁ〜い!!!」

 

 阿磁谷ヒフミ(トリニティのペロロ様ジャンキー)である。重そうなバッグを持って華麗なステップで障害物や群衆の間を飛び上がったり縫ったりして必死に逃げまくるその様はまるでパルクールの選手の様だが…、まぁ、そんな呑気な状況じゃないよね。

 

『あれ…? あの制服は…』

 

「トリニティ総合学園ですね、何でここに?」

 

 僕は少々白々しくアヤネに向かってそう言い、ブラックマンバ用のコンタクトタイプのホログラム式光学照準器を起動しズームしながら観察する。

 観察していると、群衆の間を縫ってやってきたヒフミがシロコのすぐ目の前までやってくる。

 

「わわわっ! そこ! 退いて下さい〜〜!」

 

 ヒフミがそう言うがその時点で1mも離れておらず、シロコもヒフミもすぐに対応出来ずぶつかり、一緒に倒れるが、シロコはヒフミごと受け身をとって流れる様に立ち上がった。

 

 …は!? シロコ凄すぎんだろ! さすがアビドス一の戦闘のプロ! 

 

「…ふぇ!?」

 

「大丈夫? ………な訳ないか、追われてるみたいだし」

 

 ヒフミが一連の流れに困惑し、僕が心の中でシロコを称賛していると後ろにいた特攻服とに身を包み、その下はサラシと言う男らしい格好のパーマの掛かった金髪に、ミニスカートに少しヘソが出ているセーラー服をきたポニーテールの「いかにも」な格好をした連中が追いついてきた。

 

「やっと追いついた…!」

 

「おい! お前ら! どけ! そこのトリニティにアタシらは用があるんだ!」

 

「う、うぅ…、私の方は別に用はないのですけれど……」

 

『トリニティ総合学園…キヴォトス一のマンモス校じゃないですか!』

 

「そう! そしてキヴォトスで一番金を持ってる学校でもある!」

 

「拉致って誘拐! 中々の財テクだ…ろ……う?」

 

 通信先のアヤネがそう言うと、被せる様に不良たちニヤニヤとしながら自分らの計画を自慢気に話し始めるが、その視線が僕の方を向いた瞬間、自然とその口の動きが鈍くなっていき、自信満々でニヤついていた目が驚愕の色に染まり、顔から血の気が引き、目に見えてが白くなっていく。

 

「……()()!?」

 

「「「「《姐御ォ!?》」」」」

 

 スケバンたちが驚きの余り大声を上げると、それに続いてアヤネや皆所か先生まで驚きの声を上げる。クッソ、ここでバレたくなかったんだけどなぁ…、僕はそう思いながらその声にちょっとイラつきながら僕は二人のスケバンの前へと移動する。

 

「あ、あね、姐御…なんでここに?」

 

「なんでって…、別に? まぁいいや、ほれ散れ散れ、これ以上迷惑かけるんだったら容赦しないよ?」

 

「「わ! わかりました! 姐御!」」

 

 追いかけて来た二人のスケバンに僕がそう言ってしっしと追い払うジェスチャーをすると、泡食った様子でスケバン達は逃げていった。

 

 …さて、皆様こう疑問に思うだろう、「なぜ、姉御と呼ばれるに至ったか?」簡単です、そりゃあ金目当てで絡んでくる連中を手当たり次第にしばき回して元組織をボッコボコにしまくってたらこうなった。いやぁこう言う世界って武力ある者が成り上がるって本当なんだね!! 

 僕としてはただ降りかかる火の粉を払って、思わず火元を消し去ちゃっただけなのにね! 

 

「…うへ〜、アキラちゃん、いつの間に不良になっちゃったの〜? お母さんは悲しいよ〜」

 

「別に、黒幕の捜索をした時の成り行きですよ」

 

 僕はホシノの問いに素っ気なく返事をする。

 あーもう、何してくれてるんだあのスケバン共! あとでお仕置きでもしてやろうか! 

 

「ま、いいです、さっさと行きましょう」




お読みいただきありがとうございます。

はいさて、アキラくんのこのネタですが少々粗削りだったかなぁ…。まぁ、未来の私が改稿するでしょう!

さて、スケバン達はあのあとアキラくんちゃんからどんなお仕置きを受けたのかは、神のみぞ知る…。

では、また次回。

曇るんだったら?

  • ホシノ
  • シロコ
  • 先生
  • 全部!
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