原神 トロフィー『少女がふたり、神はなし』獲得RTA   作:水の国の底から

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part3

エゲリアが死にました。

今頃はスメールの砂漠のあたりで湖になってるんじゃないですかね。

 

そしてその前に、エゲリアはフリーナを次代の水神、魔神フォカロルスに指名しました。

諸々の呪いやら責任やらも丸投げです。可哀想に!(他人事)

 

今は事後処理やらなにやらでフォンテーヌをはじめ世界中が荒れています。

モンドはともかく、稲妻やスメールも主神を失ってえらいこっちゃですね。たぶん今頃フリーナが海の底で与えられた『課題』について考えている頃でしょうが、ハモくんはぼっちなので関係ありません。

 

倍速です。

 

同族である純水精霊があっちこっちに散らばっていったり、実は先の大戦で多くの純水精霊が死んでいたりしますがハモくんにとっては些事です。

 

このままフリーナが魔神と人とに分かたれるまで……な ん で 等 速 に 戻 す 必 要 が あ る ん で す か

 

──水底にいたはずのフリーナが尋ねてきた。

 

あれれー、丘ピーポー?

なぁんでフリーナちゃんがハモくんのところに来るんですかねぇ……

 

どうやら解決の糸口を求めて来たみたいです。

二代揃って眷属に助けを求めるとか、七神として恥ずかしくねぇの? 恥を忍ばないその姿、まっこと誉高い。

 

マトモな会話はしていないはずですが、恐らく想定以上にフリーナからの好感度が高かったのでしょう。なんでやろなぁ……

 

ハモくんには一生孤独に生きてもらうつもりだったのですが……ここでオリチャー発動! あえてフリーナの相談に乗り、問題解決の為の行動を早めます。

 

──フリーナは決断したらしい。人間に憧れた同胞の決意、助けてやらんこともない。

 

はい。なんやかんやあって魔神のフォカロルスと人間のフリーナに分かれました。

諭示裁定カーディナルと、そこから生み出される律償混合エネルギー。本史通りにこれらを活用した解決を行います。

 

おっ待てい(知将)

天理をだまくらかして水神の神座をぶち壊すには作戦を誰にも知られない必要があるのに、ハモくんが迂闊に協力なんてして大丈夫なのか心配だゾと思った旅人もいるかもしれません。

 

実際に協力者を据えるとホモの眼光で下界を睥睨する天理ちゃんに見つかる確率が跳ね上がります。気をつけよう!(ゆうさく)

 

 

しかし皆様、お忘れでしょうか?

ハモくんは純水精霊です。そして純水精霊には、よく分からない能力があるのです。

 

──人の少女よ、共にあろう。我が友の決意は背負うのは君ではないのだから。

 

そう、『融合』ですね! 増え方も育ち方もいまいち曖昧な純水精霊ですが、リリスとマリアンの例のように種族固有の能力として他者との融合が出来ます。

知能や力の数値が低いとうっかり相手の意識を呑み込んでしまったり、逆に塗り潰されたり、アンみたく新たな人格が生まれてしまったりするのですが、ハモくんのような古参純水精霊ならできらぁ! って感じです。

 

ここに、最初から続けているソロぼっちムーブで培った隠密スキルを合わせるともう最強です。誰もハモくんを見つけられません。

 

──フリーナ。人としてのフリーナ(少女)。『彼女』がなりたかったフリーナ(人間)

 

「だ、誰!?」

 

──ふむ……「鏡の中の僕」に準えて、「君の中の君」とでも名乗ろうか。

 

「僕の中の、ぼく……なんだよそれ……」

 

 

なんだこいつ(本音)

 

はい。無事魔神としてのフォカロルスから分かたれたフリーナに寄生することができました。

これで2人は1つですので、本史と変わらずにフリーナは一人でフォカロルスを演じて生きていかなくてはなりません。

 

 

ここで注意しなければならないポインヨですが、フリーナと融合してもこちらから何かしらのアクションは起こさないようにしましょう。

肉体や意識の主導権は全て向こうに明け渡し、滅多に語りかけないようにします。こうすることで何も知らないフリーナはハモくんのことを「鏡の中の僕」と同じく不思議存在だと思ってくれます。

 

あまり能動的に動きすぎると自分に自信が無いフリーナちゃんは重責に耐えかねてハモくんに全てを投げ出してしまいます。その場合は一瞬で天理にバレてゲームオーバーです。気をつけよう!

 

 

枢律庭からの承認も得て、無事にフリーナが水神に即位しました。

それからしばらくして、フォカロルスによって招集されたヌヴィレットが最高審判官に就任しました。最終的に彼に古龍の大権を返すことになるので、すべて計画通りですね。

 

一方たどころ、ローデシアやイディアなどの多くの純水精霊はフォンテーヌから離反してしまいましたが、気にしなくても構いません。

 

たぶんそのうちエリナスの亡骸から生えてきたメリュジーヌが地上に現れる頃かもしれませんが、ハモくんは特に行動する必要はないです。

フリーナは色々とやってますが、ハモくんは今までと同じように何もせずに過ごします。

 

 

水仙十字院とかマレショーセファントムとか色々と問題は発生していますが、表面上は自信満々で飄々としつつも割とそれどころではないフリーナはほとんどヌヴィレットに任せますし、そんなフリーナに潜むハモくんも我関せずを貫きます。

 

これによって、以前と同じくなんにもない素晴らしい一日を過ごし続けることができるんですね。

 

本来のチャートではフォンテーヌの片隅で隠居生活を送る予定だったんですが、どう頑張っても運次第では面倒な任務(クエスト)が発生してしまいます。森林書とか黄金の眠りを超える長さの任務もあり、そんなもの引き当てたらリセ確定です。

しかし、他国どころか自国の問題にも首を突っ込む余裕がないフリーナならばこの懸念は無いものにできます。やったぜ。

 

RTAで運要素は不要、はっきりわかんだね。

 

もっとも、問題もあります。

 

 

──疲れているな。早く休め。

 

「本当に疲れたよ……僕、ちゃんと『神』をやれてるかな?」

 

──君はよくやっているよ。

 

 

早くも精神的疲労が蓄積しているフリーナのメンタルケアをしなければならないことです。

フリーナと一体化している以上は彼女の精神状態が多少なりともハモくんに影響しますし、逆にハモくんの『偏屈』な性格がフリーナに波紋して悪影響を及ぼす可能性があります。

 

元々薄氷の上に立つフリーナの精神状態が安定すれば良いのですが、下手に刺激して全てを諦めた無敵フリーナになると一発でフォンテーヌが海の藻屑となってゲームオーバーです。

というわけで面倒ですが、定期的にフリーナに語りかける必要があります。

 

 

「皆が僕のことを神って呼んで有難がるんだ。拝む人だっている。僕は、何も出来ていないというのに」

 

──だが、背負った。故に君は、ここにいる。

 

「そう、そうだね。だから僕が、やらないと」

 

 

あぁ^〜覚悟を決める少女の姿は美しいんじゃ^〜

 

最初のうちはフリーナにも割と余裕があり、また自分の内にいるハモくんを訝しんでいるのか語りかけてきませんが、数十年経つといよいよ精神的に追い詰められてきます。そろそろ危ないなってなったら語りかけましょう。

このゲーム、精神状態は内部パラメータ扱いとなっており確認は出来ないので、そこら辺はフリーナの様子と長年の勘でカバーしていきます。

 

この行為はフリーナの500年の統治において後半になるほど頻度が増し、要する時間も長くなります。

最終的に隠居ルートで上手いこと面倒な任務を引かずに進められた場合よりも時間がかかるのでまずあじですが、今回はそれと安定感を天秤にかけて後者を選びました。

 

しかしわけも分からないままで躊躇なくフォンテーヌ人と自分の命を秤にかけたりしちゃうただの人間の少女のフリーナちゃんはさすがの精神力ですね。多少のガバにいちいち焦ってオリチャーを選んじゃう薄弱RTA走者も見習えばいいと思いますよ?

 

 

ここまで来たらもうやることはありません。

最後の『審判』の日までミスをせずに辿り着くことが出来ればいいので気楽に行きます。

 

 

「僕もう疲れたよ、ハルモロス。いつまで演じ続ければいいんだろう……」

 

──傍にいるとも。今だけは、全てを忘れ微睡みに沈め。

 

 

……なんかハモくんが勝手に顕現してフリーナを寝かしつけてますね。オラッ天理にバレたらどうすんださっさと戻れ!

 

何も問題はないです。

このゲーム(原神)あるあるとして勝手に操作キャラクターが動いたり喋ったりしますが、私のチャートはちゃあんと(クソウマ)練られているのでこの程度の外乱は影響しません。

 

 

じゃああと数百年頑張ってね♡

 

 

七神暦XZZY年X月ξ日

 

今日もなんにもない素晴らしい一日だった。

フリーナはよく頑張っている。

 

 

七神暦ZZYX年Y月ο日

 

今日もなんにもない素晴らしい一日だった。

フリーナはよく頑張っている。

 

 

七神暦ZZZY年XZ月ε日

 

今日もなんにもない素晴らしい一日だった。

フリーナはよく頑張っている。

 

 

七神暦――

 

 

 

 

 

 

すいませ〜ん、旅人ですけど、ま〜だ時間かかりそうですかね〜?

 

倍速&倍速&倍速、感謝の10倍速です。

やはり500年は長いですね。ハモくんには賢者か老人みたいな徹底的に何もしないムーブを貫いてもらっているおかげで変なイベントは発生しませんが、それでも長いです。

 

ですが長年の勘によると、そろそろ……

 

 

――敵か。敵だ。

 

 

来ました。

氷の国スネージナヤの特殊部隊ファデュイの11人の幹部ファトュスの4番目、『召使』アルレッキーノです。

 

お前は何を言っているんだ?(AA略)

 

横文字が多くて何がなにやらですが、この銀髪長身火元素使いのミステリアスめちゃくちゃ足長い系美女はフリーナに闇討ちを仕掛けてきます。神様に対する敬意は無いのか?

 

いくら変装しているとはいえ他国の神に襲撃はやばいでしょと思わなくもないですが、これはフリーナが持つとされる神の心を強奪する、ないしは本物の『神』を見極める為の行動です。

割とガチで殺しに来ますが、フリーナが神の心を持たないただの少女であると悟ると彼女は手を引くので、ハモくんは何もする必要が──

 

 

──守るために、俺がいる。

 

 

ああああああああああああああああ!!!!!!

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