12月も結構なラッシュのようですし楽しみ半分、資金面の苦しさ半分と…
皆様のカード事情はいかがでしょうか?
Side 舜
舜 場
モンスター:2 魔法・罠:1 手札:3
十代 場
モンスター:0 魔法・罠:1 手札:4
カイザー 場
モンスター:2 魔法・罠:2 手札:0
「次は俺の番だ、ドロー!
俺は再び『融合』を発動!手札のフォレストマンとオーシャンを融合し
『E・HEROジ・アース』を融合召喚!」
E・HEROジ・アース ☆8/ 地 / 戦士 / 攻2500 / 守2000
「手札から『融合回収』を発動。融合のカードと融合素材となった
モンスターを手札に戻す。俺はフォレストマンと融合を手札に加え、
もう一度融合を発動。手札のフォレストマンとフェザーマンを融合、
『E・HERO GreatTORNADO』を召喚!」
E・HERO GreatTORNADO ☆8/ 風 / 戦士 / 攻2800 / 守2200
おー、融合二連続か。
正直手札を使い切るのはリスクが高いと思うがな。
「トルネードの効果、召喚されたとき、相手の場の全てのモンスターの
攻守を半分にする。タウン・バースト!」
神機グングニル 攻1600 → 800 守1800 → 900
鉄騎皇イグドラシル 攻2100 → 1050 守1000 → 500
サイバー・ドラゴン 攻2100 → 1050 守1600 → 800
俺と亮のモンスターの戦闘力が軒並みダウンする。
やはり場が複数ある決闘でのトルネードの効果は絶大だ。
「まずはジ・アースでカイザーのサイバー・ドラゴンに攻撃。
アース・インパクト!」
カイザー LP 4000→2550
「お次はさっきのお返しだ!舜のイグドラシルにトルネードで攻撃、スーパーセル!」
こっちに来たか。
亮もそうだが、こういう決闘は一人を狙うのが定石なのだが。
まあ十代はそこら辺、なにも考えてないのだろう。
強いて言うなら楽しむため、その場のノリってやつか。
「俺はグングニルのコアカウンターを一つ取り除き、罠『ソーンプリズン』を発動。このカードは相手の場のモンスターを二体まで選択し、表示形式を変更する」
神機グングニル 攻1600 → 1400 守1800 → 1600
植物のようなものが二体のヒーローの動きを封じる。
「あー、また俺のモンスターが!」
「ふっ・・・」
悔しがる十代に、それを見て楽しそうな亮。
・・・なんかこういう決闘も久しぶりだな。
「手札もないし・・・ターン終了だ。」
舜 場
モンスター:2 魔法・罠:0 手札:3
十代 場
モンスター:2 魔法・罠:1 手札:0
カイザー 場
モンスター:1 魔法・罠:2 手札:0
「俺のターン、ドロー。タイムカプセル発動後二度目の俺のターンだ。
俺はタイムカプセルを破壊して棺に入れたカードを手札に加える。」
恐らくこれで亮の手札にはキーカードが入ったはず。
このターンに仕掛けてくるか。
「この決闘もいよいよ大詰めかな。」
「ああ、どうなるかワクワクするぜ。」
確かにそろそろこの決闘も終わりに近づいてる。十代は手札を使い切ってでも切り札級のモンスターを召喚してきたし、俺もそろそろ動くつもりだ。
「そうだろう、君は自分のもてる力を存分に出し切っている。そんな君に対して俺も全力を出すことができた。君たちの決闘に敬意を表する。」
まったく、クサいセリフを平然と言ってくれるよ。まあ、言われている十代も悪い気はしてないようだけどな。
しかし、このセリフは十代だけに向けられたもんじゃないだろうな。まあ言われている本人もそれに気づいたようだし、これで当初の目的は達成かな。
「そう言ってくれるのは嬉しいけど、まだ決闘は終わってないぜ亮。」
「ふっ、そうだな。行くぞ!俺は『強欲な壺』を発動し山札から二枚ドロー。伏せカード、『死者蘇生』を発動。墓地の『サイバー・ドラゴン』を復活させる。そして手札から魔法カード『パワーボンド』を発動!」
なんという詰め込み。さっき手札に入れたのはやはりパワーボンドか。亮のやつは本当に全力で来るみたいだな。
だとすればこちらも全力でいかないと申し訳ないかな。
「このカードは機械族モンスターを融合召喚することができる。場に二体のサイバー・ドラゴン。さらに手札よりもう一体のサイバー・ドラゴンを融合。」
三体のサイバー・ドラゴン…来るか、サイバー・ドラゴンの究極体!
「サイバー・エンド・ドラゴンを攻撃表示で召喚!」
サイバー・エンド・ドラゴン ☆10/ 光 / 機械 / 攻4000 / 守2800
巨大な三つの首を持つ機械の竜が現れる。
流石サイバー・ドラゴンの究極体。ソリッドビジョンだというのにとても大きな威圧感を感じる。というより正直怖い。
「パワーボンドの効果により攻撃力は二倍になる。」
サイバー・エンド・ドラゴン 攻4000 → 8000
攻撃力8000。しかも守備モンスターに対しての貫通能力。
これでは先ほど攻撃に全力を出し切った十代も、凌ぐのに伏せカードを使ってしまった俺も防ぎきれないだろう。さてどちらを狙うのか。
「サイバー・エンド・ドラゴンでジ・アースを攻撃。エターナル・エヴォリューション・バースト!」
三つの首から放たれた閃光がジ・アースを貫く。
サイバー・エンド・ドラゴンの能力で大きなダメージを受け、十代のライフは0になる。
十代 LP 1700→0
「…楽しい決闘だったぜ。」
やはり十代を狙ったか。
十代の全力はさっきのターンで見たから満足したってとこか。
「でもカイザー、まだ舜のやつが残ってる。このターンが終わったらパワーボンドの効果で…」
「ああ、わかっている。俺は『サイバー・ジラフ』を召喚。」
サイバー・ジラフ ☆3/ 光 / 機械 / 攻300 / 守800
「このカードを生贄に捧げることでこのターンのエンドフェイズまで俺に対する効果ダメージを全て無効にする。よってパワーボンドによる俺へのダメージはない。」
アフターケアもバッチリなのは流石だな。
俺と決闘する気も満々ということか。
「さあ舜、君のターンだ。そろそろ全力でぶつかってきてくれてもいいんじゃないか?」
「やっぱそれが目的か。」
こちらが少し隙をみせても亮は攻めてこなかった。
もちろん警戒をしていたからというのもあるのだろうが、一番の理由は俺の実力を量るため。そのために俺が攻めてくるのを待っていたのだろう。
「だからってこんなデカイ壁を用意しなくてもいいんじゃないか。」
「それだけ君への期待が高いということさ。さあ、俺のサイバー・エンド・ドラゴンをどう攻略する?」
なんで俺の周りは決闘馬鹿ばっかりなんだ。
まったく、嬉しいかぎりだ。
「そんなに期待されちゃ、応えないわけにはいかないな。俺のターン、ドロー!」
舜 場
モンスター:2 魔法・罠:0 手札:4
カイザー 場
モンスター:1 魔法・罠:0 手札:0
「スタンバイフェイズにグングニルとイグドラシルにはコアカウンターが一つずつ乗り、攻守が上昇する。」
神機グングニル 攻1400 → 1600 守1600 → 1800
鉄騎皇イグドラシル 攻2100 → 2300 守1000 → 1200
「そして手札から速攻魔法『ジャッジメントライツ』を発動。グングニルのコアカウンターを取り除き、相手モンスター一体のレベルを1にする。サイバー・エンド・ドラゴンのレベルを1に変更。」
神機グングニル 攻1600 → 1400 守1800 → 1600
「レベルを変更する魔法か!」
「でもレベルを変えてどうするんだな?」
これで準備は完了。あとは役者を揃える!
「俺は鉄騎皇イグドラシルを墓地に送り、『翼神機グラン・ウォーデン』を特殊召喚!」
翼神機グラン・ウォーデン ☆8/ 光 / 機械 / 攻2600 / 守2000
「おお、これがそのデッキの切り札か!」
「キレイ…」
十代と明日香がグラン・ウォーデンの姿を見て感想漏らす。
さて、これで準備は完了だ。
「グラン・ウォーデンでサイバー・エンド・ドラゴンを攻撃!」
「攻撃力が低いモンスターで攻撃!?」
「いや、何か仕掛けてくる。」
これが俺に出来る最大の一手だ。
「俺はグングニルを生贄に、速攻魔法『エンジェルボイス』を発動!このターンの終わりまでモンスター同士のバトルではダメージ計算を行わない。その代わり、互のレベルを比べ低いレベルのモンスターを破壊する!」
「レベルで勝負だって!?」
「だから舜はさっき魔法でサイバー・エンドのレベルを1にしたのね。」
決闘は攻撃力だけじゃないからな。俺には亮みたいな強大な攻撃力は出せない。
だからどうにか小細工で意地を通させてもらう。
「行け、グラン・ウォーデン!」
「迎え撃て、サイバー・エンド!」
二体のモンスターがぶつかり合い巨大な爆発が起きる。
煙が晴れ立っていたのは翼をもつ巨人のみだった。
「お兄さんのサイバー・エンドを…」
「攻撃力8000のモンスターを倒しやがった!」
十代や翔が驚きからか声をあげる。こちらも倒すので精一杯なんだがな。
だがこれで亮の場からはなにも無くなった。
さらに亮には手札もない。ここから逆転があるとすれば魔法で手札を増やしたり、俺の場のモンスターを除去して凌ぐこと。
だがグラン・ウォーデンには魔法、罠が発動したとき守備表示に変更することでそれを無効にする効果がある。これで俺はかなり優位に立ったと言える。
「…あれ、なんか今立ててじゃいけないものを立てた気が。」
「…?」
「いや、なんでもない。これでターンエンドだ。」
舜 場
モンスター:1 魔法・罠:0 手札:1
カイザー 場
モンスター:0 魔法・罠:0 手札:0
「…やはりな。」
「どうした、亮。」
「君は他の決闘者と違う熱さを持っているな。」
違う熱さ?よくわからんことを言うやつだ。
…いや、俺もあまり人のこと言えないかもしれない。よく決闘中にテンション上がりすぎてイタいセリフ吐いているしな、うん。
「君の決闘には色々なものを感じる。純粋に決闘を楽しんでいるかと思えば、ひたすらに勝利を掴むための貪欲さを感じる時もある。」
「そんなに難しく決闘を分析されたのは初めてだよ。やっぱりアンタ変わってるよ。」
「君には言われたくはない、とでも言っておこう。」
互いに相手は変わり者に見えているらしい。
世間一般からすればこの学校にいる連中は殆ど変わり者だと思われている気がするのは私だけなのだろうか。
「この決闘、終わるのは惜しいが次のドローで決着はつくだろう。」
「ああ、見せてもらうぜカイザーの最後の一手!」
「俺のターン、ドロー。」
何か色々嫌なものが立っている気もするが、やはり期待はおさえられない。
なにせ目の前にいるのはこの学園のトップ、カイザー亮なのだから。
「どうやらこの勝負、俺の勝ちのようだな。」
「…マジか。」
本当に一枚で逆転する気か。
「俺は墓地の光属性の機械族モンスターを全て除外する。」
「墓地のモンスターを除外するだって!?」
「そうか、アイツの存在をすっかり忘れてた!」
サイバーのもう一つの切り札。
場に出た瞬間、場を問答無用でなぎ払い尽くす強力なモンスター。
「『サイバー・エルタニアン』を攻撃表示で特殊召喚!」
サイバー・エルタニアン ☆10/ 光 / 機械 / 攻?/ 守?
おいおい、ここでそんなもん普通引くかね?
これが主人公補正…いや、ライバル補正とでもいうべきものなのか。
「サイバー・エルタニアンの攻撃力、守備力は召喚する際に除外したモンスターの数×500ポイントとなる。除外したカードは8枚。よって4000ポイントだ。」
「すげぇ、やっぱりカイザーはすげぇよ!」
「ああ、こりゃマズイね…」
「エルタニアンの効果、召喚した時相手の場に存在する表側表示のモンスター全てを墓地に送る。コンステレイション・シージュ!」
エルタニアンの砲撃によってグラン・ウォーデンは姿を消す。
これで俺の場にカードは一枚もなくなった。手札、墓地にもこの状況を打開できるようなカードは存在しない。
「俺の負けか。」
「ああ、俺の勝ちだ。」
決闘を続けていればいずれは負けが来る。
悔しくないはずはない。だがこれで終わりにもしない。
「次は…負けねぇ。」
「ああ、待っているぞ。サイバー・エルタニアンで舜に直接攻撃。ドラコニス・アセンション!」
やっぱ、強いわ。
舜 LP 3700→0
―〇●〇―
「残念だったわね、舜。」
「決闘は、な。かわりに翔も吹っ切れたようだし、良しとするさ。」
決闘が終わった俺は帰り道を明日香と共にしていた。
夜も遅かったから流石に女子一人をそのまま帰らせるのは抵抗があった。先日の廃寮の件もあったから流石に心配だ。
「それでどうだったの、カイザーの決闘は?」
「強さも信念も大したものだよ。あんな決闘はとても真似できない。」
相手の全力を引き出し、それを認めた上で超える。そんな器用な真似は俺にはとても出来ない。
「ただ、少し…。」
「気になることでもあるの?」
「カイザーは強い。だからもし負けるとしても実力がほぼ拮抗している相手だろうから、リスペクト決闘も成り立つだろう。だけど…」
「だけど?」
もしリスペクト決闘の中で圧倒的な敗北をしたら?
自分がリスペクトするに足りない存在だと感じてしまったら?
「…いや、なんでもない。」
考えすぎかな。
最近は色んなことがありすぎてネガティブになっているみたいだ。
「なによ、教えてくれてもいいじゃない。」
「ヤダ、教えない。」
「何よそれ…」
拗ねとるな、明日香。うん、可愛いです。
まあなんとでもなるだろう。
俺は今も昔も変わらず、決闘を楽しむだけさ。
…うん、多分大丈夫。
今回まで比較的初期のカードを順番に出してきましたが、次あたりから新し目のカードも出していこうかと。
主な理由は筆者のネタ不足と筆者のモチベ補充と…スイマセン、私の事情です。
それにそろそろ皆様提供のカードやデッキの案を使わせていただきたいですしね。
それではまた次のお話で。