無限交流決闘道   作:乖離

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投稿が遅れに遅れて申し訳ない…
不定期とはいえ、もはや失踪と同じレベルになっていましたね。

今回のように時期が長く空く場合が今後もあるとは思います。
需要はそんな無いでしょうが、本作を今後もよろしくお願いいたします。


13話 「SALの決闘:創世記」

対戦相手が猿という異様な決闘は序盤の攻防を終え中盤に差し掛かろうとしていた。

 

舜 場

 モンスター:0 魔法・罠:0 手札:5

SAL 場

 モンスター:1 魔法・罠:1 手札:4

 

「俺のターン。俺は手札からレベル合計8になるようにモンスターを生贄にし、『超次元ガイアール・ホール』を発動!」

「ウキ?」

 

猿が首をかしげている。

あれ、なんか俺変なことした?

 

「ほう、我々が知らないカードを使うとはな。」

「…いつの間にこっちに来たんだオッサン。」

 

向こうで十代の決闘を見ていたはずの黒服のオッサンがこちらに来ていた。

意外とフットワーク軽いな。

 

「SALには我々が出来うる限りのカードデータをインプットしておる。だが逆に言うとそのデータにないカードが使用された場合、理解することが出来ないのだよ。」

 

なるほど。元々が猿だし、仕方がない。

あれ、ということは決闘続けられないのか?

 

「心配はいらん。理解力という点ではSALは人間並みだ。お前がキッチリ説明すればそれを理解して決闘は続行されるだろう。」

「あ、そうですか…」

 

イヤ-カガクノチカラッテスゴイナー。

…もう一々考えるのはやめようか。

しょうがない、ここはフェアプレイのためにもしっかり説明しておこう。

 

「このカードは自分の融合デッキから超次元モンスターをレベル合計8になるように場に特殊召喚することができる。」

「チョウジゲンモンスター?」

「聞いたことがないカードね。」

 

だろうね。多分現段階じゃ俺しか所持してないだろうし。

テスト段階のカードということはデータの開示もないだろうしな。

 

「まあ新しく融合デッキに入るモンスターって認識でいいぜ。」

「ウキ!」

 

俺の言葉に頷きを返すSAL。

あら、意外と素直。

 

「まあ新しいカードを見たときは俺が説明しなくても場のカードをちゃんと見るように。」

「ウキー!」

 

こう素直だと教えがいあるね、うん。

 

「というわけで決闘は続けるぜ。手札からレベル4の『熱湯グレンニャー』と同じくレベル4の『躍動するジオ・ホーン』を生贄に捧げ、ガイアール・ホールを発動。融合デッキからレベル8の『ガイアール・カイザー』を場に!」

 

ガイアール・カイザー ☆8 / 炎 / ドラゴン / 攻2500 / 守1500

 

「このカードが攻撃するとき、相手は魔法、罠カードは発動できない。ガイアール・カイザーでお前のビーストライカーを攻撃!」

「キキッ!」

 

SAL LP 4000→3350

 

とりあえず巻き返せたか。

だがまだまだ油断はできない。

次はどんな手を打ってくるか…

 

舜 場

 モンスター:1 魔法・罠:0 手札:3

SAL 場

 モンスター:0 魔法・罠:1 手札:4

 

「私のターン、ドロー。手札から『金華猫』を召喚!」

 

金華猫 ☆1 / 闇 / 獣 / 攻400 / 守200

 

金華猫…ということはまた出てくるのか。

 

「金華猫の効果、このカードの召喚に成功した時自分の墓地からレベル1のモンスターを特殊召喚するウキーッ!」

「レベル1のモンスターってまさか…」

 

明日香は気づいたようだな。

それ以上に隣のオッサンのドヤ顔が腹立つ。

 

「墓地のモジャを特殊召喚!」

 

金華猫が墓地からモジャを咥えてくる。

なんかほのぼのする光景だな。

いや、そんなことを行っている場合でもないのだが。

 

「モジャを生贄に再び手札のキング・オブ・ビーストを特殊召喚キーッ!」

「また出たぁ…」

 

ジュンコが今にも泣き出しそうな目でつぶやく。

自分の命がかかっている…かもしれない決闘で上級モンスターがポンポン出てくるのはあまり心情的によろしくないのだろう。

 

「ガイアール・カイザーとキング・オブ・ビーストの攻撃力は互角…攻撃をしてもお互い相討ちになる。」

 

そう、それが一番まずいんだよなぁ…

金華猫がいる以上倒してもまた出てくる上に、今の俺の手札にそれを阻止するカードもない。

せめて少しでも攻撃力を上げてくれればガイアールの能力を使えるんだけどなぁ…

 

「伏せカードオープン、永続罠『幻獣の角』を発動!」

「…あれ?」

 

幻獣の角は発動後獣・獣戦士族用の装備カードとなり攻撃力を800上げるカード。

これでキング・オブ・ビーストの攻撃力はガイザール・カイザーを上回った。

おお、これで少しはマシな展開になりそうだ。

 

「ふふふ、これがSALの戦略よ。」

「これでキング・オブ・ビーストの攻撃力が上回った…」

「これじゃあまたやられちゃう…」

 

ギャラリーにかなり絶望的な空気が漂う。

つか装備カードを使うだけで戦略と言えるのだろうか。

いや魔法カードで攻撃力を上げればマジックコンボになるらしいし…意外と間違ってないのか?

 

「何やっているの舜!決闘に集中しなさい!!」

「おっと、やべ!」

「キング・オブ・ビーストでガイアール・カイザーに攻撃!」

 

最近決闘中に決闘以外のことを考える癖がついちまってるな、イカンイカン。

攻撃力はあちらが上、ダメージと破壊は免れない。

 

舜 LP 3950→3150

 

「だが、ただでやられるわけにはいかないぜ!ガイアール・カイザーの効果発動!このカードが場に存在し、相手の攻撃によってダメージを受けた時、相手は俺の手札から一枚選択する。さあ、選べ!」

 

凄い強気で宣言しているが効果は所謂運試し。

逆転するためにはこの三枚の手札からたった一枚を選ばせなければならない。

主人公補正なんかないとは思っている。

だけど、

 

「当たってくれよ…」

 

当ててもらうしかないじゃないか。

 

「…一番左のカードウキー!」

「一番左…」

 

一瞬思考が停止する。

そして冷静に判断をし、言葉を出す。

 

「…それ俺から見て左?それとも君から見て左?」

「「「今出てくる言葉じゃないでしょ!(だろ!)」」」

 

女子×2とオッサンに大声で怒鳴られる。

いやいや、滅茶苦茶重要だよ?

こういう確認事項はしっかり両者の同意を得ないといい雰囲気で決闘は出来んよ?

いやー前世の若い頃色々とやっちゃったからなぁ…

まあそれはさて置き…

 

「で、結局どっち?」

「私から見て左ウキー」

 

じゃあこっちか。

ふむ、これはラッキー。

 

「うっし!お前が指定したのは『ガイアール・アクセル』。このカードを墓地に送り、ガイアール・カイザーの能力で同じレベルの超次元モンスターを特殊召喚する!」

 

どうにも相手依存なのが気になるが、当たってしまえばコッチのもの!

 

「ガイアール・アクセルのレベルは5。融合デッキからレベル5の『流星のフォーエバー・カイザー』を特殊召喚!」

 

流星のフォーエバー・カイザー ☆5 / 炎 / ドラゴン / 攻2000 / 守1200

 

よし、これならまだ勝利への活路はある。

かなり際どい感じではあるが。

 

「金華猫を手札に戻して、ターン終了ウキーッ!」

「うし!俺のターン。」

 

舜 場

 モンスター:1 魔法・罠:0 手札:2

SAL 場

 モンスター:1 魔法・罠:1 手札:4

 

 

「ドロー!俺は山札の一番上のカードをゲームから除外し、『フェアリー・ライフ』を発動。フェアリートークンを一体特殊召喚。」

 

フェアリートークン ☆1 / 地 / 植物 / 攻0 / 守0

 

「フェアリートークンを生贄に、『カモン・ピッピー』を召喚!」

 

カモン・ピッピー ☆5 / 炎 / 鳥獣 / 攻1000 / 守1000

 

サングラスをかけた鳥がノリノリで現れる。

絵柄からも想像できたが中々に騒々しい鳥だ。

まあ雰囲気が暗いよかマシかな、と。

 

「カモン・ピッピーの能力発動!このカードの生贄召喚に成功したときレベル合計が5になるように超次元モンスターを特殊召喚する。」

「新たなモンスターを召喚するカード…」

「俺は融合デッキから『サコン・ピッピー』と『ウコン・ピッピー』を特殊召喚!」

 

ウコン・ピッピー ☆3 / 炎 / 鳥獣 / 攻900 / 守500

サコン・ピッピー ☆2/ 炎 / 鳥獣 / 攻700 / 守700

 

「ウコン・ピッピーの能力で俺の場のドラゴン族モンスターの攻撃力は200上昇する。俺はコレでターンエンドだ。」

 

舜 場

 モンスター:4 魔法・罠:0 手札:1

SAL 場

 モンスター:1 魔法・罠:1 手札:4

 

「私のターン、ドロー!」

 

俺が勝つためにはこのターンを凌いで、アイツを呼び出すしかない。

そのためには…いや、ちょっと待て。

なんかこれ以上心の中で思考し続けると何か嫌なことが起きる気がする。

…うん、これ以上はやめておこう。

 

「金華猫を召喚し、モジャを再び特殊召喚ウキー!」

「また出てきたぁ…」

「でもキング・オブ・ビーストは場に一枚しか存在できないはず。それに金華猫を召喚したことで、もうこれ以上召喚は出来ないはず。」

 

普通ならな。

だけどSALの手札は充実している。

これなら色々な手が打てる。

 

「手札から『二重召喚』を発動。このターン、私はもう一度召喚を行えるウキー!」

「召喚回数を増やすカード!」

「ふむ、ベタな手で来たな。」

 

つまり金華猫を出したのは上級モンスター召喚のための生贄確保ということか。

とすると、次の手は…

 

「モジャと金華猫を生贄に『森の番人グリーン・バブーン』を召喚!」

 

森の番人グリーン・バブーン ☆7 / 地 / 獣 / 攻2600 / 守1800

 

最上級モンスターのご登場か。

やっぱり最上級になると威圧感が違うな。

…うん、怖い。

 

「ここに来て上級モンスターが二体…」

「ああ、もうダメぇ…」

 

ジュンコのメンタルライフが0に近づいているな。

これはどうにかせんとな。

 

「キング・オブ・ビーストでフォーエバー・カイザーを攻撃するウキー!」

「やられるだけ、ってわけにもいかないんだよな!フォーエバー・カイザーの能力発動、このカードは1ターンに1度特殊召喚されたモンスターの攻撃を無効にできる!キング・オブ・ビーストの攻撃は無効だ!」

 

あと一体!

 

「グリーン・バブーンでフォーエバー・カイザーを攻撃!」

「舜の場に伏せカードは無い。これじゃ…」

 

そうでもないんだな、これが!

 

「手札の『光牙忍ハヤブサマル』の効果を発動!自分の墓地にモンスターが三体以上存在する場合、相手の攻撃宣言時にこのカードを場に守備表示で特殊召喚する!」

 

光牙忍ハヤブサマル ☆4 / 光 / 機械 / 攻1000 / 守1700

 

「このカードが自身の効果で特殊召喚された場合、相手モンスターの攻撃対象を俺の指定したモンスターに変更する!バブーンの攻撃対象はハヤブサマルだ!」

 

バブーンの棍棒でハヤブサマルは砕かれる。

どうにか防ぎ切った…

 

「なんとかなったか…」

「ふん、それはどうかな?」

 

あ、黒服のオッサン。

まだこっちにいたのか。

 

「貴様はこれで手札を使い切った。新たにドローするカード1枚でこの状況を逆転出来るとはとても思えないがな。」

「ふぇぇ…」

 

おー、よくもそんな芸人のフリ並の言葉が出てくるもんだな。

というかジュンコさんキャラが崩壊しかけてますよ。

 

「問題ないさ。だって、勝つための可能性はもう俺の場に揃っているからな。」

「何?」

「ウキッ!?」

 

じゃあ行くとしますか。

 

舜 場

 モンスター:4 魔法・罠:0 手札:0

SAL 場

 モンスター:2 魔法・罠:1 手札:2

 

「俺のターン、ドロー。そしてスタンバイフェイズ、サコン・ピッピーの効果を発動!俺のスタンバイフェイズにウコン・ピッピー、サコン・ピッピー、そして流星のフォーエバー・カイザーが揃っていればこの三体を融合デッキに戻すことで『星龍王ガイアール・リュウセイドラゴン』を特殊召喚する!」

「キキッ!」

 

この三体を相手モンスターから守ること。

それが俺の勝利への道筋!

 

「来い、星龍王ガイアール・リュウセイドラゴン!」

 

星龍王ガイアール・リュウセイドラゴン ☆10 / 炎 / ドラゴン / 攻3600 / 守2400

 

「三体のモンスターが…」

「合体した…」

 

ついでに引きもこちらに応えてくれているようだ。

 

「さらに魔法『無限掌』を発動、俺の場のモンスター一体はこのターン全てのモンスターに攻撃できる!」

「キキッ!?」

「ガイアール・リュウセイドラゴンでキング・オブ・ビーストを攻撃だ!」

 

竜が異形の獣を噛み砕く。

まずは一体!

 

SAL LP 3350→3050

 

「リュウセイドラゴンの効果、相手のモンスターを破壊したとき俺の山札を上から二枚すてる。捨てられたカードにモンスターカードがある場合、そのモンスターのレベル以下のレベルを持つ超次元モンスターを特殊召喚する!」

 

このターンで決められるかどうかはこの効果の結果次第か。

さてどう転ぶか…

 

「捨てられたカードは罠『地獄スクラッパー』と魔法『フェアリー・ギフト』…効果は不発だな。」

「ふん、当然だ。そんな都合よく決まるものか。」

 

主人公だったらこういう場面、一発で決めるんだろうな。

まあ高望みしても仕方がない。

 

「無限掌の能力でグリーン・バブーンに攻撃!」

 

SAL LP 3050→2050

 

「再びリュウセイの効果発動。山札の上から二枚を墓地へ。」

 

手札、伏せカードがない状態で相手にターンを渡すのは危険だ。

このターンで決めたい。

 

「一枚目は魔法『超次元ボルシャック・ホール』。」

「二枚目は…」

「キィ…」

 

腹は最初から括ってる。

来い!

俺は山札をめくる。

 

「二枚目は…モンスター『超竜アバレ・ムゲン』、レベルは8だ!」

「キキー!?」

「モンスターを引き当てた!」

「何と!」

「効果でガイアール・カイザーを再び場に!」

 

相手の場にモンスターは存在しない。

LPも致死圏内、これで終わりだ!

 

「ガイアール・カイザーで直接攻撃!」

「ウキャー!」

 

SAL LP 2050→0

 

「うし、勝った!」

「よ、良かったぁ…」

「そんな馬鹿な…」

 

うし、危なかった。

いやー、今回はギリギリだったなぁ…いや、今回も、か。

しかも相手は人間ですらないのだが。

…なんか色々ヤバかったな。

 

―〇●〇―

 

「さあ約束だ、ジュンコは返してもらう。」

 

SALに話しかける

傍から見ると凄いシュールだな。

 

「キキ!」

「えっ、ちょっと何する…キャー!」

 

SALはジュンコを抱え上げるとすごい勢いでこっちに向かってくる。

おー、ありゃ怖いだろうな。

 

「キキー!」

 

抱え上げたジュンコを下ろす。

ジュンコは涙目だ。

 

「…大丈夫?」

「そんなわけないでしょ!」

 

デスヨネー。

まあ崖の淵から抱え上げられダッシュで運ばれたらそりゃ怖いだろうな。

 

「まあ何はともあれ無事でよかった。」

「…まあ、一応お礼は言っておくわ。ありがと。」

 

おお、意外な反応。

てっきりしばらくは怒られ続けるものと思っていた。

 

「SALもご苦労さん。決闘、楽しかったぜ。」

「ウキー!」

 

決闘以外の言葉は喋れないようでさっきからウキー的な言葉しか発していない。

SALの言葉はわからないが、多分楽しんでくれたのであろう。

 

「ふむ、これで一件落ちゃkイタタタタ!」

「終わってないわよ。」

 

いつの間にか横にいた明日香が足を盛大に抓ってくる。

滅茶苦茶イタイ。

 

「まだももえの方が残っているでしょう。」

「なんで抓るんだよ…」

「集中力が足りないようだったから。」

 

酷いなぁ…。

でも確かにそうだな。

 

「いやー酷い目に合いましたわ。」

「舜の決闘、面白かったぜー」

「手に汗にいる感じだったっす!」

「あれ、お前らいつの間に?」

 

向こう側にいた連中全員がこちらに来ていた。

いつの間にか向こうの決闘も終わっていたらしい。

 

「コッチも楽しい決闘だったぜ!」

「キキー!」

 

どうやら向こうも盛り上がったようだ。

…あとで向こうのSALがどんなデッキだったか聞いてみよう。

 

「ふふふ、見事だったぞ諸君。」

「そういやいたな、あんた等。」

 

元々こいつ等はSAL二匹を捕まえに来たんだっけ。

決闘をしている間に忘れてしまった。

 

「さあ二匹とも捕まえるのだ!」

「キィ…」

「キキ…」

 

研究員たちが二匹に迫る。

捕まったら研究所で実験体に逆戻りか…

よし。

 

「なあなあ、オッサン。」

「ん、なんだ小僧?」

 

俺はオッサンに近づいて

 

「そい。」

「えっ…」

 

海に向かって蹴り飛ばした。

 

「うおおおおおおおおおおおおおおお!」

「所長―!」

「流れ的には海岸まで行くはずだから頑張ってー」

 

二人の男は流れていくオッサンを追いかけて走っていく。

まあ距離も近いし死にはしないだろう。

 

「アンタね…」

「大胆ですわー。」

「ふふふ…」

 

ジュンコから呆れられ、ももえは関心している。

明日香はなんで笑ってるんだ?

 

「さてと、十代手伝え。」

「おう!」

「キィ?」

 

十代と協力して二匹の機械を外していく。

当たり前だけど全部外すと普通の猿だ。

やっぱり猿だろうと仲間のもとに帰るのが一番だ。

 

「さあ、仲間のもとに帰りな。」

「今日は楽しかったぜ!」

 

「「キキー!」」

 

二匹は森の中へと走っていく。

視界から消える前にも一度振り返って手を振ってくる。

元気に過ごして欲しいもんだ。

 

「またなー!」

 

今日は大変だったけど、貴重で楽しい時間が過ごせた。

前の世界ではありえない日常。

こんな日々もいいもんだな。

 

 

 

 

今回の余談

 

ある昼飯時、三沢との雑談にて

 

「知っているか、舜。最近森の中に住んでいる猿が決闘をしているという噂がある。」

「…え?」

「まあ眉唾な話ではあるがな。」

「そ、そだな…」

 

ま、まさか…な。

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