やはり物語と決闘シーンを詰め込むとこれぐらいには
なってしまいますね。
ライフ4000でこれだと8000でやったらどんな文字数に・・・
あっ、別に話をまたげばいいk(ピチューン
Side 舜
カード研究なう。
というわけで俺は今カードの再整理中だ。
先ほどの十代との決闘を踏まえてカードの効果を確認中だ。
さっきは未知の効果に対応できず危うく負けかけたからな。
実際のカードゲーム同様、情報があるのと無いのとでは勝率に大きな差が出る。
「しかし禁止リストと照らし合わせると、とんでもない環境だな。」
カオスエンペラーや開闢の使者は制限されているのに八咫烏が普通に
使えるのはどういうことだ。
この世界は基本的にビートダウン(モンスターでLPを削るデッキ)が主流らしく、
ロック、バーン等のデッキはイメージが悪いらしい。
よってドロー封じやハンデス(手札破壊)も総じて評価が高くない。
「こりゃ八咫ロックやダークダイブボンバー使ったりしたら睨まれそうだ。」
いや、元の世界でも睨まれるか。
そういえば十代の奴はどうしたんだろう。
決闘が終わったあと端末を見て顔色変えて出て行ったけど。
なんか呼び出しでもあったか?
でももう夜中だし、普通こんな時間に呼び出すか?
まあいいか。
まだまだ再確認してないカードが山ほどあるからな。
どんどん進めないと、明日いざ決闘をやろうってなった時に
今回みたいな目にあうかもしれんしな。
さて、勉強勉強。
・・・あれ、そういや俺の端末どこにいった?
Side 十代
「ふあ~、眠い・・・」
昨日万丈目から挑戦状(通信だけどな)が届き、
深夜に決闘を行った。
結果は途中で中断したけど、あのまま続けていれば俺の勝ちだった。
惜しいことしたなぁ。
それはともかく、そういうわけで今はクロノス先生の授業を受けてるけど
さっぱり頭に入らない。
どうか当てられませんように。
「さらに罠カードには通常罠、カウンター罠、永続罠、そして魔法カードには・・・」
今は明日香が先生の問に答えている。
よくあんなスラスラ言えるな。
言われればもちろん知っているけど、説明しろって言われるとひどくやりづらいぜ。
おっ、どうやら先生が次にあてる生徒を選んでるようだ。
こっちに来ませんように・・・
「それでは・・・シニョーラ丸藤。」
「は、はいっ!」
「フィールド魔法の説明をお願いするーノ。」
隣に座る翔があてられる。
ギリギリセーフ。
頑張れ翔!
Side 舜
授業なう。
・・・この言い方も飽きたな。
今は授業、クロノス先生の決闘基本学(俺命名)の時間だ。
正直やっている内容は決闘に関する事の基礎も基礎。
それこそ普通に決闘やっている奴なら答えられるモノばかりだ。
おかげで酷く退屈だ。
「え、えと、フィールド魔法は・・・その、あの・・・えーと・・・」
そして今当てられている翔はフィールド魔法の説明を答えろと言われて
かなり混乱しているようだ。
これは言いたいことを言葉に出来ないのか、答えがわからないのか、
はたまたその両方か。
しかも、問題なのはこれが翔だけに限った話じゃないってことだ。
オシリスレッドの生徒は殆どこんな感じだというのが恐ろしい。
おい、決闘ちゃんとできるんだろうな・・・。
いや、流石に入試に実技があったからそれはないか。
「そんなの幼稚園児だって知ってるぜ!」
ブルー生徒からの野次が飛ぶ。
やっぱそうなのか、安心した。
だが、ブルーの態度は気に食わない。
今の野次も別にもたついている翔にイラついたからとかそういう理由じゃない。
明らかに翔が困っているのを見て楽しんでやがる。
オシリスレッドが劣等感の塊なら、オベリスクブルーは傲慢の塊だ。
正直、どちらもいただけない。
二つとも決闘の面白さを削ぐ原因にしかならない。
元の世界で得た教訓だ。
こりゃ、改革ってやつが必要かもしれんね。
ちなみにこの後、十代の発言でクロノス先生が赤っ恥をかいてた。
まあ、ある意味自業自得なんだけどな。
Side 明日香
昨日の十代と万丈目君の決闘。
すごい激闘だった。
結局勝負はつかなかったけど、十代の言い分を聞くと
どうやら続けていたら十代が勝っていたらしい。
いくら万丈目君が十代を侮っていたとはいえ、
仮にもオベリスクブルートップクラスの万丈目君をあそこまで追い詰めるなんて、
やはりおもしろい。
でもやはり見たかったのはあの子、如月舜の決闘。
万丈目くんは彼にも挑戦状を送ったらしいいけど、
結果として彼は現れなかった。
彼は
「ふん、この万丈目準様に恐れをなしたか。まあ当然だな。」
とか言ってたけど。
冷静に考えてみれば深夜にアンティルールで決闘場の無断使用。
こんな馬鹿げた状況ではこない方が利口というものだ。
だがそれでも、
「あの子の決闘が見たい。
いえ、あの子と決闘がしたい。」
この欲求はおさまりそうにない。
実技の授業では違うクラス同士がデュエルすることなんてほぼ無い。
実力の差がありすぎて、どちらにとってもメリットがないから。
そう考えると彼との決闘は普通にしていたらいつの日になるか。
何か手を考えたほうがいいかしら。
お風呂の中ででもゆっくり考えようかしら。
Side 舜
「翔が人質に取られた・・・?」
何を言っているんだお前は。
「だから、翔を預かっていて返して欲しかったら女子寮まで来いっていう連絡があったんだよ!」
・・・なんだそれは。
とりあえず状況を整理しよう。
晩飯を食い終わった俺はいつも通り部屋に戻り
デッキの制作、調整に入った。
そしたら十代が急に部屋に飛び込んできていきなり
「翔が人質に取られた!」だからな。
おい、ノックしろよ。
「それで、それをなぜ俺に?」
「どういう連中が待っているかわかんないし、人数は多いほうがいいだろ。
それに舜ならなんか力になってくれそうだしな。」
正論だが面倒なことにはなりそうだ。
とはいえ、友人を放っておくわけにもいかないか。
「わかった、一緒に行くか。」
「おう、サンキューな。」
必要以上に面倒なことにならなければいいが。
あっ、俺の端末見っけ。
Side 明日香
まったく、人が対策を練ってゆっくりしていた時に・・・
「僕は覗いてなんかいないよ!」
覗き事件を起こすなんて。
まあ本人は必死で否定しているけど。
実際覗いている所を見ていたわけではないから、
もしかしたら誤解の可能性もあるのだけれど。
でもあのタイミングであの場所にいた時点で
今のこの状況になるのは必然でしょうね。
これで何もお咎めなしでは他の女子たちにも示しがつかないもの。
申し訳ないけどこの機会、利用させてもらうわ。
遊城十代とはいずれ戦わなければと思っていたもの。
「明日香さん、来ました!」
どうやら来たようね。
あら、もう一人誰かいるようね。
まあ一人で来いとは言ってないものね。
「翔、これはいったいどういうことだ?」
「この子が女子寮のお風呂を覗いたのよ!」
「なんだ、そういうことか・・・」
・・・如月くん?
「アナタ、なんでここに?」
「十代に呼ばれて半ば強制的に。」
なるほど、細かい概要は伝えてないものね。
別に呼ばれても不思議ではないわね。
でも、これはチャンスかもしれない。
翔君には悪いけど、このチャンスは最大限利用させてもらうわ。
Side 舜
訳も分からず連れてこられて来てみれば・・・
翔、いい弁護士つけてもらえよ。
「だから僕は覗いてないって言ってるだろ!」
なに、やってないの?
「犯罪者は皆そう言うものよ。」
ですよねー。
でも、一応友人としては無罪だと信じたいもんだ。
なにより翔に覗きをするなんて度胸があるとも思えんしな。
「酷い!」
「なんかデジャブなセリフだな。
で、俺たちを呼び出した用件を聞こうか。」
ま、俺ついてきただけだけど。
「取引をしてあげようと思ってね。」
「取引?」
まあそうなるだろうな。
じゃなきゃわざわざ俺たちを呼んだりしない。
・・・いやまあ俺呼ばれてないけど。
「私と決闘をして勝てたら、今回の件は大目に見てあげる。」
また決闘か。
この世の中すべての事が決闘で解決できるんじゃないか?
・・・なんて素晴らしい世界なんだ!
イカンイカン、取り乱してしまった。
「だから覗いてないってば!」
「よし、なら決闘だ!」
翔、いい加減黙りなさい。
話がややこしくなるから。
にしてもブルー女子のトップと決闘か。
・・・いいなー、十代。
「慌てないで。決闘するのは貴方じゃないわ。」
「明日香さん?」
え、十代じゃないとすると・・・
「どうするの?如月くん。」
「・・・俺?」
「舜と!?」
なんで俺?
俺偶然ついてきただけなんだけど。
まあどうでもいいか。
だって決闘ならば、
「受けない理由はないからな。いいぜ。」
「そうこなくちゃ。」
さて、どんなデッキを使ってくるか楽しみだ。
Side 明日香
待ちに待ったこの決闘、絶対に制してみせる。
「いくわよ!」
「応!」
「「決闘!」」
舜 LP4000 vs 明日香 LP4000
先行は私!
「私のターン、ドロー。」
うん、この手札なら。
「エトワール・サイバー召喚!」
エトワール・サイバー ☆4 / 地 / 戦士 / 攻1200 / 守1600
「さらに伏せカードを一枚セットしてターンエンドよ。」
明日香 場
モンスター:1 伏せカード:1 手札:4
さあどう来るかしら。
「俺のターン、ドロー!『ガドファント』を召喚。」
ガドファント ☆4 / 光 / 獣 / 攻1600 / 守1800
見たことのないカード。
でも恐れてなどいられない。
「ガドファントでエトワール・サイバーを攻撃!」
機械のゾウがエトワール・サイバーめがけて突進してくる。
罠を警戒していないのか、それともなにか他に狙いがあるのか・・・
どちらにしても素直に破壊させるわけにはいかない!
「伏せカードオープン!『ドゥーブルパッセ』発動!」
そう簡単に思い通りにはさせない。
Side 舜
ドゥーブルパッセ、この世界にだけあるカードか。
ガドファントが目標を変え、天上院の方へと突進していき、
そのまま天上院のLPを攻撃力分削る。
明日香 LP 4000→2400
「ドゥーブルパッセは相手モンスターの攻撃をプレイヤーへの直接攻撃に切り替える。
そして攻撃対象になっていたモンスターは相手プレイヤーへ直接攻撃できる。」
面倒な効果だ。
ザルーグや魂を狩る死霊なんかだと嫌な目にあいそうだ。
「エトワール・サイバーのモンスター効果。
直接攻撃時、攻撃力が600ポイントアップする。」
なるほど、それを見越してのエトワールか。
舜 LP 4000→2200
ダメージは負ったけど、この程度ならまだいける。
それに数のアドバンテージはこちらのが上。
まだまだいけるな。
しかし、いくらソリッドビジョンとはいえモンスターの攻撃を
直接受ける選択ができるってのは決闘者として好意が持てる。
カッコイイじゃんか。
こりゃ、全力でいかないと後悔しかねん。
「どうしたの、それで終わり?」
「伏せカードを一枚伏せてターンエンドだ。」
舜 場
モンスター:1 伏せカード:1 手札:4
明日香 場
モンスター:1 伏せカード:0 手札:4
「私のターン、ドロー。手札から融合を発動。」
場にはエトワール・サイバー。
順当に考えるなら出てくるのは・・・
「手札の『ブレード・スケーター』と場の『エトワール・サイバー』を融合。
『サイバー・ブレイダー』を融合召喚!」
やっぱりソイツか。
まあ予想の範囲内だ。
サイバー・ブレイダー ☆6 / 地 / 戦士 / 攻2100 / 守800
こっちだとレベルが一つ少ないのな。
なんか最近このアカデミアで決闘していると、
懐かしいカードが多くてやるたびに興奮を覚える。
うん、楽しい。
「サイバー・ブレイダーでガドファントを攻撃!」
サイバー・ブレイダーが高速スピンをしながらガドファントを切り裂く。
舜 LP 2200→1700
「流石、明日香様。素晴らしい♪」
「この調子であんな奴ケチョンケチョンになさって♪」
名前は知らんが後ろの取り巻き1と2がうるさい。
アイツ等はどうやら他のブルー連中と同じ感性のようだ。
・・・そのうち酷いデッキで酷い目にあわせてくれようか。
ついでになんか天上院の顔が少し勝ち誇っているのがムカつく。
これぐらいで優位に立っていると思われるのも癪だ。
必ずこのデッキのエースで勝つ!
舜 場
モンスター:0 伏せカード:1 手札:4
明日香 場
モンスター:1 伏せカード:0 手札:3
「俺のターン、ドロー!」
うーむ、攻めには行けるが今さっき心の中でエースで勝つって宣言した手前、
もう少し耐えなきゃダメか。
「俺はモンスターを裏側守備表示でセットしてターンエンドだ。」
舜 場
モンスター:1 伏せカード:1 手札:4
明日香 場
モンスター:1 伏せカード:0 手札:3
Side 明日香
私はエースモンスターを召喚できたというのに、
向こうは壁モンスターを出しただけ。
入試の時のあの感覚は勘違いだったのかしら。
だったら、このまま勝ちに行かせてもらうだけ。
「私のターン。遊びは終わりよ。
『フュージョンウェポン』をサイバー・ブレイダーに装着!」
サイバー・ブレイダー 攻2100 → 3600
「すげぇ、攻撃力が一気に3600か!」
外野も驚いてくれているようだけど、このまま押し切らせてもらうわ。
「サイバー・ブレイダーで壁モンスターに攻撃!」
この攻撃力なら壁モンスターぐらい簡単に突破できるはず。
「罠カード発動、『プロテクトオーラ』!」
「罠カード!?」
しまった、勝負を急ぎすぎて警戒を怠った!
「このカードは守備モンスターが攻撃対象に選択されたときに発動、
このターン攻撃対象になったモンスターは戦闘、効果では破壊されない。」
「これではモンスターは破壊できない・・・」
「さらに攻撃対象となったモンスターは『ノーザンベアード』だ。」
ノーザンベアード ☆4 / 光 / 獣 / 攻1000 / 守2000
「ノーザンベアードの効果、守備表示のこのカードがバトルを行った場合、
ダメージステップ終了時にこのカードにコアカウンターを一つのせる。
コアカウンターがのったこのカードの攻撃力と守備力は200ポイントアップする。」
さらに能力が上がった。
これでは相手の戦術を有利にしただけ・・・
「ふん、意味もなく足掻いちゃって。
どうせあんた等みたいなオシリスレッドが私たちオベリスクブルーに
勝とうなんて、とんでもない思い上がりなんだから。」
「そう、退学は最初から決まっているようなものだわ。」
ジュンコとももえはこんなこと言っているけど、
私は嫌な予感がぬぐい去れない。
彼は次のターン、必ずなにか仕掛けてくる。
そんな予感がする。
「私はカードを一枚伏せて、ターンエンド。」
舜 場
モンスター:1 伏せカード:0 手札:4
明日香 場
モンスター:1 伏せカード:1 魔法&罠:1 手札:2
Side 舜
やれやれ、装備カードをつけて攻撃力を上げれば勝てる、なんて思われるのは心外だな。
まあ俺もこれから似たようなことをするからあまり強くは言わないけどね。
さて、あの取り巻きにも見せてやらんとな。
俺の友の輝きってやつを。
「切り札召喚といきますか。」
「来るのね・・・」
さあ行こうか、わが友。
「ノーザンベアードを生贄に捧げる。
蒼白なる月よ、闇を照らす牙となれ!
我が友、『月光龍ストライク・ジークヴルム』を召喚!」
白い龍が月の光に照らされ現れる。
月光龍ストライク・ジークヴルム ☆7 / 光 / ドラゴン / 攻2400 / 守2800
「月光龍・・・」
「ストライク・ジークヴルム・・・」
「うぉー!カッケェェェェ!」
十代のテンションがやばい。
そして、俺今すごく嬉しい。
やっぱり自分の、しかも自分だけのカードが褒められるって凄くうれしくないか?
なんか自分自身が褒められているみたいな感じがしてさ。
「あれ、でもそのカードのレベルは7。
生贄は二体必要なんじゃないの?」
翔の疑問はもっともだ。
決闘の基本の一つだしな。
「このカードを召喚する時、コアカウンターをのせたモンスターが
自分の場にいる場合、一体につき生贄が一つ減るんだ。」
「だけどそのカードじゃ、今のサイバー・ブレイダーは倒せない。
もし攻撃力を上げたとしても・・・」
天上院が得意げに解説する。
知っているよそのぐらい。
「サイバー・ブレイダーの一つ目の効果・・・だろ?」
「流石、よく知っているわね。
サイバー・ブレイダーは相手フィールドのモンスターが一体の時、
戦闘では破壊されない効果があるわ。」
相手のモンスターの数によって効果が変わる。
自分で使っていると安定しない感覚が常に付き纏うが、
相手にしてみると非常に面倒な効果だ。
しかし、まだまだ甘いね。
その布陣が磐石だと思っている時点でね。
「俺は手札の『砲凰竜フェニック・キャノン』を特殊召喚。
このカードは通常召喚出来ず、自分の場にレベル5以上のモンスターが
存在するときのみ特殊召喚できる。」
「また見たことないモンスター!」
砲凰竜フェニック・キャノン ☆3 / 炎 / ドラゴン / 攻1000 / 守700
そろそろ十代のテンションが心配になってきた。
あれで夜眠れるのだろうか?
まあそれはそれだ。
「フェニック・キャノンの効果、特殊召喚成功時
場の攻撃力1500以下のモンスター、もしくは表側表示の魔法、罠を
一枚破壊する。狙いはフュージョンウェポンだ!」
フェニック・キャノンが放った砲弾によって
装備されていた武器が破壊される。
サイバー・ブレイダー 攻3600 → 2100
「くっ、でもこれでサイバー・ブレイダーの第二の効果が発動。
相手の場のモンスターが二体の時、攻撃力が倍になる。」
サイバー・ブレイダー 攻2100 → 4200
ふむ、確かに攻撃力はデカイが・・・
残念ながらそれは今だけだ。
「コイツの真価はこれからだ。
フェニック・キャノンを月光龍ストライク・ジークヴルムに
ブレイb・・・じゃなかった。」
つい元の世界のクセが・・・危ない危ない。
気を付けないとそのうち「ライフで受ける!」とか叫びそうだ。
見ている全員が首かしげてこっち見ているけど、とりあえず無かった事にして・・・
では改めて、
「フェニック・キャノンを月光龍ストライク・ジークヴルムにユニオン!
このカードを装備したモンスターは攻撃力が1000ポイントアップする。」
ストライク・ジークヴルム 攻2400 → 3400
「そしてモンスターの数が減ったことで、
サイバー・ブレイダーの攻撃力はダウンする。」
サイバー・ブレイダー 攻4200 → 2100
「くっ、だけど一つ目の効果も発動。相手フィールドのモンスターが一体の時、
このカードは戦闘では破壊されない。」
勿論それも想定済みさ。
このターンで決める!
Side 明日香
なんとしても耐え抜いてみせる!
「ストライク・ジークヴルムでサイバー・ブレイダーに攻撃!」
「罠カード、オープン。『スピリット・バリア』!」
これでサイバー・ブレイダーがいる間、私は戦闘ダメージを受けない。
これで耐え切れる。
「無駄だ!フェニック・キャノンの装備時効果、
このカードを装備したモンスターが攻撃するとき、
相手はダメージステップ終了時まで魔法、罠カードを発動できない!」
しまった、これでは罠カードを発動出来ない!?
だったら!
「迎え撃ちなさい、サイバー・ブレイダー!」
二体が衝突するがサイバー・ブレイダーは耐え切れず
弾き飛ばされる。
明日香 LP 2400→1100
「ストライク・ジークヴルムの効果、モンスターカードを装備しているこのカードが
相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えた時、相手の場のカード一枚を
手札に戻すことができる。その伏せカードを手札に!」
スピリット・バリアが手札に。
だけどライフも、サイバー・ブレイダーも残った。
次のターンで・・・
「まだだ!手札の魔法カードをコストにして
速攻魔法『マジックブースト』を発動!」
このタイミングで速攻魔法!?
「装備カードを装備しているモンスターを一体指定、
そのモンスターの再びの攻撃を可能にする!」
もう一度の攻撃、
今の私にこれを防ぐ手段は・・・ない。
でも、
逃げるわけにはいかないわ。
Side 舜
「さあこれで終わりだ!行け、ブレイヴアタック!」
「来なさい!」
二体のモンスターが激突し、
決闘は終結した。
さて、決闘は終わったわけだが、
「なんか不満そうだな取り巻き1&2。」
「だれが取り巻きよ!」
「そうです!」
だって名前知らないんだもんよ。
「約束通り翔は連れて帰るぜ。」
そういやそういう勝負だったか。
すっかり忘れていたよ。
「ふん、まぐれで勝ったからっていい気にならないことね。」
テンプレートな遠吠えありがとう。
そう思っているうちは強くなれんよ?
「よして、ジュンコ。負けは負けよ。」
「だって明日香さん・・・」
ふーん、取り巻き1ってジュンコっていう名前なのか。
まあ次まで覚えているか微妙だけど。
「今回、戦術はもちろん、多分デッキでも大きく差をつけられてた。
これで負けを認めないなんて、決闘者として失格だもの。
まだまだ私は未熟ってことよ。」
へぇ・・・
そういうところは流石女子トップ決闘者ってことか。
「まあそう悲観するなよ。」
「えっ?」
負けて得られるものは多い。
それは時に、勝った時よりも価値があるもの手に入ることもある。
「お前だったらすぐに強くなるはずさ。
勝った俺が保証してやるさ。」
「如月くん・・・ありがとう。」
そういや言ってなかったな。
「舜。苗字で呼ばれるの慣れてなくてな。君もいらん。
今度からは舜って呼んでくれ。勿論、お前が良ければの話だが。」
「うん、わかったわ。私のことも明日香でいいわ。」
うっ、女子を名前で・・・。
慣れてないから苦手なんだよな。
「ダメ・・・かしら?」
「ぐっ!」
なんでそんな悲しそうな目で見るんだよ・・・
こっちも名前で呼ばせてるし、仕方ないか。
「わかった、明日香。」
「うん、また明日ね、舜。」
そう言って俺たちは帰路についた。
「ねぇねぇ、なんか舜君と明日香さんいい雰囲気だったね♪」
「はぁ?」
どこをどう見たらそう見えた。
「だって最後の雰囲気見てたら誰だってそう思うよー。」
「黙ってろ覗き魔未遂。」
そう言って黙らせる。
女子と話すなんて前世でも中々なかったから緊張したんだぞ!
「いやー凄かったなストライク・ジークヴルム!」
こっちはこっちでうるさいし・・・
ああ、早く帰って寝たい。
今日の余談
「ところで、ブレイヴアタックってあのドラゴンの必殺技の名前か何かなの?」
「えーと、それは・・・」
やっぱり決闘中の言動には気を付けよう。
やっぱりこういう描写は苦手ですね。
人の感情を表わすのがこんなに難しいとは。
アンケートはとりあえず今週で一旦とめます。
カード、デッキリクエストは引き続き受けますので
どんどんご意見ください。