PERSONA5 THE MEMORY 作:メタルクウラ4号
Side明智 五郎
ようやく家に着いた。
ココに来るまでの途中、正体がバレないか心配だったけど、何とかたどり着けたな。
ガチャ
扉は開いている。
中はかなり真っ暗で、一つの光も差し込んでいなかった。
部屋は自分が住んでいた時と全く変わっていなかったが、一つ妙な物をみつけた。
明智五郎「ダンボール?」
どこかから届いたのか知らないが、荷物のような物が届いていた。
明智五郎「見るからに怪しいけど…」
中に変な物が入っていても面倒だ。放っておこう。
今日は5月14日。
特にやることはないし…
どうするか。
ふと時計に目をやると、もう日が沈む時間だと気づいた。
…?
携帯を見ると、見たことないゲームアプリが入っていた。
もしかして…コレもイセカイナビの一種なのか?
そう思いつつ、アプリを起動してみる。
「データ取得中…パスワードを入力してください。」
パスワード?
パレスに入る時も似たような事をしたな…
「ヒットしました。メモリーを起動します。」
明智五郎「えっ…!?」
ヴゥゥゥン…!
明智五郎「…ここは、パレスか?」
明らかに異世界のような場所だ。
自分の見た目も黒い仮面に変わっていた。
シャドウ「…む?侵入者か?」
いきなりバレたみたいだね。
シャドウもいるという事は、ここは誰かのパレスなのか。
明智五郎「あぁ、すみませんね。こんな所に突っ立ってて。」
見た目はシャドウだが、今まで見てきたものとは少し違う。様々な感情とか色とかが入り交じったような見た目をしている。
シャドウ「ココで何をしている。」
明智五郎「いや、間違えて入って来たんですよ。帰る方法知りませんか?」
シャドウ「帰る…?まさかキサマ!“奴ら”の仲間か!」
シャドウがそう言うと、
周りから無数のシャドウが現れた。
シャドウが液状化し、形が変わった。
こういう所はいつも通りなのか。
シャドウ「貴様らは“社長”にとって邪魔な存在だっ!」
社長…ねぇ。
とりあえず、ココを切り抜けるにはコイツらを倒すしかなさそうだ。
明智五郎「ペルソナ…!」
シュンッ!
明智五郎「殺せ!へリワード!」
へリワードの一撃で、ほとんどのシャドウを撃墜できた。
こんな奴らの相手して、特はないんだけど。
シャドウ「な、なんだよコイツ…!」
明智五郎「お前らに構ってる暇はないんだよ。」
…だが、いま脅しておけば何か情報を吐くかもしれない。まず知りたいのは…
明智五郎「さっき言った“奴ら”とは誰のことだ。」
シャドウ「っ…!キサマの仲間じゃないのか…?」
明智五郎「言え。」
シャドウ「……」
「警告。警告。二人の侵入者を検知しました。ただちに現場へ向かってください。」
明智五郎「二人…か。」
バァン!
用済みになったシャドウは排除しといて…と。
二人の侵入者か。僕を含めたとしても、一人いるわけだ。
そう考えていると、足音が聞こえて来た。
明智五郎「シャドウ…じゃないようだな。」
少女の声「よし…この先の出口に…!」
明智五郎「おい、待て。」
少女「!?」
呼び止めると、一人の少女と、男がいた。両方見た目は普通だが、もしかすると…
明智五郎「君達もペルソナ使いなのか?」
少女「君達もって事は貴方も?」
男「……」
明智五郎「アレ…?君、どこかで見たことあるような…」
少女「えっ…も、もしかして電車の時の…」
なるほど…確かにさっき電車でメモ帳を拾ってもらったな。
男「知り合いなのか?」
少女「まぁ…知り合いと言うか…なんというか…」
シャドウ「見つけたぞ!」
っと…見つかったか。今すぐ蹴散らしてやりたい所だが、この二人の実力を見たい。少し黙っててやるか。
少女「来て!トラジェディ!」
バァァァン!!
彼女のペルソナは、真っ黒の見た目で、コートのような物を着て、顔が塗りつぶされており、大きな銃を持っている。
彼女はペルソナを出し、大鎌を取り出した。
少女「私の…全力でっ!」
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