KAMEN-RIDER_WARS-OF-RELICS   作:大神 

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 Boxingジャナイ!ココハ戦場ダヨ!
では、


劣勢と頼れる仲間

 

―――カンラ視点

 

 開戦、僕は両腕ををL字に構え敵軍を迎え撃った。多対一なら前回もこなしたが今度の敵は練度が違う。苦戦とまではいかないが確実に僕の体力を削りに来た。

 

 「機神の力は膨大だ。それは我々にとって脅威に違いない。しかし、」

 「そんな物を代償もなく使えるかな?」

 

 相手は僕らを塩漬けにする気らしい。こうなったら、

 

 「アテナ!前回の必殺技、蹴り以外も使える!?」

 『君が望むなら、けどスタミナは一気に持っていかれるよ』

 「その前にあいつらを倒す!」

 

 僕はベルトのスイッチを押し、精神を高める。イメージするのはアテナの使った電撃。すると左拳に力がたまるのを感じた。

 

 「一か八か、こいつで!」

 

 僕は敵の一人向けて渾身のフックを叩き込んだ。するとその一撃の余波と爆風により多くの戦闘員が巻き込まれ爆散した。雷電の拳は戦況を変える起点になったようだ。戦闘員達の士気は下がり前に出てこなくなった。

 

 「これなら一気に倒せる。」

 「今の一撃、冗談ではない!奴は危険だ!ここで」

 

 敵将のお出ましだ。蝙蝠を擬人化・機械化させたようなそいつは短槍を構え前に出る。

 

 「我が名はヴァンパイア!貴様をこの場で始末させてもらう。」

 「ここから出ていけ!僕が言いたいのはそれだけだ!」

 

 こうして一騎打ちが始まった。互いの攻防は一進一退。リーチで上回る僕は攻めあぐねていた。

 

 「どうした!伝説の戦士とはこの程度か!」

 『下手な挑発を!』

 

 奴は勝負に出た。僕の首目掛けて刃を叩き込もうとした。しかし、僕はそれを待っていた。ショルダーガードで攻撃を防ぎつつ右のアッパーをヴァンパイアのあご目掛けて叩き込むと奴は吹っ飛んでいった。よく見ると攻撃を受けた部分の装甲が砕け、内部の機関が露出しオイルが垂れている。

 

 「やった、これなら...」

 「勝てる、とでも思ったか?」

 

 仰け反っていたヴァンパイアの顔が再生されていく。

 

 「私はな、大戦期から多くのライダーどもを葬ってきたのだよ。たかが一度変身に成功しただけの小童に...」

 「負けるはずがなかろう!」

 

 そう言うや、奴は勢いよく飛び込んできた。とっさに構え攻撃を捌くも、その勢いは先程とは比べ物にならなかった。まるで今までは様子見だったと言わんばかりの連撃に僕は追い詰められていった。

 

 「どうした小僧、まるで勢いがないではないか!それとも手を抜いているのか?」

 

 僕は奴の放った石突きをもろに受けてしまい体制が崩れる。

 

 「今だ、奴の首を落とせ!」

 

 ヴァンパイアがそう叫ぶと戦闘員は僕に襲い掛かってきた。僕は死を覚悟し目を瞑った。しかし、最後の時は訪れなかった。

 目を開けると、機械仕掛けの剣で戦闘員の攻撃を防ぐ青年が立っていた。

 

 「あっああっ...」

 「一人で戦わせて悪いな。けどもう大丈夫だ。雑魚は任せとけ。」

 

―――マル視点

 

 軍勢が攻めてきたとき、俺は村にて出方を伺っていた。すると軍勢とは逆方向の壁を破壊し戦闘員が徒党で村に押し入ってきた。

 

 「パラスだっけ?村長に伝えろ!避難勧告だ!」

 「う、うん!」

 

 剣を抜き奴らの前に一歩踏み出す。俺にだってできることがあるはずだ。

 

 「串刺し公の名において貴様らを滅ぼ」

 「御託はいい。選べ、ここから消えるか、ここでくたばるかだ。」

 

 そう言うや俺は奴らへと駆け出して行った。勢いよく踏み込み奴らの得物に自身の武器を叩き付けつつ離脱し様子を伺う。どうやらこいつらは仲間意識があるらしく味方に攻撃を当てないようにしていた。

 俺は敵を盾にしたり人質を取ったりしながら戦うことにした。

 

 「貴様!卑怯だぞ!」

 「知るか!俺は騎士じゃなくて護衛士だ!クライエントを、仲間を守るために戦ってんだよ!」

 

 一人また一人と切り伏せ最後のやつは全身を切り刻んでやった。

 

 「マル、大変だよ!」

 「ルピナ、安心しろ別動隊は」

 「カンラくんが、仮面ライダーが苦戦してる!」

 「なんだと!?」

 

 俺は戦場と思われる場所に向かう。するとカンラは蝙蝠の化け物相手に押されていた。驚愕と共に罪悪感が生まれた。

 

 「あんな年ばもいかないこどもに戦いを押し付けて、俺たちは...!」

 

 俺は気が付くと飛び出していた。

 

 「今だ、奴の首を落とせ!」

 

 蝙蝠の化け物の号令に従い戦闘員共は一斉にカンラに襲い掛かった。

 

 「くそ、間に合え...間に合え...間に合えぇぇぇーー!」

 

 俺は襲い掛かってきた怪物を力の限り切り伏せ、残りの奴の攻撃を剣で防いだ。

 

 「一人で戦わせて悪いな。けどもう大丈夫だ。雑魚は任せとけ。」

 

 正直今のカンラが蝙蝠の怪物に勝てるかどうかわからない、けどせめて負担は減らしてやりたい。そう思い俺はこの子の背中を守るように敵兵を吹っ飛ばした。

 




 僕の拳が光って唸る!ここから出てけと輝き叫ぶ!
ちょっと違うか。
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