魔王と魔王   作:一般龍人族

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ガヴが始まった記念すべき日なのにこんなものを投稿する奴がいるらしいな
煽ってるハジメを書いてると段々ハジメがメスガキに見えてきた
後半からのvs魔物軍団の所は戦闘シーンだけだからささっと読んでもらって良いよ


防衛前線2019

 現在、常磐ソウゴはバイクのライドストライカーに乗り、南雲ハジメ達はブリーゼという車に乗り、下山中だった。

 

 道は荒いが、魔物の大群が迫ってるのでそれを気にせず走り行く。

 

 しばらく走行を続けているうちに、やがて集落が見え始めた。ウルの町である。町に辿り着くと、ブリーゼから畑山愛子が急いで降りて、何処かへと走りゆく。

 

 他の一同達もそれに続き、ティオやソウゴ、ハジメ達も続いた。

 

 辿り着いたのは町の役場であった。そこには町の重鎮達が揃っていて、皆愛子に詰め寄っていた。問い詰めてる内容は魔物の大群のことだ。

 

「み、皆さん! 一度落ち着いてください! ごめんなさい、突然こんな話をしてしまって……! まずは、町の人達を避難させないと……!」

 

 愛子が重鎮達に町の住人達の避難することを促す。重鎮達は未だ焦る気持ちはありつつも一度冷静になり、愛子の意見に「確かに」と同意した。

 

「先生!」

 

 愛子は呼ばれ、振り返ると、そこには6人の男女……愛子が勤務している高校の生徒である園部優花、玉井淳史達がいた。

 

「町の人達を避難させるなら、私達も手伝います!」

 

「園部さん、皆さん……わかりました、お願いします」

 

「私も手伝います!」

 

 愛子が園部達に頭を下げて礼を言い、更に手伝うと言い出した金髪の青年はウィル。この世界の人間であり、南雲ハジメは彼の保護を依頼されている。

 

「さて、と……じゃ、俺は魔物の大群を迎え撃つ準備でもしますかね」

 

「え!?」

 

 南雲ハジメのその発言に愛子が驚いた。

 

「な、南雲くん!? 迎え撃つって……何を言ってるんですか!? 危険すぎます! 一緒に避難を……!」

 

「いやいや、遠慮しなくていいんだぜ? 魔物の大群とは言ったが、雑魚も多いからなァ。そんなに苦労はしねぇだろ。それに魔物が倒されないとそっちも困るだろ?」

 

「それはそうですけど……! だからって……!」

 

「何も一人で戦いに行くつもりはねぇよ。なぁ、ユエ? シア?」

 

 ハジメがユエとシアに同意を求める。二人は頷き

 

「ん、ハジメと行く」

 

「私も行きますゥ!」

 

 と、言った。

 

「ま、そう言うわけだから……お前らは避難なりなんなりしてろ。だが、俺らの邪魔をしたり、足を引っ張るようなことはすんなよ」

 

 顎を上げたハジメは見下すような視線を向け、かつ傲岸不遜な態度で他の者達にそう告げた。その態度に眉を顰めるものも少々。

 

 そうして部屋を出て行こうとした時、ソウゴの近くを通る。

 

「魔物にビビってるなら尻尾まいて逃げてもいいんだぜ? 雑魚ライダーさんよぉ? 俺はそれを笑ってやるだけだからなァ。ククッ」

 

 口角をあげ、ソウゴを挑発していくだけしていって、薄ら笑いを浮かべながら出ていくハジメ。

 

「来たいなら来てもいいけど、どうせ足手纏いにしかならない」

 

「そうそう! ハジメさんにみっともなく助けを求める姿が頭に浮かびますね〜! ぷぷぷ〜!」

 

 ソウゴに向かってそう言いながらユエとシアも出て行った。

 

「…………南雲くん」

 

 ハジメが出ていったドアを不安げな表情で見つめ、名を呟いた愛子。

 

「……どういうつもりなんだ……?」

 

 一方で、魔物達の掃討に妙にやる気を出している南雲ハジメにどういう意図があるのかと、ソウゴは疑わずにはいられなかった。

 

「…………あの者達はあんな事を言っていたが、お主はどうするつもりじゃ?」

 

 龍人族の女性……改めてティオがソウゴに問う。眉を顰めてる様子を見るに、先のハジメ達の挑発のせいで気は良くしておらず、彼らへの印象が悪くなってるようだ。

 

「…………俺も魔物と戦うよ。数は多すぎるけど、逃げるわけにはいかない」

 

 現状、ライダーの力は大きく弱体化している。高速移動の力を持つものもあるが、それでもどこまでやれるかと言ったところ。

 

 しかし、常磐ソウゴはそのまま尻尾を巻いて逃げると言う選択肢を選ばない。最善を尽くすという道を選ぶ。

 

「……分かった。妾も共に行こう。……あの姿にはなれないが、この姿でも、力が回復すれば充分戦うことはできる」

 

 その意思を聞いたティオもそう言った。あの姿とは、黒龍としての姿だ。龍人族はどうやら人間族にとってはタブーのような扱いになってるため、バレたことによる混乱は避けたいとのこと。なので、必然的に変身は不可能になる。

 

「ありがとう、頼むね。……えっと」

 

 ティオの言葉に礼を言うソウゴだが、彼自身は彼女の名前をまだ知らない。なのでなんて呼べばいいか分からなかった。

 

「ああ、すまない。名乗ってなかったの。妾の名はティオ・クラルス」

 

「ティオ、か。よろしくね。俺は常磐ソウゴ」

 

「うむ、改めてよろしく頼む、トキワ・ソウゴ。では、妾達もこの町の住人の避難誘導をするとしよう」

 

「そうだね」

 

 街の人々を避難させるという二人の意見は一致。その後、その流れでソウゴは愛子達とも自己紹介をしあい、避難誘導を協力して行うことになった。

 

 

 それから。

 

 ウルの町の住人達の避難が始まった。魔物が迫ってると知らされた時はざわめきが起こったものの、愛子や町の重鎮らの呼びかけで避難を始めた。とはいえ、一部の人々は故郷は捨てれないと残る者もいた。

 

 他に変化があるものといえば、町の周囲に張り巡らされている外壁。これはハジメが作ったものである。

 

 避難をした住民達は深夜を過ぎ、夜が明ける前には荷物を纏めて町を出ていた。

 

 避難する人間を見送った後、ソウゴとティオは外壁へ向かおうとする。

 

「あ、あの! すみません!」

 

 愛子がソウゴ達を呼び止めた。

 

「えっと……お二人とも、南雲くんと一緒に出向かれるんですよね? それで少し、話があるんですが……」

 

「「?」」

 

 それから、愛子は語り始める。それは、今回の件で魔物を操っている人間の正体についての推察であった。

 

「…………なので、その…………操ってる人の見た目が同じだったら…………連れてきてもらえることはできないでしょうか? ……無理な頼みなのは承知ですが、どうしても確認したいんです。……お願いします」

 

 愛子は頭を下げて懇願した。彼女の中ではその頼みは賭けであった。頼みが断られたらそれまでであり、そのままいけば……想像したくない事態が起きるかもしれないからだ。

 

「…………分かった、連れてくるよ」

 

「妾も協力しよう」

 

「! 本当ですか!? ッ、ありがとうございます!」

 

 自分の頼みが承諾されたことに不安げだった表情は柔らぎ、一度顔を上げた後に、再び頭を下げ礼を言った。

 

「じゃあ行こう」

 

「ああ」

 

 ソウゴとティオは、改めて外壁へ向かい始めた。

 

 

「おお? 尻尾巻いて逃げなかったのかよォ、雑魚ライダー。ま、雑魚は威勢だけは良いってよく言うもんなァ? その気概に、"大変よくがんばったで賞"でも贈ってやろうか? クハハッ」

 

「………………」

 

 外壁に着いた先には南雲ハジメがいた。ソウゴの存在に気づくと、挑発の言葉が開口一番に出る。

 

「ちょっとちょっと〜。なんか言ったらどうですか〜? "今回はよろしくお願いします"の一言くらい言っときましょうよ〜。これだから雑魚ライダーさんは〜!」

 

 シアも便乗するようにニヤニヤと笑みを浮かべながらソウゴに挑発。

 

「相手にするな」

 

「分かってるよ」

 

 側にいたティオが耳元でそう言う。ソウゴもここまでくれば挑発に慣れてくる。

 

「おいおい雑魚ライダーくーん? 美女に話しかけられたからって勃起してんじゃねぇだろうなぁ? 澄ました顔してっけど、内心はきょどりまくってんじゃねぇのか? いかにも童貞くさそうだしなぁ。そうだ、呼び名は童貞雑魚ライダーにでもしてやろうか? カハハハッ!」

 

 しかし、今もなおハジメは挑発を繰り返す。この挑発には、むしろティオの方が苛立っていた。人を馬鹿にし、こき下ろし、下品に笑う姿は、表には出さずとも内心で怒りが募ってゆく。

 

「……言いたいことはそれだけ? 気は済んだ?」

 

「……オマエ、雑魚の癖にハジメに口答えを————」

 

「まあ待て、ユエ」

 

 ソウゴの言葉に、戦闘体勢に入りかけたユエをハジメが制する。

 

「ハジメ?」

 

「ただの野良犬……いや、負け犬の遠吠えだ。そんなんに反応してちゃあ、こっちの格が下がるってもんだろ?」

 

「ん……確かに」

 

 その後、ユエはソウゴに再び視線を向け、

 

「オマエはハジメの優しさに救われた。精々、ハジメに感謝するといい、負け犬」

 

 見下すような笑みを浮かべ、吐き捨てるようにそう告げた。

 

「じゃ、負け犬くんは置いて先に行かせてもらうとしますかね」

 

 それから三人は言うだけ言えて満足したのか、さっさと外壁の上に上がり始める。

 

「……あやつら……何処までも性根の悪い……!」

 

「そんなに怒らなくてもいいよ、ティオ。言われたのは俺だし」

 

 目を細め、三人の背中を睨むティオをソウゴが宥める。

 

「しかしだな……あんなもの、見てて気分が悪いわ。人を貶すだけ貶しおって」

 

「……今はその怒りを抑えたほうがいい。これから魔物と戦うからね」

 

「……それもそうじゃな。すまん、みっともないところを見せた」

 

 そうして二人は歩き出し、外壁へと登った。

 

 六人の目先には、まだまだ遠目ではあるものの、魔物の大群が見えた。避難準備をしているうちに、ここまで距離を詰めてきていたらしい。

 

「いやがるなぁ」

 

 目を細めて魔物の大群を見るハジメ。そして、アナザーライドウォッチを取り出した。

 

「それじゃあやるかァ……」

 

『Zi-O……』

 

「んっ」「はいっ!」

 

『KIVA……』『BUILD……』

 

「「「変身!」」」

 

 3人はアナザーウォッチを身体に翳す。黒い繭に包まれ、それが晴れればアナザーライダーに姿を変えていた。それぞれアナザージオウ、アナザーキバ、アナザービルドだ。

 

「…………」

 

『ジ・オウ!』

 

「変身」

 

『仮面ライダー! ジ・オーウ!』

 

 ウォッチをを起動し、ドライバーに装填した後、腰に装着して操作。仮面ライダージオウに変身完了。

 

 奇しくも、仮面ライダージオウは、アナザージオウとこうして共に戦うことになったのであった。

 

 

「よし……」

 

「おい、待てよ雑魚ライダー。なに俺より先に行こうとしてんだァ?」

 

 前線に出ようとしたジオウの前に剣を突きつけて行かせないようにするアナザージオウ。

 

「まずは俺の自慢の兵器の出番だ。テメェはしばらく、そこで指咥えて兵器の凄さを見てろ」

 

 それからアナザージオウは何やら長身の銃を召喚し、アナザービルドの元にはロケットランチャーらしきものが召喚されていた。

 

 長身の銃の名は"シュラーゲン"、ロケットランチャーの方は"オルカン"である。

 

 アナザージオウがシュラーゲンの引き金を引くと、赤い閃光が散り、放たれた弾丸が空を飛んでいる魔物に炸裂。アナザービルドはオルカンを使い、ミサイルを撃ち出す。

 

 空の魔物を倒し終えたアナザージオウは今度はガトリングを取り出した。その名も"メツェライ"。

 

 メツェライは独特の音を鳴り響かせながら、赤い閃光を大量に散らす。

 

 アナザーキバはアナザーバッシャーマグナムで魔物を撃ち抜いていたのだが、突如として撃つのをやめた時、おもむろに左手を掲げた。

 

「"壊劫"」

 

 詠唱が行われた後、魔物達の頭上に闇色の球体が出現する。やがて薄く引き伸ばされていく球体は魔物達の頭上で巨大な正四角形を形作る。それは魔物達目掛けて一気に落下した。

 

 それはそのまま魔物ごと大地を陥没させてクレーターを作り上げたのだ。その一撃で、一度に二千体近い魔物が一瞬で圧殺され、術の境界線上にいた魔物達は体を寸断された。

 

 後続の魔物達は、突然前方の地面が消えたためにクレーターへと落ちていく。突進の勢いを直ぐには消せなかったのと、後続が後ろから押し込んで来るためだ。そして瞬く間に、数千体の魔物が大穴に落ち、アナザーキバが再び魔法を使用。魔物の死体の上に更に魔物の死体を積み上げていく。

 

 この魔法はアナザーキバ……もといユエがライセン大迷宮で得た"重力魔法"を使ったものである。

 

「"雷龍"!」

 

 今度は空に立ち込めた暗雲から雷の龍を出現させる。大口を開けた龍が魔物達を蹂躙していく。

 

 この三人の攻撃により、魔物の大群は一気に数を減らしていた。しかし、魔物は引く気配がない。これは各種族の魔物のリーダー格の命令に従っているためである。

 

「ふっ、どうだ? これで、俺達とお前には大きな実力差があるってことが分かったんじゃないか?」

 

 視線を横に向け、ジオウに向けてそう告げるアナザージオウ。

 

「じゃ、この辺りで攻め込みに行くかァ。ユエ、シア、行くぞ」

 

「はい!」

 

「んっ」

 

 アナザージオウはバイクを召喚し、それに搭乗。アナザーキバとアナザービルドも乗った後に発車する。

 

「……ティオ、援護は頼める?」

 

「うむ、任せておけ。……が、流石にここからだと距離が遠すぎるな。近くまで連れて行ってもらえぬか?」

 

「うん、分かった」

 

援護を頼んだティオに近くまで連れて行くことを了承したジオウはライドストライカーに彼女と共に乗って戦場へ駆け出した。

 

「ハッハッハッ! オラオラオラオラァ!」

 

 魔物達の元に辿り着いたアナザージオウは二振りの剣を振り回し、相手を切り裂いてゆく。

 

 剣の柄同士を連結させると刀身にエネルギーが宿り、それが斬撃として飛ばされた。

 

「さて……これで行ってみるか」

 

『FOURZE……』

 

「変身」

 

 アナザーフォーゼライドウォッチを起動し、胸元に翳す。身体は繭に包まれたあと、アナザーフォーゼに変身した。

 

『Electric On』『Spike On』『Scissors On』

 

 エレキ、スパイク、シザースの三つのモジュールを装着。アナザービリーザロッドとアナザーシザースモジュールで魔物を斬り、スパイク装着した足でキックすれば、棘が伸びて魔物に突き刺さる。

 

「雑魚どもはぁ、全員死ねッ、ですゥ!」

 

 アナザードリルクラッシャーと大型のハンマー"ドリュッケン"を振り回し、魔物達を蹴散らしていくアナザービルド。

 

 ドリュッケンを砲撃モードにし、片手にはアナザーフルボトルバスターも構える。ドリュッケンから弾丸が放たれ、バスターからは大きめの青い光弾が放たれ目前の魔物を一掃する。

 

『GHOST……』

 

「変身!」

 

 橙色の面を持った歪な亡霊、アナザーゴーストに変化する。アナザーサングラスラッシャーとアナザーガンガンセイバーを構え、2本に電気と炎を纏わせ、高速移動して魔物を切りつけて行った。

 

 その後は四人の分身を発生させ、スラッシャーとセイバーをガンモードにして高速射撃を行う。

 

 傍ではアナザーキバがアナザーガルルセイバーで魔物を切り裂きながら、アナザーバッシャーマグナムで撃ち抜いていく。

 

 右足が赤くなり、蝙蝠の翼が展開されると、アナザーキバは地面を蹴って飛び、蹴り技の"アナザーダークネスムーンブレイク"を魔物達へお見舞いする。

 

『WIZARD……』

 

「変身」

 

 ウォッチを起動し、絶望の魔法使いたるアナザーウィザードに。

 

『ブリザード』

 

腰にある骨の手にアナザーウィザード自身の手を翳すと、男性の声が。彼女が手を前に突き出すと青い魔法陣が現れ、そこから大吹雪が放たれ魔物を凍り付かせる。その後は竜の尻尾を顕現させて振るい、氷漬けの魔物を砕いた。

 

 一方のジオウは、マゼンタのオーラを纏っているジカンギレードで魔物を刻んでいた。

 

『ダブル!』

 

 ダブルライドウォッチを起動し、ベルトにセットする。

 

『アーマァータァーイム! サイクロン! ジョーカァー! ダ・ブ・ルゥー!』

 

 サポートメカの"メモリトロイド"が装甲"ガイアメモリショルダー"に変形して両肩に装着され、ダブルアーマーに変身。

 

 ジョーカーメモリの能力で底上げされた身体能力とサイクロンメモリの風を操る能力により、彼の手刀や蹴りは剣で斬られることとなんら変わりなく、魔物の胴体を裂いていく。

 

『フィニッシュタイム! ダブル! スレスレシューティング!』

 

 ジカンギレードにダブルライドウォッチをセットし、すぐさま操作。黄色い光弾が不規則な軌道を描きながら、魔物へ接近。追尾弾でもあるそれは全て魔物に炸裂。

 

 次のアーマーに変身しようとウォッチを変えようとするが、

 

「ぐッ!?」

 

「ソウゴ!」

 

 何処からか攻撃が二発ほど飛んできた。背中に受けてしまったことで、軽くよろめいてしまう。その時にあげた声に気づいたティオが名を呼んだ後、周囲を確認。

 

 見てみると上空の方に、黒い大きな十字架が浮かんでいた。

 

「おおっと! 魔物かと思って間違えて撃っちまったよ! 次からはちゃんと避けてくれよなァ、雑魚ライダーくん」

 

 近くからアナザージオウ……南雲ハジメの声が聞こえてきた。わざとらしい声色で言い、謝罪の言葉は無かった。

 

 ちなみに、飛んでいたものの名は"クロスビット"。内部には弾丸が装填されており、強力な硬度を持つため、盾としても作用する。

 

「……あの男……!」

 

「……ここまでやってくるなんて逆に凄いよ……」

 

 ティオは顔を歪め、ジオウは呆れたように皮肉を漏らしながら、ウォッチを取り出して起動した。

 

『ディ・ディ・ディ・ディケイド!』『アーマータァーイム! カメンライド! ワーオ! ディーケーイードー!』

 

 ディケイドアーマーに変身したジオウは、ライドヘイセイバーとジカンギレードの二刀流で魔物へと臨み、ティオもアナザージオウに思うところを残しながらも援護を再開する。

 

 

「………………さて、と。やることもやったし、そろそろ頃合いだな」

 

 アナザージオウは周囲の魔物が減っている様子を見て呟く。

 

「ユエ! シア!」

 

 ユエとシア……アナザーキバとアナザービルドは、名を呼ばれたことでアナザージオウの下に集った。

 

「ハジメさん! どうしました?」

 

「戦線離脱するぞ。理由は後で説明する」

 

『DECADE……』

 

 アナザーディケイドライドウォッチのリューズが押されると、アナザーディケイドに変化する。そしてすぐに銀色の幕……オーロラカーテンを出現させ、それを通り抜ける。そして、彼らはそこにはいなくなった。

 

「例の作戦を実行する気だな……さてさて……どう転ぶんだろうな?」

 

 遠くから、彼らの戦線離脱を見ていた黒色の人間が呟いていた。




アナザーライダーの武器&技にはとりあえずアナザーを付けとけの精神

個人的に加古川飛流(元祖アナザージオウ)を演じた佐久間さんとハジメを演じた深町さんって声ちょっと似てるな…って思う

原作だと愛子さんは生徒に戦いを強要する最低な人になってるけど、この作品ともう一つの作品ではちゃんと避難を促してます
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