キタサトの幼馴染同級生概念~外堀責めを添えて~ 作:狸より狐派 ハル
~“北海道開拓の父”ウィリアム・スミス・クラーク~
ついさっき思い付いた妄想を具現化しただけの、キッショイ小説です。ご注意下さい。
第1話 「少年よ、大志を
『彼』がその少女たちと出会ったのは、ある梅雨の日のこと。
まだ幼稚園児である『彼』は当時、母親から頼まれたお使いをしており、スーパーマーケットで目的の商品を買って帰ろうとしたとき、外に出ると雨が降っていた。
『彼』はあらかじめ持っていた傘を開き、雨をしのいで帰っていった。
しばらく雨がしっかり降る帰路について渡っていると住宅街の道の真ん中になにかいた。
よく見ると一人は倒れており、もう一人は向かい合って立っている。
「「うわぁああん!!うわぁああああああん!!」」
二人の女の子が、とても泣いていた。正確にはウマ娘という種族の少女だ。
彼女らは別の世界の生き物である『馬』と呼ばれる動物の耳と尻尾を持っているが、広義的には人間とも言える。
『彼』はどうしたものかと、二人に近づく。そして立っている薄い茶髪の女の子と倒れている黒髪の女の子の上に傘を持っていった。
「ああああん!・・・え・・・?」
「・・・??」
泣きじゃくった状態で、『彼』を二人は見る。おそらく年は三人とも同じだろうか。
『彼』はどうしたのかと聞いた。
「「・・・?」」
状況が理解できてないのか、答えが帰ってこなかった。
ひとまず『彼』は、茶髪の女の子の手を掴み、傘のグリップを包むように握らせる。
「ふえっ・・・?」
次に倒れている黒髪の女の子を起こすために、赤ちゃんを抱える要領でその子を持ち上げた。
「うっ・・・うう・・・?」
汚れを軽くたたき、とりあえず様子を見る。
すぐには落ち着かないだろう。『彼』は二人の手を握り、自分の家へ連れて帰った。
家に入ると二人を玄関に待たせ、母親を連れてこようとした。
・・・のだがいなかった。代わりにリビングの机の上に《お父さんのところに忘れ物を届けに行ってきます》と書いてあった紙を見つけた。なんともタイミングが悪い。
仕方がないので、自分で風呂場にあるバスタオルを二枚持っていき、二人に渡した。
まずは黒髪の女の子、頭から痛くないよう拭いてあげる。そして顔も簡単に拭くと式台に座らせる。茶髪の女の子にも同様にしてあげた。
『彼』は再びリビングに行く。そしてキッチンにある物がセットされていないかを確かめる。
ポットだ。運よく自動湯沸かし器においてあり、持ち上げてみると中も入っている。
棚からマグカップ二つ、そしてココアパウダーを取り出して粉をカップに入れた。自身がやけどをしないようポットのお湯を用心してカップに入れる。
一定量入れたら木のスプーンでかき混ぜ、味が偏らないようにした。
『彼』は出来上がったホットココアを二人に持って行った。
玄関に着き、気を付けてと言いながら二人に渡す。
「あ・・・うん・・・」
渡すと『彼』はまた家の奥へと行った。
今度はまた風呂場だ。目的は風呂を沸かすためである。
しかし湯舟には昨日の残りが少し残ったままだった。
だからまず栓を抜き、残り水を流す。そして、まだゴミが残っているため、シャワーで洗い落として表面上だけでもきれいにする。
あとは栓を戻し、お湯を貯めるための自動ボタンを押して待つだけになった。
しばらく時間がかかるため、もう一度二人のもとに行く。そして風呂を入れたから入っていいことを伝えた。
「え・・・?あ、うん・・・ありがとう」
「あ、ありがとう・・・ございます・・・」
どうやらある程度は落ち着きを取り戻しているようだ。『彼』は再度、なぜあそこで泣いていたのかを聞いた。
「その・・・実は追いかけっこをしてたの・・・。けど・・・夢中になりすぎて・・・気が付けば道に迷ってたの・・・。だからどうにかして道を戻ろうとしたけど、もっとわからなくなってきて・・・」
「そのときに雨が降り出してきたの・・・だから雨宿りできそうなところを探そうとしたら、キタちゃんががころんじゃったから・・・」
そしてあの時に至ると、『彼』は腑に落ちた。なんとも災難な子たちである。
「その・・・どうして・・・」
今度は黒髪の女の子が『彼』に聞いてくる。
「どうして・・・私たちを助けてくれたの・・・?」
そんな素朴な疑問だった。
『彼』はそのままこう答えた。助けたかったからと。
「なんで・・・?私たち、あなたのことを知らないのに・・・」
そんな風に茶髪の子も聞いてくる。
それに対して、『彼』もそうえばと気づく。しかしすぐにどうでもいいと割り切った。どっちにしろ助けるつもりだったのだと言った。
「「・・・」」
二人はまた沈黙し始めた。
少し時間がたって、風呂が沸いたとの自動音声が聞こえた。二人を風呂場まで案内し、入るよう促した。
そして風呂場に入れた後、『彼』はあることに気づく。廊下が若干水浸しになっていた。
ヤバいと思い雑巾で拭きたかったが、どこにあるかがわからなかった。
ガチャ。
そしてそんなタイミングで母親が帰ってきてしまった。なんともタイミングの悪い母親である。
――――――――――――
色々と説明に手間取ったが、なんとか母親に理解してもらえた。
母親は自身が持ってる白いワイシャツを二人に渡す。
その後サイズが明らかに合っていない服を着た二人がリビングにやってきた。
本人たちから再度状況を理解するために、母親は女の子たちと話し合った。
二人の名前について、黒髪の女の子が《キタサンブラック》といい、茶髪の女の子が《サトノダイヤモンド》と言うらしい。『彼』は今初めて二人の名前を知った。
二人の話を聞いた母親は、ひとまず慰めた。そしてお巡りさんに二人の親を探してもらうことにした。
ついでに親が来るまでに遊んであげなさいと『彼』に伝える。『彼』はその二人の親が来るまで、トランプで遊んであげたのだった。
その間にとくに問題は起こることなく、二人の親の代わりにサトノダイヤモンドの『執事』が迎えに来たのは別の話。
――――――――――――
そんな日から約7年ほど時間がたっただろうか。10月後半、三人は東京都にある膨大な敷地面積を誇る施設、《日本ウマ娘トレーニングセンター学園》、通称《トレセン学園》にいた。
この学園はウマ娘専門校であるため、ヒト兼男子である『彼』は本来なら入ることは許されていないのであるが、この日は年に2回開催される《学園祭》改め《秋の大感謝祭》が開催されており、生徒や関係者だけでなく無数の一般人が入場できていた。
別名《
そんな中、三人は仲良く学園を巡っていた。
「キ、キタ・・ちゃん・・・?」
「サトノさん・・・?」
・・・実のところ、楽しんでいたのは体格だけなら大人と見間違うほどに成長し、このトレセン学園に入学したキタサンブラックとサトノダイヤモンドのみであって、一応二人には負けないくらいに身体的成長をしてる『彼』についてだが、顔で「ちゃうねん」と訴えてそうな表情で汗を大量に流してる。
三人の目の前には小柄で子供っぽい体格をしているが、そう見えてキタサンブラックたちの先輩である、赤みある茶髪のポニーテールが特徴の《トウカイテイオー》と、そんな彼女より少し背が高く薄紫色の伸ばして特に結んでいない髪をしたウマ娘の《メジロマックイーン》がいる。
その先輩二人は、三人の状態を見て驚愕をしていた。
ちなみにだが、今いる場所は人だかりの多い外のライブ用会場付近の休憩スペースである。
なぜ学園にそんな会場があるかはこの際置いておくが、少し見回せば沢山のヒト、在校生ウマ娘たちがいる。
そしてそんな五人に関係のない者たちも、主に『彼』ら三人をつい凝視してしまっている。
どんな状態かについてだが、ハッキリと書いてしまおう。
キタサンブラックは両手で『彼』の右腕にしっかり掴まっており、サトノダイヤモンドも同じように『彼』の左腕に掴まっていた。
ようするに
《両手に花》という状態であった。
どう考えても
『彼』は先輩二人に、ただの幼馴染であって決してそんな関係ではないと伝えた。
「いや無理があるよその状態!?」
トウカイテイオーからの
「えっと・・・その・・・3人は、どういう関係なんですの・・・?」
メジロマックイーンもそう質問するが、周りもざわざわと下手に注目が集まってきている。『彼』は必死になってなにか言おうとしたが、キタサンブラックとサトノダイヤモンドがこんなことを言い出した。
「「この人が前に言ってた、私たちの大切な
「「えっ」」
いや言い方ァアアアアア!!!
『彼』の悲痛な大声が、学園に響いたのであった。
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〈 To BE CONTINUED…//// |
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正直続けれる気がしない、この話書いた時点でもう満足しちまってるから・・・。続きは期待しないで(切実)。