キタサトの幼馴染同級生概念~外堀責めを添えて~   作:狸より狐派 ハル

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『性的な慣習が変わりつつある今、脚本家たちは恋愛中の男女の関係をどう書いていいのか分からなくなってるみたい。少なくとも、私の映画に出てくる女たちはリアルよ』
~俳優、ジャンヌ・モロー~

5日も更新せず、本当に申し訳ない(某博士)。

イヤちゃうんすよ、エスコン5が楽しくてキルレート貯めと難易度エースの全クリを並行してたらこんなに時間がたってて、俺は悪くねぇってやつですよ、わかるでしょ?(支離滅裂)

しかも10話と11話のタイトルがどこか被っとる・・・なんでかって?私にもわからん。

まぁとにもかくにも、待ってくれた方々へ感謝を申し上げます。本当にこの小説を読んでくれてありがとうございます。

それでは、ご覧ください。


第12話「少なくとも、私の映画に出てくる女たちはリアルよ」。・・・すまねぇ、映画はさっぱりなんだ。

 焼きそばを食べたあと『彼』らは気を取り直して、海ならではの楽しみを体験しようとした。

 

 近くでなにやらスイカ割りのタイムトライアルイベントがあったため『彼』らも参加することにした。

 

 サトノダイヤモンドはスイカ割り事態は初めてではないため、自信満々に目隠しをして棒を構え、『彼』はスイカまで言葉のみで誘導させる。

 

 彼女の耳に『彼』の声が響く。視界が塞がれたことにより、より聴力が研ぎ澄まされる。

 

 生命体ならではの能力が効かない中、『彼』の声で不安がかき消されて安心感を感じる。

 

 ある程度進み、そして体の向きを変え、そこだと言われる。

 

 サトノダイヤモンドは息を吸い、棒を高く上げる。

 

 そして振り落とした。

 

 パカンッ!!

 

 普段聞かない音が響いた。周りからは、おおー!と歓声が聞こえる。

 

 彼女が目隠しを取ると、スイカは綺麗に割れていた。そして彼女も喜んだ。

 

 ――――――――――――

 

 バナナボートでは自身の足では走れない水上を高速で移動する体験をした。前のオートボートが『彼』らが座るバナナボートを勢いよく引っ張る。

 

 暑い日に欲しい冷たい風圧と水しぶきがかかる。また、オートボートが曲がるとバナナボートも曲がるが、先頭が曲がり切る一方で、何も装置のついていない後方のこれは外に大きく膨らんでいく。

 

 その際にかかる横G、不測の衝撃が恐怖さえも楽しみと爽快感に変わっていった。

 

 ――――――――――――

 

 正直に言ってサトノダイヤモンドは楽しかった。

 

 今までならあと一人、大切な存在がここにいるはずだった。

 

 けど今はいない。普通ならどこか寂しさを感じるはずだ。

 

 だがそれがむしろ、潜在的に彼女が望んでいた状況だった。

 

 (私は今、『彼』を独り占めしてる)

 

 視界には常に『彼』が写る。いつも一緒にいる彼が、今日は増して(レンズ)に入っている。そしてそんな『彼』はいつもよりも私を見てくれている。

 

 (『彼』が私のことを常に見てくれている)

 

 『彼』の声が、今までよりも耳に響く。息さえも聞いていたい。

 

 (楽しい・・・人生の中で一番楽しい時間なのかもしれない)

 

 サトノダイヤモンドの心にはすっかり、もう一人の大切な存在が消えかけていた。

 

 (この時間が、こんな素敵な時間がいつまでも続けばいいのに)

 

 太陽を見てみると、海に浸かっておりオレンジに光っている。周りの人の数もまばらになってきている。

 

 (嫌だなぁ・・・どうしてこんなにも早く楽しい時間は過ぎちゃっていくのかなぁ・・・)

 

 どうした、と真横にいる『彼』に聞かれる。

 

 「・・・楽しかったね、海・・・」

 

 まるで人生最期の体験かのように答えたなぁ、とサトノダイヤモンドは思う。そんな『彼』は、また来ようと言ってくれるが、彼女の慰めにはならなかった。

 

 (今日だけ・・・今日だけなの、『彼』を独り占めできるのは・・・こんな特別な、同じ日はもう二度と訪れない・・・もっとずっと一緒にいたい)

 

 「・・・ねぇ」

 

 『彼』に話しかける。それと同時に片手を差し出す。

 

 「・・・もう一度、手を繋いでくれる・・・?」

 

 困ったような顔でそう聞く。

 

 『彼』は一呼吸置いた後、二つ返事した。

 

 また二人の手がつながる。

 

 「・・・温かいね」

 

 サトノダイヤモンドの脈拍が多くなる。しかし過度にではない。

 

 『彼』らはそのまま沈んでいく夕陽を眺め続けた。

 

 普段いつの間にか動いているはずの太陽が、ほんの少しずつながらも目に見えて落ちていくのがわかる。

 

 「・・・いこっか」

 

 二人はホテルへと向かった。時間が進んでいく感覚を紛らわせたかったのだろうか。

 

 去った今。その場に残っているのは男女の足跡のみであった。

 

 ――――――――――――

 

 私服に着替えた二人は、ホテル内の夕ご飯であるバイキングを味わい、そして朝案内された部屋に戻っていた。

 

 まだ寝るには時間が早いため、ゲームでもやろうと『彼』は提案したが、サトノダイヤモンドは部屋にあった映画ディスクを見つけ出す。どうやらこのホテルはこういったものがあるらしい。

 

 そのディスクというのは、恋愛ものだった。しかもただの恋愛ものではないらしい。

 

 パッケージの端にはR-15と書かれてある。裏面を見てみるとシーンの一部だろうか、服を着ていないであろう女性が写っていたり、男性と密着しているシーンがあった。つまりは普段のテレビでは放送することのできないくらいには過激なものなのだろう。

 

 『彼』はさほど興味がなかったため、他に何かないかと探そうとした。しかし・・・

 

 「・・・これ・・・見てみる・・・?」

 

 サトノダイヤモンドは興味に惹かれていた。『彼』はそんなに興味があるのかと聞いた。

 

 「うん・・・」

 

 多分もう彼女はこれ以外に目を向けれないであろう。『彼』は大したことないだろうと思いながら、視聴することにした。

 

 ――――――――――――

 

 肝心の内容についてだが、一言で言えば純愛ものだった。登場人物の主人公とヒロインは同じ会社で働いていて、その主人公がヒロインを飲みに誘うことで好感度を稼ぎ、実際に距離が縮まっていき物語の終盤、今『彼』らがいるようなホテルに2人が泊る。

 

 そしてあのパッケージのようなシーンに入っていく。・・・とはいっても全体像までは見れなかった。

 

 しっかりと見えたシーンはせいぜいディープキスや事後の二人が一緒に寝るシーンくらいで、その最中事態は足元か肩から上くらいだった。

 

 こんなもんか、というのが『彼』の感想だったが、ふとサトノダイヤモンドのほうを見ると、彼女は顔を真っ赤にしながら両手で顔を覆っていた。

 

 見ないようにしたかったのだろうか、どう見ても指の合間から覗いてしまっていた。

 

 意味ねぇじゃん、と軽く笑ったが、これがきっかけでとんでもないことが起こる事の前兆だったとは、浅はかな彼はまだ気づいていなかった。

 

 ――――――――――――

 

 映画を見終わった後、まだ風呂に入っていなかったことに気づいた『彼』は、部屋のバスルームを利用しようとした。

 

 行く前にサトノダイヤモンドに一言伝えたが、返事はぎこちないものだった。

 

 そんなにかと思いながら彼はシャワーを浴び、今日の汗や汚れをしっかりと落としていった。

 

 肌着と半ズボンを着た『彼』はバスルームから出る。サトノダイヤモンドにもう一度話しかけようとさっきの部屋に入るが、彼女は未だにその場から動いていなかった。

 

 『彼』は彼女にシャワーを浴びることを(すす)めた。

 

 「・・・うん・・・」

 

 あのシーンをずっと考えていたのだろうか、返事を返した後も彼女は視線を落としながらバスルームに向かっていった。

 

 そんな姿に、『彼』はなんだか大丈夫なんだろうか、と思いながら部屋にあったジュースサーバーからジュースをコップに入れ、それを手にベランダに出る。

 

 『彼』は今日起こったことを一から思い浮かべる。

 

 朝とても早い時間に起きて、駅に向かった。そこで発券機の使い方がわからないサトノダイヤモンドに教えたり、電車に乗って流れる外の風景を一緒に眺めた。

 

 そしてここについて、海に出た。すると彼女はビキニ姿で現れた。

 

 『彼』はそんな姿に目を奪われていた。あんなに、人生的に見てまだ最近まで小さかったあの子は、完全に見間違えるほどに激変を・・・いや、顔と髪形は変わっていなかった。

 

 なんというか、子どもがそのまま大きくなった姿なんだろうかと思った。だがどっちにしろ総合的に見て彼女は変わってしまっていた。

 

 そんな変わった彼女と今日二人っきりになって過ごした。

 

 間違いなく楽しかった。昔を思い出したり、逆に昔に戻ったような感じで遊んだりした。

 

 だが今、『彼』の心はどこか欠けていた。

 

 キタサンブラック、『彼』のもう一人の大切な存在。その彼女の喪失感が、『彼』から哀愁(あいしゅう)を漂わせていた。

 

 ふと思い出したのだ、キタサンブラックの存在を。いつもサトノダイヤモンドと同じくらいに一緒にいたあの子、アイツもここにいたらもっと楽しかっただろうに、と思った。・・・思ってしまった。

 

 いったい何を考えて、二人別れての旅行など考えたのだろうか。

 

 ・・・いや、自分が原因なんだろうか。あの日、本心を全部思いっきりぶちまけたことがきっかけでこうなったんだろうか。

 

 今思えば自分は、明らかにとち狂った方法でとんでもないことを教えてしまった。

 

 きっかけのあの番組を観てこれだ!・・・と思い立った自分を思い出して、『彼』は(もだ)え始める。

 

 何がこれだ、だよ。完全にアウトなヤツだろうが。何を思って教えようと思ったのだろうか。当時の自分をしばき倒したくなった。

 

 悶えて、悶えて、気が付けばある声が聞こえていた。

 

 「あがったよ・・・?」

 

 サトノダイヤモンドの声が後ろから響いた。

 

 『彼』も後ろに振り向く。

 

 「・・・」

 

 彼女は夕陽が沈むまで着ていたビキニ姿だった。

 

 思考が止まる『彼』。一方、顔を未だに赤くしたままの彼女。沈黙が二人を急に襲った。

 

 だが、『彼』はなんとかして正気を取り戻す。なぜその姿なんだろうか。

 

 「その・・・明日もう一度・・・海に向かうかなって思ってたから・・・乾燥機に入れておいたの・・・」

 

 乾燥機、バスルームに置いてあった装置だった。ご丁寧に取扱説明書も置いてあったあれを、お嬢様である彼女が自で使っていたとは。

 

 しかし明日のための水着をなぜ今着ているのだろうか。

 

 「・・・ねぇ、一つだけ・・・お願いしてもいい・・・?」

 

 サトノダイヤモンドの声は緊張で震えていた。下を向いたまま、丸見えなのに赤くなった顔を見られないようにしながら、こんなことを言ってきた。

 

 「一緒に・・・」

 

 そこからセリフが続かない。

 

 少しして彼女がまた口を開く。

 

 「・・・・・・・・・も・い・・・?」

 

 今度は聞き取れなかった。『彼』は謝りながらもう一度聞こうとした。

 

 また沈黙が始まる。また少しして、彼女が口を開いた。

 

 「・・・このまま、一緒に・・・ベッドに、いい・・・?」

 

 /|_________ _ _

〈  To BE CONTINUED…//// |

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これはBAN案件ですね間違いない・・・(自業自得)

た す け て(絶望)
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