キタサトの幼馴染同級生概念~外堀責めを添えて~   作:狸より狐派 ハル

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やってみたかったありえたかもしれねぇお話。

今回のお話にはサブタイトルのとおり、性転換が前提になっています。

苦手な方等はご注意ください。


ありえたかもしれねぇお話編
その1、ウマ娘ではなくウマ息子だったら。そして『彼』でなく『彼女』だったら。


 《ウマ息子》、彼らは走るために産まれてきた。

 

 ときに数奇で、 ときに輝かしい歴史を持つ別世界の名前と共に産まれ、その魂を受け継いで走る。

 

 それが、彼らの運命。この世界に生きるウマ息子たちの未来のレースの結果は、まだ誰にもわからない。

 

 彼らは走り続ける。瞳の先にある、ゴールだけを目指して・・・

 

 ━━━━━━━━━━━━━

 

 とある田舎、もっと言うと古くも長く使われている合宿場のある海。

 

 ウマ息子たちはそこでトレーニングをしていた。

 

 学園では味わえない空気を感じ、トレーニングを中心に活動できるこの期間は、秋に迎えるレースのためには最適な環境である。

 

 しかし今は真夏、今日はギリギリ外で運動が出来る程の高温であるため、熱中症を気に掛け少なくない人数のウマ息子が早めにトレーニングを切り上げていたり、そもそも行わない者もいる。

 

 今からビーチに向かうこの二人も今日はトレーニングを行わず、ラフな服装ですごしていた。

 

 「()()()()あんまり無茶してないかな~。今日は結構気温高いんだし、無理してなきゃいいけどなぁ」

 

 「そうですね。ダイヤさんも少し張り切り過ぎた様子でしたから、熱中症になっていなければいいのですが・・・」

 

 まず最初に喋りだしたウマ息子の名前は《トウカイテイオー》。身長160センチ(ウマ娘の方は150)の赤めな茶髪をポニーテールにしている。幼さが見えるが十分美形と言える顔つきをしており、事実学校外からの女性からの人気が高いウマ息子である。

 

 次に相づちを打ったウマ息子の名前は《メジロマックイーン》。薄紫の髪をストレートに下ろす、身長169センチ(ウマ娘は159)の男児で、《メジロ家》と呼ばれる日本有数の大富豪のご子息である。当然お坊ちゃんながらも、増長せず真面目な性格は日本中の女性を(とりこ)にしていた。

 

 二人は今、ビーチにてトレーニングを行っている後輩二人を気に掛けていた。

 

 その後輩らはトウカイテイオーらを凄く(した)っており、彼らもなにかと可愛がっていた。そのため自分達を目標にするあまり周りが見えなくなることを心配したため向かっているのだ。

 

 そんな時、二人はとある人物に声をかけられる。

 

 「「ん?」」

 

 声のした方向を向くと、見たことの無い女性がいた。『彼女』は麦わら帽子に白いワンピースを着ており、肩からなにか大きめのバッグを掛けている。

 

 その女性はトウカイテイオーらの話を聞いていたようで、先ほど話に出たキタくんとダイヤさんなる人物について、その人物はキタサンブラックとサトノダイヤモンドではないかと聞いてきた。

 

 「え?そうだけど、キタくんとダイヤくんを知ってるの?」

 

 そう返されると『彼女』は肯定する。なんでもその二人の幼馴染らしく、差し入れを持ってきたのだという。

 

 「差し入れ・・・わざわざここまで来たと言うことですか?」

 

 というのもここの田舎は『彼女』の祖父母が暮らしているらしく、お泊まりも兼ねてキタサンブラックとサトノダイヤモンドと呼ばれるウマ息子たちに会いに来たと言う。

 

 差し入れもその祖父母の家で用意したらしい。

 

 「へー!そうなんだ!偶然だね!今からボクたちも二人に会おうとしてたところだから案内するよ!」

 

 「待ってください、テイオーさん。学園の関係者でないとあそこには許可なく立ち入れませんよ」

 

 「あっ!そうだった!」

 

 そう、今この合宿に使われているビーチは学園が貸しきっており、無関係者の立ち入りは遠慮されている。そのため許可を下ろせる人物に報告しなければならない。

 

 そんな時、また別の誰かが『彼女』に側面から話しかけてきた。

 

 「どうかされましたか?なにかお困りことでも?」

 

 「あっカイチョー!」

 

 トウカイテイオーにカイチョーと呼ばれたそのウマ息子の名前は《シンボリルドルフ》。その役職名の通りトレセン学園の生徒会長を勤めており、他にも《皇帝》という名をトゥインクルシリーズとよばれる競バ界にて轟かせた有名人である。

 

 身長175センチ(ウマ娘は165)で、キレイな茶髪をメインに前髪はさらに濃い茶色、そして白い流星(メッシュ)の髪型となっている、トウカイテイオーにとって憧れの存在である。

 

 トウカイテイオーは先ほどの『彼女』との会話の概要を伝えた。

 

 「なるほど、そういうことでしたか。それならばすぐに許可は降りると思います。このビーチに責任者がいると思うので私が掛け合ってみましょう」

 

 「ありがとう、カイチョー!キミもよかったね!」

 

 「テイオーさん、初対面の女性に馴れ馴れしいですよ」

 

 「あーごめんごめん、もしよかったらこのままの喋り方でいいかな?」

 

 「いや違うでしょう、敬語で話さないと・・・」

 

 メジロマックイーンが注意しつつも、『彼女』はそのままの喋り方でいいと答える。

 

 そんなことで、トウカイテイオーらは『彼女』を連れてビーチに入っていたのだった。

 

 ━━━━━━━━━━

 

 「あっ!あそこ!」

 

 トウカイテイオーが指さす方向にはある二人のウマ息子がいた。運動後なのか、二人とも息を切らしており両手を膝に当てている。

 

 「おーい!キタくーん!ダイヤくーん!」

 

 「!、テイオーさ・・・」

 

 黒髪をウルフカットしたウマ息子と(あわ)鹿毛(かげ)でメジロマックイーンに似た髪形のウマ息子がトウカイテイオーの声に反応して振り向いてくる。すると黒髪のウマ息子ことキタサンブラックはトウカイテイオーの名前を呼び返す前に、その背後の『彼女』に驚いて声を止めた。また、鹿毛のウマ息子ことサトノダイヤモンドも同じように驚いた。

 

 「「えええええ!!?」」

 

 膝からはとっくに両手が離れて大きなリアクションを取る二人、そのおかげかキタサンブラックとサトノダイヤモンドの身長がある程度はっきりとする。

 

 前者は172センチあり、後者は168センチ、二人の身長は日本の男子平均身長あたりである。(ウマ娘の場合、キタサンが162、ダイヤが158)

 

 「どど、どうしてこんなところにいるの!?」

 

 サトノダイヤモンドは思いもよらないところで再会した『彼女』に質問する。『彼女』はトウカイテイオーと会った時の同じように伝えた。

 

 彼らも今ここで初めて知ったようで、また目を丸くする。『彼女』はそんなことになってる彼らを気にすることなく、差し入れを持ってきたことを伝え、どこか休憩できる場所がないかを聞いた。

 

 「えっあ、ありがとう・・。えっと、あっちに()たちが使ってるビーチパラソルがあるから・・・それ、持つよ」

 

 キタサンブラックが『彼女』の肩掛けているバッグを受け取ろうとする。

 

 「あっ()が持つよ。ここまで大変だったでしょ?」

 

 サトノダイヤモンドも『彼女』を手助けしようとするが、『彼女』は先に動いたキタサンブラックに頼った。

 

 「うん!まかせて!」

 

 「あー・・・」

 

 キタサンブラックが揚々とバッグを受け取るのに対し、役立てなかったサトノダイヤモンドはしょげていた。

 

 そんなところを見ていたトウカイテイオーとメジロマックイーンは普段見たことのない二人を見て、不思議そうに確認し合った。

 

 「・・・なんかいつもより張り切ってなかった?二人とも」

 

 「ええ、そんな感じがしましたね」

 

 「ふむ・・・まあともかくこの場は任せるよ、テイオーにメジロマックイーン。私は責任者にこのことを伝えにいってくる」

 

 「うん!」

 

 シンボリルドルフはそう言って離れていった。ひとまず先輩二人はビーチパラソルの方に向かって行っていく三人のあとに続いていくことにした。

 

――――――――――――

 

 ビーチパラソルの下にある広いシートの上で、キタサンブラックとサトノダイヤモンドは『彼女』からもらった特製ドリンクを飲む。トウカイテイオーとメジロマックイーンも『彼女』の言葉に甘えて受け取った。

 

 「っぷはーー!!久しぶりに飲んだよ!いつ振りだっけ!?」

 

 「たしか小学校最後の大会に出て以来だっけ?それ以前はけっこう良く飲んでたもんね」

 

 そんなことを言ったサトノダイヤモンドに、メジロマックイーンは反応する。

 

 「よく飲んでたってことは、もしかして当時マネージャーをやってたんですか?」

 

 「はい!『彼女』には小学生の頃、よくお世話になってました」

 

 「へー、マネージャーかぁ。なんか珍しいって言うか、トレセンじゃそういうサポーターって中々いないよね」

 

 「ええ、だいたいの方がレースに出るためのウマ息子たちですからね」

 

 彼らが会話をしている(かたわ)ら、『彼女』はタッパを取り出す。蓋を開けるとレモンのハチミツ漬けが大量に入っていた。

 

 「おお!!一番好きなヤツ!!いっただっきまーす!!」

 

 「・・・・・うん!おいしい!!あの時と全然変わらないおいしさ!!もう一度食べたかったと思ってたから嬉しいよ!!」

 

 そう後輩二人は大いに喜んだ。そんな光景を見ていたトウカイテイオーは『彼女』に質問をする。

 

 「ねえ、キタくんたちってさ。昔ってどんな感じだったの?」

 

 『彼女』は昔のことを話した。小さいころから二人とも活発的なところや、キタサンブラックはその時から人助けに積極的で、サトノダイヤモンドは知らないものについて興味深々な感じだったとか。

 

 「そっか~二人とも結構そのときから変わらない感じだったんだ~。ちなみにそのときしか見れなかった二人の様子とかなかった?」

 

 「「え?」」

 

 トウカイテイオーの発言に、後輩二人が気付く。一方の『彼女』はそれならとあることを話し出そうとした。

 

 小学一年生のころ夏休みに肝試しを体験したときの話なのだが・・・

 

 「待って!!それはダメ!!!話さないで!!!」

 

 「ど、どうしたんですか急に」

 

 『彼女』はなぜこうもキタサンブラックが慌てたのかについて、なおさら当時のことを話そうとした。そのとき彼らは・・・

 

 「ダメ!!お願いだから喋らないで!!!」

 

 サトノダイヤモンドが慌てて『彼女』の口をふさいだ。

 

 「ダ、ダイヤさん!ちょっと女性に乱暴ですよ!!」

 

 「えっ!?あっごめん!!大丈夫!?」

 

 そう彼は心配したが、『彼女』は特に問題はなかった。

 

 「そ、そっかぁ・・・いきなりごめんね」

 

 そのかわり『彼女』はその時について話していいかを聞いた。

 

 「それは本当に勘弁して、お願いだから・・・」

 

 ここまで当時のことを先輩に知られたくない理由について説明をしよう。実は肝試しをまだ小さかったキタサンブラックとサトノダイヤモンド、そして『彼女』は三人で体験をしていた。

 

 道中次々に起こった怪奇現象に対し、後輩二人はとても怖がっていたのに対し、『彼女』は平然としていた。

 

 ただでさえその時点で、男としてそんな情けないことになっているところを知られたくなかったが、とくに恐ろしいことを体験したのが出口に向かっている途中のことだった。

 

 三人の背後に今までよりも圧倒的に恐ろしいお化けが現れたことにより、今まで怖がっていない『彼女』もそのときは滅茶苦茶に驚愕していた。

 

 そんな中、キタサンブラックとサトノダイヤモンドに至ってはなんとその場で腰を抜かし、声すら上げれず完全に恐怖に支配されていた。

 

 極めつけはなんと、二人とも失禁(おもらし)してしまっていたのだ。

 

 それを見た『彼女』は本当に余裕がないと判断したのか、二人を同時に抱えて脱出、しばらくの間トラウマになったとか・・・

 

 とにかく、先輩二人に知られたくない理由はそんなところだった。

 

 話を戻して、『彼女』がそれを話せなかったことに少し残念がっていたが、ふと話題を変える。二人の身長が以前よりも少し伸びたことについてだった。

 

 「うん!今もモリモリ伸びていってるよ!」

 

 「僕も結構伸びたよ。キミは・・・あれ?止まってる・・・?」

 

 『彼女』の身長は小学生のころから女子の中では一番背が高かった。そのためキタサンブラックたちはこれからもどんどんと『彼女』も成長するかと思っていたようだが、ほとんど変わっていなかったことに対して違和感を感じた。

 

 「うーん、変わんないのは女の子だからじゃないかな。16までは伸びるって聞いたことあるけど、やっぱ男子と比べたら遅くなるから、わからないんじゃないかな」

 

 「あーなるほど・・・」

 

 トウカイテイオーの説明に納得する後輩二人。すると『彼女』は二人の前に移動する。

 

 大きくなったね、と言いながら『彼女』は自身の小さな手で彼らの頭を撫でた。

 

 「「っ」」

 

 すると二人の顔が急に赤くなって、目線を逸らしだした。昔よくやっていたにもかかわらず、喜ぶのではなくそんな反応をする彼らに『彼女』はお構いなく撫で続けた。

 

 「ほーう・・・?」

 

 「あー・・・これは・・・」

 

 そんな二人の反応を見たトウカイテイオーは面白そうにニヤリとし、メジロマックイーンも後輩二人の心中を察する。

 

 『彼女』らの夏は、ある意味まだ始まったばかりであった。




小6のころから見た目は大人(グラマラスかスレンダーかはおまかせします)、中身は子供の幼馴染に頭をなでられた推定中一の同級生キタサト(♂)の心情を応えよ。

なお、本編のような体験はせず、あるいは立場が別か逆かの体験をしていたものとする。


↓ヒント

キタサト「「アッアッアッ・・・」」←脳が焼かれてる。

テイマク「「うわぁ」」←察した。


↓さらにヒント

小学6年生のころ『彼女』は二人から男女の体の違いについて教わった。

キタ「・・・ということなんだけど・・・」

イモ「その・・・ごめんね、こんなこと教えて・・・」

申し訳なく思う二人、すると『彼女』はおもむろに二人の片手を取る。

キタサト「「?」」

その取った手を、自分の胸に持っていった。

そんな光景に二人は理解が追いついていなかった。

「「・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・わあああああああ!!?!」」

急いで手を放す二人。顔はすっかりと真っ赤になっており、開いた口がふさがらなくなっている。

「あっあああ・・・!!?」

「なっなななな、なに、なにを・・・・!?」

そんな風にショートしてしまっている二人。

そんなものを見て『彼女』は・・・

・・・可愛い♡。

と、いたずらっぽく笑った。

「「っ!!」」

二人はさらに顔を真っ赤にさせたのだった。

-ちゃんちゃん-
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