ケイ「どきなさい!私はお姉ちゃんですよ!」 作:you are not
私は覚えていない――貴方がそれを覚えていることを、
私は覚えている――貴方が見守る今の日々を。
だから、貴方が要る当たり前を覚えたい
私はお姉ちゃん失格です。
――私はなぜ今も生きようとしているのだろう?
『アリスのこと後は頼んだよ。』
――あぁ、そうか。私はあの人に生かされているんだ。
なら、ここで死ぬわけにはいかない。死ぬならアリスを救ってからじゃないと死んでも死にきれない。
『使える存在として我々が存在を反転させた。喜ばしいでだろう?』
――私にとっては不快です。
私はアリスを守ってやれていない。でも……
あの子をただの機械なんて言わせない!
だ
か
ら
!
!
私は体に鞭を打って立ち上がる。痛みや苦しさなんてアリスの愛の前ではないも同然だ。
「天童一家ぁぁぁぁ」
赤いマフラーを口に当てて大きく息を吸った後、自身を鼓舞する意味を込めてありったけ叫ぶ。
「ファイヤー!!!!」
父さん。力を貸してください!!
懐から形見である古びたリボルバーを取り出す。もはや、使い物にならないだろうがクラフトチェンバーで無理矢理修復する。
「プロトコルJUPPITER起動!」
リボルバーから電気が流れ、全身を強化する。これから私がやることは完全な付け焼刃、このプロトコルですら思いつきに過ぎないそれでも、私が命をかける価値はある!
―――
「……対象の生存を確認。ただちに排除します」
アリスモドキが手をかざし、ケイを攻撃するが避けられリボルバーからの光線が向かってくる。が、アリスモドキは先ほど突破された電磁パルスをすでに修復していた。
「学習完了。中、遠距離での戦闘が有効と判断」
先ほどのように力技でごり押されてはかなわないので距離を取るアリスモドキ。だが、ケイは近づかず遠くからリボルバーで狙撃する。
「……!?」
リボルバーから発射されたのは光線ではなく実弾であった。これにはアリスモドキも対応がいささか遅れてしまう。
「学習を開始します。現状有効と判断されたプロセスを実行します。」
そう言ってアリスモドキはナノマシンによる物量攻撃を仕掛けるが、依然として当たらない。
「…イレギュラーを確認。学習機能を更新します」
―――
プロトコルJUPPITER。それは私達姉妹の父親であるユピテルを模造したシステム。ユピテルはかつて名もなき神々を相手に戦った兵士の一人、故にその模造は自然と対神秘持ちに特化しているのである。
このプロトコルの強みは圧倒的な回避能力とトリッキーさだ。ユピテルの戦い方ははっきり言ってしょぼい、電気リボルバーで強化してひたすらに相手の行動を回避し、ちびちびと攻撃を当てていく。だが、そのシンプルさが強さを生んでいる。ユピテルの持っていた高度な空間認識能力と極限の集中力による思考加速。それらがあわさることで絶対回避を完成させている。
そして、電気リボルバー。周りの神秘を吸収して光線を飛ばすため玉切れの心配がいらず、体力の続く限りいくらでも打てる。弾丸を消耗する必要はあるが、電気によって物体を高速で飛ばす小型レールガンにもなる。これは私のナノマシンを使えば消耗も心配ない。
以下の能力によって敗北はない。だが、このスタイルの弱点は決定力に欠けることだ。一様、あのアリスモドキとアリスの精神を分離させる方法は思いつきましたが、どうしましょうか。いや、ここはジリ貧であろうと戦い続けて……
「っ……」
「このままでは死にますよ?」
「構いません。それでアリスが救えるなら。」
”私は一人っ子なんだけどさぁ”
背後から銃弾が飛んでくる。振り返れば先生とゲーム開発部のみんながいた
”最高だぜお姉ちゃん!”
どのおまけを書いてはしい?
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