ケイ「どきなさい!私はお姉ちゃんですよ!」   作:you are not

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コメントも同じくらいうれしいです!

*アリスを乗っているアリスモドキの表記を今回からATLASシステムに変えました。せっかく名前あるなら使わなきゃね。


ケイ「お姉ちゃんは万能であって全能ではないのです」

 

「なぜ、あなた達がここに……?」

 

ケイが傷だらけになりながら、先生とゲーム開発部の面々に話しかける。

 

「ヴェリタスの部長がね!ここに送ってくれたの!」

 

「そう、よくわかんない技術で…」

 

「は、はい」

 

どうやら、あのメル友が何かしでかしたらしい。

 

あのデカ尻が余計なことを……」

 

小声でののしりながら先生の方を見る。

 

「何か言った?」

 

「いえ、何も…」

 

”なんにしても、今はアリスを助けよう?”

 

「そうですね、今はアリスが優先です……私がアリスとATLASを分離させます。後は皆さんにお任せします」

 

「わかった。頑張ってね!」

 

”ケイは何か言わなくていいの?”

 

先生が不思議そうに尋ねてくるが、今更隠すこともないので私は本心を語る。

 

「勿論いくらかは私も発言しますが…それでいいんです。それは姉の役目ではなく、あなた達友人や教師の役目でしょう?」

 

だから、私がアリスに発破をかけるより今のアリスを築き上げてくれたあなた達の方が適任だろう。そう思ったから私は先生たちに託せるのだ。

 

「ですから、失望させないでくださいね?」

 

「うん!私たちパーティーだからね!」

 

こうして、私達は協力プレイをすることになった。

 

 

―――

 

 

「私の怒りの弾丸を喰らえー!」

 

モモイが真正面から銃を乱射する。だが、この程度のこと高性能マシンであるATLASシステムとっては避けるなど造作もないことだった。

 

「アリスちゃんの体返してもらいますよ!」

 

が、妹のミドリも現れて姉妹による連携プレイによって攻撃が当たらないATLASシステム。しかし、

 

「――学習完了。範囲攻撃を開始します」

 

ATLASは動き回る才芽姉妹を仕留めんと移動先に黒い物体を配置し、逃げ場を殺してしまう。

 

「・・・あなたは一体の相手には強いですが、複数には幼稚ですね?」

 

ATLASが才芽姉妹に気を取られていた間に、ケイが電気リボルバーで実弾で狙撃する。

 

「電磁パルス集結」

 

ATLASは電磁パルスのバリアを一か所にまとめることで実弾を防御する。

 

「そう来ると思いましたよ」

 

背後から段ボールに隠れていたユズが出てきて発砲する。寸でのところでATLASは黒い物体によるバリアで防ぐ……そして、ATLASシステムの腹部が打ち抜かれる。

 

「!?」

 

「おや、私がいつ伏兵がユズだといいました?」

 

発砲したのはATLASシステムがノーマークだった先生だった。

 

「私とアリスの体へのパスは出来ました。アンチプロトコルHeracules起動」

 

「……膨大なエラー。っ!くぁwせdrftgyふじこlp」

 

声にならない悲鳴を出しながら気を失うATLASシステム。

 

 

―――

 

 

「……誰?」

 

「おはようアリス。お姉ちゃんですよ?先生やお友達が来てますからお話しましょうね?」

 

ケイはまるであやすように、諭すようにアリスに語り掛ける。そして、こちらを向いて頷く。これまでケイには数えきれないほど助けられてきた。きっとこの場の誰よりもアリスのことを案じているはずだ。それをわざわざ譲ってくれたのだ。答えないわけにはいかないだろう。

 

 

―――

 

 

「モモイにミドリ…ユズ?……先生まで?どうして、ここに…?」

 

「そりゃ、家出したアリスを迎えに来たんだよ!」

 

モモイは元気いっぱいに答える。さて、お姉ちゃんとしてここは見守りましょう。

 

「アリスは、戻れません。アリスがいるとみんなが傷つきます…」

 

「アリスちゃん違うよ!そうじゃない!」

 

ミドリはアリスの言葉を否定するがアリスの心には響かない。

 

「でも、私のせいでケイお姉ちゃんが…きっと怒っています」

 

流石に私に話を振られれば話さないわけにはいきませんね。

 

「安心しなさいアリス。赦す赦さない、怒る怒らないの問題ではありません。私は気にしていませんから姉妹とはそうゆう者です。喧嘩してもすぐ仲直りできるものなんです。」

 

私がそう言ったことでアリスの心に少しだけ余裕が生まれたように見える……そう、願っているだけかもしれない。

 

「でも、また大切な人が傷つくかもしれないなら…アリスは……このまま消えるのが正しいです。」

 

「『テイルズ・サガ・クロニクル2』は…!」

 

私たちが、一緒に作ったゲームは特別賞をもらったよ!

 

「!」

 

アリスの瞳孔が大きく開かれる。

 

「キヴォトスの終焉?何言ってるの?アリスがいるからみんなが傷つく?会長がバカなこと言ってるだけでしょ!?」

 

「!?」

 

「アリスが居たから…!私たちはゲームを作れて!ミレミアムサプライズ賞をもらって、部活を守ることが出来たんだよ!」

 

”そうだね、アリスが居たからできたことだよ。”

 

先生以外にも全員がモモイの言葉に同意している。同じ姉仲間として誇らしいですね。

 

「部活を守れたことも…ゲームを作くって一緒に遊んだことも!ただ怖いだけだったネル先輩と仲良くなれたのも!全部!ぜーんぶ!アリスが居たからだよ!それなのに、アリスが魔王だからとか、そう生まれついてだとか…だから消えなきゃいけないとか!ぜっぜんわかんない!そんなの納得するもんか!ケイちゃんはいい人じゃん!」

 

アリスは半場泣きかけながら仲間を見る。アリスいい友人を持ちましたね。

 

「アリス。あなたが魔王になるなら私はあなたの意思を尊重しましょう。ですが、別の道を選ぶなら……姉としてのアドバイスとしてはどうあるべきかではなく、どうありたいかで決めることをおすすめします。心に従いなさい」

 

モモイの発破、私のアドバイスにより、アリスは己が心の内を叫ぶ。

 

「それなら…が、…したいです。アリスも勇者になって!みんなと……モモイ、ミドリ、ユズ。そして先生と…冒険がしたいです!今度はお姉ちゃんとも一緒に冒険したいし、まだクリアしてないクエスト、知らないクエストをいっぱいしたいです!魔王であるアリスがそうしても、許されるなら!助けてください…!

 

「「任せて(ください)!」」

 




モモイのうるせ~!しらね~!のシーンだけはカットできなかった。だって、勇者アリスを作ったのはケイお姉ちゃんじゃなくて、ゲーム開発部のみんなと先生だからそこは譲れなかった。

裏話:ケイが今のキヴォトスを勉強する為にネット空間に侵入した際、出会ったのがヒマリ。おかげでケイはアリスのことを知れたし、ヒマリは過去の情報(古代人のオーバーテクノロジー)を知れてwin-winだったということだ。関係性はメル友

・アンチプロトコルHeracules
高圧縮ファイル爆弾の一種。これをATLASシステムだけにぶつけた。その情報量1PT(ペタパイト)その情報量は通常の印刷物5,000億ページ分に相当すると言えばわかりやすいかケイの殺意が垣間見える。なお、内容はボボボーボ・ボーボボとかコウメ太夫など人類には早すぎてSAN値直葬待ったなしの情報しか載ってないもよう。これをトキに使おうとしてたケイはどうかしてた。

次回「ダブル光よッ!父との最後のスピードチェス」

どのおまけを書いてはしい?

  • 天童ケイのメモロビ
  • この世界のパヴァーヌ反応スレ
  • ユピテル外伝
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