ケイ「どきなさい!私はお姉ちゃんですよ!」   作:you are not

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ケイ「そういえば何か大切なことを忘れている気がします」

 

「……そんな、そんなことが可能なんて私の計算では…」

 

”できるさ。諦めないものに送られるご褒美……奇跡と言う努力のおかげでね”

 

先生が驚くリオにそう言い放つ。

 

「どうやって…そんな馬鹿な……」

 

”リオ。「青春」という二文字の前ではあらゆる現実は捻じ曲げられるのさ”

 

”きっと、それは若人だけが持てる力……まったく学生って最高だね”

 

「先生、そのセリフは一歩間違えれば事案ですよ?」

 

いつの間にか起きていたケイがお手本のようなごみを見る目をする。

 

”……ケイ通報しないでね。”

 

「ಠ_ಠ……しませんよ。あの子たちの笑顔に免じて」

 

ケイが見る方向にあったのは、笑顔で戻ってきたアリスに抱き着くゲーム開発部の微笑ましい光景だった。確かにこの光景の前ではどうでもよくなることか……

 

「あの子たちは本当に自由ですね。見てて気持ちがいい」

 

”そうだね。なにせあの子たちは”

 

”勇者とそのパーティメンバー(ゲーム開発部)だからね。”

 

 

―――

 

 

「…と言うことでエリドゥの施設は私が責任をもって封鎖することになりました。」

 

”お疲れ様。ヒマリ”

 

「事故処理感謝します。」

 

ヒマリが通話越しの連絡であの事件の報告をしてくれている。この連絡を聞きながら短いような長いような戦いだったと干渉に浸る。そういえば、いつの間にかリオはどこかに消えていた。ユウカによると謝罪文の書置きが残っていたようで、解任する旨だけでユウカは大いに困惑していた。セミナーは今バタバタしていて大変みたいだ。

 

C&Cの方はと言えば、

 

「「乾杯~!」」

 

ジョッキ……ではなくジュースの缶で乾杯するC&Cのメンバー。もちろん私も加わっている。

 

「おい、待てこれは何の騒ぎだ?」

 

ネルが困惑顔で呟く

 

「ふふ、部長が無事退院したので、みんなでお祝いの打ち上げをすることにしたんです。」

 

アカネが説明すると、ネルは気恥ずかしそうに

 

「そ、そうかありがとよ」

 

「あ~部長照れてる~可愛い!」

 

「やめろ、馬鹿。茶化すな!」

 

アスナの黄色い歓声にネルが照れ隠しなのか顔を赤くしてそっぽ向いてしまう。

 

”ネル退院おめでとう”

 

「えぇ、おめでとうございます先輩」

 

「おぉ、ありがとな先生、トk……なんでお前がいんだ?」

 

流れでトキにもお礼をしようとしたネルだったが敵だったトキがいることに今更ながら疑問を覚える。

 

「C&C全員が集まる会だと伺いましたので、来てみました」

 

「いや、おめぇも確かにC&Cだけどお前は会長専属だったろ?」

 

「…残念ながらその会長が失踪してしまいまして」

 

悲しそうにいうトキ。いや、悲しさよりも悔しさも感じられた。

 

「いや、だからって敵だった奴の退院打ち上げに来る奴があるか!?」

 

「え?ダメなんですか?」

 

(´・д・`)ソンナーという顔をしそうなトキだったが残念ながら彼女の表情筋は死んでいた。

 

「なんでいいみたいな顔すんだよ!?」

 

まるでコントみたいなことをしているネルとトキ。中々いいコンビになれそうである。トキもいい性格しているみたいだね。初対面があれだから先生ビックリしちゃった。

 

「それはそうとして、中々やるよなお前もあのチビ姉も強かったけどな」

 

「はい。ケイの邪魔さえなければ万全の状態のネル先輩くらいでしたら」

 

「なんだとコラぁ!?」

 

こうしてC&Cにも新たな部員が追加されたのである。そうそう、新入部員と言えばゲーム開発部の方も新人が入ったようである。

 

 

―――

 

 

「あ、いらっしゃい先生。今ねちょうど新しいジャンルの勉強をしているんだ!」

 

”……なんの勉強?”

 

この部活やる気と熱意ゲームに対する愛は十分なのだが如何せんろくでもないゲームしか作らない。それゆえに私はとても心配なのである。

 

「ふふーん。実は新しく戦記ものを作ろうと思って!」

 

”…ジャンル変えたんだ”

 

「はい。実は発想が行き詰まってしまったのでちゃぶ台をひっくり返そうとした時に…」

 

「私が新しい案を提案したんです。」

 

「さすがお姉ちゃんです!年季が違いますね!」

 

それ、遠回しにケイを年寄り呼ばわりしてない?

 

「……最初「道端のモンスターを味方にしながら世界征服する収集型育成RPG」をやろうとした時は流石に驚きが隠せませんでしたね。なにせ長いんですよ。タイトルが長ければいいってもんじゃないんですから。もっと一言で、かつコンパクトにした方が良いです。そして、レトロゲーでは容量が足りません絶対。タイトル画面を消したいんですか?」

 

どうやら、ケイにはゲーム開発のノウハウがあるらしい。どこでならったのやら。そしてアリスの罵倒で嬉しそうにしないで……

 

”そ、それで、どうゆうゲームなの?”

 

「あぁ、それはですね。一人の兵士の葛藤を描いた物語です。若く未熟な一人の男が多くの戦場を駆け抜け、己の中の正義を問う、そして戦うことをやめた兵士は父となり何を思うのか……そうゆう物語です。面白そうですか?」

 

語るケイの姿はまるで物語を作る者の目ではなく、懐かしむような目だったまるで実際にそうゆう人物を知っているかのように、

 

”うん。面白そうだねタイトルは?”

 

「そうですね……「Jupiter」でいきましょう。主人公の名前をタイトルに使うというのは安直ですが、王道です」

 

ゲーム開発部新入生天童ケイは赤いマフラーを深くかぶりながら微笑んだ。

 




今までこの作品を読んでくださった方々誠にありがとうございます。ケイお姉ちゃん概念という概念を何とか描いてきた作者ですが、ここでひとまず筆を置きたいと思うます。
そして、読者の皆さん頑張ってケイお姉ちゃん概念広めてくれよな!

そしてまだまだこの作品は終わらんよアンケートを取ります。

1.天童ケイのメモロビ(大体アリスと父親関連)

2.ケイちゃんがいた世界のパヴァーヌ反応スレ

3.「Jupiter」(ユピテル過去編外伝)

以下の内2つをとります。絶対2だけはやめてね。振りじゃないからね

どのおまけを書いてはしい?

  • 天童ケイのメモロビ
  • この世界のパヴァーヌ反応スレ
  • ユピテル外伝
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