ケイ「どきなさい!私はお姉ちゃんですよ!」 作:you are not
「さて、何を食べましょうか……」
お昼時ケイは商店街を歩いていた。一般的な生徒ならば学食や飲食店に入るところだが、この前のアリス救出の時にエネルギーを補給する為にあちこちのお店を梯子し*1短時間で1~20店舗がその日だけ閉店となってしまうという事件を起こしてしまっていた。それゆえにケイはミレミアムの学生街近郊の飲食店全てから出禁を喰らってしまっている。流石にミレミアム外の飲食店は利用できるが遠い、コンビニなども利用はできるが毎度コンビニ飯では飽きがくるものがある。久しぶりに自炊してみるのもいいかと思って珍しく商店街を歩いていたわけである。
「おや?あれはアリスじゃないですか」
商店街を歩きながらお店を一個一個見ていくと、上を見ていてボーっとしているマイエンジェルシスター・アリスがいた。*2隣には先生もいるようだが一体なにをしているのでしょうか?ふと、気になって近づいてみる。
「二人ともどうしたんですか?」
「あ!お姉ちゃん」
”奇遇だねケイ。お買い物?”
近づくと私の存在に気づく二人
「えぇ、お昼ご飯とついでにお夕飯の買い出しに……二人の方こそ何をしているんですか?」
「実は……」
アリスの目線の方を見上げると「シャー!」と威嚇している猫がいた。……なるほど、大体わかりました。ここはお姉ちゃんが人肌脱ぎましょう。
「餌は……与えましたか。」
”うん。まったく効果がなくてむしろ怒っちゃて”
「なるほど、でしたら……」
私は無言で猫に近づき、視線を合わせる。
「怖がらなくてもいいです、敵ではありませんので」
無論言葉が通じるとは思ってはいない。ただ、雰囲気と空気で伝えるのだ敵ではないと、
「……ニャー。」
すると猫は威嚇をやめこちらに降りてきた。
「すごいです!お姉ちゃんはモンスターテイマーだったんですね!」
”魔物なのかな……?”
「それほどでも、ですがこの猫。飽きっぽいみたいですから戯れるなら早くした方がいいです」
猫はアリスや先生に存分に撫でられた後路地に帰っていった。
「先生、お姉ちゃん。おりがとうございました!」
”いいよ、通りがかっただけだから”
「右に同じく…」
謙遜しようとした私達だったがアリスはそれを否定してくれる。
「口ではそう言っても、アリスにはわかります。どちらも優しい方ですからアリスを放っておけなかったのです。アリスは全部知ってますよ?」
輝かしいアリスの笑顔に私は父さんの下に召されそうになりましたが、耐えられました。
ここまでの話を一言でいうならば…………私の妹は最高だということです。
最終章は書かないのかと言われましたが、作者は「物語は綺麗な状態」が一番好きなので最終章を書くと蛇足感を感じてしまうので、この作品はおまけ数本で終わりにします。ご愛読してくださった方、そうでなかった方、読破いただき誠にありがとうございました。
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