ケイ「どきなさい!私はお姉ちゃんですよ!」 作:you are not
タイトルはリオ会長のセリフをケイお姉ちゃんが聴いてた時の反応です。
「対象の鎮圧を確認。直ちに処分します」
倒れているケイに近づき、レールガンを構えるアリス
「……プロトコルを再度実行します。チャージ開始」
「い、一体どうしたのアリスその人はあなたのお姉さんなんだよ!?」
「あ、ああ……」
”くっ!ケイ!”
(一体……どうすれば……!)
アリスのレールガンが光を纏い始める。もはや、手立てはないのか絶望に浸ったその思った時……
「発――」
「おい、チビ。そこまでだ」
「……!!」
背後から気配を消した不意打ちを受けてアリスは気を失う。よかった、これでこれ以上アリスが誰かを傷つけることはなくなった。
「大人しく寝てろ。」
ネルは気を失ったアリスを地面に寝かてくれた後、周りを見る。
「あの蜘蛛モドキを壊しに来てみりゃ…どうゆう状況だ?」
ネルの視界に映るのは地面のシミと化した4本足ロボットたちの残骸であった。
”アリスのお姉さんがやってくれたんだ”
「へぇ、これをやったのは、そこで伸びてるチビモドキか。妹に似て根性あるじゃねぇか!」
未だ意識のないケイに近づき、面白いものを見たという顔をするネル。
「……ってことらしい。お前ら無駄足だったな」
「え~、せっかく来たのに部長がオイシイ所だけ持って行っただけじゃないですか~」
「仕事と被害が減るに越したことはない。」
「えぇ、カリンの言う通りです。まぁ少し物足りないですが……」
C&Cの面々はそれぞれい意見をしながらも、戦場の後片づけを始める。
―――
あれからしばらくたった後、怪我人はケイを除いて誰もいなかった。それはケイ自身が身を粉にしてみんなを守ってくれたからに他ならない。先生という支えるべき立場にありながら、一人の生徒にすべて任せ挙句怪我までさせてしまった。何もできなかった自分を恥じながらもケイの眠る病室に向かう。
「………」
ケイを急いでシャーレの部室に運んだものの未だにケイの意識は目覚めない。あれだけの怪我を負ったのもそうだが、担当した生徒によると軽度の栄養失調なのも原因だという。おそらく彼女は長い間眠っていたのだろう。体も万全な状態でなかったはずなのにあれだけ動き、怪我もしたのだ。ネルが来ていなかったらと思うとぞわっとする。
幸い、先ほどの言ったケイの行動やC&Cのみんなのおかげで状況は改善した。だが、それでも改善しただけだ。事態が収束したわけではない。ハレは、『ケイちゃんが焦っていたことから、あのロボットが放つ電波が原因なのではないか』と言っていた。
“アリスが暴走した原因は何だ?ロボットとアリス、ケイそれらの関係性とは?”
口に出して考えてみたものの、依然答えは出ない。考えてもわからないのは始まからわかっていたことだった。
「あ…先生…」
ゲーム開発部に向かうとミドリと鉢合わせする。
”アリスはどうしたの?”
「……部室から出てきません」
”……そっか。ここは私に任せて”
「はい……」
そう言って、アリスのいる部室に向かう。扉の目の前に立ちニ、三度ノックをする。
”アリス。ちょっと入っていいかな?”
沈黙が帰って来る。
”入るよ”
しかし、大切な生徒を置いておけないため、失礼を承知で扉を開ける。
「せ、先生……」
アリスの様子はあまりに痛々しかった。目が腫れているところから先ほどまで泣いていたのだろう。現に今も部屋の明かりが反射して涙が光っている。
”みんな心配してるよ?行こう……?”
「アリスには、できません」
その声は消え入りそうなほど弱々しかった。
「アリスは…アリスのせいで……お姉ちゃんが怪我をしました」
”アリス……。”
「アリスに優しくしてくれたのに…アリスはっ……」
「一体、どうすれば…」
「そう。あなたが怪我をさせた。――それは紛れもない事実」
”誰…!?”
部室に入ってきたのはミレミアムの会長を名乗る人物であった。才芽姉妹やユズが言うのだから間違いないだろう。
「本来ならシャーレの先生とは、正式に別の席で挨拶をかわしたかったのだけれど、今は別の用事があるから。また、別の機会に」
そう前置きして、リオ会長は「真実」とやらを話し始めた。アリスは名もなき神を信仰する奴らが作ったオーパーツであり、あのロボットの指揮官だと言う。突拍子もない話だが、所々つじつまが合ってしまう。
「今回は、運よく解決してくれた人物がいたみたいだけど次はこんなものではすまないでしょう」
続けて、リオ会長は解決する方法があるという。
「解決、する方法…?」
「そう。あなたが消えることあなたはこの世界に存在してはいけない」
アリス、精々噛みしめろ。その曇りはその内お姉ちゃんが殴って晴らしてくれるから。
どのおまけを書いてはしい?
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