「第五回魔法勉強会始まり始まり~」
「「「よろしくおねがいしまーす」」」
3人と一緒にホグワーツに戻ってさっそく勉強会を開くことにした。
場所はクディッチ訓練場。ちょうど真ん中くらいの芝生の上に僕らはいる。
いつもより3人がやる気に満ちているけどこの前の話が原因?
「今日は魔法障壁と念話の練習するよ。
魔法障壁は常時発動型と瞬時発動型の2種類ある。
魔法使いたちは常時発動型の魔法障壁をいつも展開させているよ。」
「パッシブとアクティブですか。」
「そそ。常時発動型は一定量のダメージ無効化効果とダメージ抑制効果がある。
燃費がよく隠密性があり破壊されにくいと3拍子そろった優れもの。
隠密性を犠牲にするけど魔力を多く籠めれば2つの効果を上げることもできる。
しかし習得しても2つの効果が微妙で効果を上げるのが極端に難しいという欠点がある。
それと魔法障壁は全方位じゃなく魔方陣の部分のみしか効果がない。
だから20以上の障壁を常時多重展開してるような熟練者もいる。
この前の勉強会のときに僕が多重展開したのはこの常時発動型。」
使徒の魔法障壁のダメージ無効化効果が正直ちょっとどころではないくらいおかしい。
ネギ君の闇の魔法状態の肘打ちを防御を集中させずに防ぐとかどうなってんの!?
フェイトの多重展開魔法障壁を真似してみようと思ったけど無理だった。
僕自身がまだそこまで常時発動型を扱いきれてないというのもあるけど最大で10枚までしか展開できないからねー。
エヴァは吸血鬼の再生能力があるのでそこまで多く展開していない。
「習得したてだと気休め程度なの?」
「そこまでではないな。
成人男性の拳くらいなら障壁に阻まれて術者に触れることすらできないだろう。
魔法の射手も一発くらいなら何とかなるんじゃないか。
ただし魔法使い同士の戦いだと必然的に攻撃力が高くなるから微妙というだけだ。」
エヴァに台詞とられた。
「瞬時発動型は属性魔法による魔法障壁。
防御力は高いけど燃費は常時発動型に若干劣り効果は一瞬。
隠密性があるのは風の魔法障壁のみ。
でも魔力任せに楯の防御力を実戦に使えるレベルまで上げることができる。
対物理、対魔法、一点集中防御型、全方位展開防御型と状況に合わせて使い分けれる。
魔力出力量が少ないと状況に合わせて切り替えが必要になるよ。
最初はその切り替えの練習をしようか。まずは呪文から教えるね。」
そのあとは僕とエヴァで魔法解除を3人に放ち、みんなの状況判断で常時と瞬時の切り替えができるまで練習が続いた。
「うん。切り替えができるようになってきたね。
次は2種同時展開の練習なんだけどそろそろ休憩にしようか。」
「まだやれるです。」「いけるわ。」「まだやろうよ。」
3人とも肩で息してるので強がってるのがバレバレ。
「ダーメッ。休憩しよう。」
「これ以上やると精神力が尽きて倒れるぞ。それでは非効率的だ。休憩しておけ。」
エヴァの言葉でみんな渋々芝生の上に座って休憩し始めた。
「では念話はどうやるですか?」
「んー魔力感知で相手の位置を割り出して超感覚で念話を送るんだ。
3人ともESPの適正は上げたんだからすぐにできるんじゃないかな。」
『こんな感じだ。3人とも聞こえるか?』
「「「!?」」」
エヴァがこんなに積極的とは珍しい。
『お前たち3人編成で戦うことを前提にするとこの念話は必須といっていい。
使えるようになっておけ。』
『こんな感じ?』
おぉすごい!ハルナがもう使いこなしてる。
「ちゃんとできてるよ。ハルナ」
あれ?ハルナが僕だけに念話送ってきた。
『あとで2人っきりになれない?エッチしよ♪』
『いいよー。お風呂でする?ベッドでする?』
『ダメに決まってるです!”」「”私も!私も!』
「ええええ!念話盗聴!?何でもうできるの!?」
ESPの適性をあげすぎたかもしれない。
「勉強会終了ー。」
「「「ありがとうございましたー!」」」
3人とも魔法障壁と念話も十分にできるようになったので今日のところはここまで。
「汗かいちゃったしひとっ風呂浴びてくるわ。」
「監督生のバスルームを使わせてもらうです。」
「私は着替えをとって来るね。」
3人は楽しそうにしゃべりながらクディッチ練習所を出て行った。
「葵、超がお前と交渉したいそうだ。」
もう動いたんだ。早いなー。
「日時と場所は?」
「こちらで指定することになっている。いつがいいんだ?」
「3人が出たらホグワーツでしようか。僕も着替えてこようかな。」
「なら男の姿になっておけ。私はそのほうがいい。」
この念空間内では男になるか女になるかは半々くらいにしてる。
まだ女性物の服とか着慣れないからずっとは着てられないんだよね。
「了解。着替えてくるね。ついでに3人にも知らせてくる。」
監督生寮の前で3人がお風呂から上がるのを待っている。
お、3人が風呂場から上がってきたかな。
「ありゃ?何してるの、葵?待ちきれなくなっちゃったの?」
風呂上りだから上気した頬やらしっとり濡れた髪がすごい性欲を刺激するね!
「すぐにベットにお持ち帰りしたいけどこの後用事ができちゃった。
ちょっとお客さんくるから麻帆良の女子寮に戻っててもらってもいい?
終わったら呼びに行くから。分身体回収は後でいいや。」
「誰が来るのですか?」
「みんなのクラスメイトの超ちゃん」
「あれ?このまえここに連れてきたくないって・・・。」
「うん。そうなんだけどある研究に行き詰っちゃったからね。」
「あの子って魔法関係者だったの?」
「んーまあそんな感じ。」
「・・・わかったです。2人とも行きましょう。」
夕映が2人の手を引いて玄関に向かって早足で歩き始めた。
「またね。葵」「バイバイ。」
「また後でねー。」
side 早乙女ハルナ
夕映に手を引っ張られながら玄関に向かって歩いていく。
『あれは絶対に厄介ごとよね?』
『分身体を預けたままここを出て行くように言うのですから十中八九そうですね。』
『はあ、やっぱりあおいの足を引っ張っちゃってるんだね。』
『ねね。朝になったらエヴァちゃんのところに行かない?』
『朝錬ということですか。』
『そうだね。いいと思う。断られるかもしれないけど行ってみようよ。』
『決まりね!』
葵の足で纏いになんかなりたくないわ!あっという間に追いついてやるわよ。
とりあえず葵が来るまで筋トレしてよ。
side out
僕たちは大広間で超さんを茶々丸が連れてくるのを待つことにした。
「茶々丸、お願いね。」
「はい、では超さんを呼んでまいります。」
「私たちはこのまま大広間にいるからな。」
茶々丸が大広間から出て行った。時間の流れは早めてあるからすぐ来るだろうね。
「魔力殺しは外しとけばいいの?怖がられると凹むんだけど。」
「いいから外しておけ。そのほうが主導権をとりやすい。」
ガチャッと玄関で扉の開く音が聞こえた。
「来たか。」
「ちゃんと1人で来たみたいだね。」
さてさてどうなることやら。ここが戦場になるとかは簡便してほしいなー。
side 超鈴音
茶々丸の先導でエヴァンジェリンのログハウスの中にある扉を抜けると広いエントランスに出タ。
「実際にこの目で見てもこれが個人の能力によるものだとは信じられないネ。」
扉を抜けてから寒気が収まらない。
「大広間でお二人はお待ちです。こちらになります。どうぞ。」
茶々丸が大広間の扉らしきものを開けた瞬間全身が震えタ。
「っ!」
先ほどまで感じていた寒気が子供騙しに感じてしまうほどの全身を覆う怖気。
喉の奥から悲鳴が漏れそうになるのを根性で押しとどめタ。
しかしこれ以上奥にいるものに近づきたくはないとまだ生きていたいと体が拒絶している。
「・・・・・・こんなものと交渉しようと思っていたのカ。
今日が私の命日ではないこと祈るしかないネ。」
自分の体を叱咤して扉を抜けると4列のテーブルとベンチが並び、大広間の真ん中あたり左から2列目のテーブルに目的の人物とエヴァンジェリンが座っていタ。
「いらっしゃーい。どうぞ、座って座って。」
朗らかな声で歓迎してくれたが纏っている不気味な雰囲気と合わさって余計に怖気が全身を走っタ。第3世代航時機?強制時空跳躍弾?そんなものが何の役に立つ。
どの手札を切ったとしても目の前の人物に勝てる光景が浮かばない。
あぁ、私は思い違いをしていタ。
・・・・・・こんなものが人の手に負えるはずがないじゃないカ。
「・・・どうしたの?」
「っ!失礼したネ。」
私はおっかなびっくり対面に座る。
「自己紹介するね。僕は猫葉葵。よろしくね。」
「超鈴音ネ。よろしく頼むヨ。」
鋭利な刃物でも喉元に突き付けられたように声が震えてしまっタ。
私はちゃんと笑えているのだろうカ?
猫葉が手を叩くと目の前にホットチョコレートが出てきタ。
「これでも飲んで。」
「あ、ありがとネ。」
何か入っているのかもしれないとも思ったが声の震えを止めてしまいたくて流し込むように嚥下する。
じんわりと暖かくなった体がすこしだけ私に余裕を与えてくれタ。
「それで僕らに交渉したいってことだけど何についてかな?」
「私たちの計画については知っているのかナ?」
「全世界強制認識魔法でしょ?」
「そうだヨ。この計画に対して私たちへの不干渉を約束してほしいネ。」
「んー条件付きならいいかな。」
「その条件とは?」
「一つ、賢者の石の研究に協力する。期間は来年の学園祭開催日1週間前まで。
一つ、超さんは期間を過ぎてもここを好きに使用できる。
一つ、期間までに代替案を見つけた場合は超さんの計画は即時白紙に戻す。
一つ、計画の邪魔をしないのはボクとエヴァのみ。
この4つの条件かな。どうせなら超さんの手で魔法世界を救ってみれば?」
「・・・っ!」
魔法世界崩壊を知っているのカ。こちらの目的はほとんどばれていると考えたほうがいいネ。
・・・4つ目の条件だと綾瀬、早乙女、宮崎は好きに動けるのカ。
しかしこの2人がこちらの脅威にならないというだけで御の字だナ。
「研究に協力するのは私だけか?」
「うん。ここにはあまり人を入れたくないんだ。茶々丸の姉妹機なら連れてきてもいいよ。
どうしても研究の人手が足りないというならエヴァと僕が手伝うね。」
「猫葉さんは完全なる世界と関係があるのかナ?」
「葵って呼んで。僕は超ちゃんって呼ぶね。答えについてはNOだよ。」
「では葵、その条件で受けるネ。」
魔法的契約は葵には無意味。ただの紙切れでの契約だがしないより遙かにマシだナ。
「交渉成立だね。」
猫葉がチョーカーのようなものをつけると全身を襲っていた怖気がなくなっタ。
あれが魔力殺しカ?魔力を抑えるだけではなかったのカ?
「エヴァの言う通り魔力殺しを外したけどすごく怖がられてるじゃん。
超ちゃんの汗の量が尋常じゃないよ。
必死に笑顔造ろうとしてるのが痛々しくて堪らなかったんだから!」
「外した方がいかにも悪という感じがして好ましいのだがな。」
「それはエヴァだけじゃないかな。」
「私としてはいつも着けていてほしいネ。心臓に悪すぎるヨ。」
「そうするね。超ちゃんはさっそくここを使ってみる?」
一度戻ってハカセにこのことを知らせておくべきカ。
「今日のところは帰らせてもらうヨ。いろいろと準備をしたいからネ。」
「わかった。次はいつ呼びに行けばいいのかな?」
「明日の放課後呼びにきて欲しいネ。」
「それじゃまた明日ね。茶々丸、送ってくれる?」
「はい。ではこちらへ。」
はあ、いろいろ疲れたヨ。しかし私は立ち止まってはいられないネ。
さっそく研究室に戻りハカセと今後のことで相談しなければ!
side out
現在僕たちはまだ大広間にいる。
「これからどうなるかな。」
「葵は内側に入れると途端に甘くなるから不安だな。」
「そんなことは・・・あるのかなー?」
「あるんだ!私にだけ優しくしてればいいものを。」
「じゃあ今から優しくしようか?」
エヴァをお姫様だっこして持ち上げスリザリン寮に移動する。
「ふふふ、どこに連れて行く気だ?」
「ベットまで。嫌?」
「まさか。このまま運べ。」
「んふふ。了解。」
「それから私は荒々しいほうも好みだ。んっ、チュッ、んっ、んんっ」
首に両手を回してエヴァがキスをしてきたので唾液を交換し合う。
「ジュルっ、んはっ。知ってる。んっ、ついたよ。」
エヴァをベットに下すと不意に膝立ちになって
「葵が脱がせてくれ。」
と耳元で囁かれた。
うわ、すっごいゾクゾクした。優しくできるか不安になってきたなー。
エヴァが腰の上に乗りかかる。
「ほら、まだできるだろ?次だ。」
「すごい精力的だね。強化したから?」
「今まで葵の体力についていけなかったからな。今日は葵が音を上げても搾り取るぞ。」
「んふふ、できるかな?」
そのあと1日中やってみたけどお互い体力が尽きなかった。
「今度から回数制限つけるか。」
「そうだね。いつまでもやれちゃうから止まんなくなっちゃうし。」
side 早乙女ハルナ
筋トレが終え軽くシャワーを浴びて着替えていたら
「へ?」
「ハルナ、終わったよー。」
下着姿で葵の膝の上で座っていた。
「急に転移するとビックリするじゃない!」
「ごめんごめん。」
というかここどこよ!?・・・どうやらレイブンクローの女子寮みたいね。
ベットの上に転移したってことはそういうことよね?
「くふっ、葵ってばそんなに2人きりになりたかったの~?」
「うん。ハルナからのお誘いだしね。」
対面で抱きしめられた。葵の手が私のお尻を撫でてくる。
「ちょっ・・・あん♪ちょっと待ってよ。」
「どうしたの?」
ぐぅ、こんなことを言うのはなんだか気恥ずかしいわ。
「・・・キ、キスからして。」
「んふふ。わかった。んっ。」
「んっ、ちゅっ、んっ」
啄ばむように唇を押し付けあう毎に胸がじんわりと熱くなっていく。
あーやばい。どんどん葵に嵌っていってるのが自分でもわかる。
これはもう私からは離れられないわ。・・・・・・明日もがんばろ。
side out
side 宮崎のどか
「終わったよ。」
自分の部屋で本を読んでいたら後ろからあおいに抱きしめられた。
あおいは後ろから抱きしめるのが好きなのかな?
「お疲れ様。あおい」
「ちょっと転移するね。」
「キャ」
体が浮遊感に襲われるとホグワーツの保健室にいた。
「えっとー。・・・したいの?」
「うん!」
「あの・・・あおいはベットの上に座って。き、今日は私からするね。」
「そう?じゃあお願いするね。」
オーラルセックスだったっけ?本で読んだからたぶん大丈夫。うん。いける。
やり方は覚えたしあとは実践するだけ。いける。大丈夫。大丈夫。よし!
今日はいっぱいご奉仕しよう。あおいなら喜んでくれるはず。
side out
side 綾瀬夕映
「始動キーの設定ですか。ん~」
「夕映」
「うひゃぁあ!」
机に向かって本を読んでいたら頭を軽く引き寄せられながら囁かれたです。
「み、みみ耳元で囁くなです!」
「んふふ。お客さんは帰ったよ。」
「そ、そうですか。それを言うためにここに?」
「それもあるけど。」
葵の返事を待たずに椅子から立ち上がろうとしたです。
「だーめ。逃がさないよ」
が抵抗むなしく抱えあげられてしまったです。自分の小柄な体が恨めしいです。
気づけば葵の顔がすぐそこまで迫っていて私の顔が沸騰したのではないかと思うほど瞬時に熱くなったです。
「夕映は僕のことが嫌い?そこまで嫌?」
そんな悲しそうな顔をするのは卑怯です。
「き、嫌いではないです。」
「じゃあ好き?」
「嫌いではないです。」
「好き?」
「黙秘するです。」
「黙秘は認められません。僕のこと好き?」
「・・・・・・好きかもしれないです。」
「もっとはっきりと言ってほしいな。僕は夕映のこと大好きだよ。」
「っ!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・好きです。」
「んふふ。夕映はかわいいなー。」
うぅ、ついに言ってしまったです。情事以外で言ったのはこれが初めてです。
恥ずかしさから我に返るといつの間にか私たちは別の部屋にいました。
「・・・・・・ここはどこですか?」
「グリフィンドール男子寮だよ。今日は優しくするね。」
「信じられないです。」
「じゃあ信じられるようにしてあげる。んっ」
「好きです。葵、大好きです。愛してるです。捨てたら絶対に許さないです。
もし捨てられてもどこまでも追いかけてやるです。」
「僕が夕映を手放すわけないでしょ。夕映から放れようとしても放さないよ。」
「本当ですか?絶対ですよ?」
「うん。約束だよ。」
その夜何があったかは2人だけの秘密です。
・・・・・・ただその日は本当に優しかったとだけ言っておきます。
side out