図書館3人娘育成計画   作:ぴぴるぴる

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第6話 な、なんだってー!!

side 早乙女ハルナ

昼食をとり変身術の教室で今魔法について教わろうとしてるところ。葵は準備でちょっと席をはずしてる。

やばいわね。移動手段の不便さに眼をつぶればマジでここが楽園過ぎる。

一度は住んでみたいと評判の高い麻帆良学園都市が霞んでみえるわ。

時間の流れを変えられると聞いたときは1人ウェーブをはじめるところだったわよ。

葵には感謝してもしきれないわね。ここを好きに使っていいなんて太っ腹なんてもんじゃない。

これで締め切りに追われることもなくなるわ!魔法万歳!

一家に一人葵が欲しくなるわね。しかし魔法使いというのは全員がここまで利便性の高い生活を送っているのかしら。

2人の話だと葵は魔法使いの中で特殊ということだし違うのかしら。

「おまたせー。では始める前にハルナ。」

「なになに?」

「2人にはやってもらったんだけどちょっとこれにサインして欲しいんだ。」

「何の書類よ?・・・って羊皮紙とはなんとも魔法っぽいわねー。」

「ここの使用権を与える書類だよ。」

「するする!!ここが好きに使えるんでしょ?何でもサインしちゃうわよ!」

「ここに日本語でいいからサインして。それから血判も。」

「血判!?物々しいわね。」

「傷薬は用意したし傷は残さないから。」

サラサラーっと。後は血判ね。うぅ、痛い。でも我慢!

「はい、完了!これでいいでしょ?」

「オッケー。契約終了だよ。これでハルナは一般人には魔法や僕のことを話すことができなくなりました。」

・・・・んん?どういうことよ?

「ごめんね、ハルナー」

「適切な処置です。」

・・・・ま、まさか

「だましたわね!!」

「ごめんね。守秘義務があるから念のために・・・ね?ここを使うのは本当に自由だから安心して。」

「私はそこまで信用がないのか!?」

「ハルナの情報伝達力を信頼しているのです。」

「念のためだよ。念のため。ね?あおいちゃん?」

「信用してないってわけじゃなくて。下手すると記憶いじられる可能性があるから。」

「・・・どういうことよ?」

「麻帆良はもともと魔法使いのために作られた街なんだよ。」

「じゃあ何?麻帆良は魔法使いの巣窟でバレるとまずいことしまくってるってこと?」

「麻帆良にあるのは非人道的組織ではないよ。むしろ善人の集まりではある。」

「でも記憶いじられるんでしょ?」

「ん~魔法を使う判断が個人に帰結してるんだ。だから一般社会にバレると迫害や非人道的処置がされる可能性を恐れてる。そして魔法を知ってしまった一般人には何かしらの対処をすることが魔法使いたちの間では公然の義務となってるんだ。魔法使いたちは組織だって行動してるけど全員じゃないし、そしてバレた一般人の対処は個人でやるか専用の組織に任せるかその場で判断することになっててね。対処する人次第では記憶をいじられる可能性があるってわけ。悪人だったら行方不明になるだろうね。」

「死人に口なしってわけね。じゃあ何で葵はわざわざ何も知らない私に魔法を教えてくれたのよ?」

「君たちのクラス全員は魔法について知っておいたほうがいいと考えてるからだよ。3人の場合は特にね。」

「どういうことです?」「あおいちゃん?」

「2人にも話してないことだけど君たちのクラスに問題がある。魔法と無関係でいられる可能性が極めて低いね。」

「「え?」」

「・・・・問題についてkwsk。」

「もともとが麻帆良内にいる同じ学年で魔法関係者や資質の高い人を集めたのが君たちのクラスなんだ。そしてその中にトラブルメイカーが何人かいてね。しかも半年後にもうひとり増えることが決定してる。」

確かに他のクラスより騒がしいけど今葵が言ってるのはそういうトラブルメイカーではないのだろう。

危険そうな人物なんてクラスにいただろうか。

「たとえば君たちのお友達の近衛このかさんとか神楽坂明日菜さんとか」

「あの2人が危険だなんてあるわけないよ!」

のどかの言うとおりだ。あの子達が危険であるはずがない!

クラスメイトとして一緒にすごしてきて危険だと感じたことなど一度もない!

「そうです。何かの間違いでは?」

「あおいちゃん、何かの勘違いってことはないの?」

「ちょっと訂正。今は危険ではないね。正確にいうと半年後にくる人物によって彼女たちの抱えてる問題が悪化するってところかな。」

「半年後ですか?」

「もしかして編入生ー?」

「教育実習生の可能性もあるわよ?」

「ハルナが正解。その教育実習性が一番のトラブルメイカーといっていいかな。」

「どんな人物なのですか?」

「実は魔法使いたちの世界があって20年ほど前にそこで大きな戦争が起こったんだ。その戦争で名を馳せた英雄の息子が教育実習生としてくることになってる。名前はネギ・スプリングフィールド君。ついでに9歳。」

「うおぉい!労働基準法はどこいったのよ!?」

「そんなものは魔法でちょちょいのちょいだよ。」

こんなことが露見したら世界中から叩かれるわね。そりゃ記憶いじってでも秘密守りたくなるわ。

「戦争の英雄・・・・。父親が相当な恨みをかっているということですか?」

「いろいろ恨みをかっているね。」

「でもどうしてそれがこのかや神楽坂さんの問題を悪化させるの?あおいちゃん」

「このかちゃんのほうは、彼女の父親が大戦時にその英雄と一緒に活躍してたから。それとこのかちゃん自身が日本最大級の魔力保持者であるとか。ほかにもいろいろと。」

「日本最大級の魔力保持者?あのぽやぽや娘が?」

まったくそんな風には見えないんだけど。

「そそ。」

「日本最大級の魔力保持者だと何かまずいのー?」

「魔力タンクとしては破格の容量があるから生体兵器として使用すれば麻帆良が地図から消せるね。彼女はもともと狙われる可能性が高いんだ。普段から彼女は魔力を封印されて狙われないように暮らしてる。そこに英雄の息子として注目されている人物が来るんだから彼女のことに気づく人たちが出てくるかもしれないと僕は思ってる。」

「つまり半年後に2人の問題がそのネギって子の問題と合わさりクラス全体に被害が及ぶ可能性があるということですか?」

「そういうこと。現状で2人の問題の解決は難しいんだ。」

「その対処策としてクラス全員が魔法について知っておいたほうがいいというのが葵の考えなわけね。」

「このかちゃんと友達の君たちは特にね。」

「ちょっと待ってよ。あおいちゃん。神楽坂さんの問題はなんなの?」

「プライバシーもありますし話せる範囲で教えて欲しいのですが。」

「簡単にまとめると明日菜ちゃんはもともとは魔法使いのある一族で完全魔法無効化(マジックキャンセル)能力という希少なスキルを持っている。それを大戦時に利用されて生体兵器として捕えられていた過去があり、それを助けたのがネギ君の父親だ。今はまた生体兵器として利用されないように記憶を封印されて麻帆良に預けられているんだ。」

「なるほどね。ん?明日菜って私たちより年上なの?」

「戦争時に魔法薬で成長を強引に止められていたからね。今は抜けきってちゃんと成長してるよ。」

「あおいちゃんはどうしてそんなことまで知ってるの?」

「麻帆良には逃げ込んできたんだ。そのときにいろいろ調べてみたの。そしたら出るわ出るわ。のどかと夕映に知り合わなければ出て行ってただろうね。」

「どうしてそこまで私たちを気にかけてくれるの?」

「初めてできた友達だからね。」

「初めての友達ですか。」

「僕の魔法はすっこい特殊なんだ。だから魔法使いたちには知り合いを作るだけで大変なの。だから3人は特別なんだよ。」

やっぱり葵が特別なのね。こんな利便性の高い空間持ってるなら当然よね。葵は結構苦労してそうね。

「にしても英雄ねー。どんなことしたのよ。」

「世界を救ったよ。」

「RPGか!?」

「あおいちゃん、もっと詳しく教えて。」

「大戦に巻き込まれて参戦してみたはいいけど戦争が終わる気配が一向にない。で、戦争の裏を探ってみると戦争を起こし長期化させている組織を知る。実はその組織は世界の破滅をもくろんでいて、それを全世界に公表し仕舞いには自分たちで組織を壊滅させた。」

「物語のようですね。」

マジで英雄じゃん!なんで恨まれるのよ。

「ちなみに名前はナギ・スプリングフィールド。現在は組織の生き残りたちに狙われててなんとか生きているらしいよ。」

「ちょっと待て!!どういうことだ、それは!?」

うぉ!急に大きな音立てるからビックリしたー。・・・って

「「エヴァンジェリンさん!?」」「エヴァちゃん!?」

side out

 

 

 

キティちゃんがログインしたお!

「ええええ!?なんでエヴァジェリンさんがいるの?」

「のどか、彼女も魔法関係者ということでしょう。」

「へぇ、エヴァちゃんもここに住んでるの?」

「ええい!だまれ、貴様ら!葵、私の質問に答えろ。どこでそれを知った!?」

「え?なんでエヴァが知らないの?」

「今まで呪いをかけられていたんだぞ。情報の精査なぞできるわけがない。」

「僕が独自に調べて得た情報だよ。6年前自分の息子を助けるために姿を現してる。今は行方不明中だけどね。」

ごめん、エヴァ。さすがに全部教えると単身で特攻しそうなので教えられない。

「生き・・てる・・。奴が生きてる。フフフフフフ。」

「ちょいちょい。エヴァちゃんはどうしてここにいるのよ?」

「ここには僕に魔法を教えてもらうために住んでもらってるんだ。」

「エヴァンジェリンさんは魔法について詳しいのですか?」

「僕よりもずっとね。」

「へー、そうなんだー。エヴァンジェリンさんはナギさんと知り合いなの?」

「昔惚れ込んで自分のものにしようとストーキングしてたことがあるみたい。」

「誰がストーカーだ!?」

「アイタっ!でも事実でしょ?」

「やるわね、エヴァちゃん!」

「あ、あのーっストーカーはだめだと思います。」

「どこでそれを知った!?誰にも話したことはないぞ!」

「言っても怒んない?」

「いいから言え!」

「茶々ゼロ。」

「あんっのボロ人形めーー!!」

僕答えを聞くや否やすごい速さで出て行った。茶々ゼロ、君のことは忘れない!南無ーー。

「待ってください。そのナギさんの足取りがつかめたのは6年前ですよね?彼女がナギさんについていったのはそれ以前ということになるです。年齢的にありえるのですか?」

「エヴァは吸血鬼だからね。しかも真祖。僕達よりずっと年上だよ。」

「「ええええええ!?」」「ウソでしょ!?」

「ホントホント。」

「私たち血を吸われたりしない?」

「エヴァの場合血は嗜好品だから吸われる心配ならしなくても大丈夫だよ。」

「なーんだ。心配して損したわ。」

「なぜ中学校に通う必要があるですか!?」

「英雄さんに告白したらフラれて、フラれついでに呪いをかけられたって聞いたよ。」

「「うわーー。」」

「きっつー。英雄でもなんでもないじゃない!女の敵じゃん!なんでエヴァちゃん喜んでるの?ドMなの?」

「呪いにはいろいろわけがあったんだよ。それにすごいイケメンだし。」

「なら仕方ないわね!」

「自分で言っといてなんだけど、やっぱり女にとって男は顔なんだね。」

「そんなことないです。」

「人それぞれだと思うなー。」

原作見る限りではこの2人が言っても説得力皆無だよ。

「でもさー。半年後に来るネギ君やばくない?下手すると血の雨が降るわよ。」

「それまでに吹っ切れてることを祈るです。」

「あわわわわ・・・。」

「貴様ら好き勝手によくも言ってくれたな。」

いつの間にかキティちゃんが戻ってきたもよう。

「ヒデーゼ、アオイ。」

「ごめんね。今度幾らでも訓練付き合うから。」

「シャーネェナ。ソレデカンベンシテヤル。」

「ありがたやー。」

「さてどうしてくれようか。」

おぉ、般若が居られる。

「「ガクガクッブルブルッ」」

「葵なんとかしなさい!親友がピンチよ!」

「難易度がルナティックすぎる!・・・ねぇエヴァ。」

「なんだ?私は今最高に機嫌が悪いぞ?」

ええ、わかりますとも。その断罪の剣をみれば一目でわかりますとも。だが僕はあえて言う!

「実はエヴァが英雄さんと会ったときにはもう結婚してたみたいだよ。だからもう諦めたら?」

「うがああああああああああ!!」

「止めをさしてどうすんのよ!?」

 

 

 

あれから1時間ほど暴れてストレスはある程度発散できたようだ。

「はーっはーっ。フフフフフ。そうか。会った時から既婚者だったか。道理で靡かんわけだ。」

「(つよがりね。)」「(つよがりです。)」「(そっとしといてあげようよー。)」

「結婚してなくても結果は同じだったと思うよ。彼はかなりの唐変木だって聞いたしね。」

「・・・・・・別に昔ほど奴に執着してるわけではない。気持ちの区切りをつけたいだけだ。」

「本当に?」

「本当だ。」

「エヴァちゃん、今日は飲もう?パーッとはっちゃけて忘れちゃえばいいのよ。」

「お付き合いいたします。」「私もー。」

「そう・・・だな。もう忘れるか。今は葵がいるしな。」

「え!?なんかこっちに飛び火したんだけど!?」

「むむむっラブ臭がするわ!!」

「忘れたとは言わせんぞ。契約の期限は私が満足するまでだ。あと100年は満足しそうにないからな。それまでお前は私の所有物だ。」

「はぁ。まったくもうエヴァはさびしがり屋だなぁ。しかたないからしばらくは一緒にいてあげる♪」

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