目が覚めたら古代メソポタミアにいたんですが 作:加藤ブドウ糖液糖
――円筒印章だ。軟らかな粘土板の上で彫刻された円筒をころがすと、円筒がそこに残した跡はひとつの絵になる。粘土板の上では、ふたりの人物がその両端にいるように見えても、円筒の表面では横にくっついて並んでいる。全世界はその円筒とおなじなのだ。
テッド・チャン『あなたの人生の物語』「バビロンの塔」より――
あの方は、最悪の摂政でした。
いつか誰かに問われる日が来たなら、私はそう答えると決めている。
倉を私し、民を絞り、あろうことか玉座を望んだ大罪人。都の公文書にはそう記されているし、市場で誰に訊いても同じ答えが返ってくるはずだ。皆が口を揃えて言うのだから、きっとそれが真実なのだろう。
――真実というものが、口を揃えた者の頭数で決まるのならば、の話だけれど。
私はウルクの宮殿に仕える酌婦である。名をシドゥリという。
王の御前に酒を捧げ、大臣たちの杯を満たすのが役目だ。酌婦というのは不思議な仕事で、誰もが私たちの前では口が軽くなる。酒のせいもあるだろうが、それだけではないと思う。人は、卓の脇に立つ者を、家具のひとつとして数えるのだ。壺や燭台の前で嘘をつく者はいない。だから私は、たぶんこの都の誰よりも多くの言葉を聞いてきた。誓いも、自慢も、泣き言も。
それから――嘘も。
これから記すのは、私が六十年のあいだに聞いたうちで、いちばん大きくて、いちばん優しい嘘についての話である。
誰に命じられたわけでもない。書いたところで、読んでくださる方がいるとも思えない。
それでも、せめて、記しておこうと思う。
どなたかが、覚えていなければならないから。
断頭は、一瞬だった。
夜明けの、天の館エアンナの前庭。人は城壁の上にまで鈴なりになって、皆が同じ言葉を叫んでいた。奸臣に死を。偽王に死を。何百、何千という口がひとつの喉になって鳴る様は、遠くで聞けば潮騒に似ていたかもしれない。近くで聞いた私には、そうは思えなかったが。
七年に及んだ戦役は、ウルクを疲れさせていた。倉の麦は戦車に変わり、男たちは名簿に変わり、名簿は数に変わって、数は帰ってこなかった。王の不在。外敵の侵攻。重い徴発。膿んだ不満は行き場を探していて、そして行き場は、あらかじめ用意されていたのである。
引き据えられた摂政トゥラバラニは、記憶にあるよりずっと痩せて見えた。後ろ手に縛められ、白いものの混じった頭を垂れて、それでも罪状を問われるたび、朗々と答えた。私は倉を盗んだ。私は玉座を望んだ。私は諸君の子らを私のために死なせた。――ひとつひとつ、丁寧に、憎まれるための言葉を積み上げていく。最後の一言まで、前庭の隅々に届く声で。
私の前では、書板と算盤しか持たなかった方だ。あんな声がどこに仕舞ってあったのか、私は今でも不思議でならない。
王は段上から、それを見下ろしておられた。
抜かれたのは、飾りのない青銅の剣だった。あの黄金の武具の一つも用いられなかったことを、民は「宝で斬る価値もない」と受け取ったようだった。実際のところどうであったのかは、誰にも分からない。王ご自身にも、たぶん、分からないのだと思う。
考えない、と決めておられる顔をしていらしたから。
振り下ろされる寸前、老人が顔を上げて、王を見た。
その眼は死に怯えていなかった。恨んでもいなかった。ただ――遠くから帰ってきた者を門口で迎えるときの、あの緩んだ、少し間の抜けた顔をしていた。六十年前、宮殿に上がってきた日から何ひとつ変わらなかったという、あの顔である。
どよめきが天に届き、ウルクは沸いた。膿は抜け、亀裂は塞がり、民の憎しみは骸ひとつに纏め上げられて、綺麗に焼き払われた。布告が読み上げられる。逆賊に墓は許されぬ。骸はユーフラテスに流し、魚の餌とせよ。記録より、その名を削れ。
――名を、削るべし。
あの布告の文面を書いたのが、河へ運ばれていく当の本人であることを、あのとき知っていたのは、この都でふたりだけだった。
ひとりは、王。
もうひとりは、酌婦の私である。
*
処刑から七日のあいだ、私は普段どおり、大臣たちの杯を満たして回った。
宴席の彼らは、実によく喋った。あの男には昔から不審な点があった。倉の勘定が合わなかった。目つきが卑しかった。儂は前々から怪しんでおったのだ――異邦人風情が王の傍に就くなど、馬鹿馬鹿しい。酔いが回るほど、記憶は鮮明になっていくらしかった。誰ひとり嘘をついているつもりはないのだろう。三月ものあいだ、彼らの酒に少しずつ細工を施し、暗示を重ね、ありもしない横領の帳簿をわざわざ拵えて摑ませた者がいたなどとは、夢にも思っていないのだから。
あの方は、ご自分が憎まれるための証拠を、ご自分の手で植えて回られたのだ。
私だけが、その杯を受け取らなかった。理由を訊かれて、こう答えたのを覚えている。
――どなたかが、覚えていなければなりませんから。
あの方は困った顔で笑って、それ以上は勧めなかった。代わりに、小さな青銅の鍵をひとつ、私に預けていかれた。
王が帰還されたら、これを。
それだけ言って。
七日目の夜、私は王をお呼びした。正確には、鍵をお見せしたら、王のほうが立ち上がられた。
*
書庫の最奥の、その扉を開けたとき、最初に来たのは匂いだった。黴と、乾いた粘土と、微かな葦の匂い。灯を掲げると、狭い部屋の壁が、床から天井まで
王は無造作に一枚を取り上げ、それきり黙られた。
肩越しに覗くことは憚られたが、後に写すことを許されたので、ここに幾つかを記しておく。
――本日、王が執務を抜け出された。三度目である。世界一偉い子供の世話ほど疲れる仕事はこの世にない。給金の引き上げを検討されたし。
――本日、王が執務を抜け出された。七度目である。もう数えるのをやめようと思う。
日誌だった。それも、六十年ぶんの。
王は、床にお座りになった。
断っておくが、普段の王は埃ひとつで席を立たれる方である。敷物の織りが粗いと言っては眉をひそめ、酒がぬるいと言っては杯を突き返される。その方が、この夜ばかりは埃の積もった書庫の床に直に胡座をかき、灯の油を三度も注ぎ足させて、六十年ぶんの小言を一枚ずつ読み通されたのだ。私は口を挟まず、ただ灯を近くに置いた。
板は年を追って乾いていき、筆致は年を追って深くなっていった。
――長老たちが神々に嘆願したそうだ。新しき王の暴威を鎮めたまえ、と。教師としては、胃の痛い話である。
――王が友を得られた。都のすべてが明るい。
――泥より生まれた御方に文字をお教えした。一日で覚えられた。
――王が杉の山へ発たれた。留守の執務は私に回ってくる。
――天の牡牛が市場を三つ潰した。神々に請求書を書けたら、どれほど良いだろう。
――今日は、何も書くことがない。
王は、その一枚を長く見ておられた。日付は刻まれていなかった。刻む必要が、なかったのだと思う。次の板へ移られるまで、灯の油が爆ぜる音を、私は二度数えた。
――王が眠っておられない。灯を持って行ったら、追い返された。
――王が旅立たれた。行き先は告げられなかった。
――東より軍勢。城壁は保つ。
――摂政となって、今日で七年。水盤を覗いたら、知らない老人と目が合った。カニのような目をしていた。
――徴兵の名簿に千二百の名を記した。
――星を読んだ。王のご帰還は近い。ならば、そろそろ私も、仕度をせねばならない。
――大臣たちの酒に細工をした。皆、素直に私を憎んでくれるようになった。人の記憶とは、哀しいほど素直だ。シドゥリ殿だけは杯を受け取らなかった。どなたかが覚えていなければなりませんから、と言われた。強情なものだ。彼女がこれからのウルクに居てくれることを、嬉しく思う。
――王が、帰ってこられた。
日誌は、そこで終わっていた。
王は最後の一枚を、長いあいだ手の中で裏返しておられた。何かを仰るかと思ったが、何も仰らなかった。代わりに顔を上げ、部屋の最奥――布の掛けられた一角を、顎で示された。
布を引くと、そこだけ真新しい粘土板が、几帳面に番号を振られて積まれていた。
一枚目の冒頭の表題を、王が声に出して読まれた。
「――
それから、私を振り返って仰ったのである。
「シドゥリ。この題の意味が分かるか」
「……いえ」
「
王はもう一度、表題を指で叩かれた。
「
仰る声が、笑っておられるのか怒っておられるのか、私には判じかねた。たぶん、両方だったのだと思う。
*
草案の全文をここに写すことは、私には許されていない。心に残ったところだけを記す。
第一の板は、天地の来歴だった。はじめに
ここまでが神々の時代の物語である、と板は結んでいた。
その次の一枚を、王は二度、読み返された。
――だが、時間を後戻りさせるわけにはいかない。
我々は知っている。永遠などというものはなく、いかなる偉大なものであろうと、いつかは死を迎え、移り変わっていくのだと。
神々を離れ、暗闇へ向かえ。
我らが王が送り出してくださった大地へ、我々は歩まなければならない。
――神々の時代の次に来る時代に、まだ名はない。ゆえに私は、仮にこう呼ぶことにする。
われらの時代、と。
条文の板に移ると、王は独り言が増えた。読み上げては、突き返すように評をつけていかれるのである。まるで出来の悪い弟子の書板を検分する、
――一つ。
――一つ。裁きを、川に問うてはならない。人を水に沈め、浮かべば無実、沈めば有罪とする裁きを、私は認めない。裁きは証と、証人と、記録によって行え。神意は、人の裁きの怠慢の言い訳ではない。
「
――一つ。血の代価を、血で払わせてはならない。潰れた目は、目を潰し返しても帰らない。償いは銀と労役をもって定めよ。
「
と仰ってから、王は少し黙られた。
――一つ。秤を偽る者、
「これは良い。今からでも布告できる」
王はその板だけ、別の場所に置かれた。四千年待つ必要のない条文が、少なくとも一枚はあったということになる。あの方がこれを知ったら、どんな顔をなさるだろうと私は思った。
――一つ。
「医者どもが飢えるな。現実が見えておらぬ」
仰ってから、王は次の行を読んで、鼻で笑われた。
「――足りぬ代金は、都の倉が払え、と。……抜け目のない」
――一つ。
王は、何も仰らなかった。私は七日前の宴席を思い出していた。異邦人風情が、と嗤った大臣たちの声を。六十年前突然現れたという、ひとりの若い異邦人のことを。
――一つ。身分によって、罰を変えてはならない。
これには、何も仰らなかった。
――一つ。
「我に許しを乞えだと? 図に乗るな、雑種」
仰りながら、王はその板を捨てる山ではなく、残す山に置かれた。私は見なかったことにした。
そして、最後から二番目の板で――王の指が、止まった。
――一つ。人は、人の所有物ではない。負債ゆえに身を売られた者は、年季を限って必ず
私は、灯を持ったまま動けなかった。
王は何も仰らなかった。ただその一枚だけが、他のどの板よりも長く、お手の中にあった。
*
「……時に、シドゥリ。星は読めるか」
最後の板に進まれたところで、唐突にそう訊かれた。
「いえ。酌婦ですので」
「では教えてやろう。ありがたく聞け」
その声音が、少し弾んでいるのが分かった。不機嫌の底からふいに浮上して、好きな話題だけ滔々と語り出される。王にはそういうところがある、と宰相はよく言っていた。
「春分の朝、日の出の直前に東の空へ昇る星々がある。今の世では、それは
王は最後の板を、私に向けて掲げられた。
――本法の施行を、以下の日と定める。
――春分の暁。日の出に先立つ星々が、
「施行の日を、星で指定している。牡牛からグ・ラまで、宿り三つ分だ」
「……それは、いつなのですか」
王は目を閉じ、片手の指を、算盤を弾くように二度、三度と折られた。
「およそ――四千と七百年、先だ」
私は、自分が何を聞いたのか、すぐには分からなかった。
四千七百年。都がいくつ生まれて、いくつ滅びる歳月だろう。この施行の日を、いま生きている者は誰も見ない。あの方も見ない。あの方の孫の孫の、そのまた孫も見ない。つまりこれは、法として書かれていながら、書いた本人が、誰ひとり間に合わないと知っていて書いた法なのだ。
実際、最後の板の余白には、こうあった。
――暦を読める者ならば、笑ってくれていい。
――しかし法とは、まだ生まれぬ者と交わす契約である。ならば施行の日が遠いことは、恥ではない。契約の相手が、それだけ遠くにいるという、ただそれだけの話だ。
――運河を掘る者は、水が畑に届く日を見ずに死ぬ。それでも運河は掘られてきた。だから今年もウルクの麦は実る。この粘土板は、私の運河である。
「……愚かなことを、と仰いますか」
思わず、訊いてしまった。
王は答えず、代わりに、ふ、と鼻を鳴らされた。
「起点を見ろ、シドゥリ。数え始めの宿りは牡牛だ。
そこで王は、こらえきれなくなったように、喉の奥で笑われた。
「分かるか。この男、我の武勲を暦の針に使いおったのだ。人の時代への数え始めは、我が牡牛を屠った日からだと。四千七百年の秒読みは、もう始まっているのだと。――そういう
それから王は、しばらく黙って板の山を眺め、誰にともなく仰った。
「……終いの一枚は、読んでやらん」
最後の板の裏には、宛名のない短い文が刻まれていた。読むことを許されたのは、ずっと後になってからだ。ここに写すことも、たぶん許されてはいないのだろう。だから一行だけにしておく。
それは、またお会いしましょう、という言葉だった。
何度でも、という言葉が、二度あった。
その後のことを、順に記す。
王の双眸が、金色に凪いだ。あの眼が時の彼方を映すのだということは、都の誰もが知っている。何が視えているのか、私には無論分からない。ただ、王は視たものを、珍しく声に出された。灯の油が焦げる音の合間に、独り言のように。
二百年ののち、ラガシュの若い王が改革の布告を粘土に刻み、そこに「アマルギ」の三音を書きつけること。それが「自由」という言葉が文字になる、人の歴史で最初の瞬間であること。
五百年ののち、ウルの王が「強き者は寡婦を害するなかれ、孤児を害するなかれ」と、法典の冒頭に
八百年ののち、バビロンの王が黒い石の柱に二百八十二の条文を刻むこと。その石柱が四千年を経ても砕かれず、遥か西の見知らぬ都の館に立てられ、日ごとに数千の人間の眼に晒され続けること。
どの板にも、どの石にも、あの方の名はないこと。
「当然だ」
と、王は仰った。
「種を蒔いた者の名を、麦は知らぬ。……遅い、遅い。貴様ら人間は、どうしようもなく遅い。たかがこれだけのことに、四千年かけるか」
それから、私に窯を焚かせた。生乾きの粘土は百年で崩れるが、焼き締めた板は四千年を保つのだという。日誌も、草案も、一枚残らず。焼く手間を省いてあったのは、どうせ焼く前に王に読ませて訂正を仰ぐつもりだったのだろう、図々しい――と、王は決めつけておられたが、私もたぶんその通りだと思う。
焼き上がった板を櫃に納め、封泥を盛り、王は懐から円筒印章を取り出された。
王権の印である。これを転がした粘土は、ウルクの
印章に彫られているのは、玉座の王と、地図が描かれた書板を捧げ持つ従者の像だ。よくある図柄である。彫らせたのは何十年も前のはずで、王も気に留めたことなどなかっただろう。
柔らかな封泥の上を、印章が、ひと転がりした。
粘土の上に写された二人の像は、封泥の右の端と、左の端。遠く離れて立っている。
けれど――円筒の表面では、あの二人は、横にぴったりと並んでいるのだ。
王が印章を仕舞われるまで、私はそのことを考えていた。
「これで、
と、王は仰った。この世でそれを知る者は、王と私しかいない。公の記録には、逆賊は処刑され、河に流された、とだけ残る。あの方の書いた筋書きどおりに、永遠に。
ならば真実の置き場所はひとつしかない、と王は仰った。
「我が蔵に納める。人類の法の、これが原典となる。原典と名のつくものは、すべからく我が財である。よって、これは我のものだ。文句は言わせん」
私は頭を下げた。下げた顔が笑っていたのは、見逃していただけたようだった。
「……時に、シドゥリ。ひとつ問う」
「はい」
「あの男の麦酒は、残っているのか」
「――ひどいものでした」
我ながら、即答だった。
「ですが、戦のあいだ、麦は残らず前線へ送られましたので。あの薄い酒だけが、都に残った者たちの酒でした。……皆で、飲みました。ひと甕だけ、残っています」
「そうか」
王はそれ以上、何もお訊きにならなかった。
夜明け前、王は櫃を蔵へ運ばせたあと、ひとりで城壁に上られた。
ついて来いとも言われなかったが、帰れとも言われなかったので、私は灯を持って、少し離れて従った。酌婦とはそういう仕事である。
ユーフラテスが、白み始めた光を鈍く返しながら流れていた。七日前、ひとつの骸を呑んだ河だ。下流の漁村をいくつ探させても、骸は上がらなかったという。
生きていてくださればいい、と私は思う。
あの人は王ではない。罪人でもない。荷を降ろし損ねた、ただの人なのだから。
王は長いこと、黙って河を見ておられた。それから、誰に聞かせるでもなく、こう仰った。
「――励め」
命令の声ではなかった。期待の声とも、違ったと思う。すでに走り出してしまった者の背中にだけ掛けられる、あれは餞の声だった。
「貴様の言う時代とやら、この我が検分してやる。四千年かけてよいと言ったのは貴様のほうだ。半端な出来であれば、承知せんぞ」
朝日が、ジッグラトの頂を金に染めた。
麦を積んだ舟が桟橋を離れ、市場が開き、
種は、土の中では見えないものだから。
――以上が、私の覚えていることのすべてである。
この記録を、私は数枚の粘土板に写した。文字は、あの方に教わっていた。誰に命じられたわけでもない。どなたかが、覚えていなければならないからだ。
後日、王に見つかって、没収された。曰く、ウルクのものはすべからく我が財である、とのことだった。焼き締めて櫃に入れておく、貴様の分もだ、と。
最後に、ひとつだけ書き添えておく。
あの最後の板――王が「読んでやらん」と仰った、宛名のない一枚のことである。
仰った、だけである。焼き上がった板を櫃に納めるとき、王はご自分の手で、その一枚をいちばん上に置かれた。文字の面を、上にして。
これで本当に、私の覚えていることの、すべてになる。
――しかし、もし。
もし、このくだらない粘土板を、読んでくださっているのならば。
あなたは、帰ってきた。
またお会いしましょう。
何度でも。
今度こそ、あなたに誇れる姿となったわれらと。
何度でも。
この、メソポタミアの大地で。
メソポタミア編 本当におわり