生放送当日、俺とアクアは学校が終わると撮影現場に向かった
到着すると撮影スタッフがほとんどで、出演者は一人しか来てなかった。
優一「まだほとんど来てねぇじゃねぇか」
アクア「俺達の学校は撮影現場に近いからな」
そう会話をしていると、俺達の存在に何人かのスタッフと唯一来ている出演者が気づいた。
多賀「おっもう来たのか早いな」
多賀勇人(29歳)
誰とでも分け隔たりなく接することの出来る彼は、多くの人から慕われている
千早「確か陽東高校だったけ?ここから近ったものね」
佐々木千早(29歳)
美人で性格も良く、高校の時はアイドルにスカウトされたほど
大野「ホントはサボったんじゃねぇのか」
大野和史(32歳)
ぶっきらぼうで怖いイメージだが、根は優しい
優一「サボってませんよ……」
アクア「黒川さんはもう来てたんだ」
あかね「うん、早く来てアドバイスもらってたところ」
黒川あかね(16歳)
説明は………しなくても分かるよな?
多賀「二人が来ちまったせいで同士が崩れっちゃったなぁ……」
優一「同士?」
千早「私達四人が集まると同じことばっか言ってるけど、どういう意味なの?」
多賀「えっ、俺と一緒だったのにまだ分かってないの?」
優一「(俺と一緒だった??)」
大野「俺もわかってないぜ」
多賀「あかねさんは?」
あかね「私もまだ……」
多賀「えぇ……皆んなもっと勉強しないと」
ノブ「あれ?皆んな来るの早くね?てっきり俺が一番だと思ったのに」スタスタ
アクア「気にするな、学校が近っただけだ」
多賀「出演者も集まり出したし、俺達は準備するか」
千早「そうね、生放送だし失敗は許されないし」
大野「頑張るとしますか」
その後準備は着々と進められ、出演者も全員が揃い生放送が開始された。
といっても、番組は鷲見ゆき中心に成り立っていると言っても過言ではなく、ファンも彼女が映ることを望んでいる。
なので、ゆきとノブがいる二人の場所に撮影する人間は集中しており、当分映ることはないなと思った優一とアクアは校舎をぶらぶら歩いていた。
優一「俺が黒川あかねに嫌われてる?」
アクア「嫌われてるわけではないが……」
優一「あぁうん、何となく察した。でもなぁ……」
アクア「黒川あかね本人もお前が悪くないことは理解している。だからお前の方から関係構築してやれ」
優一「関係構築って……」
アクア「でも仕事に関すること以外は会話したことないだろ?」
優一「そんなことないだろ………ってあれ、マジでしてなくね?」
アクア「一つの人間関係のひびが番組に浸透するとも限らない。」
優一「つまり番組の為に仲良くしろと?」
アクア「そういうことになるな」
優一「んな無茶な……」
アクア「」無言の圧力
優一「……わーったよ、やればいいんだろやれば」
アクア「任せた」
MEMちょ「おーーーい二人とも!一緒に動画撮らない?」
歩いていると、先にいるMENちょに声をかけられる
アクア「動画?」
MEMちょ「番組の公式アカウントやtiktokにあげる動画だよ」
優一「へぇそんなのもしてるんだ」
MEMちょ「二人もやってみたら?」
アクア「俺はそういう若い子の知らないし、いい」
優一「オメェは何歳のおっさんなんだよ……」
アクア「それよりあれ」
アクアが指差す方向には、ノブとゆきに近づく黒川あかねの姿が………すると、ゆきからノブを引き剥がして二人きりの会話に持ち込むという思い切った行動に出ていた
MEMちょ「おぉあかねちゃん頑張ってるね」
優一「あれはむしろ逆効果だろ」
アクア「そうだな」
MEMちょ「えっ、どうして?」
優一「視聴者からしたら、割り込んできた女にしか見えないってこと」
MEMちょ「そんな……」
優一「でもそんなこと分かってるだろ?役者経験ある人間なんだし」
アクア「頑張りすぎてるのかもな」
優一「頑張りすぎてる?」
アクア「自分の存在をアピールしたくて、客観的目線が疎かになってるんだ」
MEMちょ「私達にできることないのかな……」
アクア「こればかりは本人の問題だろうな」
優一「………カメラマンこっち見てるぞ」
MEMちょ「ホントだ私達の出番だね」
アクア「20分後中庭集合な」
優一「仲の良い演技を撮影するアレでしょ」
MEMちょ「合ってるけど言い方……」
その後各自分かれると撮影を行った
生放送ということでいつも以上に気を遣う彼らだが、何とか乗り越えて中庭に集まり始めた
ノブ「あれ?皆んなここにいたんだ」
もちろん、あらかじめ設定していたなんて言えないので、偶然揃ったかのように演出する
MEMちょ「ホントだ!偶然だね」
アクア「あかねさんと一緒にいたんじゃなかったのか?」
ノブ「いや10分ほど前に分かれたけど……ゆきは?」
優一「あいつならさっきまで俺といたけど、顔を洗いにいったよ」
「きゃあああああああああぁぁぁぁぁ!!!」
「「「っ!?」」」
MEMちょ「な、何今の声!?」
ノブ「今の声は…ゆきじゃないのか?」
優一「(声からして恐らく3Fの音楽室……!!)」
アクア「お、おい…!!」
飛び出した優一を先頭にアクア達、そして撮影スタッフ達は声のした音楽室へ駆け抜ける。
優一「(あそこか!!)」
音楽室に辿りつくと、ゆきが入り口の前で腰を抜かし狼狽えていた
優一「ゆき!どうした……!!」
ゆき「あ、あれ…………」
ゆきが恐る恐る指を刺す方向……
優一「なっ!?」
そこには、一面真っ赤に血を流し倒れる多賀勇人と、その近くで手を血に染め、激しく動揺し横座っている黒川あかねの姿があった
アクア「これは……」
ノブ「嘘……だろ…」
MEMちょ「酷い………」
余りにも惨劇な現場の有様に言葉を失う彼ら
そして悲鳴を聞き駆けつけたのか、撮影の関係スタッフ全員が押し寄せる
千早「勇人………勇人!!」
優一「入るな!!」
部屋に入ろうとする彼女を制止すると、優一は多賀の元へ駆け寄る。続いて手首に手を当てた。数秒後、皆の方を見ると首を横に振った。
千早「そんな……はやと……はやとおおぉぉぉぉぉ!!」
大野「千早さん……」
千早は左手を地につき泣き崩れると、大野は彼女の肩にそっと手を置いた
優一「…………」
その姿を見ていた優一は一台のカメラが撮影しているのが目に入った。
優一「おい!今すぐ撮影止めるんだ!!」
「え、あっはい!!」
優一「(マズイ…今の映像が世界に流れたら……)」
あかね「ち、ちがう……私じゃ……」
優一「だったら動くな、動いたら疑われるぞ」
あかね「う、うん……」
それにしても、何で黒川あかねが音楽室に……
いや考えるのは後だ
優一「アクア、今すぐに高木警部に連絡してくれ」
アクア「わ、分かった」
優一「(死んで恐らく時間はそんなに経っていない、撮影中の時間だ。アリバイのない人は限られてくるはず)」
とりあえず警察が来るまでできることをしようと、遺体や遺体の周りを確認する
優一「ん?」
床一面血だらけなのに、被害者の顔の近くだけ血が拭き取れた後がある
これは一体……
アイ「まだビニール袋いる?」
かな「お、お願いします……うえぇぇぇぇ……」
ルビー「女優でも駄目なんですね」
かな「当たり前でしょ!あんな本物の殺人なんて見たことないわよ!!」
そう、生放送にて殺人現場が全国に放送されてしまったのだ。
かな「というか、何であんた達は落ち着いてるのよ」
アイ「多く事件に遭遇してきたからねぇ〜」
かな「はっ?遭遇??」
ルビー「10年前くらいから急に……」
アイ「その頃から優一君とルビーは仲良くなったんだよね」
ルビー「べつにただの幼馴染だし……」
かな「(いやもうそれ絶対あいつのせいじゃん!)」
何故二人が気づいてないのか理解出来ないが、優一が事件を呼び寄せている、そう結論づける有馬かな
実際合っているのだが……
ルビー「ミヤコさんは何してるの?」
ミヤコ「SNSを見てるのよ、あんまりいい気はしないけど」
そう言うミヤコのパソコンを、ルビー達は覗き込む
そこには、思わず目を逸らしたくなるほどの卑劣な誹謗中傷の嵐だった。
「黒川あかねは殺人犯」
「人殺しそうな眼してるわ」
「こんな奴さっと死刑にしろよ」
「これ!現行犯の証拠動画!拡散よろ!」
ルビー「酷い………」
アイ「何処にもいるだんねこういう人……」
かな「まぁ無理もないわね。生放送であんなのが流れちゃったんだから」
ルビー「先輩も同じこと思ってるの?」
かな「そんなわけないでしょ。誹謗中傷が犯罪とも理解出来てないこいつらと一緒にしないで。ただ不利な状況には違いないわ」
ルビー「………大丈夫」
かな「……??」
ルビー「優一ならきっと解いてくれる」
かな「信じてるのね」
ルビー「………うん」
高木「つまりこういうことだね?ここで恋愛リアリティーショーの撮影をしていて、その最中に鷲見ゆきさんの悲鳴を聞いて音楽室に君達は駆けつけた。そこでは多賀さんが亡くなっていて、その近くに黒川あかねさんがいたと。」
優一「えぇ」
高木「それにしても……優一君もよく事件にするね」
優一「何かすみません……」
高木「………それにしても今回の遺体はかなり酷い」
優一「えぇ、何度も何度も刺したようですから、余程な恨みがあるのかと……」
佐藤「高木君、鑑識の結果が出たわ。鑑識の報告によると、死亡推定時刻は17時50分〜18時10分の間だそうよ」
高木「20分の間ですか……」
佐藤「それと一つ気になることが」
高木「気になること?」
佐藤「拭き取られた血の部分を詳しく調べてみると、どうやらそこには血で書かれてたみたい」
高木「まさかダイイングメッセージ!?」
佐藤「えぇ、そうだと思うんだけど……名前じゃなくて12っていう数字が」
高木「数字ですか……」
佐藤「恐らく犯人がダイイングメッセージに気づいて消したんでしょうね」
ー高木警部、階段の途中で血のついたカッパ、ナイフ、手袋が見つかりました。また、外のカメラを確認したところ学校内への不審な出入りはありませんでしたー
佐藤「となると、犯人はこの学校にいる撮影関係者ってことになるわね」
高木「ですが、全員のアリバイを確認するのは骨が折れそうですね……」
優一「いえ、容疑者は三人です」
高木「ど、どうしてだい?」
優一「死亡推定時刻の時間帯は撮影中だったので、スタッフは複数人行動、出演者の殆どがカメラにおさまっていました。そして確認したところアリバイがないのが…」
黒川あかね「………」
佐々木千早「…………」
大野和史「……………」
佐藤「この三人ということね」
ゆき「ま、待って下さい!あかりは人殺しなんてありえません!!」
高木「落ちついて下さい…まだ可能性の段階ですから」
佐藤「鷲見さん、貴方が第一発見者のようですが、どうして音楽室に?」
ゆき「近くのトイレに行っていたんです。そしてトイレから戻ろうとした時音楽室に光がついていて。
撮影で使われない場所だからおかしいなと思って覗いてみたら………」
高木「多賀さんが亡くなっていたんですね?」
ゆき「はい……」
佐藤「次黒川あかねさん」
あかね「…………はい」
佐藤「貴方、被害者の横で血で手を真っ赤にしていたんですよね?何故です?」
あかね「17時57分にメールをもらったんです。多賀さんから」
高木「被害者から!?」
優一「(57分ってことは、ノブを連れていってすぐくらいか……)」
あかね「はい………これです。」
佐藤「拝見しますね」
優一と高木もスマホを覗き込む
ーすぐに音楽室に来てください。撮影のことでお話しがあります。また、重要事項のお話ですので、周りに気づかれぬようお願いします。ー
優一「こんなことって普段の撮影でもあるのか?」
あかね「おかしいとは思ったんですけど……」
高木「来た時には被害者は?」
あかね「亡くなっていました…私はすぐに多賀さんのところに駆け寄って揺すったんです。
そしたら手が血で真っ赤になって、もう訳分かんなくて……」
優一「それで放心状態で現場にいたのか?」
あかね「うん……」
大野「もうあかねさんが犯人じゃねぇのか?」
あかね「ち、違います!私は……」
優一「………大野さん、貴方生放送が始まる前多賀さんと揉めたそうですね?」
大野「チッ誰が言ったんだよ」
佐藤「何故揉めたんですか?」
大野「………宝くじだよ」
優一「宝くじ?」
大野「1億円当てたんだ」
高木「い、いちおくえん!?」
大野「あぁ、そのことを酒の席であいつに話したら、少しでいいから分けてくれってしつこくて」
優一「もしかして、分けれない理由があったんですか?」
大野「息子の手術費なんだ。もう息子は助からない、そう覚悟した家族に舞い込んだ奇跡なんだ」
佐藤「そのことを多賀さんは?」
大野「何度も説明したさ!でも全く聞き入れなくて……」
高木「じゃあ動機はあるということになりますね」
大野「俺は息子と退院したら旅行に行こうと約束してるんだ!約束を破るようなことするかよ!」
優一「あの、多賀さんはどうしてそこまでお金が必要だったのでしょうか?」
大野「あいつヤバいところから借金したらしくて、それでじゃないのか?」
佐藤「やばいところ?」
大野「そこまではしらねぇよ」
高木「17時50分から18時10分の間貴方はどこに?」
大野「恥ずかしい話だが、腹を壊してトイレにこもっちまったんだ。撮影にも迷惑をかけた」
高木「………分かりました。では次千早さん。17時50分から18時10分の間どこにいたかお聞かせ願えますか?」
千早「私はその時間OFFだったので、撮影で使わない場所を歩き回って時間を潰してたわ」
佐藤「歩き回ってたんですか?」
千早「えぇ、実はこの学校の卒業生でして、後多賀君と。」
高木「じゃあ、お二方は仕事関係だけではなかったんですか?」
千早「えぇ、大学も同じ歴史学部にいきましたし」
優一「あのもしかしたらお二方はお付き合いを?」
千早「え、えぇ。そうだけどよく分かったわね」
優一「貴方の泣き崩れ方がただの同級生に見えなかったので。」
高木「何かトラブルがあったりは?」
千早「トラブル……とういわけではありませんが、もうすぐしたら別れを切り出そうと考えていました。」
佐藤「借金……ですか?」
千早「初めは自力で返すって言ってたのに、どんどん私や周りに迷惑をかけ始めて。もう限界だったんです」
高木「分かりました、皆さんご協力ありがとうございます。一度控え室の方でお待ちいただいてよろしいでしょうか?」
大野「いいけどどれくらい捜査はかかりそうなんだ?」
佐藤「今のところ何とも……」
あかね「すみません、控え室に行く前にトイレに行ってもいいですか?」
高木「構いませんよ、ただトイレの前まで警察官が付き添う形になりますが」
あかね「大丈夫です」
一通りの事情聴取が終了した
優一「(くそっ!全然わかんねぇ……12って何なんだ?それ以外にも謎が沢山残ってやがる……)」
prrrrrr
ん?電話……誰からだ?
優一「もしも『出るのが遅い!何度も電話したのに!!』」
ル、ルビー!?
高木「どうしたんだい?」
優一「いえ何も!」
皆んながいる位置から離れるとスマホを耳に当てた
優一「悪い悪い、事件に集中しちまって」
ルビー「事件が起きるとすぐそうなんだから………それで犯人は分かったの?」
優一「まだだ、謎が多くてな……」
ルビー「じゃあもしかしたら役に立てるかも」
優一「役に?」
ルビー「実は、かな先輩が事件に関係あるか分からないけど伝えてって」
優一「有馬が?」
ルビー「うん、プロファイリングって知ってる?」
優一「あれだろ、異常犯罪の犯人像の分析技法として用いられるやつ」
ルビー「まぁ間違ってはないんだけど……実は黒川あかねさんって人、その能力に秀でてるっていう噂を聞いたことあるって」
優一「そんなに凄いのか?」
ルビー「対象相手を完全理解・トレースができるほどだって……まぁ噂なんだけどね」
優一「(なるほど……そうだとすれば犯人の行動の意味も理解できる)」
ルビー「でも生放送みて驚いた」
優一「大丈夫なのか?」
ルビー「ショッキングだったけど落ち着いたよ」
優一「そうか……」
ルビー「でも戦国時代を生きた人ってこういうのばっか見てたのかな……」
優一「えっ?」
ルビー「ごめん!こんな時に不謹慎だよね……」
優一「いや、そうじゃなくて一番最初なんて言った?」
ルビー「戦国時代?」
優一「(戦国………)」
【二人が来ちまったせいで同士崩れっちゃったなぁ……】
【皆んなもっと勉強しないと……】
【俺と一緒だったのにまだ分かってないの?】
【大学も同じ歴史学部にいきましたし】
【その能力に秀でてるっていう噂を聞いたことあるって】
【戦国時代?】
優一「そっか……そういうことだったのか!!」
ルビー「えっ?」
優一「サンキューな!ルビー!!」
「え!?ちょっと待って!」という声が聞こえたような気もしたが、俺は電話を切った
あかねは個室トイレに行くとスマホを手にとった
あかね「お母さんに連絡しないと……」
スマホの画面を開くとライン……ではなくTwitterが一番最初に目に入った
番組を見てくれてる人にも謝らないといけない……そう思うのは彼女の真面目な性格な故だった。
そしてTwitterを開くと、トレンド一位に「殺人犯黒川あかね」があがっていた。
あかね「やっぱり……」
生放送で放送されたのだから当然といえば当然だ。
でも自分はやっていない。
だから皆んなに心配させたことを謝りたくて……それだけは信じて欲しくて……
『ご心配おかけして申し訳ございません。現在捜査に協力しているところです。私は人殺しをしていません。これだけは信じてください。』
自分が今かける最大の範囲で投稿する
でもこれは悪手だったことにすぐ気がついた
ー黙れ殺人犯ー
ーとっとと死刑宣告されろー
ー二度と表世界に出てくるなー
番組を見ている皆が一斉にコメントを書き込んでくる。ものすごい勢いで増えていく。
誰か信じて欲しい……そんな思いで全部コメントを確認する
ーどんな育て方されたんだろうなー
ー親も逮捕されろよー
あかね「お母さん………」
私は何をやってるんだろ?
お母さんに迷惑かけて………
お母さんに連絡しないと……でもどうやって?容疑者になっていますって言うの?
お母さんにこれ以上迷惑かけれない
だから帰るのが遅くなるとだけ伝えようとラインを開いたとき、グループラインが何個か消えていることに気がついた
確認すると、学校の友達のグループラインが全て退会させられていた
私のことを信じてくれる人などどこにもいなかった
ファンも、学校も……
ーあかねが人殺しなんてあり得ません!ー
ゆきちゃんの言葉が脳裏に響く
本当に思ってくれてるの?
番組で何も役割果たせてない私を?
私が勝手に仲間と思ってるだけなんじゃ?
本当は皆んな私のこと犯人と思ってる可能性だって……
あかね「もう……どうでもいいや」
顔を上げた彼女の眼には、涙が溢れていた
誰か助けて………
補足説明
・事件発生
もちろんコナンとのクロスオーバーなので事件起きまくります
推しの子側の人間には強く生きて欲しい……
・あかねに対する誹謗中傷
全国放送で現場のシーンが流れ、ネットニュースにもなり、各社報道番組では映像を使われている
なので原作以上に誹謗中傷がヤバい
アニメで見て泣きそうだった私が何故原作以上にあかねを追い込んでるだ……
誰か助けてあげて
・OP:恋はスリル、ショック、サスペンスの理由は?
恋愛リアリティー✖️事件……もうこの曲しかなくね!?って感じで選びました。