推しの子×名探偵コナン   作:阪神優勝おめでとう

6 / 7
OP:胸がドキドキ(THE HIGH-LOWS)


星野ルビーの想い出

 

とある日の休日

優一はトロピカルランド近くの駅前でルビーが来るのを一人待っていた。

 

ルビー「ごめん!待たせたかな?」

 

優一「別に待ってねぇけど……何で現地近く集合なんだ?家から一緒にこれば良かっただろ?」

 

ルビー「えっと……雰囲気?」

 

優一「(何の雰囲気だよ……)」

 

最近ルビーの考えていることがわからない

 

そんなことを考えている優一の背中をルビーは押す

 

ルビー「そんなことより早くいこ!!」

 

優一「お、おい!」

 

そんなこんだありながら、駅から5分ほど歩くとトロピカルランドに到着した

 

ルビー「凄い!ここがトロピカルランド!!」

 

優一「だろ?今回は奢ってやっから」

 

ルビー「ホントに!?」

 

優一「あぁホントだ」

 

そういうと優一はルビーに手を差しだした。

 

優一「オメェこういう所迷いそうだし」

 

ルビー「私の扱いまさかの子供!?」

 

子供扱いを受けたことに釈然としないが、優一の手をとる

 

優一「行こうぜ」

 

ルビー「うん……///」

 

そのままトロピカルランドに入っていく二人

 

やはりというべきか、どのエリアも家族連れやカップルなどで大賑わいだ

 

ルビー「凄い人の数……」

 

優一「休日だしな……」

 

あまりの人の多さに圧倒される二人

 

無計画に行っては時間だけ浪費しかねない。

 

優一「何処か行きたいとこあるか?」

 

ルビー「氷と霧のラビリンスってところ行きたい!」

 

優一「んじゃ行きますか」

 

優一はポケットにしまっていた折りたたみのマップを広げた。

 

両親である新一と蘭と一度訪れているが、幼少期のため流石に道は覚えていなかった。

 

マップ片手に道を確認しながら歩く二人

 

10分ほどするど目的地に辿りつく

 

そして、入り口前にとある注意喚起の立て札が……

 

ルビー「スゲボー持ち込み禁止って…そんなの持って入る人いないよね」

 

優一「そうだな……(まさかいるわけ……ないよな?)」

 

一人の人物を思い浮かべるが、流石にないと首を横に振る

 

そのまま二人は屋内に入ると、温度が上がってくる季節にも関わらず涼しい空間だった

 

ルビー「気持ちいぃ!さすが『氷と霧のラビリンス』って言うだけあるね!」

 

優一もつられて見渡すと、氷を模した壁や天井は、照明の光を浴びてキラキラと輝いていて、目にも涼しげだ。

 

そして列に並びしばらく待っていると順番が回ってきた。

 

案内に従い、四人用コースターの後列に座る

 

「それでは、いってらっしゃいませ!」

 

ペンギンの着ぐるみを着たアテンダントに笑顔で手を振られ、四人乗りのコースターが動き出す。

 

出発は屋内だが、巨大な氷山を周り下っていくアトラクションのため、出発後すぐコースは屋外に出る。陽の光を浴びた氷のレールは、屋内とはまた違う輝きを帯びていて綺麗だった。

 

ルビー「うわぁ…キラキラして、本物の氷みたいで綺麗……あっ見てみて!向こうの島見えるよ!あっ!ペンギンさんいる!かわいぃ!!」

 

前例に人がいるから少し落ち着いて欲しい優一ではあるが、はしゃぐルビーの姿を見て連れてきて正解だったと思う

 

ルビー「連れてきてくれてありがと」

 

優一「何だよ改まって」

 

ルビー「だって…前世では考えれなかったから・・・・・・・・・・・・・……」

 

しんみりするルビーを優一はデコピンで軽くこつく。

 

優一「だからこそ今を楽しもうぜ?」

 

ルビー「……うん!」

 

ルビーは景色見渡す優一の横顔をジッと見た

 

ルビー「(ホントに優一のこと感謝してるんだよ?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

ー三年前ー

 

優一「ルビーの様子がおかしい?」

 

アイ「うん…土曜日にいつも出かけてて、最近ソワソワしてるっていうか殺気だってるっていうか……」

 

優一「ルビーとアクアには?」

 

アイ「もちろん聞いたよ?でもルビーは心配しないでって言うし、アクアは分からないって…………」

 

優一「心当たりは?」

 

アイ「全然なくて……」

 

優一「ならこっちで調べてみますよ」

 

アイ「い、いいの?」

 

優一「えぇ、家族に言いづらいことかもしれませんし」

 

アイ「ありがとう!」

 

アイから相談を受けた優一は土曜日、ルビーが出かける時間という前に訪れていた。

 

そして家族に話しづらい内容かもしれないということで、アイとアクアには外出してもらった

 

ルビー「優一遊びに来てたんだ」

 

優一「あぁ、アクアが帰ってくるまで待ってるんだ」

 

ルビー「あれ?お母さんとお兄ちゃんいないの?」

 

優一「買い物に行ったぞ。ルビーもどっか出掛けるのか?」

 

ルビー「う、うん…そうだよ」

 

優一「………ルビー、首の後ろゴミついてるぞ?」

 

ルビー「うそっ!?」

 

優一「取ってやるよ」

 

優一はそう言いルビーの後ろに回るとゴミを取った

 

ルビー「ありがと!それじゃあ行ってくるね!」

 

そう言うとルビーは元気よく外に出て行った。

 

優一「………よし」

 

優一はルビーが外に出たことを確認するとメガネケースを取り出し、中に入っている眼鏡をかけた。

 

メガネのつるについている突起のない押し込みボタンを押すと、レンズの端の部分からアンテナが伸びだし、左目のレンズにはレーダーが表示された。

 

それは犯人追跡メガネだった

 

そしてルビーにゴミがついていたと言ったのは建前で、後ろ襟の裏に発信機を取り付けたのだ。

 

優一「これでまずは何処に行ってるか調べねぇとな」

 

優一は席をたつと、ルビーの尾行を開始した

 

そして20分ほどするとルビーの足が止まり、優一はルビーから見えない位置に隠れた

 

優一「(何やってんだ?アイツ……)」

 

コンビニの周りを徘徊するルビー

 

もしや好きな人出来たのか?と冗談で思うが、やってることがストーカーのそれと変わらないので笑えない

 

その後ルビーはコンビニの周りを3時間、午後5時くらいまでいた

 

優一「(さっむ……アイツいつまでいるんだよ……)」

 

流石に我慢出来ず物陰から出て声をかけにいこうとした時、ルビーは咄嗟に物陰に隠れた

 

新たな動きが出たことで優一はもうしばらく様子を見ることに。

 

すると、コンビニの裏口から出てきた男を見ると優一の目は見開いた

 

優一「(あの時のストーカーじゃねぇか!?)」

 

それはアイを殺そうとしたリョースケだった。

 

優一「(アイツここで働いてたのか……ん、待てよ?)」

 

優一は嫌な考えが脳裏をよぎった

 

まさかアイを傷つけたことの復讐をしようとしているのでは?と。

 

リョースケがコンビニから退勤すると、ルビーも家の方に帰っていった

 

二人の姿が見えなくなったのを確認すると、

優一はコンビニに入っていく。

 

優一「あのすみません」

 

優一は店にいた店長に話しかけた

 

店長「どうかしましたか?」

 

新一「実は伺いたいことがあるんですが……この子見たことありませんか?」

 

スマホに保存されているルビーの写真を店長に見せる

 

店長「あぁこの子なら最近よく見かけるよ。外にいるのかなと思ったら入ってこないし……でも一週間前は店に入ってきたよ」

 

優一「一週間前?」

 

店長「そう一週間前。その時にトイレの水が溢れ出してるって言いにきてくれてね。でもちょっと気になることがあって……」

 

優一「気になることですか?」

 

店長「故障っていうよりかはワザとネジを緩められたような感じでね?」

 

優一「その時は店長一人でしたか?」

 

店長「確か一人だったな」

 

優一「何か盗まれたとかは?」

 

店長「いやいやそんなことないよ」

 

店の人間の目が離れ出来ることとすれば後は……

 

優一「あの、防犯カメラを確認することはできますか?」

 

店長「えっ?」

 

優一「スタッフエリアに不法侵入した疑いがあります。」

 

店長「な、なんだって!?いやしかし……ん?君工藤新一の子供か何かかい?」

 

優一「えぇ息子ですけど」

 

店長「そうなのか!いやぁ俺は工藤新一のファンでね…なるほど君は息子なのか」

 

優一「えっと…」

 

店長「いいよ。俺が横でいるのが条件だがな」

 

優一「ホントですか!?ありがとうございます」

 

店長の案内により防犯カメラの映像を確認すると、スタッフエリアに入るルビーの姿が。

 

そして壁に貼られた一枚の紙をスマホで撮っていた。

 

優一「この紙は?」

 

店長「出勤簿だよ。今後一ヶ月の出勤予定を記してるんだ」

 

優一「確認させていただけますか?」

 

出勤簿を確認すると、各スタッフの出勤簿予定が書かれていた。

 

優一「(あいつの出勤日は……)」

 

リョースケの出勤日を確認すると、毎週火木土の10時〜17時まで出勤していた。

 

もし事を起こすつもりなら、学校のある火木はないだろう

 

だが土曜だとしても10時〜17時だ。

明るい時間帯であり、中1が大の大人に犯行するとは思えない。バレて防がれるだろう

 

だとすれば……

 

たった1日だけ夜中の出勤があった。

 

来週の土曜、午後6〜10時。

 

優一「(この日か……)」

 

優一は店長にお礼を言うと、コンビニを後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー土曜日:午後10時前ー

 

コンビニの裏口が見える物陰で、星野ルビーはナイフを持って隠れていた

 

ルビー「(あいつ……アイツのせいでせんせーは…!!)」

 

殺気を宿った眼で裏口をずっと見るルビー

 

そして、リョースケがコンビニの裏口から出てきた

 

アイ「(せんせーの仇……!!)」

 

物陰から出ようとした時だった。

 

後ろからナイフを持つ腕を掴まれた。

 

反射的に振り返ると、そこには見知った人物が。

 

優一「おめぇ…何やってんだよ」

 

普段の優一と違い真剣な眼をしていて、その眼の奥には怒りがあるのがすぐに分かった。

 

あまりの威圧にひいてしまうルビーだが、彼女も譲るわけにはいかなかった。

 

ルビー「どうして邪魔するの!アイツは……アイツはせんせーを殺したの!私が仇を取らないと!!」

 

優一「(先生?こいつ何をいって……ま、まさか!?)先生ってのは雨宮吾郎か……!!」

 

ルビーは「やってしまった」と思うが、仇を取れるならどうでもよかった

 

優一「お前が何故知ってるかは知らないが……今すぐ辞めるんだ」

 

ルビー「何?悪いけど復讐の邪魔するってなら優一でも殺すよ」

 

優一「復讐なら人を殺していいと思ってるのか?」

 

優一の問いにルビーは黙り込む

 

優一「復讐ってのは、芽生えた殺意を払拭したいが為に行う行為でもあるんだ。それは人殺しと何ら変わらない。」

 

ルビー「私がアイツと同じ?……ふざけないで…………ふざけないで!!!」

 

ルビーは怒りに任せてナイフを振り翳した

 

だがルビーは優一を傷つけるつもりはない。

 

彼の反射神経を理解しており、彼なら避けれると判断してこその行動だ。

 

そして避けた瞬間、アイツのいるところへ……

 

そう考えるルビーだが、優一は驚きの行動に出た。

 

ガシッ……!!!

 

そう、避けようとせずナイフを掴んだのだ。

 

そして掴んだ手は血がダラダラと流れる

 

ルビー「ひっ……!!」

 

ルビーは優一の血を見るとナイフを地に落とした。

 

優一「少しは分かったか?人を殺すってどういうことか」

 

ルビーは動揺しており、優一の問いに答えれない。

 

優一「そこの公園で話を聞かせてもらうぞ?悪いが何も教えないは無しだからな」

 

 

 

 

 

 

 

 

優一「いてて……」

 

ベンチで優一はコンビニで買った包帯等で治療をしており、その横でルビーは申し訳なそうに座っていた

 

ルビー「ごめんなさい…」

 

優一「何度も謝らなくていいって」

 

ルビー「………ごめん」

 

優一に言われてもなお謝るルビー

 

優一「ったく………それで?雨宮吾郎を知ってる理由教えてくれるんだよな?」

 

ルビー「言っても信じてくれるか分からないけど……」

 

ルビーは自身が転生してきた身であることを語り始めた。天童寺さりなとして前世は生きていたこと。

 

生まれつき病弱で、アイに憧れを抱くようになってからは生きる意味が生まれ、体が動くことを願うようになったが、「退形成性星細胞腫」により12歳という若さで他界したこと。

 

その時入院していた病院の研修医として来たのが雨宮吾郎だったこと。

 

そして彼のことが……好きだったこと

 

ルビー「信じて……くれないよね」

 

優一「そうだな、そんなファンタジーみたいな話普通は信じれねぇな」

 

ルビー「そうだよね……」

 

優一「でも俺は信じるぜ」

 

ルビー「えっ?」

 

優一「探偵としてではなくお前の友達としてな」

 

ルビー「……ありがとう」

 

優一「そして知った上でもう一度言う。復讐はやめろ」

 

ルビー「っ!?」

 

優一「おめぇの好きだった先生は、天童寺さりなに罪を背負わせるような人間なのか?話を聞く限り俺には思えない」

 

ルビー「でも……でも許せないんだよ!初めてせんせーが死んだって聞いた時は復讐しようと決意した。でも…優一や優一の周りの人たちと触れ合う度に間違ってるんじゃないか?って何度も思った。

でも一ヶ月前にアイツを見かけて止めれなくなったんだよ!どうすればいいの……私はどうすれば……」

 

優一「………俺は神じゃねぇから正解なんてわかんねぇ。でもよ、お前が幸せに生きてる方が先生は喜ぶんじゃないのか?」

 

ルビー「幸せに?」

 

優一「あくまで俺の考えだけどな」

 

ルビー「……ははっ」

 

優一「なんだよ?」

 

ルビー「そんな考え方したことなかった。そうだよね……先生だったらその方が喜んでくれそうな気がする」

 

優一「…………アクアも転生してきたのか?」

 

ルビー「みたいだよ」

 

優一「前世のことについては?」

 

ルビー「そこまでは分からないよ。お互い模索してないから」

 

優一「(まさかアクアが雨宮吾郎みたいなベタな展開ないだろうな……)」←合ってます。

 

ルビー「でも、幸せか……考えると難しいね」

 

優一「その時の為の周りの人間だろ」

 

ルビー「えっ?」

 

優一「俺も手伝ってやるからさ」

 

ルビー「どうして……」

 

優一「ん?」

 

ルビー「どうしてそこまで助けようとするの?アイも……私も」

 

優一「………訳なんているかよ」

 

ルビー「えっ?」

 

優一「人が人を殺す動機なんて知ったこっちゃねえが、人が人を助ける理由に論理的な思考は存在しねえだろ?」

 

ルビー「っ!?」

 

この言葉…今でも覚えてるよ

 

私の人生に一つの意味を与えてくれたよね

 

この時から、星野ルビーとして生きる本当の覚悟を出来た気がするんだ

 

そして私はきっとこの時から優一のことを……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

好きになったんだと思う

 

 

 

 

 

 

 

アトラクションを終えた後、ルビーは優一によって噴水広場の中心に連れられていた

 

ルビー「ここだだの広場だよ?」

 

優一「まぁ見てろって」

 

そう言って時計を見ながらカウントダウンを始める優一

 

優一「5、4、3、2、1______!」

 

優一が右手を挙げると同時に、広場を囲む噴水から水が噴き上がった

 

ルビー「え、なに!?」

 

次の瞬間、さらに二人が立っている石畳からも水が吹き上がり、カーテンのように二人を取り囲んだ。

 

ルビー「凄い………」

 

優一「父さん達と来た時にここ教えてもらってな。ルビーと来たら絶対連れて行こうと決めてたんだ」

 

ルビー「ふーん……じゃあその時から私と行くこと考えたんだ?」

 

優一「ば、バーロ!んなんじゃねぇよ!!」

 

ルビー「ムキにならなくていいじゃん?正直に言いなよ」

 

優一「(こんにゃろ……)」

 

そんな会話をしているうちに噴水の勢いが徐々に弱まっていき、やがて二人を囲んだ水のベールが消えた

 

そして、水により出来た虹だけがまだ残っていた。

 

優一「でも、ルビーと来たかったのは本当だぜ」

 

ルビー「っ……///あ、あのさ……」

 

優一「ん?どうかしたか?」

 

ルビーはもじもじしながら下を向いていたが、一度大きく息を吸うと意を決したかのように顔を優一に向けた。

 

ルビー「私、優一のこと」

 

ルビーが言おうとした時だった。

突如周りが騒々しくなる

 

ー皆んな殺してやる!ー

 

ーおい!皆んな逃げろ!ー

 

ーな、何だよアイツ!ー

 

優一「なんだ?」

 

優一達が声をする方に視線を移すと、ナイフを持った男が人めがけてはナイフを振り回していた。

 

そして男は優一とルビーに気がつくと、男はこっち向かって走ってきた。……その刃先をルビーに向けて。

 

ルビー「……‼︎!」

 

優一「ルビー危ねぇ!!!」

 

優一はルビーを抱きしめるようにして庇った

 

ルビー「ゆ…う………い………ち……?」

 

飛び込んできた光景にルビーの眼は見開いた。

 

自分を庇った優一は男に背中を刺され、「がはっ…‼︎」と口から血の塊を出すとそのまま力無く倒れた。

 

そして血は水のように流れだし、倒れる彼の周りの地面一帯を一瞬にして赤く染める

 

「ははは…次はお前も道連れだ!!」

 

男はルビーに向かいないナイフを振り翳した

 

ルビーは咄嗟に目を瞑る

 

ルビー「(………あれ?)」

 

だが、1秒、2秒……いくら経っても痛みを感じることはない

 

恐る恐る目を開けると、「ふにゃ…」と声をあげながら倒れる男

 

ルビーはすぐに誰が助けてくれたのか分かった

 

優一「させねぇよ……こいつの血は…一滴たりとも流させねぇ……」

 

腕時計型麻酔銃……瞬時に眠らせることが出来る代物で阿笠博士の発明品

 

優一は男が倒れるのを見ると安心したかのように気を失った

 

ルビー「優一しっかりして!優一!!」

 

目に涙を浮かべながら優一の身体を揺するルビー

 

だが、呼びかけにピクリともしない

 

そして、彼を触れた彼女の手には真っ赤な血が……

 

ルビー「いや……いやあぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

その後救急車によって運ばれた優一

 

ルビーと連絡を受けたアクアとアイは手術室の前で医師から説明を受けていた。

 

「工藤優一さんの状態は非常に申し上げにくいのですが、かなり危うい状態です」

 

ルビー「っ!?」

 

アイ「そ、そんな……」

 

アクア「なんとかならないのか…?」

 

「出血が酷く…覚悟は必要かと」

 

医師はそれだけを告げると手術室に入っていく。

 

そして説明を受けたルビーは正気を失ったかのように椅子に座り込む

 

ルビー「いやだ………」

 

アイ「ルビー?」

 

ルビーは震えていた

 

顔は青ざめており、瞳も揺れているように感じる

 

ルビー「いやだ…誰か死ぬのは………嫌だよ…もう好きな人がいなくなるのは…」ポロポロ

 

ーアイ!!ー

 

そんな時走ってくる蘭の姿が

 

アイ「蘭!!」

 

蘭「ハァハァ…ゆ、優一の状態は!?」

 

アイ「それは………」

 

アクア「覚悟が必要って言ってた」

 

答え辛そうにしたアイの代わりにアクアが答えた。

 

アクアも言いたいわけではない

 

だが、隠すよりはよいと思ったのだ

 

蘭「そんな………」

 

アイ「新一さんは?」

 

蘭「いまアメリカにいて、台風のせいで飛行機が出てなくて……」

 

アイ「そう……」

 

ルビー「ごめんなさい…」

 

蘭「ルビーちゃん?」

 

ルビー「ごめんなさい…ごめんなさい……」

 

身体を震わすルビーは泣きながら蘭に謝った

 

そんなルビーを見た蘭はルビーの頭に手をそっと置いた。

 

蘭「謝らないでルビーちゃん。謝ったら、優一がルビーちゃんを守ったこと否定してしまう」

 

ルビー「でも……」

 

蘭「大丈夫!私と新一の子供だもの!そう簡単に死なないよ…だから信じあげて、ねっ?」

 

ルビー「………はい」

 

アクア「(強いな……)」

 

アクアは純粋に蘭は強いと改めて思った

 

自分も泣きたいだろうに抑えている。きっとルビーを不安にさせないために……

 

蘭「(優一…………)」




次回予告

高木「ネクストコナンズヒントの時間だよ!イェイ!!」

アイ「黒川あかねと星野ルビー」

ルビー「優一いぃぃぃ!!」

アクア「でも死んだら作品終わるだろ?」

優一「メタイこというなよ…」

補足説明
・OP:胸がドキドキ(THE HIGH-LOWS)の理由
やっぱりトロピカルランドといえば名探偵コナンの原点ですし、一番最初のOPが似合うと思うんです。

・優一の復讐に対する考えが恋愛リアリティーの時と一緒
同じ信念、考えを持ち続けていることを表現したかった。

・ネクストコナンズヒントシリーズ
原作同様高木さんが崩壊していきます笑
「高木 ネクストコナンズヒント ニコニコ」と調べてみてください。色んなのが出てきます。マジ面白いです笑
https://sp.nicovideo.jp/watch/sm20825739?ref=nicoiphone_watch_ellipsismenu_browser
↑これが主のオススメ

・本当は事件起こす予定じゃなかった
本当は起こす予定なかったんです笑
ただ前回話で「トロピカルランド」というワードに反応する方が多くて、これは何か起こさないとヤバい!と思って………そう!だから私のせいでは…
黒い星のルビー「ちょっと来て」
作者「いやちがっ!私じゃ……ぎゃあああぁぁぁ!!」
黒い星のルビー「ふふ一人目……次はこの画面を見ている貴方の番よ」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。