警察だけでなく、毛利小五郎、工藤新一、工藤優作、その他優一とライバルである探偵・・・・・・・・・・・・も捜査に協力するという過剰戦力で、優一を刺した犯人は即座に逮捕された。
動機理由は、「社会に絶望し、一人で死ぬのは怖かったから巻き込もうとした」とのこと。
この事件は全国的にニュースとして報道されることになった。
その後工藤優一の手術は終えたが、危険な状態は変わらなく、2日後の今も目を覚ましていない。
そして、その間にも多くの人達がお見舞いにきた
星野家、工藤家はもとろん、警察関係者、学校の友人、今ガチ関係者、関西の友達など実に多くの人が訪れ、優一の人間関係の広さが見てとれた。
そして、ルビーは家に帰ることなく優一の側にいた。
本来蘭や新一がその役を請け負うべきなのだが、
新一「今の彼女を優一から離すのは危険すぎます。今は彼女に任せましょう」
ルビーの心情を察してこその提案だった。
そして、その提案に誰も首を横に張ることはなかった。
ルビー「私は誰も好きにならない方がいいのかな……」
せんせーは殺され、優一は死の淵を彷徨っている
自分が好きになる人は不運な目に遭うのか?
そう考えてしまう。
ルビー「ホントいつも守られてばかり……」
出会った頃からそうだった
いつも何かあったら助けられて、守られたりした。
空手はアイを守るため、蘭さんに憧れたからというのは嘘ではない。
でもそれだけじゃなかった。
なかったのに……
ルビー「目を覚ましてよ……」
ルビーがどれだけ声をかけても、優一が目を覚まさない。
そんな時病室の扉が開かれた
あかね「あっ………」
ルビー「黒川……あかね……」
あかね「どうして私の名前を?」
ルビー「今ガチでみました。優一とお兄ちゃんが出ていたので…」
あかね「もしかして工藤君の幼馴染のルビーさん?」
ルビー「『幼馴染』の星野ルビーです」
あかね「………もし良ければ座らせてもらってもいいかな?」
ルビー「いいですよ」
あかねはベッドを挟んでルビーの反対側に座った。
つまり、優一はルビーとあかねの間にいるということになり、あかねとルビーは向き合っていた。
ルビー「(何この空間……)」
あかね「(凄く気まずい………)」
二人の間には気まずい空間が生まれ、何か話した方がいいのでは?とお互い思考する。
ルビー・あかね「あ、あの……」
ルビー「えっとあかねさんからでいいですよ?」
あかね「その…工藤君の状態は?」
ルビー「知ってると思いますけど、依然………」
あかね「そう………ねぇここに置いてるのは何?」
あかねは自身の横に置いてある沢山の道具が気になった。
ルビー「優一の探偵道具です」
あかね「探偵道具……?」
ルビー「探偵道具やホームズの本を置いたら目を覚さまさないかなって……」
あかね「………どんなのがあるの?」
ルビー「例えば………これはダーボエンジン付きスケボー」
あかね「普通のスケボーと違うの?」
ルビー「はい!阿笠博士という人が道具一式作ってくれてるんですけど、自動車以上のスピードを出すことが可能なんです!」
ルビーはまるで自分ごとのように声を張り上げ自慢する。
あかね「そ、それは凄いんだね……(そんな物何に使うんだろ?)」
ルビー「それでこれ…が………」
ルビーの言葉が詰まる
そう、手に取ったものは腕時計型麻酔銃だった
ルビー「腕時計型麻酔銃で……私を守ってくれたんです……」
ルビーは目の前で優一が刺される光景を思い出すと涙を浮かべた。
あかね「…………ねぇ、少し軽食買いにいかない?」
ルビー「えっ、でも……」
あかね「今のルビーちゃんの顔酷いよ……」
あかねは自身のスマホのカメラ機能を使ってルビーに見せた。
そしてルビーの見た自分は眼に隈が出来ており、髪もバサバサで少しやつれてるようにも見える。
あかね「今のままだとルビーちゃんが先に参っちゃうよ」
ルビー「……そうですね…」
流石に酷い自身の顔を見せられたら拒否するわけにはいかなかった。
そして二人は病院を出て近くのコンビニで軽食を買った。
買い終えると、二人は病院への近道である裏路地を通っていた。
この間も気まずい空間が続いているかと思いきや……
あかね「って言ったんだよ」
ルビー「優一かっこつけすぎ……」
意外に会話が成立していた。
もちろん元気があると言われると違うが。
お互い恋敵と認識しているにも関わらず接せられるのは、両者綺麗な心を持っているからこそと言えよう。
会話を続けたまま路地裏を抜けようとした時だった。
ーおいー
ーちょっと待ちなー
後ろから男二人に声をかけられたかと思うと、背中に冷たく尖ったものがあてられた。
ルビー「っ!!」
あかね「(まさかナイフ……!!)」
ーさぁ二人とも来てもらおうかー
ーおっと声はあげるなよ?上げたら何するか分からないからなー
アイ「ルビー大丈夫かな………」
ミヤコ「アクアが様子見に行ってくれてるんでしょ?」
アイ「そうだけど……」
prrrr
アイ「私が出るよ」
ガチャ
アイ「もしもし星野ですけど」
ー苺プロの社長か?ー
アイ「……貴方は?」
ー星野ルビーを誘拐した、返して欲しければ1億円用意しろー
アイ「ルビーを誘拐!?」
ミヤコ「!?」
アイ「ま、待って!ルビーは…ルビーは無事なの!?」
ー今のところは無事だ。だが、警察に連絡すればどうなるか分からないがな……身代金の渡し場所はまた連絡する。ー
それだけを言い電話が切れると、アイは呆然と立ち尽くした
アイ「そ、そんな……」
ミヤコ「しっかりして!」
アイ「ルビーが……ルビーが……!!」
ミヤコ「落ち着いて……まずはアクアに連絡しましょう。電話が本当かどうか確かめないと」
アイ「わ、分かった!」
アクア「ルビーいないのか?」
アクアは優一のお見舞い兼ルビーの様子見で病室を訪れていたが、優一が眠っているだけでルビーの姿は何処にもない
アクア「トイレでも行ったのか?」
prrrr
アクア「(電話?)」
ポケットからスマホを取り出したアクアは病室を出る
アクア「もしもしどうしたんだ?」
アイ「今そっちにルビーいる…?」
アイの泣きそうで震えている声に違和感を覚えるアクア
アクア「いや、俺が来た時はいなかった。」
アイ「じゃ、じゃあやっぱり……」
アクア「何かあったのか?」
アイ「さっき電話があったの…ルビーを誘拐したって……」
アクア「ルビーが誘拐!?」
アイ「どうしよう……アクア……警察にも連絡するなって……」
アクア「じゃあ高木警部に事情話したらどうだ?とりあえず俺は病院の周りを調べてみる!」
アクアはアイからの電話を切ると再び着信がなった
次はゆきだった。
アクア「もしもしゆきか?」
ゆき「急にごめんね、今日病院に行くってアクア言ってたよね?」
アクア「今いるがどうした?」
ゆき「じゃああかねいない?」
アクア「いやいない」
ゆき「お見舞いに寄った後に会う約束してたのにこないの。連絡しても繋がらないし……」
アクア「(………!ま、まさかあかねも!?)」
あかねも誘拐された可能性に辿り着くアクア
だがゆきを心配にさせるわけにもいかないので上手く誤魔化し電話を切る。
そして二人を探すために病室に置いている荷物を取りに戻ると……
ーガラガラー
アクア「優一……?」
病室に入ると優一はおらず、窓が開いておりカーテンが靡いていた。
阿笠「もしもし阿笠ですが?」
優一「もしもし博士か!!!」
阿笠「その声は優一か!?意識取り戻したんじゃな!!」
優一「あぁ、んで博士に頼みたいことがあるんだ」
阿笠「いきなりじゃのう……スケボーの音聞こえるようだが?」
優一「んなことより今すぐルビーのスマホの位置調べられねぇか?」
阿笠「出来んことないが……何かあったのか?」
優一「ルビーとあかねが攫われちまったんだよ!」
阿笠「な、なんじゃと!?」
優一「恐らくあかねもルビーと一緒にいるはずだ!だから頼む!!!」
阿笠「わ、分かった!!」
ーきゃぁ!な、何今の?ー
ー自動車並みのスケボー?ー
優一「こっから3キロってところか……待ってろよ!」
阿笠博士からルビーのいる位置を確認した優一はスケボーを飛ばしていた
すると、目の前に修理中の橋が見えてきた。
台風により真ん中部分が削られてしまったのだ。
他にも橋はあるが5分以上は間違いなくロスをする。
優一「一か八か……やるっきゃねぇ!!」
優一はスケボーを加速すると、そのまま工事中の橋に突入した。
優一「いっけええええぇぇぇぇぇ!!」
猛スピードで駆けると、崩れた一部分の橋を飛び越えるように宙を舞った。
ーきゃああぁぁぁぁぁぁぁ!誰かが飛んでる!ー
そんな声が聞こえながらも着地するとバランスを崩しかけるが、脅威の身体能力で何とか立て直した。
優一「(あっぶね……)」
優一はそのままルビー達のいる場所へ向かった。
ーおい身代金要求の電話終えたか?ー
ー苺プロと劇団ララライに電話したよー
ーそうか……後はこいつらどうするかだな?ー
ルビー・あかね「…………」
ルビーとあかねは車に乗せられると、廃墟となった高層ビル、20Fの一室で監禁されていた
ー用済みになったら殺すに決まってるだろ?ー
ーでも勿体ないスタイルしてるよなぁ……ー
ーじゃあ味わってから始末するか?ー
ーそれ賛成や!ヒッヒッヒ後で叔父さんと楽しもうねー
ルビー・あかね「ひっ……!!」
男達の薄汚れた笑みに身の危険を感じ、身を縮ませたその時だった。
「ばーか、お前らなんかとじゃこいつらと釣り合わねーよ」
一室の入り口の方からから声がしたかと思うと、ブロックが猛烈なスピードで誘拐犯の一人の腹部に直撃すると吹き飛び気を失った
ーだ、誰だ!!ー
残った一人の誘拐犯が半開きの扉向かって叫んだ。
すると扉が開き、あかねとルビーがよく知る人物が入ってきた
優一「工藤優一、探偵さ」
ルビー「優一……!!」 あかね「工藤君!!」
ーく、工藤優一だと!?ー
男は工藤優一を認識すると気を失った仲間と共に別の扉から逃げ出した。
万全なら身体なら捕まえることも出来たが、怪我してるうえ人質を取りかねない状況なので見逃すことにした。
といっても、こっそり撮った写真を後で警察に送るので時間の問題だが。
優一「二人とも大丈夫なのか?」
優一は拉致られていたルビーとあかねの元に歩み寄った
あかね「く、工藤君身体は…?」
優一「この程度何ともねーよ(本当はクソ痛むけどな……)」
ルビー「ゆ、ゆういちいぃぃぃぃ……」ポロポロ
優一「ど、どうしたんだルビー!?」
大泣きするルビーに驚く優一
すると、ルビーは優一の胸に顔を押し付けると涙を流し、両手は優一がもう何処にもいかないよう服を掴んでくる。
ルビー「っ、良かった……良かったよぉ……」ポロポロ
優一「ったく………」
優一は頭をかくと、ルビーの頭に手をそっと置いた。
優一「ありがとな心配してくれて」
あかね「良かったね、ルビーちゃん」
嫉妬する気持ちがないと言えば嘘になるが、ルビーの心情を考えると素直に喜べた
これで全てがハッピーエンド……誰もがそう思っていた。
あかね「何か煙臭くない?」
あかねの言葉に周りを見渡すと、犯人が逃げた方向から煙がモクモクとこちらの部屋に流れこんでいた。
優一「まさかあの犯人!火をつけていきやがったのか!?」
ルビー「えぇぇ!?」
あかね「は、早く逃げないと!?」
ルビーとあかねは下の階に逃げようとするが、彼女らの手を優一は掴んだ。
優一「逃げるなら上だ!!」
ルビー「どうして!」
優一「これほどの煙だ、下は恐らくもうダメだ。屋上に逃げてまずは空気を確保しねぇと!!」
優一は彼女達と一緒に屋上を目指す。
そして走りながらスマホを取り出すと高木警部に連絡する
優一「もしもし高木警部ですか!?」
高木「ゆ、優一君!?目を覚ましたのかい!!」
優一「すみません、詳しい話しは後で。今〇〇ビルで火災が起きていて、僕含めた三人で屋上に避難しています。」
高木「何だって!?」
優一「なので今すぐにヘリを!!」
高木「分かった!!」
高木警部との通話をきると、優一達は屋上に辿り着いた。
だが………
優一「この屋上コンクリートじゃねぇのかよ!!」
屋上の所々が熱で溶けて落下し、そこから黒煙と炎が噴き上がった
あかね「これマズイよね……」
優一「(ヘリが来るまでまだ時間かかる………仕方ねぇ!!)」
優一は懐からサスペンダーを取り出した
あかね「それは?」
優一「伸縮サスペンダーって言って、ボタンひとつで伸び縮みすることが出来るんだ。これを使って下に降りてもらう。」
ルビー「こ、ここから………」
ルビーとあかねは身を乗り出して下を覗いた。
その瞬間二人の顔は青くなった
当然だ、階にすれば30階相当に位置するのだから
優一「サスペンダーの使い方を知る俺は最後まで残らないと行けねぇ。でも一人ずついったら時間がない。一人は先に行ってもらい、もう一人は俺と一緒に降りる」
あかね「これ以外の方法はないの…?」
優一「今のところはな」
あかねはしばらく考え、そして……
あかね「じゃあ……私いくよ」
優一「いいのか?」
あかね「守ってくれるって言ったでしょ……だから私は信じるよ」
あかねの眼には強い決意と信頼が宿っていた。
優一「分かった」
あかねの返事を聞くと、給水塔の柱にサスペンダーを取り付けた。
そして、サスペンダーをあかねに手渡した。
優一「ありがとうな。信じてくれて」
あかね「うん……ルビーちゃん、また後で沢山話そうね」
ルビー「………約束」
あかねは一呼吸し意を決すると、優一を見て頷いた。
優一はそれを合図と受け取り、サスペンダーの三角ボタンを押した。
するとサスペンダーがシュルシュルと伸びてあかねを一気に降ろしていく。
そして地上に辿り着くと、屋上に向かって手を大きく振るのが見えた。
優一「次は俺達の番だな、大丈夫か?」
ルビー「大丈夫……」
次は自分達、そう思いなからサスペンダーを回収している時だった。
後ろからミシミシと音がしたと思うと、給水塔の柱の耐久が限界になり、燃え盛るビルの中へと落ちていく。
優一「なにっ!?」
優一はサスペンダーを掴もうと手を伸ばすがサスペンダーは無情にも給水塔に引っ張られていってしまった。
ルビー「う、うそ………!!」
優一「(ど、どうする!?唯一の方法だったのに……いや、待てよ?)」
そう考えている優一の眼に大道(約10m)を挟んで同等の高さがあるビルの屋上が映った。
ルビー「ゆ、優一?」
優一はビルの端から距離を取ると、先程眼に映っていたビルに向き合うようスケボーを置いた。
ルビー「ま、まさか向こうのビルに移る気!?」
優一「あぁ……そのまさかさ」
ルビー「む、無理だって!10m離れてるんだよ!!」
ルビーの言う通り10m近く離れている。
誰もが無理だと思うような距離だ
ルビー「ボール膨らませてクッションがわりに降りた方がいいんじゃない?」
優一「30階相当の高さがあるんだ。クッションなんて意味ねぇよ」
ルビー「で、でも……!!」
優一「だったら俺を信じろ」
ルビー「えっ?」
優一「ルビー….お前だけはぜってぇ死なせねぇよ……命に変えてもな」
ルビー「……うん!」
ルビーは優一の後ろに立つと離されないよう優一の身体にぎゅっ、としがみついた。
ルビーが乗ったのを確認した優一は前を向くと、スケボーの前側にあるスイッチを押した。その瞬間、モーターの振動音が鳴ったと思うと勢いよく発信し始めた。
優一「いっけええぇぇぇぇぇぇ!!」
そして勢いそのままに宙に飛び出すと、優一は手をめいいっぱい伸ばした
優一「届けええぇぇぇぇぇーー!!」
しかし僅かに届かず屋上の手すりから離れていく。
すると誰かが手を掴み、優一は顔をあげた
優一「あかね……!!」
その手はあかねだった
あかね「工藤君ならそうすると思ってた」
優一「……プロファイリング能力か?」
あかね「私に工藤君の思考を読み解くのは無理だよ」
優一「じゃあなんで……」
優一の問いにあかねは照れくさく、そして何処か恥ずかしそうに答えた
あかね「女の勘、かな?」
次回予告
タイトル:探偵の休日
高木「それでは皆さんご一緒に!……………………………そうそう」
アイ「本能」
アクア「次はどんな話なんだ?」
ルビー「私と優一の子供ができ」
アイ「ルビー!!」
ルビー「ごめんなさい」
補足説明
・アクションシーン挑戦
映画みたいになった笑
まぁ参考にしたから当然なんだけど映画すぎて笑
てか2日前に刺されアクションシーンをこなす優一、もう人間じゃありません
op:Revive(倉木麻衣)
やっぱりこれ一択じゃない?復活って意味だし
「絶対絶命 感情の嵐が
突然現れ 受話器を握る」な部分めっちゃよくない?
・ルビーとあかねの好感度爆上がりしそう
あんなヒーローみたいに助けてくれたら……ねぇ(ニヤニヤ
・ネクストコナンズヒント
高木さんご一緒にと言いながら自分が言ってない笑
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↑これマジ笑える笑