「ギャングビートス?」
「そうだ。ヘイロー。このゲーム知らんのか?」
ゴールドシップさんに呼び止められたと思えば、よくわからないゲームに付いて知っているか聞かれたわ。一体何なのかしら?
「知らないわ。……で、そのゲームと私に何の関連が?」
「一緒にこのゲームやらないか?」
「はあ?」
ゴールドシップさんがまた変なことを言い出す。
「なんで私に?」
正直、ゴールドシップさんとは普段から関わりがない。
「いやあ、最初にマックイーンを誘おうと思ったんだけどよ、あいつ『今日はメジロ家の用事がありますので』って断られちゃってさー。で、お前を誘おうとしたわけだ」
「はあ」
うん、やっぱりなぜそうなるのか分からないわ。
「ま、やろーぜー」
「ええ……ま、良いわよ!このキングが相手になってあげる!」
ゲームなんて久ぶりだわ!このキングの実力を見せつけてやるわ!
「おう、邪魔するぜー!」
「お、おじゃましまーす……」
「お、いらっしゃい!ゴルシ!とキングヘイローさん!」
「トウカイテイオーさん……」
「マヤもいるよーん」
私、てっきりゴルシさんの部屋でやるものだと思っていました。まさかトウカイテイオーさんとマヤノトップガンさんの部屋でやるなんて……本当にこの人は何も言わない。
「あの、私達お邪魔ではないかしら?」
「うん?そんなことないよ!?一緒にゲームしよー」
トウカイテイオーさんが平然と答える。良かった。流石に人の部屋で勝手にゲームをするのは無粋だものね。
「じゃ、コレを挿入してー」
ゴールドシップさんが、カセットをゲーム機に入れる。
「よし、じゃあ始めるぞ!コントローラーは持ったか?」
「もちろん!」
「準備万端よ!」
「え、えーとこれかしら?」
青と赤の、コントローラーが分離するゲーム機の片方のコントローラーを持つ。
「じゃあ、始めるぞ!」
最初のステージはプロレスのリングみたいな所でした。
「負けないぞー」
「ああー!!」
「離してー!」
結構操作が難しいわね、このゲーム。ふにゃふにゃしているから、思うように動かない
「マヤノー!」
「あー!」
マヤノトップガンさんが脱落した。あと三人かあ。
「あー!!」
トウカイテイオーさんが脱落した。
「くっ……」
「このっ……」
ゴールドシップさんと接戦になる。
つかんでは落としそうになり、
つかんでは落とされそうになったり。
そしてついに……!
「ああーー!!」
ゴールドシップさんが脱落した。
「ふ、ふふん!コレが一流よ!」
こんなにゲームに熱中するのは久しぶりね。こういうのも偶には悪くは無いわね。
「よし、じゃあ2回戦だ!今日は100回勝負だからな!」
「え?」
「まけないぞー」
「今度こそマヤが勝つんだからね!」
この後各トレーナーに怒られるまでゲームをした。