メジロアルダンの場合
「トレーナーさん、大晦日はどう過ごされる予定ですか?」
「そうだね……特に予定は無いけど、どうせならアルダンと年越しをしたいな」
「フフッ、ありがとうございます。トレーナーさん。ではメジロの年越しパーティーに参加されませんか?」
「いいの?」
「もちろんです」
「じゃあ参加させてもらうかな」
という経緯でメジロのパーティーにに参加することになった。
「もしかして、メジロアルダンさんのトレーナー様ですか?」
「はい?ええ、そうです」
「すごい!少しお話きかせてもらえませんか?」
といった具合で、今年はアルダンの知名度が上がったことにより、トレーナーも注目され、全然アルダンと一緒に居ることができなかったが、パーティーの終わり際、隙をついて逃げたトレーナーが、アルダンの手を引いて、別の部屋に行く。
「アルダン。今日は全然君と話せなかったよ。ごめんね」
「いえいえ。それよりトレーナーさん。私のドレス姿似合っていますか?」
「もちろんだよ。……なあ、アルダン」
「はい」
「一緒に踊ってくれないか?」
そっと手を差し伸べる。
「もちろんです」
アルダンはこれに応えて手を取る。
と、月明かりだけが差す暗い部屋でアルダンとトレーナーが踊るのを見たい。
チームカノープスの場合
「トレーナー!ターボネイチャと一緒に鍋作った!」
「おお!良いですね!早速食べましょう!」
トレーナー室で鍋をつつく。
「しかし、今年も色々あったわねー」
ナイスネイチャがしみじみと言う。
「でも……あんまり勝てなかったね」
少し悲しそうにツインターボが言う。
「来年こそはたくさん勝ちますよ!」
南坂トレーナーが言う。
「確かに、まだsymphoniaは始まったばかり、さ」
サウンズオブアースが言う。
「善戦続きから、一気に勝ちまくるウマ娘。いいわね。とても人気になりそう」
なにやらロイスアンドロイスが色々考えている。
「来年こそは勝利を掴み取りましょう」
とイクノディクタスが言う。
強い闘志が感じられる面々を見たい。
ゴールドシップの場合
「え、これどういう状況?ここどこ?」
日が完全に落ちきっていてあたりが暗い。
「おっ、トレーナー起きたか!ここはビルの屋上だ!」
「え?ビルの屋上?」
たしかに周りを見回すと夜景が見える。
「えーと、なぜ俺をここに?あとなんで誘拐した?」
「それは、まだお楽しみだな」
「なんで……?」
誘拐されるのはしょっちゅうだが、今回は謎だ。
「おっ、もうすぐだな」
ゴルシが壁掛け時計を手に持ちながら言う。それは持ち歩くものじゃない。
「何が?って─────」
あたりが一瞬で明るくなる。その光源の方を振り向くと、赤や白などのきれいな模様を作り出している。
その直後にドーンと大きな音がする。
いわゆる花火だ。でもここまで間近に見たことはない。
「ハッピーニューイヤー、トレーナー」
ゴルシからそう告げられる。なるほど。コレが見せたかったのか、と思い腑に落ちた様子で、
「今年もよろしくね」
と、年を越すところを見てみたい。