『諸君!今日は給料日だ!それぞれの口座に今月の給料を振り込んだので確認してくれ!』
理事長からトレーナー宛に一斉にメッセージが届く。給料日、それは社会人にとって最高の日である。しかし、ここトレセン学園は、ウマ娘などの諸費用で、給料にばらつきがある。それでは見てみよう。
(1〜100の乱数で給料を決めてみました。給与は支給だけなので税金とかは無視です)
─────オグリキャップの場合
「トレーナー、今日は給料日だってな」
「ん?ああ、オグリか。そうだ。……今月もオグリの食費で吹っ飛んでいるかもしれないけど見てみるか」
「すまない……」
「いや、俺は別に満足しているから大丈夫だよ。ただ、この給料明細が親に見つかったらなんて言われるか……」
思い切って給料明細を見てみる。
【今月の給料:47万円】
「え!?47万?日本人の平均月収よりダントツで高いぞ!?」
「あ、もしかしたら今月はレースでたくさん勝ったからじゃないか?」
「たしかに……ありがとうオグリ!」
「いや、私なんて……」
「これで仕送りができる!!」
「仕送り?」
「そう。俺の両親、もう若くないからさ、親孝行として仕送りしようかなって考えていたんだよね」
「……優しいな、トレーナーは」
「そうか?普通だと思うけどな……?」
「フフフ」
結果、なんか和んだ。
─────ヒシミラクルの場合
「トレーナーさん今日給料日なんですか?」
「まあね……行っておくがミラ子─────」
「奢ってくれるんですか?ありがとうございます!」
「まだ何も言ってないんだが……まあ給料がよければ、な」
「(ワクワク)」
アー◯ャみたいに目を輝かせてる。
取り敢えず給料明細を見てみるか。
【今月の給料:79万円】
「????」
一回給与明細を閉じる。きっと疲れていたに違いない。
もう一度見る。やっぱり79万。
「79万……?」
「うぇ!?トレーナーさん何をしたんですか!?」
「いや、何もしてない……」
本当にこの給料に心当たりがない。
「ほぼ年収1000万だぞ……」
やっぱり実感がない。
「トレーナーさん、どうします?焼き肉とか行っちゃいます?」
「ああ、いいね……」
ちょっと驚きすぎてミラ子に対する反応が鈍くなる。
なんか逆に怖くなった。
でも貰ったものは使わないともったいない気がしたので、ミラ子と思いっきり焼き肉食べた。
結果、なんか豪遊した。
─────マンハッタンカフェの場合
「トレーナーさん……給料日なんですか?……なんだか心が躍っている感じがします……」
「そうだよ。……そうだ、カフェこの給料でなにか買ってあげるよ」
「いいんですか……?」
「まあね」
そう言いながら給料明細を見る。
【今月の給料:54万円】
よし、これなら何かし買えるだろう。
「そうですね……少し気になっている焙煎機がありますが……でもやっぱり大丈夫です」
「いいの?」
「ええ……私は、トレーナーさんと今、この時間を共有できているだけで幸せですか……」
「……ありがとう」
だめだ、この娘がいい子すぎて、なんか泣きそう。これが親の気持ち……?
「そうだ、今日は少し特別な豆を使って……コーヒーを作りましょう……トレーナーさんも飲みますか?」
「いいの?じゃあ、ありがたく頂こうかな」
「分かりました……」
結果、給料日でもこの二人は特に変わりなかった。
─────サトノダイヤモンドの場合
「トレーナーさん、今日給料日なんですか?」
「うん、今月こそちゃんともらえているといいな……」
「そんな事しなくても私から給料を出しますのに……」
「それは駄目。確かに君と居ることは仕事だが、お金のためにやっているわけじゃない」
「トレーナーさんっ……!」
ダイヤが感動したような表情をみせる。
さて、肝心の給料は、
【今月の給料:91万円】
「……ダイヤさん」
「はい?」
「俺の口座にお金入れた?」
「いえ」
「ええ?……じゃあこの金額は何?」
「91万円……すごい金額ですね……さすがトレーナーさんです」
「いや、先月とか普通に20万とかだったんだけどな……これ間違ってないかちょっと問い合わせてくるね」
「わかりました」
トレーナーが部屋から出ていく。
(確かに元の給料は■■円でしたか……流石にそれではトレーナーさんが可愛そうなので、私がトレーナーさんの口座に入れるのではなく、学園に少し『お願い』してみました。喜んでくれるといいな、トレーナーさん)
結果、サトノはサトノだった。
─────シンボリルドルフの場合
「トレーナー君。もう給与明細は確認したのかい?」
「あ、そういえばまだだね。ありがとうちょっと確認してみる」
「特に間違いがないか確認すると良いらしいよ。雇用者側も労働者側も、給与のミスがあるとトラブルの元になってしまうから、いつも早めに確認することをおすすめするよ」
「ありがとう。それにしても随分詳しいね」
「まあ、もしかしたらトレーナー君の給料を共同で管理する立場になるかもしれないからね」
「それはどういう……?」
「まあ、好きに解釈してくれたまえ」
「……」
ルドルフは自信ある感じの表情をする。
【今月の給料:11万円】
「ん?」
今一度給与明細を見る。やっぱり11万円。
「どうしたんだい、トレーナー君?」
「いや、なんか給料が11万円なんだよね……まあ生活できなくはないからいいかな」
寮と食堂があることに感謝。
「だめだ」
ルドルフから明らかに怒っているオーラが出ている。
「学園はトレーナー君の実力を無礼ているようだ。これは少し話し合う必要がありそうだな」
「大丈夫だから!大丈夫!」
結果、会長キレた。