幼い日のことなのに、よく憶えている。
あの表情を。母の表情を。
「どうして、いいかえさなかったのですか」
私の母――――ダイナカールは、この国で知らない者はいない老舗レーシング倶楽部の出身だった。
現代では数多くの優駿を輩出しているレーシング倶楽部であるが、母が現役であった頃の倶楽部といえば中流の寄り合い所帯……それこそ「名家の2軍」なんて呼ばれることもあったらしい。
そしてそんな偏見が放った言葉は、私の幼稚な堪忍袋の尾を千切るには十分すぎた。
『それにしても、ダイナカールさんは運がよかった。〈彼女〉がダービーに行ってくれたおかげで、オークスを獲れたのですからな』
――――――運が、よかった?
アレだけの、もう二度とレース界に出現しないであろう熱狂のオークスを……「運がよかった」から獲ったとでもいうのか?
「写真判定だったのは事実よ、それに」
ダービーに向かった〈彼女〉が強かったのは、本当のことだから。
「でも、だからって。そんなの『ぶしつけ』です」
「あらあら! そんな難しい言葉、いったいどこでおぼえたの?」
許せなかったのだ。
よしんば、本当に運が良かったのだとしても。
戦績を指し示して、オークス以後の母が栄冠から遠ざかっていたことを指摘されようとも。
それでも、あの「オークス」は……母の走りは、幼い日の「私」を定義するに足るだけの……それだけの熱を、持っていたのだ。
「大丈夫よ」
それなのに、母は満足したように言ったのだ。
「だって私は、ターフでたくさんのものを手に入れたもの」
ミスターシービーに、シンボリルドルフ。
――――歴史に名を残す3冠ウマ娘が連続して生まれたあの時代を。
恐るべきライバルばかりのトゥインクル・シリーズを。
そこを
だからこそ。
私はこう思わずにはいられない――――もしも〈彼女〉がいなければ、と。
「それは違うわ、ベロちゃん」
ベロちゃん――――と、私を赤子のように扱う母にぎゅっと抱きしめられて、頭を撫でられる。
「意味があるのよ。ぜんぶに、ぜんぶにね」
ムダなものなんて、いらないものなんてないのと母が言う。
それが大切な教えであることは、今はもちろん理解している。
だとしても。
「……っ、やめてください」
「ベロちゃん……」
「べ、ベロちゃんじゃ、ありませんっ!」
幼稚な私は認められなかったのだ。
いかなる存在だって、母の栄光に泥を塗るなんて。
そんなこと、絶対に認められない。
「わたしは、」
だから、私がやるしかないんだ。
「わたしはっ……
あなたが最強であると証明するために生まれた、私こそが。
「はっ……!」
年代物のゲートが開く。吐息を置き去りに最初のひと踏み。シューズ先端に取り付けられた蹄鉄が大地を抉り、その反動で前へと繰り出す。
一歩、二歩といかないうちに身体を包み込む風。髪が後ろへと置いて行かれる感覚を味わうことで、エアグルーヴは己のスタートが成功裏に終わったことを確信した。
二足歩行という極めて不安定な体格を持つウマ娘にとって、走りの初動は最も危険な瞬間でもある。
なにせ己の身体を前へと進める推進力と同時に、重力に逆らうための上昇力も生み出さなければならないのである。前者が足りなければスタートは大きな出遅れとなり、後者が足りなければ……速度も得ていない身体は簡単にバランスを崩し、蹴躓いてしまうことだろう。
だからこそ、多くの競走ウマ娘はスタートの訓練を強いられることになる。
それこそ、スタート訓練を嫌がるほどになり却って
まして今回のレースは、たった4ハロンの短距離レースである。
スタートを上手くこなせるかどうかは、そのまま勝敗に繋がるといっても過言ではない。
エアグルーヴは脇に眼を振る。彼女の内枠より発走した彼女に目をやる。
――――遅れた訳ではないものの、エアグルーヴよりは遅い。
今回の
いくら短距離とはいえカーブはある。
「ずいぶんとお上品じゃないか、お嬢さん?」
「っ!」
――――そんなこと、どんなウマ娘だって考える。
ドンと音が鳴ったかと思えば、王女殿下が大地を一蹴り。エアグルーヴの構築しつつあった斜行判定を避けるための空白を塗りつぶす。
「日本の決裁委員が厳しいとは聞いているが、ここはヨーロッパで、そしてこのレースは決闘だぞ?」
多少の斜行など誰が気にする? 王女殿下がそう言うが、もちろん今から内に入るのは不可能である。
横に並ばれてしまっては後ろに下がるか前に進出するしかなく、前への進出は先ほど王女殿下の見せた爆発力と競り合うことを意味している。後退は論外だ。勝ち目がなくなる。
「くっ……」
「どうした? 仕掛けてこなくていいのか……?」
すぐにコーナーに差し掛かる。コーナーを回ってしまえば僅かな直線があり、あっという間に
……とはいえ、コーナーでの加速は致命的だ。速度を付ければ遠心力で身体が外に飛ばされてしまう。バ群を避けるためならともかく、外に持ち出すことは基本的にはロスである。
しかしコーナーの最内側を獲れていない時点で、既に距離の面では不利を受けている。
「おいおい、随分と熱烈なアプローチじゃないか。私にぴったりと張り付いてくれるなんて」
「だれがっ、好きで寄せるか!」
心底嬉しそうな王女殿下の声が聞こえる。苛立ちを隠さずにエアグルーヴは彼女を睨む。ピッタリと脇に寄せているのはこうするほかに勝ちの芽がないからで、決して熱烈なアプローチと言うわけではない。
「だいたいっ、貴様はなんなんのだ! 先日もいきなりヒトを追い回したりしおって!」
「分からないかな? 愛には国境などないのだよ。お嬢さん、貴女は才能の原石だ……私と共にこの大地で華を咲かせようとは思わないかい」
「口を慎めッ! レース中に口説くヤツがどこにいる!」
「ではレース後にしよう――――後からついてこい」
コーナーが、終わる。
横の空間が――――爆ぜる。
「悪知恵だと?」
「ええ、そうです」
「……リスクだの分散だの。好き勝手
お前のような人間には、神事に由来を持つレースの神聖さを説いてもムダなのだろうなとエアグルーヴ。
対するコンサルは、そのまま肩を竦めてみせる。
「私は
「だが私は
正しい手順で勝たねばならないのだとエアグルーヴ。
「それは血統を証明するため、ですか?」
「そうだ」
ゆえに、悪知恵などで勝っても意味がない。勝負は純然たる実力のぶつかり合いでなければならないし、であるからこそ勝者は祝福されるのである。
「……なるほど。であれば私からは何も申し上げません」
決闘、頑張ってくださいねとコンサルが背を向ける。
「おい。言いたいことだけ言って逃げるつもりか?」
ピタ、と足を止めるコンサル。
「必要ないのでしょう? それに私はここへ来た目的を既に達成しています」
なるほどコンサルの目的は「エアグルーヴに怪我をさせないこと」である。彼にしてみればエアグルーヴに対して自主トレの無意味さを説くことは終わっているわけで、その上でエアグルーヴが危険な自主トレを続けるほど愚かではないと信用……いや。
「それでも自主トレをして壊すぐらいなら、それまでだと」
そう言いたいんだな?
今度の内枠はエアグルーヴであった。とにかく淡々と経済コースを確保するエアグルーヴ。王女殿下は隙を伺うように競りかけてくるが、流石にここで譲るほど愚かではない。
ハナを維持するように僅かに進出すれば、それだけで競りかけるのをやめる王女殿下。
流石に、向こうもムダにスタミナを使ってくることはない。
ヒートレースと呼ばれるこのレース形態は、テレビ・ラジオなどの放送技術が発展し、時間の都合から番組進行を優先する現代レースには見られなくなった方式である。
なにせヒートレースは「格付け」が済むまで行われる。すなわちやろうと思えば――――流石に限度はあるが――――無限に続けることも可能なわけで。
「(ともかく、今回の内枠は有効に使わせてもらう)」
後々のためにもスタミナの温存を選んだのであろう王女殿下を脇に、エアグルーヴはコーナーへと突入。これで
「勝てるとでも? 1バ身も離れていないこの状況で?」
「……っ」
そう、そうなのだ。
1走目で王女殿下が見せた見事な末脚。あれを再び開放されては、1走目と同じように突き放されて終わってしまう。2走目も敗北となれば2連敗。勝敗数で巻き返すことは殆ど絶望的になる。
もう負けられない――――が。
エアグルーヴはあくまで冷静にレースを運ぶ。経済コースの最内を維持、そしてコーナーが終わる最後の最後で一挙に加速。
「なるほどな? お嬢さん。それがキミの作戦か」
もちろんそんなことをすれば、遠心力に耐えきれずに身体は外へと持ち出される。直線で同じ動きをすれば斜行判定もとられようが、コーナーで膨らむのは「やむを得ない」こと。仮に審議になっても理解は得られるだろうし、そもそも一瞬の加速で距離もとれているから問題にはならない。
そしてなにより。
「
「いまさら気付いたところで、もはや対処はできまい!」
なにせ、これは短距離レースである。いかに優秀な脚を持っていようとも、目の前のウマ娘を吹き飛ばす末脚はどこにも存在しない。
内か、外か。どちらかに移動する必要があるわけで――――。
「――――甘いな。コーナーは
「なにっ」
次の瞬間、王女殿下が内に切り込む。
コーナーの最後のひと区画、その間隙――――つまりコーナーの終わり、直線が始まる寸前の内ラチと、エアグルーヴの間に出来たスキマという危険地帯に。
「ぐぅっ!?」
「どうしたっ、抑え込んでみせろッ!」
貴公が日本オークスの娘だというならばッ! そんな声が聞こえるよりも早く、エアグルーヴの身体は想定よりも外に膨らんでしまう。いや膨らんだのではない、殆ど弾き出されたのだ。
「わぁっ!? テイオーさん、いまのは
思わず声をあげるサトノダイヤモンド。しかしテイオーはううんと首を横に振る。
「殿下は後ろから進出しただけだから問題はないし、エアグルーヴも避けたから接触はしてない。問題はないよ」
「で、でもっ」
そう。エアグルーヴは避けた。王女殿下が内枠に飛び込むのを許したどころか、塞いでいた筈のコースさえ明け渡してしまった。
「もらうよ、お嬢さん――――ハッ!!」
「くぅっ……!」
またしても王女殿下が決勝線に飛び込む。これで2勝。
「ハァ、ハァ――――……」
「殿下。こちらを」
「……ぁあ、すまないね」
ゆるやかに減速する王女殿下。駆け寄る黒服のウマ娘からタオルを受け取り、首元の汗を吸わせるように触れさせる。
「はぁ、はぁ……は、はぁ…………」
一方のエアグルーヴは、決勝線を超えたところで立ち止まっている。
「エアグルーヴさん!」
「エアグルーヴちゃん!」
スポーツドリンクとタオルを持って駆け寄るダイヤとローレル。
「いや、まだだ」
しかしそれを辞して、エアグルーヴは王女殿下の方へと歩みを進める。
「……ほう、まだやるのかな。お嬢さん?」
「あぁ。これはヒートレースなのだろう? ならば私は、まだ負けていない」
熱をたっぷりと帯びた息を吐きながらそう言ってのけるエアグルーヴに、ほうと王女殿下は口端を歪める。
「ここから逆転する術があるとは思えないが……まぁいい」
ならば何度でも、叩き潰してやるのみ。
3走目。ゲートが開く。
今度のエアグルーヴは外枠。もちろん内枠の王女殿下が
「残念ですが、エアグルーヴが王女殿下に勝っている部分はありません」
トップスピードも、加速力も、間隙に飛び込む度胸も、プレッシャーへの耐性も。
地力が違いすぎた。いかに彼女が競走ウマ娘の娘で、レーシング倶楽部や家族の助けを受けて幼い頃からトレーニングに励んできたというのに、届かない。
「忘れてはならないのは、王女殿下ですらまだ未勝利クラスである。ということです」
念を押すように言うコンサル。今年にデビューしたばかりの王女殿下は、まだレースの世界では一勝も挙げていない。
彼女ほどの逸材でも、そう簡単には勝つことが出来ない。それがヨーロッパのレースなのである。日本勢の海外遠征が鳴かず飛ばずに終わるのも、そのあまりに高い壁に阻まれてしまうからなのだ。
「でもエアグルーヴちゃんは、まだ諦めてない」
言い切ったのはサクラローレル。同意するように彼女のトレーナーも頷く。
そうだ。エアグルーヴは決して諦めてなどいない。内側に入れずともコーナーで王女殿下にプレッシャーを掛け続け、ラチに押し込まんとばかりに鋭角なカーブを刻む。
遠心力で跳ね飛ばされそうな身体を重力と脚力で捻じ伏せて、速度をみるみるうちに上げていく。
「お嬢さん? まさかここからスパートをかける気かい?」
そうだと、いったら? エアグルーヴの視線が王女殿下を捉える。
化粧で
「……面白い、やってみせろっ!」
王女殿下の足下が再び爆ぜる。遠心力の暴力が彼女とエアグルーヴに襲いかかる。だがその暴風が来たるよりも早く、エアグルーヴは
「なにっ!?」
「はぁあああ――――ッ!!」
ラストスパートを掛けたのだ。王女殿下が仕掛けるより、数瞬だけ早く。
例え欧州に劣るとしても、彼女は日本オークスウマ娘の娘。流れる血は肉を作り、注ぎ込まれた愛と誇りは確固たる骨となった。そこから繰り出される末脚は、決して侮るべきものではない。
「なにを、負けるものかっ――――!」
霞む視界、絞られる肺、初めて感じる感覚に襲われながらも、エアグルーヴはその言葉を思い出していた。
『同じ土俵に立たないことです』
『どういう意味だ、それは』
簡単なことですと彼は言う。
『単純な
あなたの夢は、なんですか? そう彼が問う。
「(――――――そうだ、夢。とは)」
それはあまりに曖昧で、形の見えないもの。
だが。それは確かに存在する。それがなければ、人生の道筋を見失ってしまうほどに。
……太陽のようなものなのだ、夢は。
直視することが叶わないからこそ。あまねく世界を照らしてみせる。
「(だが私は、まだ太陽にはなれない……今後なれるのかどうかも、分からない)」
それでも、どうして太陽に焦がれることを止められるだろう。その太陽に愛されたのが、その太陽に己の道筋を見出したのが、彼女の始まりだというのに。
『現在の王女殿下は、決して順譜満帆な競走生活を送っているとは言えません。だからこそ彼女は、間違いなく〈勝利〉を狙ってくる』
あなたが狙える、勝利以外の勝ち筋はありますかと。
勝てない相手、挑むことも烏滸がましいと思えてしまうほどの絶対的強者を前に、どう戦うか。
「(……くそ、我ながらに酷い矛盾だ)」
胸の内で悪態をつきながら、エアグルーヴはこの「3回分の競走」で溜め込んでいた脚を開放する。
「(胸を張るために、このような行為に手を染めるなど)」
不正、ではないのだろう。
しかしそれが
しかし結果は絶対である。
少なくとも彼女は――――――追いすがる
「はぁ――――、はぁ――――……わ、わたしが……まけた?」
滝のような汗を流しながら、護衛の黒服に支えられるようにして。
驚きと困惑に秀麗な顔を歪ませた彼女に、エアグルーヴは膝をつく。
「お許しください、殿下」
「なにを……」
「最初の2本、私は『脚を使わなかった』のです」
一瞬の間。王女殿下は僅かに眼を開き、あぁ。そういうことかと呟いた。
エアグルーヴが最後にみせた粘り、それは最初の2本でスパートを温存したことによるものだった。
つまりエアグルーヴは、この3本目で勝つことだけを考えていたのである。
「それを告白した、ということは。理由も聞かせてもらえるんだろうね?」
「
その言葉を聞いた王女殿下は、はっ! と膝を打つ。
「つまり最初から、あなたは
「はい」
ですので、これは私の負けです。
決闘は正当に、公平に行われなければなりませんからとエアグルーヴ。
「許すものか」
王女殿下の言葉に、空気が張り詰める。
「……目の前の勝利にばかり固執し、
12ハロン。2400メートル。
それは根幹距離、それは中距離。
そして――――――ダービーにオークスの距離。
「ですが、タイムを足せば貴女の方が勝っています」
「ふん。敗者をいたぶるのが好きなのかい?」
お嬢さん――――いや、お嬢さんとはもう呼べないか――――貴女はずいぶんとヒトが悪いのだなと、王女殿下は肩を竦めてみせる。
「…………負けてしまったのさ、メイクデビューで」
多くの反対を押し切っての挑戦だった。大切な理解者たちに背中を押されての挑戦だった。連合王室に連なるウマ娘がレースに――――全力疾走ともなれば優に時速60キロを超えるレースに――――出るというのは、彼女にとっては、とても大きな決断だった。
しかし、負けた。続く未勝利戦も負けた。この意味が分かるかと彼女は嗤う。
「誰にでもあることだと学園の人間はいう、誰にでもあることだと? 私は臣民ではないのだ。条件戦の如き障壁、一足跳びにしなければならなかったというのに」
ゆえに敗北を認められなかった。外遊と称してトレーニングを逃げ出したり、異国の地の麗しいウマ娘たちに声を掛けたりもした。もちろん、レースの相手ではなく懇ろになるためにだ。
「……それで私に声をかけたと…………? 気持ち悪いな」
「ああそうだとも、無残だろう。惨めだろう? だがそうでもしなければ、気が触れてしまいそうだったんだよ!」
「…………そ、そんな。俺様イケイケ系の王女殿下が、そのような思し召しで決闘に望んでいたなんて……!」
「参事官。全部あなたのせいなんですからちょっと黙っててください」
「黙っていられますか! 私は殿下のファンなのですぞ!!!」
口ばかり達者な参事官を地面に沈めるコンサル。
その間にも、王女殿下の懺悔は続く。
「――――我が栄えある血統に泥を塗った。そのうえ、恥の上塗りとは……やはり我が父が正しかったと言うことなのだろうな」
「お姉様……」
肩を落とした王女殿下に、弱ったように言葉を零すファインモーション第2王女。きっと彼女の挑戦を応援しているのであろう彼女は、応援しているからこそ姉に掛けるべき言葉を持ち合わせてはいなかった。
トラックに膝をつく未勝利ウマ娘。
彼女に手を差し伸べるウマ娘が、ひとり。
「血統の証明に、遅いも早いもありますまい」
「……極東の神秘だな。私の恥を暴いて見せたのはあなたじゃないか、エアグルーヴ」
「ですが、素晴らしい走りだった。この私が卑怯な手を使わねば勝てぬほどに」
そも4ハロンを3度走ったから12ハロンなど、殆ど詭弁のようなもだとエアグルーヴ。
「私は必ずや
「あなたがデビューすれば、それは素晴らしいウマ娘になるだろう。私ごとき……」
「ええ、有名になるでしょう。あなたを卑怯な手で倒したウマ娘として、末代までの醜聞がついてまわることになる」
「それを晴らさせろと? ……『情けはひとのためならず』というわけか」
あぁ、本当に。と。その競走ウマ娘はエアグルーヴの手を取って。
「あなたの勝ちだ、エアグルーヴ」
そう、微笑んでみせたのであった。
実績「日出づる国から、日沈まぬ国へ」解除!
ウマ娘名鑑「エアグルーヴ[JP]」開放!
ウマ娘名鑑「*******[UK]」開放!
称号「バクシン的コンサルタント」入手!