ブルーアーカイブの隅っこで   作:カピバラバラ

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番外編
チキチキ!番外編!!


どんなタイミングで番外編挟んどんねん、ちゅう話ですけど。78話更新した後にね……。

 

 

という訳でドバッと出てきたオリジナル設定解説の巻だー!!

 

 

最初に置いておくから、キャラの振り返りや設定の振り返りにも見てね〜。

 

 

 

【ネタバレ注意】

 

 

今回のお話は、本編の要素をそれはもう多大に含みまくってます、設定色々置き場なんで、ご視聴は最新話まで見た後に!評価ボタンもポチッとよろしく!!ポチッとね!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【先生】

 

 

・漸く解き明かされ始めた、今作最大の謎を抱えた人物、えぇ……何それぇ……いやどうなってんの?的な事が多すぎる人。

生徒にかける想いは人一倍!なんてったって既に背負った後だからね!

 

 

・『カード使用による代償』

 

それは、先生の人生を摩耗して起こされる奇跡。置いてきた筈のものさえ拾い上げて、先生に代償を負わせる。一回目は死因の呼び出しでしたね、地獄の様な痛みと苦しみが襲いますが……特段身体の活動には異常無し。

 

二回目は……どうなる事やら。

 

 

・『擬似心臓シッテム』

 

皆様お察しの通り、以前の先生……その蘇生を行おうとした名残ですね、どういった経緯でこうなったのか、以前ってどゆこと?マジで何があってこうなった?なんで先生は記憶が?

 

……はい、ここに関しての言及はまだ出来ませんのでお許しを。

 

 

・『神の目』

 

戦闘での俯瞰視点おかしくない?そんな疑問をもった作者によるオリジナルな一品、まぁそんな大層な事は出来ないけれど……起動したらめちゃくちゃ便利な事は出来る、アロナの機能を拡張拡大させる奴なんで、デカグラマトンをくしゃみで返せるアロナちゃんはやりたい放題。

 

でも試作で、起動も長い時間しているとアロナの電源が一瞬で落ちるんで諸刃の刃っすね……え?先生はリスク気にしないだろって?そりゃそう。

 

 

・『聖槍』

 

ロンゴミニアドとかロンギヌスを原典とするサンクトゥム産の槍という名の銃弾。

 

その力は、世界そのものを塗り替える力。先生が放ったテクスチャー侵食とは、聖槍の機能……対象とするものに飛来する間に、世界のリソースをバカすこ喰いまくって、聖槍内部に界境を作成、聖槍と世界のテクスチャのズレを利用した摩擦による爆発的な熱量発電……世界同士が擦り合わされて、世界そのものの熱量を保有する、というものだが、そんな事しちゃうとキヴォトス滅びちゃいます。しかもこれも一部の機能。

 

という訳で、先生が複製した偽聖槍、簡単に言えばモロ……ヤ〇マ作戦です。

 

アロナがサンクトゥムへの接続を利用して、ミレニアム、微々たるものだけどシャーレ管理区、ゲヘナの電力を聖槍の熱量へ転換(許可は取ってる)、さっき言った世界同士の摩擦熱をスケールダウンして、大陸規模程度には聖槍の火力を保証します。

 

後はクラフトチェンバーの転送、物質の熱量転換によって発射&火力増強!めちゃくちゃ強い弾丸がバキュン!状態ですね。

 

でもクソ強いビナー元いルキフグス、そんぐらいの熱量は普通に打ち勝ちます、化け物です、ハッキリ言って。

 

火力勝負じゃ勝てないな〜って察した先生は、カードの力で偽聖槍を、聖槍へ変換、機能の一部である世界を塗り替える力を使って、火力を無視した概念攻撃で潰す事に決定。

 

世界を正常に保つサンクトゥムの聖槍、『テクスチャー』を張り替える権能を使って、あのビームそのものを無かった事にしつつ、ルキフグスを『ブルーアーカイブにおける正常な姿』であるビナーに張り替え直しました。

 

《情報閲覧権限がありません》

 

《情報閲覧権限がありません》

 

 

.・《情報閲覧権限がありません》

 

《情報閲覧権限がありません》

 

 

 

いつか閲覧する権限をフリーパスで作るから待っててねーー!!

 

 

 

 

 

 

 

【羽音デミ】

 

 

・一番情報開示が多いい割に、未だにお前どうなってんの……?な生徒、幻覚幻聴でとち狂ったり、吐いたり傷ついたり、生徒なんで間違い沢山犯したり……もうハチャメチャ、まぁ拾われた子猫なんで、責任は先生が取ってくれるってよ。

 

 

・『私』

 

羽音デミに取り憑いた……《情報閲覧権限がありません》一般人。まぁ不幸気味の人生送って、家族に殺されて、色々ありまくってからここに辿り着いた不幸な子、完全に羽音デミの記憶とくっついてしまったせいで自認がぐちゃぐちゃ。

 

めちゃくちゃ自己肯定感が低い、というか死んでる、元々低かったのに、羽音デミを乗っ取った…《情報閲覧権限がありません》とかで、もう何してても死にたいとしか思えない可哀想な状態になってるけど、羽音デミのためにも死ねない、死ぬ為にしなければならないことがある、死ぬ前に解消しなければいけない問題がある、とかでもうてんてこ舞い。

 

 

・『祈りの神秘』

 

 

マリーちゃんとかシスターフッドに足繁く通って作った奴〜!

 

イメージとしては、ゲーム自体での、あのバリアだったり回復だったり思ってもらえれば良いよん、自殺用袋に簡単に付与できる様になっちゃった型落ち製品、まぁマリーちゃんや皆の祈りが籠ったコレに関しては、防御力に関しては他の追随を許しません、ルキフグスビーム5分の1チャージぐらいなら全損する代わりに無傷で受けきれます。

 

所詮量産品は純度が落ちるんだよ!ペッ!!

 

 

・『羽音デミの肉片』

 

意識的に肉体を削り取ると残る肉片。

 

肉体そのものが奇跡の産物であり、これを加工するだけで様々な製品を制作可能なメタモン的素材。

 

汎用性がアホ程高くて、これそのものが奇跡に昇華してるから『名付け』を行うだけでソレになります、シロコが神秘の行き着く先に『アヌビス』の名を与えられ、その力を振るうようになったみたいに、この世界……神秘が高すぎると、『名を失った』から忘れられた神々が蘇っちゃいます。

 

ホシノが暁のホルスと呼ばれるように、『名も無き神々』が名を取り戻す程の神秘が、ただの肉片に篭ってるんで、好き勝手にゴルコンダの力で名前付与したり複製で教義植えて養殖するだけで、『誤認』されてしまうんですね。

 

なんというか……『うわ!何これ…神秘高すぎるやろ!?え?誰!?』ってなってる所に『…名札ついてる、ふーん?この子【〜〜〜】っていうんだ〜!じゃあ君、ソレね』って感じで、肉片がぐにゃぐにゃした後に変化します、まぁ構成する要素が足りない場合もあるんで、個人個人の記憶や体験が大切な生徒はその要素が無いせいで肉片が砕け散っちゃうんですが。

 

 

 

・『羽音デミ』

 

元々生活してた子、消息不明。噂によると一度誘拐されてから様子が変わったと思われているが、誘拐について知るものは何故か居ない、居なくなった。

 

彼女の保有していた神秘の元ネタは『デミウルゴス又はヤルダバオト』

 

 

 

・わたし《情報閲覧権限がありません》

 

 

 

 

・『針』

 

ただの針じゃねぇぞ?心の強さで何度でも刺し直す、ド級の針!ドイラの針だ!!!

 

 

正式名称は【モイラの針】又は【モイライの針】。

 

 

ヘイロー破壊爆弾の効果を一刺しするだけで発揮するスグレモノ、一刺しした後は壊れます。

 

 

ただし…ド級の針ですからね、効果はそれだけではありません…!!

 

1つ:普通のヘイロー破壊爆弾よりも簡単お手軽なのに効果は数十倍!!

 

2つ:感情の抑制、頭の中でその激情を溜め込みながら刺すとあら不思議、これで死なない生徒は基本いませんが、死なない人の為の特注品!噴火直前の感情がすっからかんに、涙を流している意味が分からず涙を流しちゃう位には。

 

3つ:《情報閲覧権限がありません》

 

 

 

 

 

 

 

・『デカグラマトン』

 

ブルアカ世界におけるイレギュラー、謎が謎を呼ぶブルアカ考察殺しの逸物達。

 

 

『変色』

 

 

闇を纏うぜ……厨二病では無いぞ!これは預言者達の反転(テラー)

 

 

セフィロトの樹を元とする彼ら彼女らの反対、クリフォトの樹の名を冠する様になる。神の存在を証明、分析し、新たな神を創り出す方法、対・絶対者自律型分析システム……なんてものは完璧に作り出される事は無く、そこに至る為に必要だった自己を持たずに生み出された古代兵器達が、デカグラマトンによって自律を得たもの達が、反転してしまった。

 

ビナー、理解を得て結合する事なく、理解を以て現世界を破壊する事で、現存している主、悪神の不証明を行う者、違いを痛感する事無く、真の秩序ある世界の証明を行う、壊れた預言者。

 

 

元ネタはデミちゃんに合わせました、『ティマイオス』に記されている神話に、デミウルゴスという神が居た、超越的な善なる創造神であるデミウルゴスは、自身の似姿としての宇宙を創造したという。

 

それに対して、グノーシス主義と呼ばれた者達は、思想や世界観に明らかなように、この世と人間は、いかに考えても不完全な存在にしか見えない。模造であるとしても、それが完全であるならば、この世も人間も完全に近いか完全な存在であるはず。然るに、経験や現象が教えることは世界と人間の不完全さであり、「悪」の充満するこの世であり、デミウルゴスの創造は本人の能力不足であり不完全の証拠である。

 

 

つまりは、あんた善の神様なん?それで自分を真似て世界作ったって……いや、世界ボロくそに『悪』塗れじゃん、不完全な生命に、不完全な精神!あんたが自分を真似て作った世界不完全過ぎる!!

……ん、てことは、あんた善の神様を騙る偽物、悪の神様だろ!自分を真似たらこんな『悪』の世界が出来たんやから。

 

 

でも、真の世界はある筈、というより真の神様が今尚真の秩序正しき、完全な世界に向けて創造を行ってる最中だから、今の世界も経過途中として受け入れとくか。

 

 

 

 

今はここまで!オリジナル設定はこれくらいだけど…まだまだ更新入るから、また追加で書きますよー!

 

 

 

 

 

 

 

展開的にも、オリジナル展開モリ盛りですから、何か分からない事とか疑問とか、お答えできる範疇であればお答えしますので、どしどし感想……というよりは指摘、待ってます、何せ把握がガバガバなもんで、感想を書いて下さってる皆さんにいつも助けられてます。

 

 

それに、誤字脱字報告……本当に助かってます、ありがとうッ!!感謝、圧倒的感謝ぁッ!!

 

 

マジで自分で気づけないんですね……コレが……アホみたいな間違えしてるのにスルーしちゃったりとダメダメなんで、ありがとう……。

 

 

 

 

 

後はボツになった展開でも適当に載せときます、供養供養っと。

 

 

【浦和ハナコ誘拐】

 

 

 

「浦和…ハナコだな」

 

「ぐぅっ…」

 

(何が…蹲っていたら………急に吹き飛んで……)

 

「連れて行け」

 

爆発により吹き飛んだハナコを引きずり、顔を隠したリーダーらしき人物が部下に指示を下す。

 

「何を……一体……」

 

ようやく視界が映るようになり、引きずられている身体をほっといて周囲を見渡す。

 

(……!パテル派と…アリウス分校!?)

 

顔はハッキリとは見えないが、身につけている装飾と校章から両者を炙り出す。本当に細かな装飾だが、ウイ先輩に頼んでアリウス分校の歴史文書データを調べておいた甲斐があった。

 

「……お前ら」

 

「ッ…!羽音デミ!!」

 

「ベアトリーチェだな、やはり黒服から漏れたか……パテル…?まさか…」

 

いつの間にか、デミが私を掴むリーダーらしき人物の隣に立っていた。

 

「クッ、何故マダムを知って…ガァッ!?」

 

「手を離せ」

 

デミが首を絞め、ハナコを手放すように命令する。

 

「ーーッ!!!全員突撃!!必ず任務を遂行しろ!」

 

大量の弾幕がデミを包み、血潮が辺りに撒き散らされていく。血煙が舞うほどに蜂の巣になっているが、毛ほども効いた様子は無く、リーダーの首はどんどん締まっていく。ハナコは銃撃の被害を軽く受けたせいか、意識を朦朧とさせ、瞳を閉じそうになっている。

 

「カッ…………ーーァ…」

 

「クソ…!!化け物が!」

 

手榴弾が投げ込まれ、リーダー諸共の爆殺を試みる、デミは普段使いからの直感で理解した、投げ込まれる手榴弾一つ一つがヘイロー破壊爆弾と同様の機能を有していると。

 

「……お互い似た者同士(舞台装置)なんすから、大人しく先生を待てばいいのに」

 

「……なんか頭いたいな」

 

「まっ、とりあえず…」

 

世界がスローモーションになる感覚を受けながら、デミは自身のヘイローに手を伸ばし、宣告をする。

 

 

「ーー神性顕現」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

駆ける、駆けていく……飛び出していってしまったあの子を、私は力では止められない、唯一彼女を抑止出来る存在、先生に電話をかけながら駆けていく。

 

 

「はぁっ…はぁっ……アズサちゃん!!」

 

「了解した!」

 

アズサちゃんに抱えてもらい、窓を突き破って裏庭に落ちる。心配で心配で堪らない、またあの顔に戻っていた彼女のことを思い浮かべ大声で呼びかける…答えてくれるかも分からない、今どんな状況になっているかも分からないが、危険な状態だという事が分かる。

 

「ふぅっ…!デミちゃん!!」

 

「ほいさ」

 

「わ!?」

 

「どうやら嫌がらせで爆発物が投げ入れられたみたいっすね、ハナコちゃんが偶然それに当たっちゃって、ノびちゃいました」

 

いつの間にか後ろに居たデミ、ハナコを抱えながら何があったのかを説明してくれた。

 

「そんな……爆発物って…」

 

「……やはり、トラップ網を仕掛けておくべきだったか…」

 

話を聞いた二人は、表情が暗く落ち込んでいく。嫌がらせ?なんのために?誰が?そのせいで仲間が傷つき、それを防げなかった重みが心に絡みつく。

 

「嫌がらせって…!!誰がそんな事…!」

 

「ごめんなさいっす、多分私のせいっすね…色々立場が危ういもんで」

 

人を攻める気は無く、怒りのまま飛び出した言葉だったが、冷静に、淡々と応えを返され、頭に昇った熱が冷めていき、逆に目の前で話すデミに対しての…僅かながらの驚愕を受ける。

 

「そ、そんな…デミちゃんのせいじゃないよ!」

 

「大丈夫っすよ、気遣わなくて…ちょっと行ってくるとこあるんでハナコちゃんの看病よろしくっす」

 

また走り出そうとする、その背中に強く引き止める声をかけようとしたのだが…。

 

「ヒフミちゃん、大丈夫っすよ」

 

ダメだ、話し合った筈のあの時より()()()()()()()()()()()…!!

 

「あー…なんか頭いたいな…腹立つしついでに花ババアでもボコりに行こ、じゃ、バイバイヒフミちゃん」

 

「……っ!」

 

引き止めれない、今の私では届かない場所にまた…行ってしまう!

 

「待て!デミ!!」

 

「…アズサちゃん」

 

目の前に銃を構え、デミを静止させようとするアズサ、しかし…。

 

「…!?くっ!まて、動くな!……撃たせないでくれ…!」

 

「撃っていいっすよ、アズサちゃん」

 

アズサが構えている「Et Omnia Vanitas」の銃身を掴み、そこから指を滑らせてトリガーに指をかける。

 

「なっ!?」

 

ダダダダダダ!!

 

間近での発砲、この至近距離で自身のカスタマイズされたEt Omnia Vanitasの掃射を受ければ、中々のダメージを…。

 

「ほら」

 

中々の…ダメージを…

 

「な…んだ、その身体は…!」

 

「デミちゃん…!?」

 

銃弾一発に対してのダメージが、『大きすぎる』。風穴所では無い、まるで粘土にグレネードランチャーを発砲したかのように胴体、頭、四肢が弾け飛ぶ。

 

ーー瞬きをした瞬間に、元に戻っていた。

 

「あ、ちょっとまってね…」

 

自分の心臓に向かって、拳銃を放つ。

 

バンバンバン!!

 

「っ!何してるの!!デミちゃん!!!」

 

飛ぶ血しぶきが、草むらを赤色に染めていく。

 

「…?何って…あ、しまった……見せちゃった」

 

“みんな!!!”

 

「助けに来たわ!!」

 

汗だくになりながら、連絡を受けた先生が全力で走って来るのが見えた、どうやらコハルにも追いつきこの場に来たようだ。ここらからだいぶ離れている坂道に居たのが見えたので、二人を置き去りにして、一瞬で先生の元へと走る。

 

「先生!イタズラでハナコちゃんが…!」

 

「って、デミ先輩も血塗れじゃない!大丈夫なの…?」

 

“ハナコが…!?他のみんなは無事かい!?”

 

「大丈夫っす、一応校舎に傷がついたくらいっすね、この血はイタズラっ子を潰したトマト缶みたいにして蹴り返したら付いちゃったっす」

 

オートマチック式の拳銃が頭に突きつけられ、何度も発砲される。

 

“…!?デミッ!!!”

 

それを辞めさせるように、デミに飛びついて拘束する。飛び散る脳漿が、草むらに落ちていき、吹き出す血が先生の白衣を真っ赤に染めていく。

 

「先生だ、可愛いー……カズサちゃんとかに先越されたら嫌だなー…へへっ、力弱いのに取り押さえられちゃった」

 

“取り押さえて!!コハル!!!”

 

「…っ!!はい!!」

 

(“明らかに様子がおかしい…!!何があった…!?”)

 

今自傷した傷さえ見当たらない異常事態、思考をどれだけ回しても、今の彼女に対する処置を思いつけない。

 

“アズサ!ヒフミ!ハナコを連れて離れてて!!”

 

「ッ!はい!!」

 

「了解した!」

 

檄を飛ばし、三人を退却させる。ひとまずデミを気絶させて…。

 

「はは…コハルちゃん…可愛いなぁ〜ほれウリウリ」

 

「デミ先輩!ふざけないで下さい!!何が…何があったんですか!」

 

「いや、大丈夫だよ?コハルちゃん、なんもなかったから」

 

「…っ!」

 

ひたすらにコハルのほっぺたをぷにぷにと摘んでいるデミ、錯乱の仕方も理性があるのか狂気なのか分からない状態にいる。取り押さえるコハルに更に力が入り、懐から黒い物体を取り出す。

 

「あ、そうだ…死ななきゃ」

 

「くっ…きゃぁ!」

 

“何を言って…!アロナ!電気ショックを……”

 

デミがコハルを振りほどき、口に拳銃を加えて何度も脳みそを吹き飛ばす。見てる側の血の気が無くなるほど猟奇的な光景、それを何事も無いかのような表情で行う彼女を止めるべく先生はアロナに指示を出し気絶させようとするまで、僅か二秒、それよりも早くコハルは先生から走ってくる間に渡されたスタンガンを首に押し付けようとしていた。

 

しかし、コハルのスタンガンが首元に届くより早く、デミは動いた。

 

 

 

「神秘解放」

 

 

 

 

 

ーーー神性顕現

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目が覚める。

 

「あれ、寝ちゃってかな……そうだ、いつもみたいに自殺して〜それから……あれ?

 

 

「はは、この前のコハルちゃん…みた……い…………」

 

「…………え?」

 

生暖かい感覚に手を見てみると、血に塗れていた。

 

「あれ?コハルちゃん?」

 

合宿場の別練に、コハルが校舎の壁に血を流しながらもたれかかっていた。

 

先生は……

 

“お……はよう、かな……デミ”

 

先生は、白衣の下から血を滲ませて、腹を抑えて目の前に立っていた

 

「せ、ぁ…ぁれ……せんせ……」

 

“っふぅ……落ち着いて、私は大丈夫だからさ……ゲホッ…”

 

「だ、ぇ……なんっ……コ、ハぁ…せ…先生…!!」

 

ブレ動く視界、視点が定まらずデミのヘイローにヒビが入る。ただそれは…死というよりも……。

 

“デミ!!私を見ろ!!”

 

両手で顔を挟まれ、目と目を向き合わされる。

 

“大丈夫、生きてるよ…大丈夫だからさ、ほら……ゆっくりおやすみ…”

 

ヘイローをアロナによる干渉で強制的に昏睡させる、賭けだが効果があるかどうか……。

 

「何を言って……ガァッ!!?」

 

倒れ込んだのを確認して、安堵するかのようにゆっくりと先生も地面に横たわり、胸ポケットからアンプルを取り出す。

 

「貴方様!」

 

「先生!!」

 

“ワカモ……セリナ……ありがとう、私の役目を終えるのを待っていてくれて”

 

先生がアンプルを取り出すと同時に、虚空からセリナが、闇夜からワカモが現れた。

 

「先生!それは辞めて下さいと何度も…!!」

 

アンプルに伸ばす手を捕まれ、セリナの処置を淡々と受ける。

 

「こんなに無茶をして!!先生…!!私はもう貴方に傷ついて欲しくないと…何度も!!言いましたよね!」

 

“あはは、ごめんね…………それは駄目だよ、ワカモ”

 

ワカモが寝ているデミに銃を向け、彼女に対して殺意をぶつけようとしているのを見て、止めなければいけないと思い、簡素に処置され、包帯巻かれた身体を起こしてワカモに告げる。

 

「せ、先生まだ起き上がっては…」

 

“それはダメ、デミがやりたかった事じゃない以上、憎んじゃいけないよ”

 

「ッですが!!貴方様…!!」

 

“ワカモ”

 

「っ…ぐぅっ………!承知…しました……ですが、私はもう!貴方がそうやって…貴方が慈愛を向ける相手に傷つけられるのは…!!」

 

“…ごめんね、それでもみんな、私の大切な生徒だから”

 

「……分かって、分かっています…!だからこそ…私は…!!」

 

“…ごめん、ワカモにそうやって悩ませてしまうのは、私の力不足だ”

 

「先生っ…!狡い言い方を…しないでください…!」

 

“……大丈夫だよ、ワカモ、後は任せて”

 

「…は、い……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………なんで…」

 

「………………し、死ななきゃ、やっぱり……コハル……ちゃん……」

 

「あ……ぁぁ…だ、だめ……し、死ねよ…!私は…なんで今…のうのうと!!生きて…!!」

 

「なんで死ねないんだ!!!!!!」

 

 

 

 

 

fin.

 

 

 

的な曇らせ考えてましたが……というか投稿に手が伸びかけましたが、駄作だぁ…と思いメモ帳へ押し込みました。

 

 

 

 

 

【モーニングルーティーン】

 

 

 

朝、鏡を見る。

 

 

笑う。

 

 

買っていた時計に傷がついてないか確認する。

 

 

部屋のものに変化が無いか確認する。

 

 

鏡を見る。

 

 

夢の内容を口に出して、現実はこっちだと、確かに確認する。

 

 

彼女が行っていた朝は、確か欠伸をしてから始まっていたので、いつもの時間になる前にベッドに潜る。

 

 

服装も、感覚も、行動も仕草も雰囲気も、彼女を蔑ろにしていい日なんて無い。

 

 

着替えて、顔を洗い、歯を磨き、銃の手入れをして、チャイムが鳴った。

 

 

ヒフミちゃんだ。

 

 

いつものように、麗らかに笑え。

 

 

 

「おはよ!ヒフミちゃん!」

 

 

「おはようございます!デミちゃん!」

 

 

また、一日が始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【手が滑った】

 

 

 

 

 

「先生の制服がーーー!!?」

 

 

“あちゃー…コーヒーか”

 

 

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいぃぃ!!」

 

 

“大丈夫、ごめんね、私の為に持ってきてくれたものだったのに”

 

 

「い、いやいやいや、零しちゃったんすよ?気にする所別じゃ無いっすか?」

 

 

“服はすぐ洗えば大丈夫さ、それよりも、デミの優しさの方が嬉しいから……だって、『私の為に』入れてくれたんでしょ?”

 

 

“結果がどうあれ、その気持ちとか、優しさは嘘じゃないから…私は嬉しい気持ちの方が大きいかな、デミは服の何処にも跳ねてない?”

 

 

「………ーー何処も、跳ねてないっすよ、先生」

 

 

“なら良かった、服、洗濯してる間に…今度は資料整理を手伝ってくれた『デミの為に』私からコーヒーでも入れさせてもらおうかな?”

 

 

「……………」

 

 

“……?どうしたの?神妙な顔つきしちゃって”

 

 

「いやぁ………なるほどな、って感じっす、確かに嬉しいっすね」

 

 

“ふふっ、そうでしょ”

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