ブルーアーカイブの隅っこで   作:カピバラバラ

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ごめんなさい……対策委員会編に関係無い話です……!必要ある?無いな……でも書いてしまったんです……日常描写にもう少し御協力をば……!

※不快な描写があります……苦手な方は閲覧注意

尚ご覧になられなくても本筋をお読みになる際は影響はそこまでありません、見たくない!という方は是非読み飛ばして頂いて下さい。


日常:トリニティ学園

 

 

 

 

 

「……またか」

 

トリニティに帰って数日、毎度見る光景にため息がでる。放課後の事だ。

 

やぁ、私だ。私がシャーレの仮部員として活動する事になった時から少しづつあった事なのだが……先生がセリナに抱えられて救護騎士団にぶち込まれた後、怪我の原因は私にあるとクロノス報道を通じて知ってしまった事が、琴線を超えてしまったのだろう。

 

「……」

 

ぐしょぐしょになってゴミ箱に捨てられていたノートを見る、私は頭がそこまで良い方では無い。確かにブルアカ世界を知っている事で『やれる事』は多いのだが、偏差値は特段いい訳ではないのだ。つまりこうして自習ノートを捨てられてしまうと困ってしまう。

 

「…………」

 

ついでに正実の控え制服もズタボロにされていた……そう、虐めだ。だがこうなるにも理由はある……。

 

第一に、トリニティで私の様なおちゃらけて頭も良くない奴が悪目立ちするのは、相手方にとって非常に喜ばしく無い。

 

ティーパーティー…その他権力あるものが認めらるこの学園で後ろ盾の権力が無いやつには何をしても良い。

 

ヒフミちゃん等はしっかりナギサのお目付けだから、私が友人である事で迷惑を掛けたりはしないだろう。

 

第二に、トリニティから離れシャーレと連携していた事、その果てに先生の怪我だ。

 

今までは『正義実現委員会の貴重な戦力』という価値が私にはあったが、シャーレの仮部員となった今の私にはそれが無い。

勿論、先生もハスミ先輩もそんなつもりで私に休暇と仮入部をさせた訳ではない、当たり前だ。

 

更にトリニティには先生が好きな子も居る。まぁバチバチの塩顔イケメンに挨拶されるだけでもここでは刺激が強すぎるからな、そんな先生の傍に居て、更には怪我をさせた?そりゃもうキレた子は沢山居る。

 

それに私を使えばシャーレの風評だって傷つけられる

 

分かるだろう?私を構成している情報は本当にみんなにとって都合が悪いし、良いのだ。

 

 

 

「クスクス…」「うふふ…」

 

帰り際に、また上級生達から呼び出される……カズサちゃんとの約束の時間には間に合わせなければな……。

 

「御機嫌よう?不埒者」

 

「あはは…上級生の皆さんからの呼び出しですからね」

 

パァン…!

 

「ヌケヌケと…!」

 

平手打ちが飛んでくる、肉体が普通の生徒である私にはなかなか……いや別に痛くなかった。何故だろう?正実のみんなからのはめちゃくちゃ痛かったのに。

 

「以前の続き…致しましょうか?」

 

「あははは……いやー勘弁して欲しいっすね」

 

「…っ!本当に癪に障る…!」

 

適当に相槌を交わす、別に何言ってもやるんだから取り繕わなくていいのに。

 

ちなみに前は呼びつけたヘルメット団に…いやヘルメット団と繋がり持ってていいの?(権力です)…良いのか…。

まぁボコボコにされたが、割とみんな腰が引けてたのが面白い、『鬼神』に手を出してるんだから、当然か?いや普段痛い目見てるヘルメット団からはもっと苛烈にリンチされると思っていたが……ビビりすぎだとは思う。

 

「趣向を変えてみました、脱ぎなさい」

 

「わ、わぁ……変態趣味に……」

 

「うるさい!」

 

ドゴン!!

 

腹にショットガンが打ち付けられる。

 

「ぉげっ…ぬ、脱ぎます」

 

…言う事を聞く義理も無いのだが、なんというか……こうしていてる間だけ、何だか私の中の不安が取り除かれるようで……結局この子達にも頼らせて貰っている。

 

下着だけとなった私を嘲笑いながら、上級生達は写真を撮っている。

 

「あははは!この写真をシャーレの先生にでも送りましょうか?きっと先生は失望なさるわよ?こんな淫らな女だって知ったら!」

 

「はは…貧相な身体なもんで写真映りは良くないんすけどね」

 

「減らず口を本当に良く叩く…!それにその目…本当に生意気にも程が……!」

 

ガツン…!

 

バン…!バン…!

 

小銃の子気味いい音が耳に伝わってくる。

 

目?私の目?生意気かぁ……鏡でちゃんと見て見ないとな……。後先生の迷惑になる系の奴は回収しとかないと……。

 

「はぁ…はぁ…もういいです、取り敢えずこれを貴方に差し上げます!」

 

「げ、げほっ…なんでしょう……ガハッ!」

 

地面に横たわっている私を蹴り飛ばし、表を向けさせたところで、身体の肉が削れていく感覚に襲われる。

 

「ぎっ…!ぎぃ…ぐっ……ぁが…」

 

「はは、あはは!考えてた通り貴方みたいな人間にはお似合いね!!」

 

ナイフで身体を削られていた、腹部辺りだろうか、彫られた文字を確認したい所だが、どうせ後で再生させるからそこまで興味は無かった。

あの日から私はだいぶ自由に身体を再生させる事が出来るようになった。

 

ともかく、ちらりと彫られたら言葉が目に入る

 

FOOL(愚か者)

 

似合いの言葉を書かれて、少しドキッとした。

 

「ははは……はぁ、私はこれで、後は好きな様に…その後帰らせなさい」

 

「分かりました、クスッ…ほら立ちなよ、立てって言ってんだろ!」

 

ズドン、とまたお腹に衝撃が走る。

 

「ゲボッ…!」

 

「あはは!吐いた吐いた、スッキリするわねぇ本当、生意気な馬鹿を撃つっていうのは」

 

「私にも体力置いといてよ〜?前みたいに気絶しちゃつまんないからさ」

 

「おい、聞いてる?聞いてんのか?応えろよオイ!」

 

髪を持ち上げられて、何回も地面に叩きつけられる。程よく意識を覚醒させる痛みに感謝しながら返事を返す。

 

「……お願い……します、夕方頃には……帰して下さい」

 

「マジでお前、生意気だな?それに……その目…ずっと変わんないその目!!私達を「優しく」見てるその目だよ、本当に嫌いだわ…お前」

 

虐めの経験が豊富にあるであろう彼女達からしたら私の変わらない様子に一種の不気味さと不安がある事だろう、それを私にぶつけて貰える事に申し訳なさを感じる。そして私の自己満足に巻き込ませていることに……。

 

 

殴り、蹴られ、撃たれ、水をかけられたりと、バリエーション豊富な虐め方を受け数刻が経って、解放される。

 

 

「はぁ……もういいよ、帰れば?」

 

「……あ…り…がとう………ございます」

 

時刻は夕方、これなら約束の時間に間に合うと、今からのスケジュールを考える…。

 

ふらふらと、服を着た後に正実のシャワー室へ向かい、汚された身体と服と、持ち物を洗って乾燥させて……身だしなみを整えて出発する。顔周りは一度頭全体を吹き飛ばして再生させた。

 

飛び散った血や肉は焼いて痕を残さない様にするのも忘れずに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トリニティの校門前へと差し掛かる

 

 

「……デミちゃん」

 

 

ヒフミちゃんが話しかけてきた。

 

 

「おっ!こんちゃっす、ヒフミちゃん」

 

 

「……その、大丈夫……ですか?」

 

 

……?

 

 

「何がっすか?」

 

 

何か身なりを整えている時にミスってしまっていただろうか…?

 

 

「デミ…ちゃんが、また…その、前みたいな…顔に」

 

 

「シャーレから帰ってきた時とは全然……」

 

 

顔?まただ、あの子たちも言っていたが目だの顔だの私が分からない部分で言われてしまうと返答に困ってしまう。

 

 

「あ〜えと、あんましよく分かんないから、どう?ヒフミちゃんも、この後カズサっちと一緒にデザート食べに行くんだけど…行かない?」

 

 

「…ごめんなさい、今日はペロロ様グッズの販売が…」

 

 

「そうっすか、残念っす……それじゃまた明日〜」

 

 

約束の場所に向かおうとする背中に、ヒフミちゃんが呼び止める様に声を掛けた。

 

 

「……去年公開されたペロロ様の映画『スペースウォー暗黒のペロロとスペースペロロジラ』を一緒に見に行った時、デミちゃんが大好きだって言って、ずっと大切にしてたキャラ、覚えています?」

 

 

「え?あ、あぁ確か…あれ?えっと」

 

 

「やっぱり、覚えてないんですね…」

 

 

「いや、そんな事は」

 

 

「デミちゃんは、いつからか…自分の事を見なくなりました」

 

 

「怪我をした時は、私に泣きついてました。感動した時は、はしゃぎながら一緒に喜んで……自分はこうなんだ、って表してたんです」

 

 

「デミちゃんが……デミちゃんが!!自分の事を見なくなったから……私も!デミちゃんの事よく分からなくなって……!どうしたら良いか全然分からなくなって!」

 

 

痛い、痛い。今日で一番痛くて堪らない、こんな顔をさせてしまう、そんな事を言わせてしまう自分の弱さが憎くて堪らない。

 

 

「…そんな事無いよ、いつだって私は私の事を…」

 

 

 

「…っっ!グスッ…見失わないで!!貴方が、貴方自身を見失って……!自分が生きている事を、そんな……責めるような顔で!!」

 

 

「私には、今のデミちゃんが全然分かんない!全部自分が悪いと言ってるみたいで……貴方が貴方(羽音デミである証明)である事を否定しないで欲しい…!!」

 

 

味わった事の無い苦しみ、その苦しみが身体から出ていかない。流れてはいけない涙が流れる、唇を噛み締めて、頑張って立とうとして……。

 

 

「大丈夫……大丈夫なんだよ……ヒフミちゃん、全部大丈夫だから……」

 

 

痛い、痛い痛くて堪らない。

 

 

「ほら、ニコって……ヒフミちゃん私の顔、良く見て?私、ヒフミちゃんにそうやって心配して貰えて本当に嬉しいんだ」

 

 

「…ぅぐ…グスっ……泣いてるじゃ…ないですか!!」

 

 

「嬉し涙だよ、本っ当に嬉しくて堪らなくて……そんな涙なんだ、これは」

 

 

「大丈夫、大丈夫……私は私の事、私がやりたいこと…見失わないからさ…ほら、泣かないで?ぎゅ〜っとしてあげるから」

 

 

痛い、痛い痛くて苦しくて辛くて悲しくて……痛い痛い痛い痛い痛い……

 

 

「嘘…付かないで……下さい…!」

 

 

「嘘じゃないってば、ほらほら、ハグしてあげないよ……?うん、それでいいんだ、ぎゅ〜っ…ほら、私こんなに幸せなんだ」

 

 

痛い

 

 

「もう、本当に可愛いんだから、ほれ…そんな可愛い顔が台無しだよ、泣き止んで?よしよし…………うむ、それじゃ私カズサちゃんの所行ってくるからさ、本当にありがとう、また明日…!」

 

 

 

 

心が 痛い




おかしいな……数日、数日暗い話を書かなかっただけなのに……ドス黒い欲望に支配されて、気づいたらこの話を…。違う、違うんだぁっ!!





虐め会でした…!苦手な方は本当に申し訳ない…!!



あらゆる加虐と陵辱を自罰として受け入れ、それを黙認する事を良しとする。君が抱く感情はどこまでいっても『愛玩』なんだよ、自身に向けられた感情を理解していない。物語、モノとして彼女達を見ているんだ!!『転生者』としての超越的視座!自覚している?してないか……いつか……自覚させてあげるから……頑張るよ……私、頑張る!

全部、ぜーんぶ!欺瞞だったんだ…嘘っぱちの哀れな人間、羽音デミという存在は、何処までいっても他者間に産まれる幸せを享受出来ない!孤独という不幸しか抱けない存在!哀れだなァァァァ!!本当に哀れなにんげ……


あ…え?あ、貴方は、私の中のヒフミちゃん?ふっ…ハハハ!何してるの?そんな、デミのこと大切にしたって返ってくるのは……。

……関係…ない?誰であろうと幸せを、ハッピーエンドを望むのは許されている…?いや、だってデミは……他の誰かに決められることじゃない、彼女が幸せになれないのは「自分自身を許せてないだけ」…だと?

……幸せを、ハッピーエンドを望む権利は誰にでもあって、それを否定する権利は私には無い………だと?そんな、それに彼女の罪は…先生!?

自分の苦しみの責任を持つのは、大人がやること…?生徒に背負わすものでも、彼女が背負って自分を許さない鎖でも無い?

ぁ……ぁあ…違う、私は……ぁぁぁあぁあぁぁっっ……。


心の先生とファウストに怒られながら、執筆しました。以上……駄文でした。
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