Re;Start外伝 合法サマナー   作:ぶらまに

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メガテン的成長:全員Lv+3
サタスペ的成長

クマ:色事師を習得。
ポルノ:ペテン師を獲得。犯罪が4になった
キラキラ:キジルシを獲得。未然に防がれたが実際やる予定はあったらしい。

ニコ:合法都市の闇『祟り神チェフェイ』を葬り去ったことで本田一家として3人目の『大哥長』となった

いよいよ最終シナリオ!なのに最初のタイトルがコレ。
まああれです『チームカルマ残り2つ』を扱おうとしたらこうなったんですよ。

なお、舞台はついに旭川において誕生してしまった『合法的な沙京』こと『地底人の巣』となります。
なお、介入してくる勢力は『合法的な十三』こと『入有遁村』となります。


合法サマナー33 姉妹喧嘩

旭川日本語学校からの卒業生どもが新たに街に増え、センター試験とか言う、日本の若者の人生がかかってるらしい試験が終わった頃。

 

「「依頼が、被った」」

 

オレとポルノは困惑した。なんとほぼ同時に合法サマナーを指名した特別依頼が来たのである。

特別依頼は大体他の奴には任せられねえ!って依頼なので報酬が良い。出来ることなら受けておきたい。恩も売れるので。

とはいえまあ普段なら、じゃあ報酬いい方で行こうか。もう一つはごめんね、で済ませるわけだが。

 

「キラキラからの依頼と、ミドリからの依頼かあ……どっちも戦闘は無しだとよ」

 

なんで示し合わせたのかレベルで『身内』から依頼が来るのか。しかも断りづらいやつ。

 

キラキラからの依頼はほぼ間違いなく『本田一家』が裏にいる奴である。あのアホほど権謀術数かましてくるヒルトリア人である。

……で、断ると多分あとがすごく面倒な奴。だってわざわざキラキラが『お願い』ではなく『依頼』とか言って送ってくるんだもの。

見なかったことにできないように、既読ついたら勝手に見たの返信されるメール付で。これ絶対ニコの仕業だろ。分かってる。

最近アイツとうとう、フブキさんのアパートから帰ってこなくなったというか、どうもフブキ、ルナール、秋雲のアパートローテーションしてるらしい。

んで週末には金曜日の最終便でこっちに来て日曜の最終便で帰るとか言うことやってるウイさんと旭川ロイヤルホテルに泊まってるらしい。

……休む日なさそうなのが大分心配ではある。もげるぞそのうち。

 

そして一方のミドリの依頼。これはまあ断っても問題ないだろう。出来ればとか書いてあるし、ナユタに権力はない。多分裏もない。

……けどよぅ、義理は滅茶苦茶あるんだよなあ。アイツの母親ぶっ殺したの、ジンなのもあって。

それと困ってることがあるなら助けてやりたい。ナユタは、オレらの友達だからな。

 

と、言うわけでどうするか。まあ一択なんだけど。

 

「キラキラからのはオレがやるわ。どうせ本田一家が裏で糸引いてる奴だろうし」

「じゃあ、ミドリの方はわたしがやる。アイツ殺しかけたのは事実だし」

 

まあ、そうなるよな。戦いないならそんなもんだ。

オレらは二人、依頼も二つ。それなら同時に行ける。

 

と、言うわけでオレたちは依頼を受けることにした。

……まあどうせ、酷いことになるんだろうなって思いながら。

 

 

キラキラから受けた依頼に基づき、オレはついに秘密の花園に踏み込むことになった。

 

ーーー旭川清浪女学園

 

旭川最強のセキュリティを誇るとか言われてる伝説の聖域。旭川ロイヤルホテルのスイートルームより硬いとか言われてる。

まず入り口に最新鋭のデモニカ兵部隊が駐屯してるし、内部に不審者叩き潰す陰陽術とか科学とか魔術のトラップだらけらしい。

……なんか地下に普通に核戦争にも耐えられて、年単位で籠城可能なシェルターあるとか言う噂もあるほどだ。

悪魔業界関係者と男が入り込むのは文字通り命を掛ける覚悟をしろとか言われてる秘密の花園。

旭川の真なる『お嬢さま』のみが通うことが許されるとか言う、女子校である。

 

「てなわけでえ、ちょっと後輩から頼まれちゃってね!よろしくぅ!」

……その筆頭が目の前のキラキラなので本当なのかはオレ的に大分疑わしいんだが。

ここの女学園、クソほど堅いセキュリティがある一方で、バレないと思ってんのか?な感じで悪魔業界にしれっと顔突っ込んでくるアホなお嬢様が結構いることでも有名だ。

いやどうもキラキラだけじゃないらしい。というかだな?

 

「まあうちの学校も頭かたいよね?ちょっと新しく入る後輩に相談されちゃったから、クマに相談しようとした時点であれなんだもん」

多分、筆頭の、コイツが、やってる、時点で、校則で禁止されてるとか何の意味もないんだわ。

 

なんつーか、キラキラが本田一家の割に扱い軽いの、絶対それが原因だと思う。オレでもそーする。コイツに仕事任せたくない。いい女だとは思うが、それはそれだ。

実際のところ、たまにそれで無惨なことになるお嬢様もいるらしい。なんかやっべえ所に監禁されたり変な洗脳食らったり人間辞めてたり死体で発見されたりそもそも見つからなかったりだ。

 

……なんか合法都市で何人か見つかった。ただしすでに壊れていた。みたいな話もあるのがヤバすぎる。

 

そう言うのを減らすため、来年から『外出て勝手に命がけで遊びてえならせめてコイツら越えろや』の基準として、旭川の悪魔災害を解決する学生組織、『退魔生徒会』が作られるという。

ちょうど、にらみを利かせるポジのキラキラが学校卒業して居なくなるからってのもあると、ニコから聞いた。最近アイツ、普通にそういう情報リークしてくるんだよな。

……そいつら全員合法都市やら旭川市警幹部の娘やら入有遁からの留学生だのから集められたガチ勢で構成されてるらしいの、大分詐欺な気がしないでもない。

てかシズコとアクメちゃん居る時点でもうただの温室育ちのお嬢様じゃ絶対対抗できねえ奴じゃん。

 

なお、初代生徒会長は地底人の女王でありジンの娘でもある『駒場ジータ』らしい。

なんかあいつ、噂じゃあ普通にLv60とか行ってるし、剣術プロ級な上にクソほど奇麗な連携で挑んでくる一気呵成(プレスターン)主義のガチサマナーだという。

 

あのクソみたいな地底人とオレらの故郷の無名地区の人間束ねられてる時点でアイツ絶対バグ枠(ビカラによれば地底ではランドメイカーとか呼ばれてるらしい)だよ。

 

「くれぐれも、余計なことはしないでください。婿殿」

 

デモニカ越しにめっちゃ睨まれてビビる。てか婿殿か……まあ、確かにキラキラの婿か。

そんなことを思いながら、秘密の花園の男は絶対突破できないかとミナミでは言われてる入り口を突破する。

「にしてもクマ、スーツ姿なんだ……いいかも」

「ああ、ニコがな。これからは使うこともあるだろうから作っておけとか言われてな」

パターンオーダーって奴だが官庁街の仕立屋で作ってもらった。防御力はさておき着心地は良い。プロの仕事って感じだ。

街にある洋服屋の普通のスーツじゃダメなの?って聞いたら、ダメらしい。

あとは靴も特注した革靴だ……なんかミナミにある、ホストクラブのホストみてえな格好になった。

髪の毛の地毛が昔から銀髪だから余計にそう感じる。

「……なんかさあ、注目されてない?」

「……あ、あれだよ。男の人が珍しいから……おらそこ!見せもんじゃねえぞ散れ散れ!」

遠巻きに見られてるのをキラキラがドスの効いた声で散らす。

一瞬いなくなるんだが、また遠巻きに注目されてる。ついでになんか写真撮られてる……居心地が悪い。

とりあえず、見てる奴に笑って手を振ってみる。悲鳴上げられた。更に写真撮られた。解せぬ。

 

「段々お兄ちゃんの言うことが分かって来た……そういやあわせるの、アイツかあ。うん」

 

キラキラが何か呟いてる。ちょっとはやる気でてきたか。

そう思いながら談話室をくぐる。

そこには、初対面だと思ってたら見覚えのある顔が居た。

 

「先日の竜鳥ピアサ退治では、本当に村を救っていただいて感謝しております。クマ様」

礼儀作法の行き届いた所作で奇麗に頭を下げてくる、金髪からは角が見えているし、耳も独特な形をしている。

「こうしてお話させていただくのは初めてとなりますね」

頭を上げた顔には見覚えがある。『正月盆踊り大会』で見た。

「クマ様のお顔はステージからも目立っていたので、すぐに覚えられました。頑張った甲斐がありましたわ」

あの時はフリフリの『アイドル衣装』だった。そして今回は清楚さを感じさせる制服姿だ。

ただし小さな羽とデカい尻尾用の穴が開いている。そこからちらりと肌色が見えるのが大分マニアックだ。

 

「来年より退魔生徒会の『入有遁代表』として参加させていただくことになった1年の『山田理威世(リイゼ)』と申します。よろしくお願いいたしますね」

 

ーーー株式会社スーパー山田旭川支社支社長 山田 理威世(やまだ リーゼ)

 

「支社といいつつ支社長の私以外に社員いない、親族幹部というやつなのですけどね。給料(おこずかい)も年に手取りで300万円程度ですし」

そう、言いながら大分雷族(カミナリ)っぽい名前が書かれた名刺を出してきたのは、どう見てもアクメちゃんよりちっこいロリ系ドラゴン娘であった。

 

「ご依頼させていただきたいのは、週末に行われる『スーパー山田旭川出店記念イベントの護衛』……という名目になります。

まあ、実際はわたくしの楽団(ガクダン)である『清浪女学園軽音部』が『有高エレキ部』との対バンに勝つための集客のお手伝いです」

 

……なにそれ?すごく意味わからない奴が来た。

 

「あ、あのね。リーゼちゃん、うちの軽音部の部長もやっててね……実力の差見せつけられてどんどん部員が辞めて可愛くて上手い子しか残ってないの大分闇な感じなんだけど。まず、楽団ってわかる?」

「ああ。分かるぞ。集客数が格に直結してる*1やつだろ?そんでまあ、大体メンバーが人間関係複雑骨折してるし、よくライブ費用稼ごうとして死ぬ連中」

楽団(ガクダン)。とにかく娯楽に乏しい合法都市ではそういう金をかけずに出来る音楽やら大道芸やら演劇やらで金を集めようって貧乏人が結構いた。

人気が出れば文字通り天井知らずに稼げる、夢とロマンに満ち溢れた連中だ。なお、大体クソほど売れない*2し、ライブをやるための費用稼ぎで酷いことになる。

そもそも音楽やりながら合法都市で仕事しようってのが大分無理があるのだ。仕事柄、顔と居場所が絶対にバレるのが致命的過ぎる。

 

下手に人気出ると拉致監禁薬物催眠アプリ性奴隷くらいは狙うヤベえファンも出てくる*3とか聞く。

 

費用ケチって護衛無しで路上ゲリラライブやって普通にお子様には見せられないようなことになったり、最近あいつ、人気あるよなと思った奴がふっと消えるのだ。

身バレ嫌った覆面楽団とかもあったが、それはそれでよっぽど歌とか演奏上手くないと注目すらされない。

 

……金持ちが金出して業界人として計画的に育成しつつレッスンやらなにやらやらせてライブやるときも護衛ばっちりな侠女団(キャンギャル)どものが絶対レベル高いってのはよく言われてた。

 

「……うんわかった!それは分かってない奴だ!あのね、多分『合法都市』の楽団とうちでは意味が違うから!」

まあ、だろうなと思ってたら声がかかる。

「いえ、大体あってます」

「あってんの!?」

リーゼの言葉にキラキラがびっくりした顔で言う。

「ええ、音楽は情熱。実家の資産(サイフ)*4で無尽蔵にお金出して貰いながらお遊びの活動するようでは情熱が足りてないので、アルバイトや悪魔業界仕事で活動費を賄っています。

学園から支給されるはした金の部費*5では満足な活動(ライブ)をするのには絶対に足りませんもの」

……やだこの子、びっくりするほどガチ勢だわ。でもそれ、お嬢様に死人出ない?

「ちなみにウチから独立した第二軽音部はLvだけの素人だらけだったのですぐに壊滅して廃部になりましたね……まったく、黙ってわたくしの指揮に従っていれば悪魔業界のイロハくらいは叩き込めましたのに」

したんだ……え?この子指揮官としてもガチなの?

「あのね、クマ。あの村って悪魔人間だらけじゃん?だからさあ……子供のころから大人に連れられて悪魔退治のイロハ叩き込まれてるのが普通なの。

村に武器屋とか防具屋とか普通にあるのも、それ。アタシも子供の頃はあそこで正月過ごすときにお兄ちゃんとジュリアとリーゼちゃんとかアインとかムムルちゃんとかと組んで近所の異界荒らしたりもしてた。

指揮は大体お兄ちゃんかリーゼちゃんがやってたかな。リーゼちゃん、攻撃力はへっぽこなんだけど魔法がバフデバフ特化で、アイテム係も滅茶苦茶上手いから」

つまりこの子の指揮力、ニコ並か。ヤバい、ヤバくない?

それはさておき。

「まあ、大体わかった。で、ライブってどこでやるんだ?」

まあ普通に官庁街の、前に縁日やったところだろうな。そう思ってた。

 

「新生ランドソル大牧場のすぐそばですわ。スーパー山田が出店するために買収しただけでまだ基礎すら作ってない土地がそのままライブ会場として使えるので」

……すいません。依頼今からでもキャンセルって聞きますかね?あ、はい。無理ですね分かります。

 

かくてオレは地底人の巣で楽団の集客とか言う嫌な予感しかしないイベントに参加することになった。なってしまったのである。

 

 

ミナミにある大きなバス停の前にある喫茶店。

そこが、わたしが呼び出された場所だった。

「……ポルノの方か。ま、どうせ向こうがなんか手を回してるんだろうしね」

微妙に失礼なことを言われつつ、わたしはミドリの言葉を聞いた。

「お、おい!?おま、呼んどいてさあ!?」

「そうだぞ!?いま、こいつ結構旭川じゃやべー奴なんだぞ!?」

「……ミドリ。少し、失礼ではないか?」

ミドリの態度に、ナユタの他3人が非難の声を上げた。

まあ、知ってる。クマも言ってた。多分、オレらはミドリに嫌われてるって。

「……ごめん。ちょっと気が立ってた。会えると思ったのに……」

「別にいい。じゃあ、さっそくしご「いや無視されるとそれはそれで辛いのだが!?」

……なんか、割り込まれた。知らん顔の女に。誰だこいつ。

「だれ?」

「う、うむ。私は『菊千代』という……その、なんだ、色々あってこのナユタに参加している」

「そっかわかった。じゃあミドリさっそくびじね「流すな!?もっといろいろ気にならないのか!?」

めんどくせえなコイツ。痴女みてえ。

うんざりしつつ、言う。

「わたしは、ポルノ。合法サマナー。クマと組んでる。あとキラキラも一緒。ダードとカーナの娘になるらしい」

「……この旭川に育ったものにとっては、聞けば聞くほど、恐ろしい存在だな。うむ。改めて自己紹介だ」

咳ばらいをして、簡単に自己紹介を返してくる。

「私は旭川市警犯罪捜査一課課長『壬生京四郎』の娘、壬生菊千代という。

旭川清浪学園の一年生でもあり、来年から退魔生徒会にも副会長職として加わる予定だ。よろしく頼むぞ。ポルノ殿」

ふーん。そうだったのか。

「……その、がんばって?」

わたしにはとてもできない。あんな面倒くさそうなのしかいないののおもりとか。

「ああ、生憎と生徒会長こそジータとか言うLvだけの新入生に任せると言われてしまったが、会計のリーゼよりは上に立ったのだ。文句は言うまい」

ならなんでちょっと不満げ?てかジータが生徒会長って時点でお金いくらもらってもやりたくない奴じゃんそれ。

しかも会計にサイフ握られてる時点で超おかざりな奴じゃん。おめでてえな。

「まあ、菊千代、ジェイルハウスに来た時からこんな感じで、なんかお姉ちゃんに似ててさ……ほっとけなかったんだよね。よろしくしてあげて?」

……ミドリやっぱクマに似てるな。そう思う。

でもこいつ全然モモイには似てないと思う。あいつ、どっちかというとわたしに似てたし。髪型とかノリが。

「で、おしごとは?」

「うん。ニューアルトンだっけ?そこの村が今度旭川でイベントやるから、その設営のお手伝い、だってさ」

なるほど。だいぶめんどうなのは分かった。

「うむ。私の記念すべき初仕事としては些か地味だが、文句は言うまい……リーゼの奴に一泡吹かせてやる」

このポンコツのおもりも込みと考えると。

とりあえず、大事なことを聞く。

「で、入有遁行ったことあるやつ、いる?」

「「「まあ、ないな」」」

うん。まあ3人は行ったことないの知ってる。問題は。

「……実は行ったことがない。本田一家が毎年行っているのは知っていたし、ミナミで怪しげな輩が宣伝しているのは知っている。だが遠すぎるし、どうせ何もないつまらん田舎の村だ。そうだろう?」

……あっちゃー。そうきたかー。

「じゃあ、覚えておいた方がいい。あの村は」

クソヤバい。そう言おうとした声がかき消される。

 

爆音で流されるエルヴィス・プレスリーのゴキゲンなナンバーで。

 

続いてくるのはミナミの騒音をかき消すほどにクソうるさいバイクの爆音。

「な、何事だ!?」

旭川人のくせになんも知らんかったらしい菊千代が驚いた声を上げている。

「「「えっと、ポルノ。もしかしてニューアルトンってさあ」」」

合法都市育ちの三人は大体わかったらしい。ので、答える。

 

「うん、あそこ。『雷族(カミナリ)』の巣だよ。叛逆児(ツッパリ)めっちゃいる」

 

エルヴィス・プレスリーを流し続ける『吸覇亜山田 米緋猛巣《スーパーやまだ ベヒモス》』と書かれたクソデカなデコトラが、喫茶店前のバス停に止まる。

周りを囲むのは、ヘルメットちゃんと着用した、アメリカンな感じのバイクの群れに、気合い入りまくった恰好した悪魔人間だらけの叛逆児(ツッパリ)ども。

 

「きたみたい。いこっか」

「まあ、ジェイルハウスに普通過ぎる依頼として出されてる時点で、嫌な予感はしてたよ。店主さん、お代、ここに置いておきますね」

わたしとミドリは、大体わかったので諦めて外に出てく。

「あー、なるほどな。ま、オレは嫌いじゃないぜ雷族。ノリが結構円盗(イェンタウ)に近いからな」

「すっげえ!ガチのデコトラじゃん!しかもバイクもどれもめっちゃ改造されまくりじゃん!?」

ザッパとコタローはうれしそう。まああいつ等ノリが結構合うのは、分かる。

「バイクに乗った悪魔人間の群れだと!?まさか、襲撃か!?」

そこの新入り、刀抜こうとすんなぶち殺すぞ。

「菊千代?その刀抜いたら多分死ぬから、辞めな?」

「ぬ!?……分かった。お前の指示に従うことが参加条件だったからな」

ミドリがナイスフォローをしたので、問題なくなった。よかった。

 

「あれぇ!?ポルノの姐さんじゃないっすか!?なんでいるんすか!?」

外に出た瞬間、バイクから降りてヘルメット外したアインから話しかけられる。

ミナミの人間が、一瞬ギョッとした顔をしたあと、そそくさと去っていく。なにしろ完全に人狼フェイス。

 

多分『悪魔人間それなりにこっちにもいる』って情報だけで、大丈夫とか思ってるやつぅ。

 

合法都市組でもびっくりしてる……おいこらポンコツ。だから刀抜こうとすんな殺すぞ。

「ひぅ!?」

殺気おくって、うごけなくしておく。多分ちょっとちびった。

「お前らの依頼、友達が受けたので、つきそい」

しょうがないので、わたしが話す。フォロー込みとか、これ『本田一家案件』だろ。

そう思いつつ、ふつうに話す。そんなもんだ。

「で、依頼人は?」

「ああ、ポルノの姐さんならあったことあるっすよ。ほら、この前の盆踊りって村人全員着てたじゃないっすか。そんなかの一人っす」

知るかバカ。どいつだよ。

 

基本バカしかいねえ雷族*6のおもり。

キラキラの方行ってクマに押し付ければよかったなと思いつつ、依頼人(ヘッド)がデコトラの助手席から出てくるのを見る。

着てるの事態はごく普通にミニスカセーラー服。その辺の女子高生が着てそうな感じ。

……ただ角飾りついたクソデカ角と翼飾りついたクソデカ翼と尻尾飾りついたクソデカ尻尾ある時点で、色々台無し。コスプレか。

 

『私が依頼人のスーパー山田常務!山田樹離亜(やまだじゅりあ)である!』

 

ああ、いかにも雷族って感じの名乗り上げたコイツが依頼人。

……ぜったいめんどうなことになるのは、分かった。

*1
ファンの数の『桁数』で大体実力が決まる仕様とのこと

*2
現実と同じだね

*3
そこも大体現実同じ

*4
サタスペでは『所持金』は立派な能力値である。0になると死ぬのも含めて

*5
生活亜侠のガチ勢の意見です

*6
雷族は基本『教養が2以下』になります。結成条件がそうなってます




というわけで、最後にちなみサタスペ特殊クラン最後の一角。

大体『セックス、ドラッグ、ロッケンロールして死ぬ楽団』と大体『ハードラックとダンスして死ぬ雷族』になります。
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