転生者達の愉快なストーリー集(仮)   作:純心太

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トップバッターはヒロアカのゼロノスさん。
いきなりUSJまで飛びます。


変身Ⅰ ゼロノス・オンステージ!

 

雄英高校の1年A組は今、とあるヴィランの集団によって危機に陥っていた。

 

 

ヴィラン連合

 

そう名乗った彼らはリーダーの死柄木弔を筆頭とし、USJに襲撃を仕掛けてきた。

生徒達は敵の一人の個性により別々のエリアに飛ばされ、そこには死柄木が連れてきたチンピラのヴィラン達との戦闘を余儀なくされていた。

 

 

 

 

「まずいな.....相澤先生が無事だと良いが」

 

そう言って彼...桜井ユートはヴィランによって飛ばされた場所『山岳エリア』に降り立った。

そして直ぐに現在の状況を理解し、行動を開始する。

 

「ヒャッハァァ!殺してやるぅ!」

 

「うるせぇ!お前らチンピラに構ってる暇無いんだよ!」

 

道中ヴィラン達が襲い掛かるが、ユートは何てこと無いように走りつつ殴り飛ばし、時には武器である剣を使いねじ伏せる。

彼としてはもし他にクラスメイトがいるなら共にココを突破し、早急にこのエリアからの脱出を目指すつもりだ。

それに、こんなヴィランごときにアレ(・・)は使うのは勿体無い。そう考えていた。

 

 

しばらく敵を蹴散らしながら進んでいると、突如エリアの一角が閃光の様に光り輝いた。あれは雷?と警戒しつつそこへ向かうと、そこにはクラスメイトの八百万百、耳郎響香、上鳴電気を発見した。周りに倒れている人がいることから、どうやらヴィラン達と応戦し丁度勝った所らしい。

 

 

「ッ、桜井さん!貴方もココに飛ばされたんですわね!」

「桜井!よかった、無事だったんだね...」

「ウェ~~~~~ィ.....」

 

「あぁ、何とかな。てか上鳴は何でアホになってんだ?八百万もその服....」

「ちょっ!桜井、八百万の方は見るな!」

「おっと....すまん...」

 

話を聞くと、上鳴の個性『帯電』の電気でヴィラン達を撃退したらしい。あの光は上鳴のモノだったらしい。

八百万と耳郎は八百万の『創造』の個性で作った絶縁体のシートを使い電気を防いだとか。八百万の服はその時に駄目になったようだ。途中、耳郎が「発育の暴力....」と呟いていたが気にしないでおこう。

 

「取りあえず八百万、お前らはこれからどうするんだ?」

「まずは状況判断の為に中央に戻るのが先決かと。この状態だと他のクラスメイトの皆さんもそれぞれヴィランと戦闘している様子ですが.....」

 

 

 

『おっと、そう簡単にお前らを逃がす訳にはいかないナァ...』

 

 

「!?」

「ウェ!?」

「あのヴィラン...どうして立ってるんだよ!上鳴の強力な電気攻撃受けて倒れてたハズなのに...?」

 

 

『ハァ...折角コイツの望みを叶えてる途中だったのに、ここまでお前らが善戦したのは予想外だっタ....』

 

ヴィランから白い砂が落ちて行く。

 

『だが好都合....ここでオレが貴様らを殺してコイツの願いを叶えればイィ....』

 

砂はどんどん落ちて行く。既に地面には砂が水溜まりの様になっていた。

 

『願いを叶えて、時間を奪ウ...それがオレ達.......... 『イマジン』だからナァァ!!!!』

 

その言葉を皮切りに突然ヴィランが糸を切られたマリオネットの様に倒れ、地面の砂が人の姿に形を変えていく。

 

やがて現れたソイツは異形型の個性の人間とは違う、人では無いバケモノ。

そのバケモノは頭に角を生やし、その体は怪力と分かる位の筋肉と言う名の鎧を纏っている。右手には巨大な斧を持ち、今にも彼らを殺さんと鼻息を荒くさせ、桜井達に殺気を向けていた。

 

 

「ミノタウロス....神話の生物のイマジンか....」

 

「アァ、今にもこの溢れる力を貴様らに試したくてウズウズしている....この力ならいつでも貴様らを殺せる...!」

 

ユートが冷静にそのイマジン──ミノタウロスイマジンを睨み付けながら話す。対するイマジンはいつでもお前らを殺せるとばかりに傲慢な態度で言葉を返す。

 

「..........!」

「あ、あぁ......」

「なんだよ、何なんだよアレはぁ!!」

 

そしてユート以外の3人は動けなかった。

明らかに人では無い自分たちとは別のバケモノ。そしてこちらに向けられる本物の殺意。少し前までただの力を持つだけの学生の彼らでは太刀打ち出来るハズがなかった。

3人は既に戦う事を諦め、顔を恐怖を染め震えていた。

 

戦えば殺される。今の自分たちでは絶対に勝てない。

 

 

彼らはその思いだった。

 

 

この場にいる一人──桜井ユートを除いて。

 

 

「まさかこの世界にもイマジンがいたとはな....」

 

「ホゥ。貴様、オレに恐れを見せないとはナァ、面白い....」

 

「今さら恐れなんて抱いてられないんだよ。この場でお前を倒さないと、後ろの八百万や他の奴らに迷惑がかかる。その前にお前を倒す。それだけだ。」

 

 

「その覚悟、気に入ったぞ!お前は直々にオレが殺す!」

 

「殺されるのは御免だな、俺はまだ死ねないんだよ!」

 

互いに構えを取る。どちらも命をかけた戦いだと覚悟を決める。その時、ユートの後ろで動けないでいた耳郎が焦ったように叫ぶ。八百万も震えながら話し出す。

 

 

「ダメ!早く逃げなきゃ、ダメだよ桜井....殺される....」

「そうです...ここにいる私達では悔しいですが勝てません...ユートさんが犠牲になるなんてっ...そんなの耐えられない....」

 

こちらの腕を握りながら必死に呟く2人。そんな2人の手をユートは強く握り返す。

 

 

「大丈夫だ。俺は何も死にに行く訳じゃない....俺が2人を守ってやる。」

 

 

その言葉に2人は目を見開き、ユートの覚悟を決めた顔を見て心が温かくなる。そして理解する。彼にはあのバケモノを倒せる力を持っていると言うことを。

 

少しだけ2人の手をしっかりと握って少しだけ自分から距離を取らせると、斧を構えるミノタウロスイマジンと対面する。

 

 

 

「別れの挨拶は済ませたか?」

 

「そっちこそ、待ってくれてるなんて随分と余裕そうだな?」

「なに、相手を殺すなら邪魔が無い方が満足に戦えるしなァ....それに、お前にはオレを確かに倒せる個性とやらがあるのかァ?」

 

その言葉にユートは笑う。

 

「ハハッ、バカ言え!俺には個性は無いさ。だが、個性と称している力ならある。来い、シリウス」

 

そう言うと、ユートから先程のヴィランと同じように体から砂が溢れる。

 

「....まさかッ!お前もイマジンと契約を!」

「何もお前だけの特権じゃないだろ?」

 

やがて砂が人の形になり、現れたのは白い大型犬のような姿のイマジン。体に六角の星を刻むそのイマジンの名はシリウス。ユートが契約しているイマジンだ。

 

 

「シリウス、ドライバーを」

 

「承知している。『今がその時』なのだろう?是非、その力を存分に使ってくれたまえ。」

 

「あぁ。いつかこの時が来るとは思っていたけどな....」

 

「健闘を祈るよ、ユート。」

そう言ってシリウスは後ろに下がる。

 

 

 

 

「待たせたなイマジン!喜べ、この力を使うのはお前が初めてだ!」

 

そう大きく叫ぶユート。

そしてその手に持っていた『ゼロノスドライバー』を自身の腰に装着させる。

 

 

(この世界に転生して早15年...遂にコレを使うなんてな)

 

ユートはこの力の使い方、そしてこの力のデメリットも既に知っている。だからこそ、使うべき場所を考え、今までは使わないでいた。だが、後ろの3人を守る為、そしてイマジンを倒す為にこの力を使う。今がその時だ。

 

 

そのままゼロノスドライバーの上部をスライドさせ、ベルトから笛の待機音が流れる。

そして右手に持つ緑のカード『ゼロノスカード』を構え、その言葉を放つ。

 

 

 「変身!」

 

Altail Form

 

 

 

ドライバーのバックルにゼロノスカードをセットすると、ユートの全身を黒いスーツが一瞬纏った後、体に緑に金の装飾が付いた鎧が装着される。

そして頭部に牛を模したマスク『電仮面』が顔の正面に装着。そのままマスクの目に変形し変身が完了する。

 

 

「なっ、その姿はまさか!電王なのか!?」

 

「やっぱ知ってるのか。だが少し違う....俺はゼロノス、仮面ライダーゼロノスだ!」

 

 

 

そしてイマジンへ向け言い放つ。

 

 

 

「最初に言っておく!俺はかーなーり、強い!」

 

 

 

彼の名前は桜井ユート。

またの名を、仮面ライダーゼロノス。

 

この世界の時の運行を守る、一人のヒーローだ。

 





・桜井ユート  
コテハン名『かーなーり強いヒーロー』

性別 男
年齢 15歳 学生

性格 『電王』の桜井侑斗より情に厚い部分がある。椎茸は食べられる。


転生特典【仮面ライダーゼロノス】

契約イマジン シリウス 
モチーフは星座のおおいぬ座
性格 親切で気前が良いが、怒ると怖い


力  A
速さ B
精神 B
賢さ B
成長 A 

総合 B+
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