──君は、トリニティの英雄。
「改めて見ると、スッゲェ『ザ・お嬢様学校』って雰囲気だよな……」
センジョウは現在、一人でトリニティ総合学園へと訪れていた。
一人。というのは、文字通り『一人』だ。
付き添いの生徒はおろか、『ナル』すらも同行の無い、完全な単独行動。その様子は正に、『着の身着のまま』と言う他に無かった。
「さ、て、と…………」
そして、そんな彼の『着の身』は、彼がキヴォトスに来る前に好んでいたパーカーであり、『シャーレ』の制服はおろか、その『教員証』も持ち合わせていない。
故に。
「…………どう入ろうか」
彼は、正門の前で、立ち往生をしていた。
「………………しまったなぁ……失念してた…………そうだよな……お嬢様学校だもんなぁ…………」
現在のセンジョウは、己の身分を証明する手立てを持ち合わせてはいなかった。
どこかの学園の生徒と言うわけでもなければ、先日のいざこざの最中に、好き勝手に動くために『シャーレの先生代行』の権限の全てを放棄、返納してしまった為、シャーレの所属職員ですらない。
今のセンジョウはキヴォトスに来た時以上に、『良くわからない立場』になっていた。
「う、うーん……。て、手続き……どうするか……」
トリニティの学校敷地内に入ろうにも、さすがに無断で入れる程の緊急時でもなければ、勝手をして方々へ迷惑をかけるのも不本意だ。
そうしてそのまま、しばらくの間、腕を組んで首をかしげ、うんうんと唸っていると────
「────センジョウ先生?なにかトリニティにご用事ですか?」
一人の生徒、『柳木シュウコ』が、書類を片手に現れた。
「……全く。シュウコさんが至急の用件と言うから何事かと思えば……。あなたはもう少し、自分が他人からどう見られているのかを考えるべきだと、私は思います」
「め、面目ない……」
「どんな経緯があろうと、どんな役職であろうと。……あなたは、私達にとって『トリニティの英雄』なのです。多少の無理ぐらい融通は効きますよ」
そう言って、ナギサは小さくため息を一つつくと、紅茶に口をつけた。
「ナギサさま。センジョウ先生は優しい方ですが、不器用な方でもあります。ここは、私の顔を立てると思って、見逃してあげては頂けませんか?」
「────」
ナギサは、そんなシュウコの言葉に少し目を見開くと、今度は胡散臭いものを見るような瞳でセンジョウを見た。
「妻と娘がいながら、ミカさんだけではなくシュウコさんまでたらしこむとは、少々節操が無さすぎませんか?」
「いやいやいやいや!?」
ナギサの指摘に、センジョウは顔を青くしてブンブンと首を横にふる。
「ミ…………カは、うん、この際置いといて!」
「置いておくのですね」
追撃の言葉は聞かなかったことにしつつ、センジョウはシュウコを指し示して言葉を続けた。
「シュウコは別にそう言う話ねぇぞ!?」
「…………そうですよね。私と貴方は、教師と生徒…………それは、高く険しい壁……なんという運命のいたずら……」
「…………」
「シュウコさぁぁぁぁん????あなたの悪のりで今まさに俺の評価と信用ががらがらと音を立てて崩れさっているんですがぁぁ????」
頬を赤く染め、口許に手を当てながら身体を捩る仕草をしたシュウコを見て、ナギサの視線が絶対零度を下回った辺りで、センジョウはガタンと席を立った。
「ふふ。冗談です」
そんなセンジョウを見て満足したのか、シュウコは普段通りのおしとやかな笑みを浮かべて、頭を下げた。
「申し訳ありません、ナギサ様。大変失礼しました」
「構いません。……にしても、随分お気に入りなんですね」
「はい。尊敬する『先生』ですので」
ニコニコと満面の笑みを浮かべるシュウコに、ナギサは内心、男の趣味がわからない。と呆れながら、再び紅茶を一服した。
「まあ。配慮いただけたと言う点は、感謝しています」
「寛大なお心遣い、感謝します……桐藤ナギサ様……」
「頭でもおかしくなりましたか。救護騎士団を呼びましょうか?」
「イエケッコウデス」
センジョウは、ナギサの申し出を謹んで辞退すると、再び席に座り、落ち着くために紅茶に手を掛けた。
一服。
「……それで。トリニティにはどう言ったご用事で?」
「んー。まあ、色々あったし、現状がどうなってるか、直接この目で見ておきたくてな」
「視察、ということですか?」
「そんな堅苦しいもんじゃねぇよ。個人的に改めてキヴォトスを見て回りたいってだけだ」
どうせ今の俺はシャーレの先生でもないしな。と付け加えつつ、センジョウは紅茶を再び味わう。
「ああ、それと」
そして、センジョウはシュウコを一瞥する。
突然視線を向けられたシュウコは、少し不思議そうに首をかしげ、センジョウを見ていた。
そんな彼女をよそに、センジョウはナギサへ視線を戻して、もう一つの本題を告げる。
「キヴォトスを見て回る都合。明日から3、4日、シュウコを借りられないか?」
ばさり。
書類が地面に落ちる音がした。
センジョウとナギサは、反射的に音のした方を見ると────
────顔を真っ赤にしたシュウコが、持っていたはずの書類を取り落としたまま、口を小さく開けていた。
「…………えっと。その…………センジョウ、先生」
「嫌な予感がす──」
「不倫は……あまりよくないと思います…………」
「ちげぇぇぇぇぇぇ!!!」
『不倫』等という、不穏きわまりない単語がシュウコの口から発せられたことでセンジョウは頭を抱えて大きくのけぞった。
「蒼井さん…………あなた…………」
ナギサは、絶対零度とはまた別種の、汚い生ゴミでも見るような軽蔑の視線をセンジョウへと向けた。
「まてまてまて!真に受けるんじゃない!そもそも俺は『借りる』と言っただけで、他にはなにも言ってないだろ!?」
「でも……、3、4日もなんて……ふ、不倫旅行…………」
「旅行でもねぇし不倫はだからしないっての!!君は何処からそんな知識を仕入れてくるの!?」
「そ、そんなこと…………ナギサ様の前では、さすがに……」
「蒼井さん………………」
「答えろなんて言ってないよね!?これ俺が悪いの?悪いのかなぁ!?」
多分お前のデリカシーがないだけだぞ。
「……成る程。キヴォトスを見て回る際の護衛、ですか」
「だから泊まりにする予定はねぇし。毎朝迎えに来るよ」
「そ、そうですよね。普通に考えたら、そうですね……よかった……」
何とか誤解を解いたセンジョウは、事の仔細を二人へ伝えた。
要点を纏めると、こうだ。
1.センジョウはこれから、数日掛けてキヴォトスを見て回る。
2.しかし、非武装、かつ単独の行動。
3.普段の自衛手段である『Naill-Vana』は現在、ユウカと共に、センジョウ以外の手による起動理由の分析で忙しいので使用不可。
故に、センジョウは生徒による護衛を必要としており、結果として、その白羽の矢がシュウコに立った。と言うことだった。
話の内容を聞き、シュウコは胸を撫で下ろし、落としてしまった書類を拾い上げた。
そうして、その最中にふと思い付いた様に、彼へ問いかける。
「でも、それって私で本当にいいんですか?」
「そうですね。お世辞にもシュウコさんは戦闘になれているとは言いがたいです。それに、『トリニティの英雄』であるあなたの護衛であれば、
「別に戦争しに行くって訳じゃないんだから……」
トリニティでも指折りの実力者達のなが推薦されるが、センジョウはそれでも軽く首を横にふる。
「俺はシュウコに頼みたいんだ。……とは言え、シュウコの立場も理解はしてる。無理にとは言わない」
「…………ふむ」
センジョウの真摯な態度に、ナギサはシュウコの顔を見た。
「シュウコさんはどう思いますか?」
「私、ですか?…………私は、センジョウ先生のお力になれるのであれば……。しかし、私にはナギサ様を支えるという役割もありますし…………」
ナギサの問いに、困ったような視線を返すシュウコを見て、ナギサは小さく、けれど深い溜め息をついた。
「二度あることは、と言うことですね。…………わかりました。シュウコさん、センジョウさんの護衛の任へ着いてください」
「いいんですか?」
「問題ありません。……『英雄』直々のご指名です。しっかりと任を果たしてくる様に」
ナギサの言葉に、シュウコは目を丸くし。
「……承知しました」
深く、その命を受け取った。
「色々と支度もあるでしょう、今日の業務は残りのメンバーに任せて、もう上がりなさい」
「ご配慮痛み入ります。……それでは、お先に失礼します」
ナギサの言葉に、シュウコは深く頭を下げると、書類を持ったまま、二人の前を後にする。
「細かい予定は後でモモトーク送るから、確認しておいてな」
「はい。わかりました、センジョウ先生。……それでは」
去り際に、もう一度二人へと深く頭を下げて、シュウコはその場を後にした。
残されたナギサとセンジョウは、どちらともなく、ティーカップを手に取り、紅茶を一口。
「────貸すだけです」
ぽつり。と、小さくナギサは言葉をこぼした。
「……?」
センジョウは、その言葉の意味を図りかね、不思議そうにナギサの表情を見た。
「シュウコさんはあくまでも貸すだけです。必ず返してください。……彼女は、大切なティーパーティーの一員ですので」
その言葉を聞き、センジョウは力強く頷く。
「……ああ、必ず無事に返すさ」
「────そうですか」
ナギサは、センジョウのその答えに、頷くでも、首をふるでもなく、静かに紅茶を飲み込んだ。
その後、ナギサからトリニティの自治区内を自由に行動する許可を受けたセンジョウがその場を後にし。ナギサは一人、その場へ残された。
「…………全く。なにもわかっていない方ですね」
ナギサは、シュウコが無事に帰ってくる事など、心配はしていない。
ではなぜ。あんなことを言ったのか。
「────ミカさんといい、センジョウさんといい。皆さん、本当に、自分勝手すぎます」
ナギサは、そんな柄にもない愚痴を一つ。雲一つ無い青空を見上げて、こぼすのだった。
センジョウは、目的もなく、ただブラブラとトリニティ学区内を散策した。
すれ違う生徒達は皆、スイーツの話や、音楽の話、アクセサリーの話等をしており、思い思いの『日常』を過ごしている様子が見て取れた。
────中には、ミカへの反発的な動きをする生徒もいたが、彼女達はセンジョウの姿を見ると、何処へともなく姿を消した。
そして。だからか。
────センジョウの視線の先には、今。懸命に草むしりをする、ミカの姿があった。
正直。センジョウはミカに会うつもりは、無かった。
当然だ。…………ユウカと比べたら短い間、とは言え。ミカは奈落の淵に立っていた俺のとなりで、懸命にその手をつかみ、支えてくれていた。
それなのに、俺は。……それでも、俺は。ユウカを選んだ。
『合わせる顔がない』
そう、思っていた。
けれど、いつの間にか俺は、ミカのいるグラウンドへと足を向けていたし。ミカが、未だに一人、辛い境遇に残されていると考えると。……見てみぬふりは、出来なかった。
でも。だからといって、俺がここに来たところで。俺が彼女に声をかけたところで。一体、何が出来るだろうか。
それどころか、ミカは、俺のわがままのためミカを傷つけた俺を。受け入れてくれるのだろうか。
なんて、そんなことをぐるぐると悩み、考えたまま。センジョウはその場にしばらく立ち尽くしていた。
「────はぁ」
ミカが大きく、一つ溜め息をついて、ぐい。と全身を伸ばす。
「来てたんだ。センジョウくん」
「え、あー…………。まあな」
くるり。とその場で振り返ったミカに、センジョウは気まずそうに言葉を返した。
「ふふっ。正直、会いに来てくれないと思ってたな」
「…………会いに来てほしかったのかよ。お前」
「さぁーて。どうでしょう?」
ミカは、全身の至るところに泥をつけたまま、センジョウへイタズラっぽい笑みを向けた。
その姿は、あの日の体操服に身を包み、申し訳程度のおしゃれに髪を纏めてはいたが、それでも普段からは想像がつかぬほどに質素な姿をしていた。……それでも、十分魅力的な輝きを放っている。
「なんてね。……嬉しいよ、会いに来てくれて」
ミカは、両手を後ろで組み、片足の爪先で、地面をトントンと叩く。
「大方、イジメの噂を聞いて、いても立ってもいられなくなったんでしょ?」
「────」
内心を言い当てられ、センジョウは言葉を失う。
「わかるよ」
そんなセンジョウの表情を見て、少女は──優しく、微笑んだ。
「だって────」
一歩、また一歩。ミカはセンジョウへと近づいていく。
そうして、あと一歩、と言うところで足を止めると、上半身を少し前に倒して、身体だけをセンジョウへ近づけながら、上目遣いで彼をみる。
「────私はずっと、君の事考えてたんだもん」
「っ…………」
不覚にも、センジョウは自分の胸が高鳴るのを感じた。
それは不可抗力だろう。そんな仕草で、そんな言葉を投げ掛けられれば、同性であっても胸をときめかせてしまう。
それだけの魅力が、今のミカには有った。
「お前、どうして」
「どうしてもなにも。別に別れたからって、縁の全部が途切れちゃった訳じゃないし」
屈めていた上半身の背筋を伸ばし、ミカはセンジョウを見る。
「今の私と貴方は、確かに恋人同士ではないかもしれないけど」
陰りも、曇りもない、整った笑顔を、彼女は浮かべていた。
「私達、友達でしょ?」
そんな彼女の言葉に、センジョウは苦笑を浮かべる。
やっぱり──聖園ミカという少女は、少し甘すぎる。
「それとも、センジョウ君としては友達であることもイヤ?」
「お前、わかっててやるのはズルだろ」
「はて。なんのことかな?」
わざとらしく子首をかしげ、ミカはとぼける。それは、気づいてほしい彼女が示す、わかりやすい合図だった。
だから、センジョウはそれに応える。
「…………別に嫌じゃねぇよ。俺も、お前の事が嫌いになった訳じゃない」
「そっか。…………うん、そうだよね。そうでなくっちゃ」
ミカは、センジョウの返しに小さく一つ、なにかを飲み込むように頷いてから、今度はわかりやすく、両手を組んでウンウンと頷いた。
「よかったぁ。折角軟禁も終わって、これからお出掛けとかも少しずつ増やせると思ってたのに、荷物を持ってくれる当てがなくなっちゃったらどうしようかと」
「オイ。お前はおれの事を一体なんだと思ってるんだ」
「『お姫様』のお付きの『騎士』、じゃないの?」
「ずいぶんみみっちい王国の姫と騎士だな」
「没落した亡国のお姫様だったりして」
「だとしたら、それに付き従う騎士の忠誠心は大したものだな」
なんて。そんな軽口を叩き合い。二人はどちらともなく、クスクスと笑い始める。
「ふふふ。あー、おかしい。…………やっぱり私、センジョウくんとはこうしてる方が好きかも」
「そうかい、そりゃ奇遇だな。俺も好きだよ」
センジョウは肩をすくめて、ミカへ軽くそう返すが。
「…………ミカ?」
「────え?あ、ううん。大丈夫、大丈夫だよ。なんでもなーい。あはは……」
ミカは、なにかを隠すように笑みを浮かべ、……そして、キョロキョロと目を泳がせた。
「……あっ」
そうして、センジョウの胸元にかけられた、ぼろぼろの羽飾りの存在に気づく。
「…………センジョウくん、それ」
「ん?ああ、……これな」
ミカの視線に気づき、センジョウは所々が黒ずみ、みすぼらしくなっていたそれをつまみ上げる。
「つけて、くれてたんだ」
「ずっとな。…………こいつのお陰で。お前には、空の上でも救われたんだ」
「なにそれ、どう言うこと?」
センジョウの言葉を冗談と受け取ったミカは、照れ隠しにクスクスと笑う。
けれど、センジョウは。真剣な表情で、優しい瞳で。ミカを見つめていた。
「いや。……本当に、何から何まで。今の俺がいるのは、お前のお陰だよ。本当に、感謝してる」
そして、彼は。笑顔で。感謝の言葉を告げる。
「ありがとう、ミカ」
その笑顔は。優しくて、暖かくて。……それは、ミカの見たことの無い。たぶん、センジョウの本当の『笑顔』で。
「────ああ、もう。本当、ズルい」
ミカは、誰にも聞こえぬ声で、小さくそう呟いて。
「じゃあさ、じゃあさ。センジョウくん」
「ん?」
ミカは、いつものようにイタズラっぽく笑う。
「頑張った私にも、ご褒美ちょーだい?」
「ご褒美?」
「そ、ご褒美。……いいでしょ?」
あざとくそう問われ、センジョウは顎に手を当てて首を捻る。こうなったミカのワガママは、聞いてしまう他に方法を知らないが……しかし、パッとミカの喜ぶご褒美も思い浮かばない。
「そんなに考え込まなくっていいよ~。じゃあほら、教えてあげるから目、瞑って。ね?」
「何でだ……?」
「なんでも。はい、良いでしょ。ご褒美してくれるって言うなら、目を瞑ってくださーい」
「…………わかったよ」
何をされるのか、と内心を覚悟を固めつつ、センジョウはミカに言われるがままに目を瞑る。
「ちゃーんと瞑ってる?」
「瞑ってるよ」
「見てない?」
「見えてない」
「これは?」
「わかんねぇよ」
「うん。……よし。バッチリだね」
妙に念入りに確認され、何をされるのかと思った瞬間。
ふわりと。汗に混じる、甘い香りがした。
そうして、その『感触』に、センジョウは目を見開く。
「はい、おしまい」
いつの間にか、一歩。ミカとの距離がつまっていた。
「こんなぼろぼろのアクセサリー、ずっとつけててもダサいから、私が直しておいてあげる」
「……あ」
ヒラヒラと彼女が動かす手には、先程までセンジョウが首にかけていたネックレスが握られていた。
どうやら、アレを取るのが目的だったらしい。
────確かに、それなら。甘い香りがした理屈は、つく。
だが。
「おい、ミカ────」
「じゃあ、私門限もあるから、先に帰るね☆」
呼び止めるセンジョウの言葉も聞かずに、パタパタとミカはその場を小走りで去って行く。
そして、曲がり角へ消えてから。ひょい、と頭だけをこちらへ見せて。
「ユウカちゃんに伝言!」
そういいながら、ミカは、右手の人差し指を、そっと自分の唇へ押し当てる。
「ここからは競争。……負けないよ」
不敵に、素敵に微笑んで。嵐のようにミカは去っていった。
「…………なんだったんだ、ほんと」
センジョウは、無意識にそっと。自分の口許へ、手を添えて。
グラウンドの隅に一人残されたまま、ミカが去っていった方向を眺めていた。
転んでもただでは起きないミカを書きたかったと、筆者は供述しており。