ドラえもん のび太の新世紀エヴァンゲリオン   作:憲彦

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リハビリリハビリ


邂逅

 巨大なロボットを見てから、3人は全力で走った。そして裏路地に入った辺りで、ドラえもんが壁掛けハウスを周りのポスターに合わせる形で貼り付けて、中へと飛び込んだ。

 

「ここなら、巻き込まれないと思う」

「ねぇ、なんか2人が走り出したから逃げてきたけど、何で逃げるのさ?協力してあれを倒せばいいじゃん」

「……相手が、話のできる人たちなら、そうでも良いんだけど」

「あんな化物を相手にできる巨大なロボットとその周辺の施設。絶対軍隊かそれに等しい存在。そんな人たちの前にいきなり出ていったら確実に敵と間違われるよ」

「それに、逃げ遅れた人を誘導する地上部隊が展開されてなかった……あの規模の戦いだから、撤退したとも考えられるけど、それでも周辺にその影もなかった。まともな組織とは到底思えないよ」

 

 まだ少し納得できない部分もあるが、2人からの説明を聞いて飲み込んだ。話が終わると、ドラえもんはポケットからスネ夫の投げ渡した物を取り出し、それを出来杉に渡す。中身を広げて確認している間に、スパイ衛星を飛ばして外の様子を確認できるようにした。

 

「さてと……これで外も見れるし、出来杉くん。そっちはどう?」

「スネ夫くんが定期的にメンテしてくれてたから、問題なく動かせると思うよ。ちょっと不安だけど……」

「あれ?じゃあ何でスネ夫持ってきたんだろ?」

「オーバーホールしてフルメンテの予定だったんだけど、それをやろうとしてここに飛ばされちゃったから」

 

 ミニチュアサイズになったチェスターを細かくチェックし、一緒に入っていた工具で不具合が無いかを確かめていく。4機に分割し、α機を除く機体は再びポケットへ戻し、ランチャーの確認へと移った。

 

「他の機体はダメなの?」

「大丈夫だと思うけど、不安だからね。合体して飛んでる最中に墜落なんてシャレにならないし……」

「あんな戦闘機が墜落って……考えただけでも恐ろしいよ」

 

 出来杉の言葉にドラえもんも同意した。

 

「それより、あの道具って簡単に次元を超えられるの?」

 

 出来杉が外の様子を撮っているドラえもんに尋ねた。件の道具はタイムホールと言い、場所と時間を変えて繋げる道具だ。当然よっぽどのことが起こらない限り次元を超えて別の世界に行くことは無いし、吸い込まれるなんて絶対に起こり得ない。

 

「でも僕らが吸い込まれたよね?」

「回路がショートして火花散らしてたでしょ。多分あれが原因。前に無理矢理物を通そうとしたらマヤナ国に繋がったことがあったから、今回も似たような感じだと思うよ」

 

 行き来はできないけどと付け足し、スパイ衛星から送られてくる映像に目を戻した。あの化物は何かを目指すかのように浮遊しながら移動している。

 

 ドオオオオ…ズゴオオオオオオ!!!

 

「ングッ?!なに?!」

「何かが爆発したみたい……全く効いてないけど。町1つ消し飛ばしてるのに」

「この世界の住人、頭大丈夫?」

 

 出来杉の鋭い一言が壁掛けハウス内に響いた。ドラえもんも映像を見ながら呆れていた。普通に町の状態を心配しているのはのび太だけである。

 爆発からしばらくして、化物は目的の場所に着いたのか、顔のような部分から光線を撃ちまくり町を破壊していく。

 

「あ、またさっきのロボット」

「なんか様子おかしくない?」

 

 モニターに映っているのは、歩くのもやっとと言う感じのロボットだった。歩くので精一杯かと思いきや、突然走り出し化物に突っ込んでいく。しかし突然と言うべきか、簡単に避けられ前のめりに倒れてしまった。そのまま倒れたロボットを化物が両腕で掴み上げ、ロボットの腕を潰した。

 

「見てらんない!ちょっと行ってくる!」

「え?──ちょ!のび太君?!」

 

 壁掛けハウスの扉から飛び出し、エボルトラスターを引き抜いた。赤い光の球体になると、戦闘が行われている場所まで飛んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『シンジ君!よけて!!』

 

 頭を掴んでいた腕から、光の刃が飛び出し頭部を貫こうとしている。ロボットの操縦席からはその様子がスローモーションの様に見えていた。瞬きする間もなく貫かれる。そう思って固まってしまった。

 

「セヤッ!!」

「ッ?!」

 

 化物が頭を貫く前に、頭部を掴んでいる腕を切り落とした。重力に従って落ちてくるロボットを受け止めると、座らせるように地面に置いた。

 

「…………ウル、トラマン」

 

 操縦者が呟くと、巨人は化物に向き直り駆け出した。相手の光線を跳んで避けると、加速を着けながら殴り付けた。壁のような何かに阻まれたが、そんなものは簡単に砕かれてしまう。

 

「ハァッ!」

 

 小型の光の刃が複数飛んでいき化物の動きを止める。体に直撃し壁がないことを確認すると、胸の部分の赤い玉目掛けて全力で拳を叩き込んだ。直後、亀裂が入りそのまま完全に粉々になった。

 

「……終わった?」

「………シュワッ!」

 

 座っているロボットの方を向くと、無事であることを確認してから空へと飛んでいった。




う~ん……さてさてどうしたものか。NERV視点でエピソードを補完しつつ物語を進めるか、そんなことはせずにドラえもんサイドのみで進めるか……悩みどころだな~
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