俺は二刀流の子孫ですがなにか?   作:楠木 蓮華

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初めての完敗ですがなにか?

夕日がオレンジ色の光で町を彩る時間…

 

「なにか…用?」

 

俺は…美遊と向き合っていた

 

 

 

「別に大した用はないさ…たださっきの会話見てたからな」

 

「そう…」

 

「ふぅ…確かに…イリヤスフィールは戦いに対して軽く考えてる…なんで美遊があんなことを言ったのかは俺も知らないし知りたくもないが…あいつは…イリヤスフィールは…きっと…美遊に……新しい世界を見せてくれるよ…きっと…な」

 

「新しい…世界…」

 

「あぁ…それじゃ…俺帰るわ」

 

「うん…」

 

そして…家に帰る…

 

『主殿は大人みたいじゃのぅ』

 

『しっかり…してます』

 

「そんなことないさ…自分自身…この任務の重要性はわかってないしな」

 

『……主殿…今は流れに乗ればいいと思うのじゃ…その内…自分のやりたいことも見つかると思うのじゃ』

 

『その…とおり…です』

 

「そっか……」

 

そんなことを話しながら家についた

家の郵便受けにはある紙が書いてあった…

 

そこには…今夜0時、橋のふもとの公園まで来るべし…と書かれていた…

 

二回目の戦闘…そろそろ気を引き締めるべきだと…自分に喝をいれた…

 

 

そして0時…

 

「油断しないようにね、イリヤ…敵はもちろんだけど…ルヴィアたちがドサクサ紛れで何してくるかわからないわ」

 

『お二人のケンカに巻き込まないで欲しいものですねー』

 

まったくだ…なんで仲間同士でギスギスしてんだこいつらは

 

「速攻ですわ、開始と同時に距離を詰め、一撃で仕留めなさい」

 

「はい」

 

「後、可能ならドサクサ紛れで遠坂凛も葬ってあげなさい」

 

「…それはちょっと」

 

『殺人の指示はご遠慮下さい』

 

なんなんだこの、ツインテールと金髪縦ロールは…

馬鹿なんじゃないか?

 

「さて、じゃあいくわよ、3…2…1…」

 

『『限定次元、反射炉形成!鏡界回廊、一部反転!』』

 

「「接界!!」」

 

 

ジャンプした先には魔女と無数の魔法陣

 

「何アレ…?すごい数…」

 

『どうやら向こうは…戦闘準備万端だったようですね』

 

「っ!?」

 

いきなりの一斉砲撃かよ!?

砲撃をよけていく、かなりギリギリだが気をつければ当たることはないな…

 

「蓮君!!」

 

イリヤスフィールの声が聞こえる…けど振り向いてる時間はない

 

「緋恋!瑠火!…どうにかできないか?」

『主殿は飛べるか?』

「知らん!…がやってみる!!」

空を飛ぶイメージをする…すると体が浮き…飛んだ

そして弾幕がなくなり

 

「最大出力…!砲射!!」

 

美遊の攻撃が弾かれる…どうやらあれは魔力指向制御平面というらしい…

 

なら…近接ならどうだ!

 

「はっ!!」

 

俺は敵に斬りかかったが…敵が消えた…瞬間移動の魔法かなにかか…

 

「っ!そこだ!!」

 

「ぐうっ!」

 

気配がした方を剣で近づき斬る…先読みというやつだ

だが…浅い…

 

敵は距離をとり…なにかを詠唱していた

ちっ…随分と早い詠唱だな…

 

「がっ!?」

 

その時竜巻と砲撃によって地面に叩きつけられる

 

「蓮君!大丈夫!?」

 

「あ、あぁ、大丈夫だ」

 

そして…大きな魔法陣が作られる

 

「こ、これはもしかしなくてもDieピンチ!?」

 

『完全に詰みですねーこれは』

 

「悠長に話してる場合かー!」

 

「撤退ですわ!撤退ー!!」

 

『『反射路形成!』』

 

「「早く早く!!」」

 

『『鏡界回廊一部反転!』』

 

「「「早くーーっ!!」」」

 

 

そして…元の世界…

 

『いやーものの見事に完敗でしたね、歴史的大敗です』

 

まったくだ…くそっ…今の俺は物凄く悔しい思いをしている…

 

「蓮君?」

イリヤスフィールの声に皆が俺を見る

 

「イリヤスフィール…俺は…悔しいっ!」

 

「そ、そうだね…ほぼ何もできなかったし…」

 

いや…

 

「違うんだ…負けたことは妥協して別にいい…ただ」

 

「ただ…?」

 

「汚さで負けたことが一番悔しい!!」

 

『『「「「「そこっ!?」」」」』』

 

皆に突っ込まれてしまった

 

くっくっく…覚えてろよ、魔女ヤロー…かならず叩き潰してやるからな…

 

 




読者の皆さん、読んでくださりありがとうございます

これからもよろしくおねがいします
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