がっこうぐらし! 『誉れある死』獲得RTA 作:ハイカスカス
えー、ここまで遅れた理由としては
受験勉強をし、入試を受けて合格し、プレステのバトオペと原神に入り浸り、ブロリーMADを見まくって、インフルBにかかっていたからです。本当に申し訳ない。あと文が結構長くなった。
書き方とか大分忘れてると思うので文章が変な所があると思いますが許し亭許して。
歩く、肩を掴まれる。
歩く、腕を掴まれる。
歩く、腰を掴まれる。
走る、脚を掴まれる。
逃げる、後ろに倒される。
もがく、呑まれる。
目を開く、何かがこちらを見つめている。
沈む、自分に何かが入ってくる。
「はぁ、は、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はーっ…」
夜間の見回りをしていた私は部屋から聞こえてくる理奈の声を聞き、少し様子を見てみることにした。
「…理奈、大丈夫かしら?」
「んっ、あ、あぁ、どうした慈?やつらでも来たか?」
「あなた、酷く魘されてたわよ?気づいてなかったの?」
「えっ、あ、あぁ、そういう事か……」
どうやら、記憶は曖昧だが悪夢のようなものを見ていた記憶はあったらしい。
遠目でも寝汗をかいていることが分かる。掛けられた毛布は思いっきり蹴り飛ばしたのか壁際に落ちており、ベッド周りに置いてあった小物も所々倒れている。
「……悪い、今日は一緒に寝てくれないか…?あの夢を眠るとまた見るんじゃないかと思うと、なんだか怖くて…」
いつも凛々しい彼女からは想像がつかないような弱々しい表情を浮かべ、まるで何か深刻な悩み_自分の今後についての大きい何か_があるようだった。
「いいわよ。やつらも来そうな感じじゃ無かったし…私も親友に倒れられるのは困るしね」
「すまない、助かる…」
そう言って目を閉じると、すぐに寝息が聞こえてきた。ずっと悪夢を見ていたからか眠りも浅かったのだろう。
普段はかっこいいとか、凛々しいとかといわれる表情をする理奈だが、寝顔はとても可愛らしい。
そう思って軽く頭を撫で、私もベッドに入った。彼女の悩みの事を考えながら…
翌朝、勝手に見張りを抜け出したので怒られたのはまた別の話。
「ふぁぁ~…おはよう、皆」
「あ!おはよー、りー先生!」
「お、ようやく起きたか」
「おはようございます。朝食できてますよ」
「おはよう、理奈。珍しく遅かったわね」
朝の9時か10時ぐらい、あまりに起きてこなかったのでるーちゃんをけしかけた所、目を擦りながら部屋に来た。どうやら悪夢の関係でしっかりと眠れなかったようだ。
「ん、皆元気そうで何より…あれ?貴依はどこに居るんだ?」
「柚村さんはまだ寝てますよ。昨日は休んでいたとはいえ疲れているでしょうし休ませてあげましょ」
「それもそうだな…ふぁぁ…」
そう言って少し冷めた朝食を食べ始めた。うん、おいしい、とたまに口ずさんでくれるのは作った側としてもうれしいものだ。
「理奈、朝食を食べ終わったら少し職員室に来てくれないかしら…?」
「なんで…あぁいや、分かった了解。これ食ったら行こうか」
ふぅん……ちょっと、できそうだったら盗み聞きしたいわね…
「ボロボロだけど、三日で見慣れるもんだなぁ…」
「そうねぇ…」
実際に、私がここに赴任してきた時よりも慣れてくるのが早い気がする。
まぁ、慣れないと死ぬような状況が続いていたので仕方ない、といえば仕方ないが。
そのまま軽い雑談をしつつ、学校としては珍しく三階に位置する職員室にやってきた。ここに来た理由はここに赴任してきた時教頭に緊急時に閲覧するように言われた緊急避難マニュアルの確認のためだ。
「確か、ここら辺に置いておくって…」
あれ?ここのラックに置いてあるって…あれ、こっちかしら?
「んあ、これか?『緊急避難マニュアル』…いかにも、って感じだな」
「あ、それね」
緊急時以外は見るな、と釘を刺されているが今がその緊急事態なので問題は無いだろう。
「で、それを私に見せようとここに?」
「ええ、これを一緒に見ていこうと思って、ね…」
そう答えてパラパラとページを捲っていく。しかし、そこに書かれていた事は私にとっても衝撃的な事だった。
あまりに少数のシェルターの収容人数、豊富に蓄えられた物資、命の取捨選択、この事態が想定されていたという事…
「うそ…そんな、そんな事…!」
「胸糞悪いな、こいつは…」
何より、本来子供達を守るべき大人がこんなモノを用意していたという事実に私は腸が煮え繰り返る思いになった。
「…慈、気持ちは分かるが落ち着け。実際に事が起こった以上たらればの話をしてもなんの意味もない。今大切なのは過去でも未来でもなく現在だ。あまり気に病むべきではない」
「ええ、ええ、そうね…使える物は全て利用させてもらいましょう…!」
「そうだな…ま、状況が落ち着いてきたら取りに行こうか」
「ええ、そうね」
そう口約束をして戻ろうとした。
「おはようございます貴依さん」
「おはよう…今何時だ…?」
疲れていたのかぐっすりだった。壁に掛けてある時計を見てみるともう10時近い。
「も、もうこんな時間か…りーさん、朝ごはんは…」
「ちゃんとありますよ。ただ、その前にめぐねえとりー先生を呼んできてくれないかしら。多分職員室に居るから…」
「分かった。呼んでくる。ふあぁ…」
欠伸をしつつ、職員室に向かう。
所々割れた窓、血のついた廊下、荒れた教室。足音が静けさの中で響く。間違いなく異常な景色だ。
その中で私は歩く。まだ少し慣れないが、物怖じする程でも無くなってきた。
職員室が見えてくると、途切れ途切れではあるものの先生達の声が聞こえてきた。
「地下シェルター…?十分な備蓄、しかも収容人数は…約15人!?」
「恐らく、この状況になった時のためのものか…しかも見ろ。抗ウィルス剤の記述がある…」
……思わず耳を塞ぎたくなるような内容だった。十分な備蓄?シェルター?抗ウィルス剤?つまり、今、私達が置かれているこの状況は…!
「そうだな…ま、状況が落ち着いてきたら取りに行こうか」
「ええ、そうね」
思わず考えすぎてしまうところだったが、近づいてくる先生達の足音と声が私を現実に引き戻す。
「(あぶない…廊下で固まっている所を見られるところだった。本題は先生達を呼んでくることなんだから…)なにやってるんd…ですか、先生」
「「!?」」
動揺には気付かれていないだろうか。少し言葉使いが崩れそうになってしまったので言葉が詰まってしまったが、二人の反応を見る限りばれてはいなさそうだ。
「ゆ、柚村、いつからそこに?」
「いつ…って、ちょっと前から居たんだけど…」
「そ、そうか…というか、なんでこんな所に?」
「いや、起きたら二人を呼んできてくれって言われたから来たんだが…」
先生の方は動揺を隠しきれていない気がする…こういうのに弱いのかな?
「それじゃあ、呼ばれた事だしミーティングにむかいましょうか」
「分かった…」
そう言って、二人は外に出ていった。
……………………
「それじゃあ、ミーティングを始めましょう。何か今日中にやっておきたい事はありますか?」
めぐねえとりー先生、それとたかちゃんが帰ってきて、ミーティングがはじまった。
「あー、それじゃあいいか?武器をある程度回収して、全員がもしもの事態に対応できるようにぐらいはしておきたいんだが…」
「まー、そうだな。さすがに戦闘が私とりー先生、強いて言うならめぐねえしか戦えないのはもしもの時に恐いしな…」
「そうだし、血とかが苦手なメンバーも血が出ないように工夫した武器だったら自衛ぐらいはできるんじゃないのかって思ってな」
それだったら私もたたかえるかも!
そう思って、すこしワクワクしているとりー先生がまた提案をした。
「もう一つ、いいか。明日まで特に何もなければ近くのショッピングモールに行きたい。この学校の中の物資だけだと限界があると思うんだ。かなり危険だから反対されるようだったらこの提案は忘れてもらっていい」
きゅうに先生がそんな事を言い出した。
「ショッピングモールに…?まあ、救助が必要な人が居ないかの確認と外部からの物資補給と考えるなら悪くありませんが…」
「私は賛成、ですかね。救助ができるならした方がいいでしょうし…」
「私もめぐねえと一緒で賛成だな。このまま学校の物資を使い続けると無くなりそうだし」
「ここの人が増えるかもしれないんだって!楽しみだねるーちゃん!」
これが、私のおもいだった。もっとここがにぎやかになればいいのに。そんな私のおもいに、るーちゃんはえがおで…
「うん!楽しみ!」
そう、答えてくれた。
「…え、私も行くんですか?」
「いや、すまないとは思うんだが…物を運ぶのには人手が欲しいし、胡桃はここいら休みなしだから休憩させておきたくてな…」
「別に私は大丈夫なんですけど、急だったので…」
今までこういった物資調達に行ったことがないので驚いてしまった。同じように初めての由紀ちゃんも驚いているのではないかと思ったが、何だかワクワクしているように見える。
「それじゃあ早速行くか。胡桃、休んでおけ」
「わかった。くれぐれも噛まれないでくれよ!」
「分かってるよ」
そう軽口を交わして理奈先生は出ていった。私達もそれに続く。
道中の元生徒達はそれなりの数が居たが、所々やりすごしたりしつつ、無事に倉庫の前に着いた。
耳を扉に当てたりして中の様子を探っているようだ。私にはそういった技能は無いので完全に任せることになる。
「まぁ、中は大丈夫そうだな。行こう」
柚村さんがそう言って、それとほぼ同時に理奈先生が扉を開けた。
「中に二体…慈は向こうの後ろを向いている奴を頼む。私はこっちのやつの相手をする」
「わ、分かったわ」
そう言って理奈先生は慣れた手つきで、佐倉先生はまだ少し慣れきっていないような動きでやつらを倒していった。
「よし、これで一応制圧はできたか…それじゃあ各自物資を探してこよう。私は何か武器になりそうな物がないか探してくる」
「は~い!」
理奈先生がそう言うと同時に皆解散し、物資を探しにいった。
30分程度探して一回集合し、集めた物資を確認する事にした。
「お、結構あったな…あ、柚村、はいよ」
「お、おう。ありがとう」
「ふぅ…結構色々とあったわね。保存食に制服の替え、調味料なんかも色々と結構…」
「みてみて~!これ!」
そう言って由紀ちゃんが持ってきた段ボールを覗いてみると、おおよそ一食分の食材が入っていた。
「これはありがたいわね。ある程度献立を考えれば済むし」
「えへへ~」
理奈先生がわしゃわしゃと帽子の上から由紀ちゃんの頭を撫でる。
いいなぁ……ハッ!いけないいけない。
他の人は…佐倉先生が紅茶やコーヒー、柚村さんがバリケード補強のための板やテープ、理奈先生が朝に言っていた武器類、そして由紀ちゃんがさっきも言った段ボール…あら?
「お、風船か…そういえばさっきヘリウムガスのボンベがあったな。折角だしその風船、飛ばさないか?」
「え!?飛ばすの!?やったぁ!」
「ゆき、もっとすることあるだろ…」
「理奈、甘やかすのもほどほどに、ね」
どうやら風船を飛ばしたいらしい…というか、そこでさらっとボンベを運ぶという選択肢が出てくるのがおかしいと思ってしまうのは私だけだろうか。
全員が持つ荷物を決めて、三階に帰ることになった。
リュックサックに荷物を詰められるだけ詰め、一部の人は手に物を持つことになった。
帰りは少しやつらが居たが行きほどではなく、柚村さんと佐倉先生の護衛だけで無事に帰ってくることができた。
倉庫から皆が帰ってきて、結構な量がある食料を使って昼食を食べた。
食べ終わって、少し休んだら新しいバリケードの設置をしようと思っていた時、急に由紀がこんな事を言い出した。
「皆!おてがみ!出さない!?」
由紀の考えは分からなくもない。実際、その手紙が届いて救助が来るんだったら万々歳だろう。いや、シンプルに手紙が書きたいだけという可能性もあるが。
その後にしっかりと全員分の紙を見つける事ができたので、皆で手紙を書き始めた。
自分の物が終わったのでなんとなーく皆がどんな事を書いているのか見てみる事にした。
大体皆性格通りの事を書いていたが、その中でも理奈先生の書いたものはなんというか、簡単に想像できそうなものだった。
『物凄く達筆』
この一言につきる。
なんというか、所作の節々から育ちの良さとかそういうのは滲み出ていたのだが、こんなところでもとは思わなかった。
その後無事に風船にヘリウムを入れて、手紙をくくりつけ空に飛ばした。
ここに居る全員と、これからこの場所に来る全員が、この悪夢から無事に抜け出すことができますようにと、願いを込めて。
「そうね理奈、確かに二階も安全にするという意見には賛成するわ。でもあなたは働き過ぎよ。明日も大事な仕事があるんだから休みなさい」
「ゑゑ!?」
わたし、わかさるり!さいきんかげがうすいきがするよ!
いまは先生がばりけーど?をおきにいくのをとめられている。わたしもあきらかにりー先生はつかれているようにみえてたから、やすんでおくのがいいとおもう。
「まあま、私も休ませてもらったんだし、今度は先生が休んどけって」
「それじゃあ、行ってきますね、先生」
「しっかり休むのよ、理奈」
「あいあい、わーってますよ…」
みんながでていくと、りー先生はきゅうにラジオをうごかしはじめた。
「なにしてるのー?」
「ん?あー、これか。何とかして音が出せないかと思ってな…む?ここ、か?」
そういってりー先生はラジオのツマミをうごかした。
『~~~~♪』
「え!?どうしたのこれ!?誰が流してるの!?」
うしろのほうにいたゆきおねえちゃんがはしってちかづいてきた。
「誰かは分からない…が、私達の他にここの外に人が居るという事が分かった。これだけでも、希望が持てる…さて、難しい話はおしまいだ。風船とヘリウムガスが余っている。折角だしこれで遊ぼう」
「「わーい!!」」
そのあと、みんながかえってくるまであそんでいた。
「ただいまー。お、楽しそうな事やってんな」
「あらあら、楽しそうね」
「あ!おかえりりーねえ!」
私達が帰ってくると、今までうんともすんとも言わなかったラジオからクラシックが流れていた。
「ラジオをやっているって事は…!」
「私達以外にも生存者が居るって事…ですね!」
そんな中、丈槍さんからこんな提案がされた。
「皆!学園生活部!つくらない!?」
学園生活部…丈槍さんの話によると、文字通り学校で生活する部活らしい。
丈槍さんによると、若狭さんが部長、私が顧問、理奈は外部顧問になるようだ。他の皆さんは生徒会室…今は学園生活部の部室か、にあった入部届を書いて私に渡して入部、となるらしい。
この提案は全員に賛成され、無事に学園生活部は結成された。
「それじゃあ私達は話したい事があるから別の部屋に行ってるよ」
そう言って恵飛須沢さん達は別室に行ってしまったし、理奈もいつの間にか居なくなっていた。
…ここに残っているるーちゃんとなんというか気まずい空気が流れているが、それ以外に何か大きな出来事はなく一日は無事に過ぎていった。
……恵飛須沢さん達は何を話しているのか。少し気になるがここで盗み聞きをする程落ちぶれてはいない、と思いたいなぁ…
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